公共交通が少ない場所に行く際に使いたくなるクルマ。自由度が効くことが魅力ではあるものの借りるための手続きが煩雑。また、レンタカーの店舗が近くにない。
日本全国をくまなく旅行した僕が辿り着いたのは「カーシェア」。車を好きな場所で、好きな時間に借りられます。そしてガソリンを満タンにして返す必要もない。レンタカーより圧倒的に自由度の高いカーシェアについて紹介します。
レンタカーと比較して便利なタイムズかーシェア
タイムズかーシェアは、レンタカーと比較して圧倒的に便利です。レンタカーと比べて便利なポイントを解説します。
予約はネット・アプリから 利用開始もアプリから
予約はネットやアプリから可能です。これは今どきのレンタカーと一緒。
さらにそれだけではなく、利用開始もアプリから可能です。通常のレンタカーであれば、お店へ行って対人で手続きをする必要がありますがカーシェアはそれが不要。
予約はネットから可能です。マイページへ行くと予約ができます。
右側に空き状況が表示されており、左側で予約情報を入力します。
予約情報の確認をします。レンタカーと異なり、料金の支払いは利用が終了したタイミングで行います。カーシェアは、予定時刻より早く返却した場合、返却以降の時間は課金されません。そのため、長めでとっておくのが便利です(あくまで次の利用者に迷惑をかけない常識の範囲内で)。
そしてなんと便利なのが、マイページからあらかじめカーナビの目的地をセットすることができます。乗車した後「予めセットした目的地に行きますか?」と表示されるため、はい、を押すと予めセットした目的地をカーナビにセットしてくれます。
圧倒的多数のカーステーション 好きな場所で借りられる
僕がタイムズカーシェアをオススメする最大の理由はそのステーション数です。ステーションとは、車を借りられる場所です。
タイムズカーは2022年6月時点で、13,500以上ものステーションを全国に有しています。自分の家の近くにあるか否かは上記公式サイトから検索できます。
新幹線停車駅や主要な特急列車など停車駅の近くではほとんどステーションがあります。自由度がとても高く、借りたい時に借りたい場所で借りられるのが魅力です。
参考までにカーシェアのステーション数を掲載しておきます。タイムズカーが圧倒しているのがお分かりいただけると思います。
カーシェア運営会社 | 2022年3月 | 2022年4月 | 2022年5月 | 2022年6月 | 増減数 | 対2022年3月増減率 |
---|---|---|---|---|---|---|
タイムズカー | 13,354 | 13,520 | 13,501 | 13,543 | +189 | 1.4% |
カレコ | 3,174 | 3,189 | 3,194 | 3,226 | +52 | 1.6% |
オリックスカーシェア | 1,652 | 1,646 | 1,634 | 1,632 | -20 | -1.2% |
カリテコ | 374 | 371 | 368 | 366 | -8 | -2.1% |
ホンダエブリゴー | 146 | 148 | 147 | 145 | -1 | -0.7% |
タイムズかーシェアの料金体系 ガソリン給油の必要がない!
