沖縄旅行でレンタカーは必要か 期間・目的や行き先別で解説

沖縄
沖縄

日本の最南端にあり、日本人にとっては「国内で楽しめるリゾート地」として人気の沖縄。沖縄観光をすることにしたとき、1つ問題になるのが「レンタカーが必要か」ということ。

過去に5回以上、沖縄に足を運んだ経験から、「沖縄旅行でレンタカーが必要か否か」について解説します。

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沖縄でレンタカーを借りるか否か

まず初めに、沖縄の魅力とレンタカーを借りるか否かについて解説します。

海を楽しむことができる国内リゾート地・沖縄

沖縄は四方を海に囲まれています。四方を海に囲まれた都道府県は北海道と沖縄だけ。沖縄は特に、海を楽しむことができるリゾート地です。

沖縄観光で最初に目的地となる沖縄本島にも、各地にビーチがあります。ビーチで泳いだり、ビーチを眺めながらバーベキューをしたり、沖縄は「沖縄ならではのリゾート体験」ができる場所です。

海を楽しむことができる国内リゾート地・沖縄
海を楽しむことができるリゾート地・沖縄

日本人にも人気のリゾート地でありながら、公共交通機関は貧弱であると言わざるを得ない。そんな沖縄でレンタカーを使うか田舎について考えます。

初めての沖縄なら、3日程度がレンタカーの分岐点 どこへいきたいかも考えよう

僕の経験から端的に説明します。初めての沖縄で、とりあえず有名なスポットを回ってみたいのであれば、3日がレンタカー有無の分岐点になると考えます。

沖縄に初めて行く場合、ほとんどの方は那覇を中心に観光するでしょう。那覇の観光は概ね、2日〜3日程度あれば終わるので、これ以上の場合は、那覇から少し離れてみたいと感じるでしょう。

次の節で解説しますが、那覇都市圏には沖縄都市モノレール「ゆいレール」があります。ゆいレールを使えば那覇市内に限っては有名な観光スポットは概ねカバーできます。ゆいレールを中心にカバーできるエリアは概ね、2日〜3日で観光できるエリアだと考えます。

初めての沖縄なら、3日程度がレンタカーの分岐点 どこへいきたいかも考えよう
目安として3日程度が分岐点

那覇エリアを観光する場合、レンタカーありでは厳しいところがあるでしょう。那覇周辺は慢性的に交通渋滞が発生しているため、「車で行くより歩いて行ったほうが早い」なんてことはザラです。以前バスに乗った時、交通渋滞により普通に40分ほどバスが遅延してきたことがあります。運転手さんが悪いのではなくて、沖縄・那覇とはそういう場所です。

ということで、「初めての沖縄、とりあえず那覇周辺などの有名観光地を回りたい」という場合は、2日〜3日程度を分岐点とし、レンタカーを借りるか否かを考えると良いでしょう。

鉄道は那覇のモノレールのみ それでもバスが充実する沖縄

先ほども少し触れましたが、沖縄には鉄道が1つしかありません。沖縄都市モノレール「ゆいレール」だけです。元々あった鉄道、いわゆる「電車」「汽車」が沖縄戦で焼かれてしまい、復旧されなかったという歴史があります。

慢性的な交通渋滞が発生する那覇市内では、自動車を使うよりモノレールを使った方が便利です。ゆいレールは那覇空港にも乗り入れており、空港から各地へのアクセスにも便利です。

ゆいレールには1日乗車券や24時間乗車券もあるほか、2022年には交通系ICカードも利用できるようになり、大幅に利便性が向上しました。ゆいレールについては別の記事でもまとめてありますので、参考にしてください。

さらに、沖縄本島にはバス路線も多数、設定されています。バス路線をうまく活用することで、公共交通機関で沖縄本島を回ることができます。

鉄道は那覇のモノレールのみ それでもバスが充実する沖縄
那覇にはモノレールが走っている

しかしバス路線が充実しているのはもっぱら沖縄本島の南部(那覇市とその周辺)です。次の章では、より詳細に「バス路線が充実していない場所」について解説し、どのような地域を回りたい場合にレンタカーが必要なのかを解説します。

サクッと借りることができるカーシェアがオススメ

僕は普段、サクッと借りることができるカーシェアを利用しています。

レンタカーと違い、店舗に限らない。タイムズの駐車場がある場所ならばほとんど設置されているため、街中で借りることができます。

ただし、時期によっては、例えばゴールデンウィークの沖縄などでは空きがかなり少なくなります。その点は注意が必要です。

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レンタカーありがオススメ 本島北部や離島は公共交通が少ない

沖縄本島の北部は公共交通が少ないです。そのため、沖縄北部を観光しようと考えている場合、原則としてレンタカーがあった方が良いでしょう。

絶景を見てまわりたいならレンタカーありで!

