日本一周2日目 新大阪から新幹線と特急を乗り継いで長崎へ

ひとり旅
ひとり旅九州日本一周旅行日記

日本一周旅行2日目。昨日は夜まで仕事で、仕事帰りに新大阪まで来たという感じですが、今日からついに本格的な旅行が始まりました。今日は新大阪から新幹線で博多へ、博多から特急で長崎へ、そしてちょっと早い長崎での原爆慰霊と軍艦島観光の予定です。

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快適だった新大阪のアパホテルを出て長崎へ

アパホテル新大阪タワーに宿泊

昨日の夜は新大阪のアパホテルに宿泊していました。2021年3月30日にオープンしたばかりの「アパホテル新大阪タワー」です。新型コロナウイルスの影響もあってか、かなり安く泊まることができました。

タワーって書いてあったのでそれなりに高いんだなあとは思っていました。アプリでチェックインした際に、16階と出てきたのでそんな高層階かあ…と思っていたらまさかのさらに高層階まであるじゃないか。32階まであります。

なんですが、実際に部屋のあるフロアに行ってみるとちょっと違います。少なくとも、部屋に入るまでは普通のホテルとは違います。ここ、どうも元は高層マンションだったところをまるっと1棟買い上げてホテルを経営している模様。そのため、廊下が完全に「外」になっているんですよね。でも、部屋に入るとごくごく一般的な「ビジネスホテル」という感じです。

室内は至って普通です。しかし、元々は住むことも前提として作られていたこともあり静か。そして、必要なものが全て揃っており安心です。ちなみに、元々はマンションだったとはいえキッチンなどはありません。

新大阪からみずほ号で博多へ

新大阪から博多へ向かいます。僕はJR西日本のクレジットカード「J-westカード」を持っているます。そのため、e5489ではJ-westカード会員限定で、JR九州ネット予約ではJRQカード会員限定で使うことができる「eきっぷ」が使えます。今回は、名古屋から学割乗車券を使って博多までの切符を購入しているので、特急券のみを購入できるeきっぷはかなりありがたい。

なお、この「eきっぷ」は、e5489の会員でかつJ-west会員でもJR九州エリア完結のeきっぷが購入できます。その逆もまた可能。JR九州ネット予約会員でかつJRQカード会員でもJR西日本エリア完結のきっぷが購入できます。

昨日の、たった2駅・米原から新大阪間でも自由席特急料金が2,530円もしたのに、今回はみずほ号指定席で、新大阪から博多まで乗って3,700円。なんじゃこの違いは。今日のブログ記事を書いているうちに気づいたら岡山に到着です。この先の予定を決めなきゃ、今日は泊まる場所もまだ確保できていないのだ…

ちょっとお昼寝していた広島へ。ちょっとの都会の景色を見たらまた田舎へ。広島に着く前に少し居眠りをしたので、また仕事を再開します。

徳山です。徳山は工業都市なんですね。工場が多くあり、その先には瀬戸内海を行くであろう船が。そして鉄道の大きな駅もある。先行列車がいたのか、ちょっと減速して徳山を通過、通過したらまたスピードを上げて一気に九州を目指します。山陽新幹線の際速達型のみずほ・のぞみの大部分は、広島を出たらひたすら50分近く走り続けて小倉まで行きますからね。速いです。

小倉に到着。今回の第1目的地である九州へ上陸です。

「ぐるっと九州きっぷ」を受け取って長崎へ

今日から3日間は九州を観光、ということで「ぐるっと九州きっぷ」を使います。このきっぷは連続する3日間有効で、JR九州全線の乗車券として使用できます。新幹線や特急列車にも、別途特急券を購入することで乗ることができるきっぷです。

これ以外にも、「旅名人の九州満喫きっぷ」というきっぷがあります。この「旅名人の九州満喫きっぷ」は、JR九州だけでなく私鉄線も含めて乗り降り自由となります。九州島内のほぼ全ての「鉄道」と呼ばれるものが乗り降り自由となるのですが大きな問題があります。新幹線や特急は利用できないのです。

今回は、3日間でぐるっと九州を一周したい。ぐるっと九州を一周しようとすると、どうしても特急を使わないと3日間では間に合わないのです。そのため今回は、別途特急券を購入すれば利用できる「ぐるっと九州きっぷ」を購入しました。なお、このきっぷはインターネットで予約すると500円ほぼ安くなります。ネットで決済して券売機で受け取るだけで安くなるのでぜひネットで予約することをオススメします(九州ネット予約会員の登録は年会費等は一切かかりません)。

e5489で予約した特急「かもめ」のeきっぷを受け取ります。今朝、新大阪を出る前に予約したのですが、僕が予約する時点で窓側の座席が空いていなくて…新幹線に乗ってから変更でなんとか窓側の座席を確保しましたが、それでも僕が乗る頃には、僕の座席がある号車は満席で空席なしとなっていました。特急かもめは、以前に乗った時も混んでいたし、結構混雑するんですよねえ。長崎新幹線が作られるのも納得です。

