絶対に乗りたい観光列車はどれ?!JR四国を中心に充実する四国の観光列車一覧

四国
四国鉄道

関西圏などからは比較的手軽にいくことができる四国。北海道と並んで自然が豊かで、楽しむことができる観光「エリア」です。

そんな四国、周るならやっぱり鉄道が必須ですが、JR四国をはじめとしてたくさんの観光特急が走っています。四国の観光特急もまた、多くて何が何だか分からないですよね。ということで、今までの九州や東海と同様、四国の観光特急もまとめていきたいと思います。

観光列車・キャンペーン :JR四国
JR四国の公式サイト。列車の運行・時刻表・駅の情報や、おすすめ列車の旅情報をご案内。企業・採用情報もご覧いただけます。

↑JR四国の観光特急の公式サイト

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JR四国の看板列車 ものがたり列車

JR四国といえばやっぱり「ものがたり列車」。この「ものがたり」列車は、豪華な内装に加え、地元沿線住民の歓迎などを受けながら走っていきます。ひたすら「スピードを出してどんどん進んでいく」特急列車とは一線を画しています。僕も「四国まんなか千年ものがたり」に乗車しましたが、今までいろいろ乗ってきた観光列車の中ではダントツでした。

四国まんなか千年ものがたり

四国の真ん中にある観光地「大歩危」と四国の玄関口・多度津を結ぶのがこの「四国まんなか千年ものがたり」です。高松から多度津・琴平あたりにかけてはこの観光特急の猛アピールといった感じ。

四国まんなか千年ものがたり
もはやこの写真は何回使ったか…というくらい使いまくっている写真(2020年12月)

この「ものがたり」列車、観光特急とか言っておきながら全然特急じゃないのがとてもいい。途中で、後続の特急に2本か3本ほど追い越されます。

四国まんなか千年ものがたり
2号車はソファ席となっている

2号車はソファ席となっており、僕たちはたまたまここの予約が取れたのでここを使いました。詳しくは記事を作成しましたのでこちらをご覧ください。

「四国まんなか千年ものがたり」

運行区間:大歩危=琴平・多度津

料金:通常の運賃+特急列車グリーン車指定席料金(+お食事代金)

伊予灘ものがたり

続いては「伊予灘ものがたり」。名前の通り、伊予灘方面を走る観光特急です。途中、海の景色が綺麗なことで有名な下灘駅にも停車し、写真撮影の時間があります。

この下灘駅は一種の観光地となっています。今ではダイヤが変更され、この下灘駅を楽しめる時間が長くなっています。

伊予灘ものがたり
2021年10月 下灘駅にて

外観・車内ともに、他の「ものがたり列車」と同様落ち着いた雰囲気。JR四国の「ものがたり」列車はそれが好きです。僕の地元・近鉄のように派手にしちゃわないのが僕は好き。

グループでの利用に加え、ひとり旅でも利用できるよう配慮された席もあります。

なお、2021年12月に、「四国デスティネーションキャンペーン」の閉幕と同時に引退することが決まっています。今後、現在の2両編成から3両編成へと増やされ、2022年春に再度デビューするそうです。

「伊予灘ものがたり」

運行区間:松山=八幡浜

料金:通常の運賃+普通列車グリーン車指定席料金(+お食事代金)

志国土佐時代の夜明けのものがたり

続いては「志国土佐夜明けものがたり」。

江戸時代から明治時代への「夜明け」をイメージした作りになっています。外観は非常に落ち着いた茶色を基調としています。

志国土佐時代の夜明けのものがたり
公式サイトから引用

海岸を走り、これまた絶景を楽しむ事ができます。車内はひとり旅でも利用できるようになっていて、一人での利用にもおすすめできます。

志国土佐時代の夜明けのものがたり
公式サイトから引用

公式サイトもかなり凝っています。せっかくですので、公式サイトもご覧ください。

高知を走る観光列車「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」 - JR四国
高知から窪川を走る観光列車、「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」。時代を変えた土佐の偉人と彼らが思い描いた日本の未来、そして彼らを支えた女性たちに思いを馳せながら、スケールの大きな高知の自然と風土、土佐流のおもてなしを満喫する列車旅です。

「志国土佐時代の夜明けものがたり」

運行区間:高知=窪川

料金:料金:通常の運賃+特急列車グリーン車指定席料金(+お食事代金)

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トロッコはJR四国だけでなく、伊予鉄道にも

四国はさらに、豊かな自然を生かして「トロッコ」も数多く運転しています。

瀬戸大橋 アンパンマントロッコ

名前の通り、瀬戸大橋をトロッコで渡る事ができるのがこの「瀬戸大橋 アンパンマントロッコ」。瀬戸内海を、トロッコで渡る事ができるなんてロマンありますよね。

瀬戸大橋 アンパンマントロッコ
公式サイトから引用

JR四国はアンパンマンとタイアップした列車を数多く走らせています。子供にも列車旅を楽しんでもらおうという事ですね。他のアンパンマン列車についても後ほど詳しくご紹介します。

