春の北海道周遊旅行も2日目です。今日は網走から出発して知床五湖を観光し、釧路へ至るという日程です。
網走から釧網本線に乗って知床斜里へ
昨日は網走駅前の東横インに宿泊したのですが、非常によく寝れました。朝ごはんも食べ、出発予定の列車は10時半ごろ。ということでまずは網走を散歩します。
網走の5月は寒い
本当は昨日の夜に散歩したかったのですが、結局強風と吹き荒れる雨が止むことはなく、諦めていたのでした。
網走駅からは徒歩でオホーツク海に面する海岸へ行くことができます。
徒歩で行ったのですが、本当に寒い。年始のセールで購入した、ユニクロの「ウルトラライトダウン」を持ってきて本当によかった。これ、実は出発する当日の朝、念のため入れておこうって感じで入れたんですよねえ。
雨というか、雪というか、吹雪というか。よく分からないものが降っています。とにかく寒い。ということで、北海道限定のホットコーヒーをセイコーマートで購入してホテルの部屋に戻ります。あったかい。
釧網本線で知床斜里へ
ホテルに戻ったら出発の準備です。今回は5泊6日という長旅にしては極めて荷物が少ないのですぐに荷物をまとめます。10:24網走発の快速しれとこ摩周号に乗る予定なので、10時ギリギリまで部屋でゆっくりしてからチェックアウト。
網走駅も今回はさようならです。なんか、また来そうな予感しかしないのであまり名残惜しさは感じません。
今回乗るのは快速しれとこ摩周号。名前がついた快速ですが、停車駅が極めて少ないわけでもなく、車両も他の釧網本線普通列車と同じです。
釧網本線は各駅停車の列車ばかり。とはいえ、距離が長く(釧路から網走まで直通すると片道3時間程度)、駅間の距離も長いことからそれなりに快適な車両が充当されます。
オホーツク海を眺めながら列車はどんどん走って行きます。網走と知床斜里の間はオホーツク海に沿って走る部分が多いため、オホーツク海を眺めるのにはぴったり。「特急オホーツク」からオホーツク海を眺めることはできません。
知床斜里駅に到着、斜里バスで知床自然センターへ
知床斜里駅に到着です。
この列車を降りると、次の列車は6時間後。これが釧網本線の、北海道のスケールです。僕は、これはこれで味があって好き。
知床斜里駅はかなり綺麗です。駅前に斜里バスの斜里バスターミナルがあり、ここで予め乗車券を購入することができます。ただし、往復きっぷは購入できないのに加え、PayPayでの支払いは車内での支払いに限られます。
斜里バスの知床五湖いきに乗ります。知床五湖まで向かうのですが、今回は長靴を持っていません。Twitterで情報収集をしたところ、今日は天気的にないとキツいらしいので途中の「知床自然センター」で降りて長靴を借ります。
知床五湖を堪能
長靴も借りて安心となったので知床五湖を堪能します。
春の時期は自然保護やヒグマに関するレクチャーが必要
春の時期(ヒグマの活動が比較的活発でない時期)にはヒグマに関するレクチャーを受講することが必須です。ので、レクチャーを受けます。
レクチャーは約10分ですので、めちゃくちゃ長いわけではありません。ヒグマに遭遇しないために、そしてもし仮にヒグマに遭遇してしまったらどのように対処するのかなどを映像で見ます。最後に、係員の方から最新のヒグマ目撃情報が提供されます。
時期によっては、スタッフ付きのツアーでしか回れないこともあります(主にヒグマの行動が活発な時期)。今回はヒグマに関するレクチャーで回れる時期だったので、レクチャーが終わったら僕も回ります。
せっかくここまで来たんだから、大ループへ
せっかくここまできたんだから、大ループを歩きます。この知床五湖には大ループと小ループがあり、大ループは徒歩で約90分、小ループは徒歩で約40分かかります。実際に歩いてみて、大体この時間で正しいなと思いました。
小ループだとちょっと山に入れるだけで、あまりじっくり見ることはできません。小ループでは「五湖」のうち2つしか湖が見られないんですよね。これではもったいない。大ループでは五個全ての湖を見ることができます。
ヒグマが、ってレクチャーでとても言われるから、ビクビクしながら少しづつ進んでいきます。
知床五湖を満喫!
