今日は12日目。本来、16日間の米国滞在の予定でしたが、気持ち的に持ちそうにないので予定を変更、今日帰国します。
知人を見送り、ウーバーでJFK空港へ行くも早すぎて…
本来の予定であれば、今日、知人を見送りそのあとワシントンD.C.へ向かう予定でした。そのため昨日は、知人が出発するラガーディア国際空港のホテルに宿泊していました。
ラガーディア空港から帰国する知人を見送って
知人は朝の飛行機でラガーディア空港を出発するため、ラガーディア空港から知人の出発を見送ります。
ラガーディアは国内線と、一部のカナダ路線がメインです。知人はカナダのモントリオール経由で帰国します。ラガーディア空港は最近リニューアルされたようで、かなり綺麗です。
無事に出発していきました。僕は本来の予定では、ここからニューヨークの中心部へと戻ってアムトラックのAcela Express(高速鉄道)に乗る予定でした。しかし、予定を変更してジョン・F・ケネディ国際空港から直接、日本へと帰国することにしました(詳細が気になる方は昨日までの記事をご覧ください)。そのため、空港間を移動してJFK空港へ向かいます。
アメリカのライドシェアはやっぱり便利
ラガーディア空港からJFK空港まではライドシェアサービスのUberを利用します。昨日、ニューヨークの中心部からラガーディア空港まで来る際にLyftを利用したので、次はUberを利用して違いを確かめておきたかったのです。
アメリカにおけるライドシェアの巨頭・UberとLyft。また、比較して記事を作成しようと考えています。
ライドシェアはアメリカではかなり浸透しています。UberにせよLyftにせよ、1分以内にはドライバーがマッチし、すぐに来ました。
今回は黒人のドライバーさんでした。運転がとても上手く、安心して利用することができました。
JFK空港に到着
JFK空港に到着しました。アメリカではライドシェアサービスがかなり充実しており、JFK空港など主要な空港ではターミナルを指定できます。JFKの場合、JFK空港を目的地に設定するとアプリ内で航空会社を聞かれます。ちなみに、JFK空港の場合、ライドシェアの場合でも利用料が必要です(300円程度だったはず)。
Uberの運転手さんは優しい運転手さんで、ちゃんと空港に着いたらターミナルを確認し、正しいターミナルまで連れて行ってくれました。本当に助かる。
1番に並んで航空券をゲット
出発は14:00過ぎ。チェックインカウンターのオープンは11時です。時間はまだ8時台。早いので、マックでモーニングを食べて時間を潰します。
JFK空港で朝ごはん&お土産調達
UberでJFK空港のANA発着ターミナルである第7ターミナルに到着。したものの、第7ターミナルにはお土産などがほとんどありません。ANA以外の航空会社は、国内線やカナダ路線などばかりです。
そこで第1ターミナルへ移動することに。JFK空港へのアクセス鉄道であるAir Trainは、空港ターミナルビル間では無料で利用することができます。
第1ターミナルにやってきました。JAL便はここ第1ターミナルを発着します。
第1ターミナルにはマックなどがあるので、ここで記事を書いたりして時間を潰します。
ANAのチェックインカウンターで航空券を受け取り
マックでモーニングを食べたり、お土産を買ったりして11時になりました。チェックインカウンターへ行くと列が。
列に並んでいると、オンラインチェックインをしていないか確認される。僕はチェックインをしていたので、Baggage Dropの方に案内されます。僕が先頭でした。
オンラインチェックインを利用している人は少なく、僕とその後ろに1組が来ました。列の先頭だったので、最初に航空券を受け取ります。Tokyo行きの航空券を受け取った瞬間に「これで帰れる」と涙が出てきました。
保安検査を経て待合室へ
チケットを入手したのが嬉しすぎて涙が出てきます。もう、これで帰れる。
すでに他のターミナルにも足を運び、これ以上やることはないとのことで、保安検査を通過します。
保安検査を通過すれば、今まで恐れていたホームレスや悪い人なども格段に減ります。スリなどにはもちろん気をつけなくてはならないのですが、比較的自由にパソコン作業などができます。JFK空港はWi-Fiが無料で、かつ速いのでとても助かります。
空港の出発エリアには売店なども充実しています。
ニューヨークを出発
まもなく搭乗開始時刻です。20時間前と、ニューヨーク・JFK〜東京・羽田という長距離国際線にしては圧倒的に直前に予約したにもかかわらず、窓側の座席が指定できました。そのため、お手洗いにしっかり行っておきます。
帰国便は30分ほど出発が遅れて…
帰国便は、機材準備のために出発が30分ほど遅れることに。朝9時ごろには機材がここニューヨークに到着しているのを見ていたので、ちょっと残念。
30分ほどの遅れならまだいいか。でも早く日本に帰りたい。
ゲート周辺にも日本人係員さんが増えてきて、ついに搭乗です。早く搭乗したくて珍しく、搭乗開始前のゲートに並びます。
機内に入ってきました。エコノミークラス15時間の旅に耐えられるのか…
搭乗です。日本の飛行機、もう、これ自体が懐かしい。座席に座ってまた、涙を流します。これでついに日本に帰れる。これでついに、日本にいる彼女に会える。これでついに、安心して過ごせる。
日本人のCAさんたちの存在や、日本人が周りにたくさんいる。この全てが、本当に幸せ。
エコノミークラス15時間に日本まで耐えられるかも心配。エコノミークラスなど、まさに「閉鎖的空間」を体現したもの…しかし、搭乗が終了しても隣にお客さんはお見えにならず。やった!3人がけの真ん中は空きではないか!閑散期でよかった!
