自然が豊かな四国に来たら、ここだけは逃せない!というのが大歩危。大自然を満喫したいけど、時間がないからなあ…という場合でも、アクセスがとてもいいから大丈夫。四国を観光するなら外せないスポットです。
自然が作った川の絶景、上から眺めててもいいけど下から眺めるのも絶景!
大歩危の遊覧船で、大歩危狭を下から堪能!
徳島県の観光地として名高い大歩危。今では国道があり鉄道も通っているものの、元々は非常に険しい山地であり大幅で歩いても危険、小幅で歩いても危険ということから「大歩危」「小歩危」と名付けられたそう。
今回はそんな大歩危の観光船に乗ります。
「レストラン大歩危まんなか」から乗船できます
大歩危の観光船は「レストラン大歩危まんなか」から乗ることができます。レストランですが、実際のところ現地は、レストランというよりはお土産屋さんって感じ。
僕たちは先ほど紹介した「四国まんなか千年ものがたり」に乗車する予定だったので、この「レストラン大歩危まんなか」では食事は取りませんでした。
運賃は、大人が1200円、子供が600円です。「レストラン大歩危まんなか」に乗船券売り場がありますので、そこで購入できます。クレジットカードでの決済ができるのは加点ポイント。ちなみに、後からカードの履歴を確認したらレストランになっていました。
往復約30分で大歩危の清流を堪能
大歩危遊覧船は、往復約30分。片道ってのはありません。
乗り場から少しづつ川を下って大歩危を堪能、そしてまた戻ってきます。
乗船定員は25名ですが、意外と人は多く、15分くらいで定員がいっぱいになりました。1名でも運航しますが、ある程度人が集まってから運航されます。待たされても30分くらいです。
よっぽどの悪天候でなければ川は静かです。山間の、谷間にある川なので荒れることは滅多にないのでしょう。「川下り」というとイメージするような、遊園地のアトラクションにありそうな大荒れの川ではありません。もしそうだったら、おそらく川を登って帰ることは出来ないでしょうしね笑
非常に川が透き通っています。深さは結構ありそうなのに、底まで見えるのはすごい。途中でスタッフの人が色々と案内してくれます。
四国の自然を楽しめる場所に、それもなかなか手軽にアクセスできる。レンタカーで四国を回る人が多いでしょうが、今回僕たちは電車で回っていました。電車でも手軽にいくことができるのがこの大歩危。
他にも四国で、レンタカーなしでも行くことができる絶景スポットといえばこちらの「父母ヶ浜」。こちらは大歩危と違って夕方の時間に行くのがオススメ。
僕たちは電車の予約の都合上できなかったのですが、朝の「四国まんなか千年ものがたり」の予約が確保できたのならば、
- 朝、岡山or高松or松山or琴平など、駅近の場所から出発
- 多度津から「四国まんなか千年ものがたり」で大歩危へ
- 大歩危を観光
- 特急「南風」などで多度津へ
- 多度津で乗り換えて、父母ヶ浜(最寄り駅は「詫間」)へ
- 父母ヶ浜を満喫
- 電車で岡山or高松or松山or琴平などへ行って宿泊
- または、電車で岡山へ、そこから新幹線を使って帰路へ
っていう感じのスケジュールが組めたら最高なんじゃないかなって思います。
大自然を感じられる「大歩危・小歩危」へのアクセス
北海道と似たところがあって自然が豊かな四国。
ただ、北海道には広い土地に開けた感じの絶景が多いのに対し、ここ四国は山間などの絶景が多いって感じ。北海道と違ってやや狭い、狭い範囲に絶景があります。
大歩危へのアクセスは車やツーリングが多い、けど電車でも行けて便利!
そんな四国のちょうど真ん中あたりにあるのが「大歩危」と「小歩危」。先ほども書いたように、今ではJRが通っておりアクセスもいい場所です。
大歩危周辺は、道の駅などもあり車で来ることが想定されているようです。道の駅には、バイクで来ている人たちもいました。大自然を楽しみながらツーリングするにはちょうどいい場所なんでしょう。
今回紹介する「大歩危観光船」も、車できているお客さんが多かった印象です。
しかし僕たちは今回、「どこでもドアきっぷ」を使って四国を回っていたので大歩危までは電車で行きました。大歩危駅は特急も停まる駅なので便利。11時ごろに大歩危駅に到着する特急で大歩危へ向かったのですが、同じ特急を大歩危駅で降りた乗客は15名ほどだったと思います。山登りを想定した荷物を持っている乗客も多かったので、皆が皆、大歩危観光船に乗りに行く訳ではないと思います。
特急に乗れば高松からは1時間20分、岡山からでも1時間40分ほどです(朝夕の時間帯以外は、高松方面へは多度津で乗り換えとなります)。
電車で行くなら、大歩危駅からバスもあるけど歩ける!
大歩危駅からは徒歩で20分ほど、バスでは5分ほどです。
僕たちは行きはバスで、帰りは徒歩で帰ってきました。帰りは、簡単に言えばバスの本数がなかったのでバスで帰ることに。バスの時刻表がこちら↓
https://yonkoh.co.jp/wp/rosen/timetable/05oboke_iya.pdf
そしてバスの運賃表がこちら↓
https://yonkoh.co.jp/wp/rosen/fare/oboke_iya2.pdf
このエリアのバスは、全てのバスが通る祖谷大橋ー大歩危狭間でも1日あたり7本しかバスがありません。
僕たちは本当は、大歩危のかずら橋にも行きたかったのですが、本数がなく… 今回は諦めることにしました。僕たちが乗ったバスも、僕たち以外には1人しか乗客がいなかったのでバスの本数が少ないのも致し方ないことだとは思いますが。
帰りは観光特急「四国まんなか千年ものがたり」で
大歩危まで、行きは特急南風で行きました。
帰りは特急南風ではなく、JR四国ご自慢の観光特急「四国まんなか千年ものがたり」に乗車。
2号車はソファになっており、僕たちは今回、この2号車の座席を予約しました。いっちばん残念だったのが、食事の予約が出来なかったこと。
これ、本当にオススメです。僕たちは帰りの「四国まんなか千年ものがたり」を予約しましたが、もちろん往路便もあります。ただ、往路(午前・多度津→大歩危)の方が予約が取りにくかった印象。まあ、大歩危→多度津でも予約が取りにくいことに変わりはありませんが。
ちなみに、大歩危と小歩危を両手に見ることができるのはJRだけです。僕たちは、ここ大歩危を観光した後「四国まんなか千年ものがたり」に乗車して多度津へ戻りました。この「四国まんなか千年ものがたり」では、大歩危と小歩危の、ちょうど境界に位置する橋を通るときにかなり減速してくれます。
ここ、大歩危へ電車で行くなら「四国まんなか千年ものがたり」は是非とも乗ってみたい列車!詳しく解説をしています。
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