日本一周3日目 長崎から熊本へ、そして鹿児島へ

ひとり旅
ひとり旅九州日本一周旅行日記

日本一周旅行3日目です。今日は長崎からの出発です。長崎を出発して熊本へ、そして鹿児島へと向かう予定の1日です。

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3日目の朝はのんびりとした出発

今日は昨日とは異なり、かなりのんびりした朝の出発です。長崎から博多方面の特急列車の本数が多いことに加え、朝の時間帯に混雑するのは主に下り列車、博多から長崎方面へと向かう列車です。上り列車であれば特に急いで指定席を確保する必要もないため、乗れる時間に乗るということができるのです。

ホテルでのんびり朝ごはんを食べて、のんびり出発

昨日から、コンフォートホテル長崎に宿泊していました。コンフォートホテル長崎は、特に水回りがちょっと…掃除は行き届いているのですが、塗装に割れが見られたりと、少し古さを感じさせる設備でした。

しかし、コンフォートホテルはなんと言ってもベッドがいい。コンフォートホテルは、寝具会社と共同開発したベッドと枕をウリにしている通り、寝具には力を入れています。実際、かなり寝心地がいい。今日の朝は、寝たいだけぐっすり寝ていようと思っていたので、この快適なベッドは本当にありがたい。

コンフォートホテルは、僕が把握している限りほとんどのホテルで朝食が無料です。少なくとも、僕が今までに泊まったホテルではプランに関わらず無料で朝食を食べることができます。朝食券等もありません。ビュッフェ形式で、朝からガッツリ食べることもできます。この旅では、特に後半に野菜が不足することが懸念されます。前半でしっかりとっておこう(野菜ってのは普段から食べるから身体にいいわけで、こんなの気休めに過ぎないってことは分かっていますが)。

のんびりと出発して、のんびりと路面電車に乗ります。路面電車はたった2駅です。3分くらいですが、この3分で大急ぎでe5489を使って指定席を確保します。

特急かもめで新鳥栖へ 特急かもめはA席を取ろう!

長崎から特急かもめに乗って新鳥栖へ向かいます。特急券は新鳥栖で乗り換えて熊本までの特急券を購入します。JR九州は特急と新幹線の乗り継ぎ割引がありませんが、それでも元から在来線特急の特急料金が安いのです。

昨日は「白いかもめ」で長崎まできましたが、今日は「黒いかもめ」です。元々は博多から鹿児島までの特急列車で使われていた特急車両。今回は4号車を選びました。

4号車には、なんとコンパートメント座席が。こんなのあるんですねえ。ちなみにこれは「グリーン個室」ではないみたいなので、通常の指定席特急券で乗車することができてしまいます。

僕が乗るのはもちろん、普通席です。4号車は頭上の手荷物スペースがないためか、座席間隔がかなり広くなっています。普通車なのに、足を伸ばしても前の座席まで届きません。

元々は、JR九州の看板特急・特急つばめで使われていたこともあり内装はかなり豪華です。調べたところ、4号車には元々ビュッフェがあったようです。そのため、天井もかなり高くなっているんですね。車両に乗り込むところもかなり豪華な作りになっています。トイレもかなりきれい。この特急かもめについては別途記事を作りたいと思っています。この記事に需要があるかは分かりませんが。

今回は間違えて、進行方向左側の座席を取っていました。が、正直やっぱり、長崎から博多方面へ向かうのであれば進行方向右側の座席がオススメ。途中の諫早から肥前鹿島あたりまで、特急かもめは非常に景色の良い有明海沿いを走るのですが、この間、山川の座席はただひたすら壁を眺めることになります。圧倒的に海側の方が景色がいいのです。

新鳥栖駅で乗り換えて、九州新幹線で熊本へ

以前、長崎へ来たときも長崎から特急かもめに乗って、新鳥栖に乗り換えました。その時は特急列車が遅れて、新鳥栖で走った覚えがあるのですが、今回は特に遅れていませんでしたのでのんびり乗り換えます。時間通りだと、無駄に乗り換えに時間があって逆に新鳥栖で暇だったり。

新大阪方面への新幹線がすぐに出るんですね。この新幹線、特急が到着してから1分か2分で出るので、乗り継ぎは考慮されていないように思います。一方の鹿児島中央方面は接続しているのですが、それでも乗り換えまでに30分ほど時間があります。できれば10分くらいで乗り継げるといいのになあ。