博多駅でお昼ご飯を購入しました。今日は朝ごはんを食べてから新幹線に乗って博多までやってきて、そこからまた特急に乗って長崎へ。まともに動いていないのであまりお腹が空いていません。コンビニでまたパンでも買おうかなあとか思ってコンビニ入ってみたり、でもここまで来たからちょっとはいいもの食べなきゃなって思って駅弁のお店へ行くもお腹が空いていなくてこんなにがっつりは食べられないよってなったり。

乗り換えまで時間があるので博多駅を徘徊していたら、たまたま九州ブランドのお肉を使ったバーガーを見つけました。分量的にちょっと多いかなあと思ったけど、でも駅弁よりは今のお腹の具合&気分にちょうどあっているのでこれを購入します。電車の中で食べることにします。

白いかもめ。半年ちょっと前にも乗りました。九州の特急は、東海エリアに走っている特急などと違ってかっこいいですよね。

やっぱり、そこそこ埋まっています。ので、博多駅で購入したお昼ご飯ももう少ししてから食べることに。途中の佐賀あたりから少しづつ下車していく人が出てきます。もちろん、一番多いのは終点長崎まで行く人ですが、少しづつではあるものの減っていきます。

隣の人も途中で降りて行ったのでお昼ご飯を食べます。

九州ブランドの牛、宮崎牛を使ったバーガーです。なんだか、丸いバーガーが中に入ってるというのを想像していたのですが、ガッツリ箱に目いっぱいバーガーが入っていました。それも結構お肉が大きい。ケッチてないですね。

ちょっと手が汚れそうになりながらも、なんとか切り抜けて…食べ切りました。めちゃくちゃ美味しかった。牛の質が、コンビニで買うものとは全然違う。厚みがある、なのにちゃんと噛み砕けます。そして周りのパンも安物に見えたのですが全然違う。ちゃんとした食パンです。美味しい。

ちょっとだけ手が汚れたというか、油がついてしまったのでお手洗いに手を洗いにいきます。後ろの号車、自由席の方に行ったのですがなんと自由席の方が圧倒的に空いているじゃないですか。指定席の乗車率が、始発時点で100%、そして諫早あたりまで来ても80%程度なのに対し、自由席は30〜40%といったところ。指定席捨てて自由席でもいいなあと思ったりして。今回使ったeきっぷでは指定席と自由席が同額ですが、同額で無割引の自由席特急券と同じです。ので、次は普通に切符を買ってもいいかも。そしたらいつも使っているクレジットカードで決済できますから。

有明海を臨みながら、お昼ご飯を食べてのんびりしながら、少しづつ長崎へと近づいてきます。

長崎に到着です。9ヶ月ぶりの長崎。9ヶ月前に長崎に来た時も駅は工事をしていましたが、まだ工事をしています。長崎新幹線がまもなく開業するということで、工事がかなり急ピッチで進んでいます。

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軍艦島へ、上陸できないものの周遊クルーズ

今回の日本一周旅行では、軍艦島へ行きたいと考えていました。軍艦島は台風接近の影響で桟橋を撤去しているため上陸できないことに…残念です。以前いった時も桟橋は故障と書いてありましたが、その教訓から、今では台風が接近した場合は撤去してしまうそう。

軍艦島クルーズの見所は軍艦島だけではない!

今回は軍艦島には上陸できませんでしたが、軍艦島クルーズの見所は軍艦島だけではありません。軍艦島へ行くために、長崎の港を出港した直後から見所が多くあります。今回は、覚えている範囲ではありますが可能な限り軍艦島以外の魅力にも触れていきます。

今回はこちらの軍艦島デジタルミュージアムが運営する軍艦島クルーズに搭乗します。受付は軍艦島デジタルミュージアムまで行かなくてはならないので注意が必要です。

写真中央の船に乗る。結構でかい。

今回はこちらの船に乗ります。結構でかい船です。優先搭乗なるものがあり、デジタルミュージアムとのセットのチケットを購入すると先に乗ることができます。ただ、8割くらいのお客さんが優先搭乗だったので優先として成り立っていないのと、優先ではなく最後の2割だった僕でも、いい感じの席を確保できたのであまり無理することはないと思います。