タイムズカーの料金体系について。詳しくは公式サイトをご確認ください。また、今後変更になる可能性もあります。
タイムズカーシェアの料金体系は次のようになっています。原則、15分単位で夏季さんれますが、6時間、12時間などに最大料金が適用されます。この最大料金の時間まではどれだけ使っても同じです。
ガソリン代の肩代わりとして「距離料金」というものが設定されています。6時間以内での利用ではかかりませんが、6時間を越える利用の場合、利用開始時点からの走行距離に応じた「距離料金」がかかることになります。
料金 | ベーシック | ミドル | プレミアム |
---|---|---|---|
時間料金 | 220円/15分 | 330円/15分 | 440円/15分 |
6時間まで | 4,290円 | 6,490円 | 8,690円 |
12時間まで | 5,500円 | 7,700円 | 9,900円 |
24時間まで | 6,600円 | 8,800円 | 12,100円 |
36時間まで | 8,800円 | 11,000円 | 17,600円 |
48時間まで | 9,900円 | 13,200円 | 20,900円 |
72時間まで | 14,300円 | 18,700円 | 27,500円 |
以降1日毎 | 5,500円 | 6,600円 | 7,700円 |
ナイトパック | 2,640円 | 3,960円 | 5,280円 |
利用料金の概要はこの表のようになっていますが、変更される可能性があります。
レンタカーと比べて変更やキャンセルなどが自由 学生用プランは月額費用が無料
カーシェアの特徴は、レンタカーと比べて自由度が高いところです。自由度の高さがとても魅力です。
レンタカーと比べて自由度の高いカーシェア
カーシェアはレンタカーと比べて自由度が高いです。
レンタカーは予め予定を決め、そしてレンタカーの店舗へ行くための電車や飛行機の時間なども決めます。普通、数日前までには予約します。そして当日は店舗窓口へいき、そこで運転免許証などを提示して車を借ります。最後に、ガソリンを満タンにして店舗窓口で返却します。
カーシェアは加入時に店舗に行く必要があるものの、それ以降は全て無人での対応となります。スマホで予約してスマホで利用を開始する。返却も所定の位置に戻したらスマホで手続き。圧倒的に便利です。
タイムズカーシェアでは保険も不要!
タイムズカーシェアでは保険も不要です。タイムズカーシェアでは、保険が予め利用料金の中に含まれているのもまた大きな魅力です。
詳しくは上記の公式サイトをご確認ください。
最近では走行距離に応じて課金される保険もありますが、タイムズでは元々そういうシステム。逆に利用していない時期の保険まで支払わなくても良いという魅力があります。
学生なら月額費用は無料!月1回でも利用するなら実質無料!
学生なら月額費用は無料です。さらに、月1回でも利用するのであれば実質無料で利用できます。
学生プランがあり、月額費用は完全に無料で利用できます。また、一般の利用であっても月額880円は、初回利用時に割り引かれます。つまり、1ヶ月間全く利用しなかった場合しか月額料金がかからないのです。
毎月最低でも1回は使う場合は、契約していて損はないでしょう。
レンタカーとは違うところも
最後にカーシェアとレンタカーの比較です。一長一短あり、双方をうまく使い分けるのが良いでしょう。
レンタカーとカーシェアを比較
レンタカーとカーシェアを比較すると次のようになります。
比較項目 | タイムズカーシェア | タイムズレンタカー |
---|---|---|
貸し出し可能時間 | 2時間から 原則15分単位 | 3時間から |
利用開始・終了時間 | 24時間 | 店舗営業時間内 |
ガソリン代 | 不要 | 必要 |
対人の手続き | なし | あり |
月額料金 | 一般:月額880円 学生:0円 | 0円 |
車の乗り捨て | 一部ステーションで可 | 可能 |
距離料金 | 必要 | 不要 |
カーシェアの魅力はやはり、自由度が高いところです。24時間出発可能、ガソリンを入れる必要もないのです。
ただし、数日間にわたって利用する場合、カーシェアよりレンタカーの方がお得になります。ここは自分で判断し、長期間の利用であればレンタカーにシフトする方が良いでしょう。
乗り捨てはできるようになりつつあるがどこでもできるわけではない
タイムズカーシェアでは最近、乗り捨てができるようになりつつあります。特に空港周辺のステーションなどでできるようになってきました。
空港まで、公共交通機関を使っていくのは荷物が多くて大変…乗り換えが…という場合、近くのステーションで車を借りて空港で返却、ということができるようになりつつあります。
しかし、まだ乗り捨てのシステムは発達していません。例えば県境を跨ぐような長距離の乗り捨てはできません。
レンタカーとうまく使い分けよう
結論、レンタカーとうまく使い分けるのがベストです。僕の判断基準として、
- 1日以内であれば原則カーシェア
- 1泊以上するのであればレンタカー
という使い分けをしています。双方にメリットとデメリットがあるので、うまく使い分けられるようになると、もっと自由に旅行することができそうです。
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