沖縄本島の絶景は、沖縄本島の中でも北部に多くあります。沖縄本島・北部に多くある絶景を楽しみたい場合、レンタカーがあった方が良いと言えるでしょう。

沖縄北部の絶景は自由に回りたいところです。沖縄本島の中でも特に北部においては、過疎化が進んでいます。そのため、そもそもバス路線が設定されておらず公共交通が存在しない地域に加え、バス路線があったとしても極めて本数が少なく、1日数本の場合もあります。このような地域ではレンタカーがないと厳しいでしょう。

したがって、あまり泳ぐことは多くはなく、沖縄本島の絶景を楽しむ旅がしたいのであればレンタカーありで旅行した方が良いと言えるでしょう。

絶景を見てまわりたいならレンタカーありで!
那覇空港から見た那覇市内

沖縄本島北部を回るならレンタカー必須

先ほどから何度か触れていますが、沖縄本島を回るのであればレンタカーが必須です。沖縄本島の北部はバス路線などが少ないためです。

沖縄本島はそこまで広くない、というイメージを持っている人が多くいます。しかし、沖縄本島の南端から北端までは、高速道路を使っても3時間以上かかるほどの距離があります。

特に夏は気温も高くなるため、車がないと回るのが厳しいことも。沖縄本島の玄関口は基本的に、那覇空港となるでしょうから、那覇空港を拠点に沖縄本島北部を回りたいのであればレンタカーが必須です。

離島はやっぱり、レンタカーありが便利

ここまで、主に沖縄本島について解説してきました。沖縄本島以外を回りたい場合、レンタカーはほぼ必須と言って差し支えないでしょう。レンタカーなしでは大幅に自由度が下がってしまいます。

最近、リゾート地として人気の石垣島。石垣島には川平湾などの美しいビーチや手付かずの自然があり、その美しさは息を呑むものがあります。しかし、石垣島にある公共交通機関はバス路線のみです。石垣市街地と石垣空港を結ぶバス路線を除いては、バスの本数が充実しているとは言い難いのも事実です。

また、過去に紹介した日本最西端の島「与那国島」も同様です。自然が豊かな東部にはバス路線がなく、レンタカーがないとちょっと大変です。

離島はやっぱり、レンタカーありが便利
離島を回るのであればレンタカーは欲しいところ

このように、離島を回るのであればレンタカーは必須と言って差し支えないでしょう。

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レンタカーがなしがオススメ 那覇周辺や美ら海水族館は公共交通も充実

ここまでは「レンタカーがあると便利か否か」を解説してきました。ここから先では、「レンタカーがなくても行ける観光エリア」を紹介します。「レンタカーなしでもここならいける」、裏返しとして「レンタカーなしで行けるのはこの程度」と把握していただけるでしょう。

那覇周辺はモノレールで数日楽しめる!

最初にも解説した通り、那覇周辺ならばモノレールで数日で楽しむことができます。

那覇周辺はモノレールで数日楽しめる!

那覇周辺には、国際通りなど、安心してナイトライフを楽しむことができるエリアがあります。また、首里城も現在復旧中ですが、ゆいレールの沿線にある観光スポットとしては定番です。

さらに、那覇周辺であればある程度のバス路線が設定されているため、ウミカジテラスなどのリゾート的な観光地を楽しむこともできます。

ビーチで泳ぎたいならリゾートホテルでレンタカーなしがおトク

ビーチで泳ぎたいなら、リゾートホテルをフル活用するのがオススメです。特に、沖縄美ら海水族館周辺であれば、那覇空港や那覇市内からの高速バスも充実しています。

レンタカーは基本的に、日数・時間で料金が計算されます。ホテルの近くのビーチに歩いて行く場合、泳いでいる日は全く使っていないのに料金が加算されるという状態になります。どうも、勿体無い気がしてしまう。

それだけではなく、そもそも海で泳ぐ場合、利用を禁止しているレンタカーもあります。濡れた水着などでレンタカーを使用されると困るためです。

ビーチで泳ぎたいならリゾートホテルでレンタカーなしがおトク
ビーチで泳ぎたいならレンタカーは微妙

もちろん、水着でバスなどに乗るわけにはいきません。特定の「ここで泳ぎたい」というビーチがあるならまだしも、もしそのようなこだわりがないのであれば、ビーチが近くにあるリゾートホテルを選び、行きと帰りは何かしらのバスを利用するのがオススメです。

美ら海水族館など主要観光地へは高速バスも

沖縄の主要観光地として人気の「沖縄美ら海水族館」。ジンベイザメなど、ここ沖縄ならではの展示が行われているため、人気です。

経済の大きな部分を観光産業に頼っている沖縄県では、観光客のためにバスなども設定されています。沖縄美ら海水族館へは、概ね30分〜1時間おきに那覇空港・那覇市街地から高速バスが運転されています。

美ら海水族館など主要観光地へは高速バスも
観光に特化したエリアにはバスが走っていることもある

このように、観光に特化したエリアであれば高速バスなども充実しているので、活用してみると良いでしょう。

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コメント

  1. 岡山 より:

    運転してくださーい