世界遺産・ジャイアント・カンチレバークレーン

こちらは「ジャイアント・カンチレバークレーン」と呼ばれる超大型クレーン。現存するのは珍しいそうです。これもまた世界遺産に登録されています。

ヴィーナス・ウイング

国道が走る巨大な吊り橋。水面から橋までの高さでは日本一だそう。これだけ高い橋を作るのにはそれなりに理由があり、ダイヤモンドプリンセスをはじめとした超豪華大型客船が下を通過できるようにするためにこれだけ高い橋がかけられたんだそうです。へえ、納得。

そしてそれだけではなくて、この橋、軍艦島の幅とほぼ一致するらしいんですよね。確かに、軍艦島はでかい。小さくはない。けど、ここに5000人っていうと…結局ぎゅうぎゅう詰めだったことに変わりはないのか。

続いて見えてくるのが長崎造船所の現役クレーン。写真で見てもよくわからないし、船から見てもよくわからないのですがめちゃくちゃでかい、らしい。具体的には、クレーンの上の部分にある三菱のロゴ、ここの下地になっている白い長方形が大体テニスコートと同じくらいのおきさ。なんか、もはやスケールデカすぎてわかんねえ。

写真で黄色い柱の船のすぐ左に見える、水色の建物が小菅修船場跡

さらに、「小菅修船場跡」も見ることができます。名前の通り船を修理したりするための工場の跡です。

外洋へ 軍艦島の周りをぐるっと一周

今回は軍艦島に上陸できないので、軍艦島の周りをぐるっと一周します。

軍艦島の方、沖合まで出ると海の水もだいぶきれいになっています。当然っちゃ当然ですが、今では無人島となった軍艦島からもゴミなどは排出されません(昔はボタなどを海に破棄していたようです)。

軍艦島です。一番左側の建物が、無人化した様子を表していますね。通称軍艦島こと、端島は1974年に閉山・全住民の退去によって無人島となりました。こんな巨大建造物の先に光が見える。廃墟として光がこちらまで通ってきている。なかなか見られない光景です。

軍艦に見えなくもない軍艦島の絵

ここから見ると、確かに軍艦に見えなくもないですね。

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長崎平和記念公園へ

軍艦島の観光を終えたということで、続いては長崎の平和記念公園へと向かいます。広島の原爆資料館は過去に2回ほどいった事があるのですが、長崎の平和資料館にはいったことがありません。

平和資料館は充実した展示もショッキングな内容もある

平和資料館はかなり充実した内容となっています。広島の平和資料館に比べて、大型の展示が充実しているように思います。具体的には、足が折れ曲がってしまった小学校の貯水タンクがそのまま移設されてきていたり、浦上天主堂にあった像もそのまま移転してきていたり。また、広島ではなかったラジオゾンデがここ長崎には展示されています。

もちろん、被爆した小物も置いてあります。これは広島と一緒。しかし、ちょっとショッキングというか、そういう絵もそれなりにあります。具体的に言ってしまえば、焼け焦げて亡くなった人の写真などが掲示されているのです。これは見ると、うっとなる人も中にはいることでしょう。しかし、これが現実の原子爆弾です。

原爆投下の地へ、平和記念式典を前に準備が行われている平和記念公園へ

原爆資料館をひと通り見終わったので、原爆が投下されたその地へ行きます。広島と違って、原爆ドームのように特別建物が残されているわけではありません。しかし、ここに投下された、という碑が建てられています。

ここの碑で手を合わせます。つい先ほど、原爆資料館で原爆投下直後の悲惨な状況を見てきたので…他にも手を合わせている人が何人かいました。

最後に、平和記念式典が行われる平和記念公園へ。ちょうど3日後に平和記念式典を控えていたので、テントが張られていたりと準備が進んでいました。テントが張られていても、当日でなければ原則、中に入ることができます。

平和記念式典は、知事や市長、そして総理大臣も参列するため周りには柵が張られます。そして金属探知機等が設置される場所も用意されています。

平和記念式典が行われているあの場所を、こっちから見ることって滅多にないですよね。

ということで、原爆関連の観光を終えたので今日のホテルへ向かいます。

夕食はレモンステーキ、そして今日は長崎泊

夕食はレモンステーキを食べることに。夕方になってそれなりに涼しくなってきたので、今夜泊まるホテルがある大波止方面からのんびりと歩いて長崎駅のアミュプラザに向かいます。

アミュプラザの5階にあるレストラン街でレモンステーキをいただきます。レモンステーキは、厳密にはここではなく佐世保の名物らしいのですが、まあそれはいいでしょう。

ちょっと増量バージョンを注文しました。美味しいです。普通のステーキとは違って、レモンが乗っていることによって味に締まりが出ます。ちょっと重たいステーキが、レモンによってやや軽めになる。レモン汁だけでこんなにも違うんですね。

長崎駅から大波止までは路面電車でも2駅。歩ける距離なので帰りも歩くことにしました。ということで今日は長崎の「コンフォートホテル長崎」に宿泊です。

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