本州最北端に位置する青森。東北新幹線で最速3時間10分でアクセスができ、大幅にアクセスも改善されました。
今回はそんな青森の観光スポットを紹介します。青森ならではの絶景を楽しむことができるドライブでも、そして公共交通機関を使って青森周辺での観光でも。青森の魅力を「ドライブ」「公共交通機関」両側面から、徹底的に解説します。
青森からドライブすれば絶景がたくさん
青森駅からドライブをすれば、ドライブで手軽で行ける圏内に多くの観光地があります。
青森の玄関口であり繁華街である青森駅からドライブ
青森の玄関口は青森駅です。東北新幹線は青森駅の隣、新青森駅を発着するため、新青森駅から青森に到着する人もいます。ただ、新青森駅の周辺は青森駅周辺と比べて賑わいがあるとは言い難く、レンタカーなどを使う人も基本的には、青森駅を利用しています。青森空港からのシャトルバスも青森駅へと乗り入れており、実質的な青森の玄関口は、青森駅であると言えるでしょう。
青森駅前にはカーシェアやレンタカーも充実しています。レンタカーを利用する場合、青森駅周辺でレンタカーを借りるのがオススメです。
なお、僕は「タイムズのカーシェア」を利用しています。手軽に借りることができ、早朝や深夜に貸し出し・返却もできるのがとても魅力です。
JRバス東北もバスを運行
今回紹介する十和田湖・奥入瀬渓流エリアへは、JRバス東北がバスを運行しています。高速道路が整備されていないため高速道路は走行しませんが、高速バスタイプの車両で運転されます。
時刻表などの情報は公式サイトをご覧ください。バスは本数が少なく、十和田湖方面の最終バスは結構早く出てしまうので、注意が必要です。
なお、東京・仙台方面から新幹線で十和田湖へアクセスする場合、途中の八戸駅で下車、八戸駅からバスを利用するのが最速となります。
東京などの首都圏からでも、新幹線で手軽にアクセス
東北の魅力は、なんといっても大自然があるエリアながらアクセスがいいこと。青森へは東北新幹線「はやぶさ」で、東京駅から最速3時間10分です。
はやぶさ号はすべての座席が指定席で、乗車には指定席券が必要です。盛岡以北では「特定特急券」で普通車指定席の空席を利用できますが、盛岡以南から青森方面へと行く場合、指定席を確保するしかありません。
今後は北海道新幹線が札幌まで延伸開業する予定です。これに伴い、更なる高速化が期待されています。
青森からドライブは最高 十和田湖・奥入瀬渓流へ向かう旅がオススメ
ここから先は、具体的に青森の絶景ドライブ旅の行き先を紹介します。
美しい湖・十和田湖を眺めよう
青森周辺でドライブをするなら行き先に設定したいのが十和田湖。美しい海で、クルーズ船などもあります。
20万年前、火山の噴火によってできたカルデラ湖である十和田湖は、327メートルの深さを誇る十和田湖は、水質もよく、絶景スポットとして人気です。
十和田湖や、北海道の洞爺湖もそうですが、本当に景色が美しい。景色がとても雄大。また、この十和田湖から流れ出る川が「奥入瀬渓流」です。青森でドライブするなら是非とも、行き先に設定したいのがこの十和田湖です。
十和田湖一周ドライブは最高のドライブ!
十和田湖は一周ドライブで30分程度。十和田湖まで行き、ドライブで1周するのにちょうど良い大きsです。
十和田湖の周辺では温泉が出ているエリアもあります。十和田湖の景観を生かした宿泊施設もあるので、時間に余裕があるなら泊まってみるのがオススメです。
どこの角度からでも雄大な景色を楽しむことができる十和田湖。天気が良ければ八甲田山まで眺めることができます。
観光の拠点であり、お土産を購入できるJRバス十和田湖駅
十和田湖の観光拠点となるのが、JR東北バスの十和田湖駅。鉄道は通っていませんが、国鉄時代からの名残でバスの「駅」となっています。
十和田湖駅の1階はお土産屋さんになっています。お土産の相談をしたら、なんと味見をさせてくださいました。とてもいいおじいちゃんが運営していました。
2階はレストランになっています。僕はここでは食事をしていませんが、コーヒーや食事を楽しむことができる場所になっています。
車でも回れる!奥入瀬渓流で自然の流れを体感しよう
青森から十和田湖へと向かう最中にあるのが奥入瀬渓流。十和田湖から流れ出る奥入瀬川は、静かな湖から流れ出るからこその、美しい静かな流れを体現しています。
奥入瀬渓流の絶景は、人生で一度は見たい絶景です。写真のような美しい渓流が、15km近くにわたって続いています。
途中にある石ヶ戸休憩所がオススメです。石ヶ戸休憩所にはお土産屋さんなどもあります。ただしこのエリアは、スマートフォンなどの電波が通じないエリアになっているため、注意が必要です。
なお、JRバス東北もこの石ヶ戸休憩所の前にバス停があり、停車します。バスは便数が少ないため、時刻表を確認してから行かないと必要以上に長居することになる可能性があり、注意が必要です。
天気が良ければ八甲田山も見える睡蓮沼
青森から十和田湖方面へと走る道路「ゴールドライン」の最高地点、標高1040mの傘松峠のすぐそばにあるのが「睡蓮沼」。
睡蓮沼の周辺には大小の沼が存在。ミズバショウ、ヒツジグサが美しく、モリアオガエルも生息する睡蓮沼で、青森ならではの自然を感じることができます。