ということで、知床五湖を満喫します。大ループで歩くと順番に五湖、四湖、…、一湖と回ります。
少しづつ進んでいくんですが…なかなか雰囲気がいいですよねえ。
そして一つ目の湖、五湖に出た時の感動。これは文章では説明し難い。雰囲気はいいけれど、木に覆われた道を少しづつ進んできたら、パーっと目の前が開けて湖が現れる。この開放感というか、感動は格別です。天気は悪いですが、そんなこと関係ありません。寒くて手は動かなくなりつつありますが、それもまた関係ありません。
ということで、後ろから人も来ていないのでここでのんびりします。ちょっと湖を眺めたら次の湖へ向けて出発です。
少しづつ歩きます。でも、3つ目の池、4つ目の池と進んでいくにつれて最初ほどの感動がなくなってくるのは僕だけでしょうか。
再び釧網本線に、早い最終電車で釧路へ
今日は釧路で宿泊する予定です。ので、釧路へ向かいます。
元々計画の際に見ていたバスが夏期(7月〜8月)限定の運行だったため、少し計画が狂っていました。いきのバスの段階で気づいたのでまだいいのですが。
知床自然センターで少し待機
長靴を返却せねばならないため、一旦知床自然センターへ向かいます。知床自然センターで40分ほどバスを待ちます。
この知床自然センターはWi-Fiが速いので写真の整理などをしていました。そして、明日の計画を立てていたら時間は意外とあっという間に過ぎます。そんな退屈することはなく待つことができました。
こういう時にMacBookではなくてiPadを持ち歩いていると便利ですね。こういった公共の場のベンチでは、パソコンを開いて作業をするのも少し憚られるけれどスマホでは少し画面が小さいですから。
斜里バスで知床斜里駅へ、またまたしばらく待機
斜里バスで知床斜里駅へ向かいます。
知床自然センターから知床バスターミナルまでの間では、オホーツク海沿岸なども通過するのでなかなか景色がいい。そんな景色を眺めながら少しづつバスは進んでいきます。
バスの乗客は、途中から僕一人だけに。なんだか申し訳ないなあという感じもしながらもバスは知床斜里駅に向けて進んでいきます。
知床斜里駅に到着。ここで1時間半ほど時間がありますのでまた待機。知床斜里駅は駅舎がとてもきれいなのでありがたい。これが吹きさらしの駅だったら1時間半待機は正直しんどかったです。知床斜里駅はWi-Fiなども整備されているため、今日の記事の執筆が進みます。ある程度完成状態まで近づけてここでの作業は終わり。残りはホテルについてから作業をします。
釧網本線で釧路へ、釧路泊
釧網本線の釧路行き最終列車で釧路へ向かいます。前回の夏の北海道周遊旅行で釧網本線に乗った際、空席がなかったので少し不安。でも、比較的遅い時間だからなんとか座ることくらいはできるんじゃねえか?って思いながら列車を待ちます。
実際に乗ってみると驚くほど人は少ない。
そしてなんと、しばらく経って車内を見渡したら自分一人ではないか!こんなことが起こるとは予想だにしていなかったのでびっくりです。
ということで、記事を書いたり人と連絡を取ったりと自由な時間を過ごします。途中で2人ほど、他の乗客が乗ってきました。釧網本線が赤字路線として、廃止リストに載るのも納得できます。ただ一人の乗客も、フリーパスで乗ってしまっているんですからね。
やっとのことで釧路に到着です。釧網本線は長い。そう簡単な気持ちで乗るものではないと改めて思わされましたとさ。
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