僕はJ-westカード会員のため、「eきっぷ」を使用しています。指定席と自由席で同額のため、新鳥栖から熊本までわずかな区間ですが贅沢にも指定席を利用します。九州新幹線のほぼ全ての列車と山陽新幹線内完結の多くの列車は、自由席なら2-2配列ですが指定席は2-3配列ですからね、かなり快適です。

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熊本観光をさくっと満喫

ということで熊本に到着しました。

熊本は、以前に通過はしましたが実際に降りるのはこれが初めてです。熊本城を観光しようと思っていたのですが、新型コロナウイルスの影響もあって熊本城の天守には入れません。熊本城は諦めようかなあと思っていたのですが、外からだけでもいいのでみたいから行ってみることにします。

熊本駅に到着!お腹が空いたので馬を食べる

熊本駅に到着。巨大なくまモンがお出迎えです。

熊本といえば馬。熊じゃなくて馬です。馬が有名なので、お昼ご飯に馬を食べることに。熊本駅の駅ナカでレストランを探すのですが、馬刺しを大々的に出しているお店は閉店。ということで「牛深丸」という、お寿司が専門のお店で馬をいただくことに。ここではお寿司だけではなく、というよりはお寿司として馬を出しています。馬を食べたいということで「馬ざんまい」を注文します。

冷えていて美味しい。馬肉って、卵の黄身と微妙にマッチするんですよね。これがなかなか美味しいのだ。

せっかくお寿司のお店に来たので、ただ馬肉を食べるだけではなくお寿司も食べます。何が美味しいかもわからないので、本日のネタ、的なものを注文します。美味しい。そして最後にまた、馬の、今回は握りだけのものを頼んで終了です。お腹がいっぱいになりました。これで3,000円、かなり満足です。

お昼ご飯を食べて満足。ということで熊本城へ行こうか、と思って調べていたところまさかのここまできて「新型コロナウイルス対策のため、当面は天守閣への入場不可」と。え〜という感じですが、仕方ないわけです。ということで、熊本観光もそこまで時間はかからなさそうなので、もう一つ考えていたコースへ行くことに。これは後ほど。

市電に乗って熊本城へ

市電に乗って熊本城へ向かいます。長崎も市電があったし、ここ熊本も市電があるし、今日宿泊する予定の鹿児島にも市電があるし。九州は市電がある町が多いですね。

熊本市電はルートが主に2ルートあるんですが、Aルートの方が熊本駅と熊本城を結ぶルートになります。なお、熊本市役所・熊本城は原則すべての列車が通る駅になります。

僕の地元・豊橋にも路面電車が走っていたので、慣れた路面電車の景色です。熊本市役所・熊本城の前で路面電車を降り、そこからは徒歩で熊本城へと向かいます。

熊本城は外からの観光だけでも楽しめる

新型コロナウイルス対策のため、熊本城は天守閣の開放を一時的に中止しています。しかし、熊本城の下にある店舗は営業中。さっき馬肉をたらふく食べたばっかりだったので僕は何も食べませんでした。

この商店街の一番奥に「熊本城天守閣へはこちらから」という案内があります。案内に従って熊本城の天守方面へと歩きます。が、ここ、はっきり言って結構坂を登るので大変だった。熊本城の下から、天守のそば、天守側の駐車場までは無料シャトルバスが運行されています。天守閣の観光は新型コロナウイルスの対策のために入ることができないのに、無料シャトルバスは通常通り運行されているという謎の状況。

いまだに熊本地震の影響がこうやって残ってるんですね。

加藤神社からはより近くに見ることができます。ここから見るのが、熊本城はかなり迫力がある形で見られるかな。今回は中に入ることができないので「たぶん」としかいえませんが。

熊本城を観光したので熊本駅へ帰ります。

熊本駅ではアミュプラザへ。アミュプラザの一番奥にあるCan doで買い物をします。Can doで購入したのはベルト、それから長さ調整でベルトを切るためのハサミ。ここ、熊本駅のCan doは意外と大きな店舗のため、ベルトもちゃんと売っていました。今回の旅、ベルトが必要なズボンを2足と不要なズボンを1足持ってきていたのですが、初日にベルトが不要なズボンを履いてきてしまったためベルトを持ってくるのを忘れていたんですよね。

ということで、熊本駅での用事も済ませたので、特急券を受け取って特急に乗ります。

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特急「A列車で行こうの旅」

なんの特急券を受け取ったかというと、これ。「観光特急 A列車で行こう5号」の特急券です。この特急は、熊本から三角線を経て終点の三角まで運転されている特急列車です。