「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」

運行区間:岡山=琴平・高松

料金:通常の乗車券+グリーン車指定席料金

藍よしのがわトロッコ

続いてご紹介するのは「藍よしのがわトロッコ」。「藍」がメインになっているので、他のトロッコと比べて落ち着きのある外装です。実際に、2021年10月に乗ってきました。

藍よしのがわトロッコ
阿波池田駅にて

阿波池田駅から徳島駅まで、吉野川沿いを走るトロッコ列車です。

藍よしのがわトロッコ
吉野川沿いを走る

四国では四万十川と並んで有名な川、吉野川の流域をゆっくり走っていきます。阿波池田から徳島までを走る観光客向けのトロッコ列車です。阿波池田または徳島まで行くのがちょっと大変なのでそこはうまく考えましょう。大阪から南海電鉄で和歌山港へ、そこから南海フェリーで徳島へ渡ってからこの電車に乗るってルートがいい感じじゃね?って思ったり。

「藍よしのがわトロッコ」

運行区間:阿波池田=徳島

料金:通常の運賃+座席指定料金(おとな530円こども260円)

予土線 しまんトロッコ

続いては「しまんトロッコ」。JR四国の中でも、やや早い時期からあるトロッコ列車です。

トロッコ列車の「トロッコ」の部分はそんなに長くありません。短い車体です。もともと、石炭などを運ぶトロッコ列車を改造したそう。

予土線 しまんトロッコ
公式サイトから引用

「ものがたり」シリーズもそうですが、JR四国は本当に列車を魔改造しますね。ものがたり列車も元々はローカル線用の普通列車の車体です。これを改造したもの。こちらは先程の「藍よしのがわトロッコ」よりさらにアクセスが悪いのでうまく考えてください笑

「しまんトロッコ」

運行区間:宇和島=窪川

料金:通常の運賃+座席指定券(おとな530円こども260円)

坊っちゃん列車

さて、四国で唯一の「私鉄」の観光列車です。それが、松山で路面電車を運行する「伊予電鉄」が運転している「坊っちゃん列車」です。

実はこんな田舎、なんていったら失礼ですが、意外と大都市圏ではないところに走る「伊予電鉄」さん、日本の私鉄としては二番目の歴史を誇るそう。

そんな「歴史ある私鉄」であることを活かして運転されているのがこの「坊っちゃん列車」です。

坊っちゃん列車
公式サイトから引用

写真を見てもらってわかると思いますが、何と路面電車が走るところにちっちゃなSLが走っているのです!そして客車も当時のものが再現されています。是非とも乗ってみたい、ロマンある列車ですね。

「坊っちゃん列車」

運行区間:道後温泉=松山市・古町

料金:大人 1,000円/小児 500円

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JR四国には、ホビートレインに加えアンパンマンとのタイアップ特急も

さて、内装・路線等含めて「観光」を非常に意識した列車をここまでで紹介してきましたが、最後は地元の足ともなっている列車。JR四国はさまざまな列車を走らせていて、子供でも楽しめるような列車も多くあります。

予土線 ホビートレイン次男・三男

まず一つ目が、予土線のホビートレイン。「長男・次男・三男」なんて、三兄弟になっています。実は、「長男」はすでにご紹介した「しまんトロッコ」。それ以外にも、三男がこの列車。

予土線 ホビートレイン次男・三男
公式サイトから引用

何と、外装が新幹線を真似した形になっているんです。何とも発想が面白いですよね。現在の4島のうち、唯一新幹線が走っていない四国にも新幹線が走っているのです。

「予土線 ホビートレイン」

運行区間:宇和島=窪川

料金:乗車券のみで乗車可能

アンパンマン列車

先ほども少し書きましたが、JR四国はアンパンマンとのタイアップをしています。そして、アンパンマン列車なる「アンパンマン」塗装の特急を多くの路線で走らせています。

アンパンマン列車
特急南風アンパンマン号(高知駅にて)

実際に四国へ行ってみるとわかるのですが、どこへいってもこの「アンパンマン塗装」を目にします。ほぼ全ての種類の車両がこのアンパンマン塗装にされており、狙えばどこの路線でも乗る事ができます。

アンパンマン列車

運行区間:JR四国のほぼ全線

料金:通常の運賃と特急料金

今回はJR四国の観光列車を一挙紹介してきました。

鉄道での四国周遊の旅を計画していますので、また実体験も踏まえて書きたいと思いますのでお楽しみに!それでは。

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