離陸していく機内から、アメリカに別れを告げる
飛行機はゆっくりと動き出しました。ついにJFKの空港ゲートを離れ、日本・東京に向けて動き出したのです。
30分ほどの遅れですが…でも、その遅れの案内を日本語でしてくれるというありがたさ。本当に幸せです。
前のエディハト航空の便に続いて、JFK空港を離陸します。最後にここでも涙が止まらなくなる。ついに日本に帰ることができる、と。
水平飛行へ
飛行機はJFK空港を離陸し、高度を上げていきます。
ニューヨークの街が見えます。初めてニューヨークに来る人であれば希望の地。でも、今の僕にとっては耐えられない土地でした。とてもいい街だった。確かにとてもいい街だったし、多様性に溢れる街だったんだけれども、僕の精神状態ではもう楽しむことはできないと判断しました。
飛行機はだんだんと高度を上げて、水平飛行へと移行します。
周りには圧倒的に日本人のお客さんが多いのが、本当に本当に安心感があります。
日本の航空会社らしいサービスで安心
ユナイテッド航空の国内線を予約していたのが不幸中の幸いであり、コードシェア便のANA便に搭乗することができました。直前で空席があったためか、片道20万円ほどで購入できました(片道運賃は、通常とても割高)。
機内食の時間
機内食の時間です。僕は当然のように、日本食をチョイス。
最初にもらった飲み物はやっぱり緑茶。自宅で緑茶を飲むことはあまりないものの、やっぱり日本の緑茶が飲みたかった。
機内食は天丼とそうめんです。本当に、本当に美味しい。エコノミークラスの機内食である、にもかかわらずです。とてもとても美味しすぎて涙が出てきそうです。
機内食も終わり、機内は暗くなったのでのんびりします。ニューヨークから東京は西回りの便になるので、できれば寝たくはないところです。
のんびりして、ブログを書いて
僕たちの後ろには小さな子供づれの家族が。
残念なことに、というよりは、ありがたいことに子供が騒いでくれている。泣いてくれている。だから寝ようにも寝られません。ここで5時間とか爆睡してしまったら、おそらく日本に帰国してから時差ボケが大変なことになります。
ここはブログを書いてりして過ごします。
帰国便にて
予定を早めて5日ほど早く、日本に帰国することになりました。
原因はホームシック。まさか、これだけ日本中を旅している自分がまさか、ホームシックに苦しめられるとは夢にも思いませんでした。
アメリカにいる間、楽しむことは楽しんだ。でもやっぱり、夜は辛かった。
昨日、知人が先に帰国するためにラガーディアの近くのホテルに宿泊しました。
ホテルにチェックインしたのが夕方の5時ごろ。しかしそれでも、涙が止まらなかった。
出発まで24時間を切っていましたが、12日目の3月30日、ニューヨークを午後2時ごろに出発する便を予約しました。帰りの航空券は、捨てることになります。ホテルも1泊だけですが、捨てることになります。
しかしいま、心残りはありません。後悔もありません。
今回の旅行の最大の目的であった「大陸横断」は果たせました。楽しむべく所はとことん、楽しみました。
でも、やっぱり日本が恋しくって、「Tokyo」と書かれた航空券を手にしたときは、単なる1枚の紙切れであるにも関わらずとてつもなく嬉しかった。
これ以上、アメリカに滞在するのは無理でした。これ以上、アメリカに滞在すれば、逆に嫌な思い出だけが積み重なって帰国すると判断しました。
せっかくここまで、楽しむ所はとことん楽しんだのに、最後の最後でそんな思いをして帰国したくはない。
この先、ワシントンD.C.とヒューストンという、さらに2つの都市を訪れる計画でした。
しかしこれらの都市にいまから行っても、楽しめるとは思えない。来てよかったとは思えないでしょう。
夢にまで描いたアメリカの周遊旅行が、こういう形で終わるとは想像だにしていませんでした。
でも、いまの自分にはこれが限界でした。
今回の経験から学んだことが多くあります。ブログという形で文字に起こしてもあまり意味がないでしょう。
ここから先は、自分の備忘録として残しておきます(そのうち、ブログからは消すかもしれません)。
まず、旅行は長ければ長いほど良い、というものではない。旅行は「観光」することが目的であり、それに見合った日程であるべきです。
「あぁ、まだ物足りないなぁ」「もう少しいたいなぁ」と思える程度がちょうど良いのです。
特に、常に緊張状態にあり、そして、日本食などを楽しめない海外旅行ではなおのことです。
海外旅行では常に緊張します。治安の問題があるからです。
だからこそ、長くいると、その緊張が続いてゴムが伸び切ったように疲れ果ててしまう。最終日の僕はまさにそんな感じで、何を考えても涙を流すような状態でした。こんな状態で旅行を続けていても楽しめるはずがありません。
自分にとって最適な海外旅行は、1週間以内に帰国する日程。現地でゆっくりできる滞在時間が概ね、3日〜4日程度がちょうど良いのだと思います。