特急「A列車で行こう」で三角線の旅

特急「A列車で行こう」は三角線を走る観光特急であり、唯一の三角線特急でもあります。

JR九州公式特急「A列車で行こう」

片道40分ほどの、それほど長距離を走る特急列車ではありません。そもそも三角線がそんなに長い路線ではないからです。三角線の終点・三角からクルーズ船に接続し、そのまま天草方面へと行くことを想定した観光特急です。

熊本から三角方面へ向かう特急「A列車で行こう」は1日3本ありますが、そのうちの最終列車。下り最終列車ということもありお客さんはほぼおらず、なんと2号車は独り占め。流石に1号車には何人かお客さんがいたようです。

コンセプトは「大人の旅」だそう。車内にはバーカウンターもあり、お酒も提供されています。僕は好き好んでお酒を飲むわけではないので、今回はサイダーを注文しました。100円の追加料金で果肉を入れることができます。100円ってお高いけど、観光列車だから仕方ないし雰囲気に100円払っていると思えば大した金額ではなかったので今回は入れることに。

黒い塗装の格好いい特急列車でのんびりと地元のサイダーを飲みながら優雅に過ごす時間。なかなかいいひとときです。途中で記念撮影にも来てくれます。JR九州の観光特急ではもはや定番のサービスなんでしょうか。

「御輿来(おこしき)海岸」です。見ての通り、段々となった浜辺となっているのが特徴です。特急「A列車で行こう」は、ここでスピードを落としてくれるので、じっくりと見ることも、写真を撮ることもできます。

三角に到着するも…大雨で何もできず引き返すことに

三角駅に到着です。

ここまで乗ってきた特急列車の車両は、一旦奥へ引き上げます。折り返しの準備と、その後に来る普通列車にホームを譲らねばならないためでしょう。

三角からクルーズに乗ることも考えましたが、大雨。これではクルーズに乗っても景色は楽しめないだろうとの判断から、今回はクルーズを断念することにしました。三角駅前には巨大な円錐状の展望台があります。この展望台に乗ってみることに。

ところが大雨。展望台の頂上まで行ったらすぐに写真だけ撮って引き返しました。雨がどんどん強くなってきます。仕方ない、もうこれは駅に戻って引き返すしかない。

中はこんな感じ。展望台ではあるものの内部にもスロープがあります。なかなか迫力があります。

帰りは普通列車で折り返します。ローカル線ではよくある形の列車ですね。

今夜は鹿児島中央へ

熊本からは新幹線に乗り継いで鹿児島中央を目指します。普段の僕だったら自由席を使っているでしょうが、今回の必殺技「eきっぷ」がここでも大活躍です。自由席と同額で乗ることができるので、もちろん指定席にします。各駅停車タイプのさくら号なので、熊本から鹿児島中央までは1時間弱かかります。

今回は、新幹線・特急に対しても運賃のみは有効な「ぐるっと九州きっぷ」を使用しています。在来線だけならもちろん、特急券等を購入する必要がないのですがこの先は肥薩おれんじ鉄道線という、第3セクターの路線になります。となると運賃が必要になってきます。それくらいなら新幹線特急券を買っても大して値段は変わらないし、快適だし。

新八代・新水俣あたりではかなり雨が降っています。水俣のあたりで、僕のものを含めて車内にいたお客さんのスマホがいきなり同じ音を出し始めました。一瞬、電話かと思いましたが、周りのお客さんのスマホも全く同じ音を同じタイミングで出し始めたのと、電話の着信の音量ではないほどでかい音量でした。緊急地震速報と同じシステムで、水俣市に高齢者等避難の情報が出されていました。かなりの大雨ですね。明日の行程に影響しなければいいのだけれど…

鹿児島中央駅の「ざぼんラーメン」でチャーシューメンをいただきます。博多のラーメンより太麺で、豚骨スープに脂が載っています。でも油っこさがあまりありません。これがなかなか美味しい。僕は、博多ラーメンよりこちらの方が好きですね。

ということでご飯を食べたのでちょっとだけ鹿児島市内の観光です。路面電車に乗って西郷隆盛像の方面へと向かいます。実は今日1日で、長崎、熊本、鹿児島と3都市の路面電車に乗りました。

帰りは大雨がすごかったので、もはや身体が濡れることは諦めました。ちょっとだけ歩いて天文館通りを通ります。帰りもまた、路面電車に乗って帰ります。

ホテルの部屋に戻れば、雨も知らずにのんびり。ちょっとテレビを付けるとなかなかえらいこっちゃになっています。明日はどうしよう…

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