JRバス東北の十和田湖方面のバスのバス停もあります。
ただ、写真に写っている時刻表のように、バスの本数は極めて少ない。時期によっては1日2本などの場合もあるため、バスの時刻表をしっかり確認してからバスを降りる必要があります。
地獄沼は「温泉が湧き出る池」
酸ヶ湯温泉から徒歩5分の場所にある地獄沼は、温泉が湧き出る池です。爆裂火口跡から出る温泉がたまってできた池であるため、写真を見てお分かりいただける通り、湯気が出ています。
また、この周辺は温泉ならではの硫黄の匂いがする。この辺りには温泉が充実しているので、もし時間があれば合わせて温泉も入りたいところです。
八甲田山ロープウェイ
八甲田山ロープウェイは、名前の通り八甲田山に登ることができるロープウェイです。僕が青森へ行った時は残念ながら、強風のため運休中でした。
日本百名山にも数えられる八甲田山からは、美しい八甲田山を楽しむことができます。
奥羽山脈の最北端の地域を、実際に体感することができるのがこの八甲田山です。今回の訪問ではロープウェイが運休中だったため、僕は次回、再チャレンジしたいと考えています。
岩木山展望所
最後に紹介するのが岩木山展望所。十和田湖方面へドライブする際に、青森から30分ちょっとの場所に位置しています。
八甲田山周辺の山々を、天気が良ければその先の津軽海峡までを望むことができる展望スポットです。萱野高原の近くで、比較的涼しくなってくるところ。
萱野高原はそこまで大きい高原エリアではありませんが、ちょっとのんびり、青森ならではの雰囲気を感じることができます。十和田湖へ行く際の休憩スポットとして、訪れてみてはいかがでしょうか。
青森駅周辺にも観光スポットが点在!
ここまでは、青森駅から比較的距離のある場所の観光スポットを中心に解説してきました。「青森でドライブ」をテーマに書いていますが、青森駅周辺のパーキングに車を停めたり、あるいはレンタカーなどを借りる前後に楽しむことができる青森駅周辺の観光スポットも充実しています。
青森に来たらのっけ丼!
青森は日本海と太平洋、両方に面する立地です。海に面する都市はやっぱり海鮮を楽しみたい。ここ青森には「のっけ丼」があります。
青森駅から歩いて5分ほどの場所にある「青森魚菜センター本店」では、のっけ丼を楽しむことができます。「のっけ丼」は、自分で好きな海鮮ネタを選んで、自分だけの海鮮丼を作ります。
のっけ丼はチケットを購入、そのチケットを使ってネタを買うシステムです。青森といえばホタテが有名なので、ホタテはマスト。そしてエビやイカなどをふんだんに使った海鮮丼を作りました。これ以外にも、自分の好みで海鮮丼が作れるのでオススメです。
青森駅前の「おさない食堂」の帆立は絶品
続いて紹介するのが青森駅前の「おさない」という食堂。青森駅から歩いて3分の立地です。
外観はこんな感じ。観光客が集まる有名なお食事処にはなかなか見えません。強いていうのであれば、青森の名物である帆立が大きくデザインされていることくらい。
しかしお料理はこの通り。本当に「帆立づくし」の料理をいただくことができます。どの帆立も新鮮でとても美味しい。
名物はやっぱり、こちらの帆立焼き。バターの味付けがとてもいい感じです。青森に来たら、ぜひ一度は食べてみたいのがこの「おさない食堂」の帆立です。
ねぶたの家 ワ・ラッセ
「ねぶたの家 ワ・ラッセ」は、青森駅のすぐ近くにある、青森の伝統的なお祭り「ねぶた」を紹介する展示があります。
ねぶたまつりは例年、8月2日から7日にかけて開催されています。東北三大祭りの1つとなっています。ただ、その時期に合わせて行かなくても、ねぶたの迫力を感じることができるのがこの「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。
館内には、大きなねぶたが展示されています。迫力は、その場に行ってみないとわからない。とても大きい。
目の前で見ることができるので、その大きさと迫力を生で感じることができます。僕もいつか、実際のねぶた祭りに足を運んでみたい。
さらに足を伸ばせば弘前へ、浅虫温泉へ、そして五能線の絶景旅へ
ここまでは青森市周辺の観光スポットを紹介してきました。さらに足を伸ばせば、弘前や浅虫温泉など、観光地はまだまだあります。
桜で有名な弘前
弘前は桜で有名です(僕はまだ、弘前の桜を見に行ったことがありません)。
弘前は紅葉なども綺麗で、見どころのある都市です。歴史的な建造物もあり、僕も一度は時間をとって訪れてみたいと考えている都市です。
浅虫温泉で温泉に浸かろう
青森駅から電車で20分、車で30分ほどの場所にあるのが「浅虫温泉」。青森市街地から近い場所にある温泉地です。
ただただ温泉が楽しめるだけではなく、時期によっては海水浴を楽しむこともできます。また、水族館や遊園地もある、一大観光エリアとなっているのがこの浅虫温泉です。
海を眺めながら温泉に入るのは本当に最高。青森から近いのも魅力的で、時間があればぜひとも足を運びたいところです。
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