今回、長すぎる海外旅行は自分の心のために良くないとわかりました。
ただ、だからといって長旅をもうしないといっているわけではありません。
次に海外旅行へ行くとした数日程度でしょう。しかし、そこから少しづつ伸ばしていき、いつかは3週間程度の海外旅行ができるようになりたい。それが本望です。
今回は途中で帰国するためたくさん、お金を捨てることになってしまったけれど、それでもその値段に見合っただけのことを学ぶことができた。そう、思っています。
いくらお金をかけたからとはいえ、そのお金にこだわって自分の体調を崩すことになってはいけない。
そう考えたとき、今回、夢を追い求めて支払った金額は決して大きなものではありません。
まぁ、日本に帰国したらまた、このお金を取り返すべく節約生活をします。ブログ記事を書いてこのお金を回収します。
また、今回の経験を無駄にせず、必ず次回以降の旅行に活かします。
無事に日本に帰国 新幹線で名古屋の自宅へ
飛行機はだんだんと進み、日本へと近づきます。がやっぱり、ニューヨークから東京は遠い。
機内ではのんびりした時間
隣にお客さんがいなかったこともあり、エコノミークラスながらかなりのんびりした時間を過ごさせていただきました。
今回の少し大変な精神状態もあったので、離陸直後にANAの機内Wi-Fiサービスをフルフライトプランで契約。飛行中、ずっとインターネットが繋がる状態にしていました(3000円ほど)。僕は、特に東回りのフライトにおいては時差ぼけ解消の観点からも、インターネットが使えると起きている可能性が格段に上がる。そういうった考えから、Wi-Fiサービスにお金を費やすことが多いです。
ブログ記事の執筆も進めます。
2回目の機内食は軽食
2回目の機内食は軽食です。サンドイッチです。
このサンドイッチをいただきながらのんびりします。
ちょっとばかりお腹が空いてきました。ギャレーでおつまみをいただきます。あぁ、こういうときにビジネスクラスだと美味しい食事を自由に注文できるんだよなぁ。いつかマイルを貯めて、ビジネスクラスで旅行したいです(マイル自体はビジネスクラスくらいいけるマイルがあるのですが、いかんせん空席がない…)。
飛行機は東京・羽田に到着
日本の大地が見えてきました。本当に、本当に嬉しい。これで日本の地に再び降り立つことができる。なんと嬉しい。
東京の街です。もう、夕暮れの時間帯です。
羽田空港周辺が混雑しているため、飛行機はやや遅延。千葉県上空で1回旋回。
そしてついに、東京都心の上空を通って羽田空港へと最終アプローチをしていきます。
眼下には東京スカイツリー、そして東京タワーが。
羽田空港に到着しました。
コロナ禍もこれで3年ほどになり、検疫などもかなりスムーズです。「VISIT JAPAN WEB」にしっかり登録しておくと、入国審査時に画面の提示だけですぐ水際対策はパス。そして、入国審査の自動化ゲートを利用して一瞬で入国。VISIT JAPAN WEBを利用すれば、レーンに並び始めてから入国審査が終わるまでたったの30秒。本当にびっくりです。
そして、手荷物の受け取り。これが長い。入国審査が一瞬で終わってしまうため、ここで1時間弱の待ち時間を喰らいます。ああ、こういうときに、プレミアムエコノミークラス以上でPriorityタグがついていればかなり便利なのになぁ。
新幹線で羽田から名古屋へ
今回、急遽帰国を決めたため、飛行機は名古屋までの便しか予約できませんでした。そこで東京から名古屋は新幹線を利用します。京急線に乗って品川へ、品川から名古屋まで新幹線のぞみ号に乗車します。
何も考えず、治安のことを考えずに乗れる新幹線がとても幸せ。本当に綺麗で清潔な新幹線がとても幸せ。アメリカを旅してくると「ただいま、三河安城駅を定刻通り通過いたしました。」の車掌さんの案内がいかに素晴らしくて、ありがたいものかがよくわかる。
そんなことを考えて名古屋に到着。自宅に着いた頃には既に10時半。おかげで早く寝ようにも寝ることができず、逆に時差ボケが解消されました。11時に寝て、翌朝7時起き。日本に完全に順応した生活になり、翌日には大阪へと足を運んでいました。
今回のアメリカ旅行記、かなり長くなりましたがここまで読んでいただいた方に厚くお礼申し上げます。僕の不届により、予定を早めて帰国する運びとなりました。
帰国したので、ブログ記事の更新を進めていきます。放棄した帰国便はそのまま放棄ではなく、当面1年先に予約変更し、また行ける機会があれば改めて、今回足を運ぶことができな運ぶことができなかった場所にも再チャレンジしたい。そのように考えています。
改めまして今回の12日間に渡る旅、日記を読んでいただいた方に感謝申し上げます。
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