シンガポールにおける地下鉄の乗り方 乗り放題パスや路線図、きっぷの買い方なども詳しく解説!

シンガポール
シンガポール鉄道

多様な国から人が集まる経済大国・シンガポール。狭い国であるという特徴もあって、国内全域を地下鉄で移動することができます。

シンガポール国内の全域にわたって張り巡らされた、便利な地下鉄。今回はシンガポールの地下鉄の使い方など、その利便性について徹底的に解説します。

スポンサーリンク

シンガポールの地下鉄の乗り方 本数が多くて便利!

まず初めにシンガポールの地下鉄の乗り方について解説します。本数が多くて使い勝手も良いため、シンガポール国内での移動には是非とも地下鉄を活用すると良いでしょう。

ホームが正しいかを確認しよう

まず初めに、改札を通過します。ICカードやクレジットカードをタッチして改札を通過します(後ほど「クレジットカードのタッチ決済が便利!」のところでも解説します)。

シンガポールでは日本の地下鉄と同様、路線名+路線の色で路線が案内されます。あらかじめ行き先を調べて、路線名と路線の色を確認し、看板に従ってホームへ向かいます。

ホームが正しいかを確認しよう
列車の進方面の駅が書かれている

全てではありませんがほとんどの駅で、同じ路線のホームが同じ部分になっています(島式のホーム)。そのため、今からのる列車の方面を確認し、ホームドア上の駅一覧で、自分が下車する駅があるかを確認します。

駅ホームのモニターに残り時間が表示される

ホームを確認したら、行き先の電光掲示板を確認しましょう。電光掲示板には、次に来る列車に行き先とともに、次の列車の発車までの時間が表示されています。

駅ホームのモニターに残り時間が表示される
次の列車までの時間

この表示の場合、次の列車は「Pasir Ris」駅行きの列車で、2分後にやってきます。この表示と行き先を確認し、あとは列車が来たら乗るだけです。

駆け込み乗車は絶対にダメ!時間になるとドアが閉まるので注意

シンガポールの地下鉄に乗る際、注意しなくてはならないことが駆け込み乗車は絶対にダメだということ。これは日本の地下鉄でも同じ話ですが、シンガポールでも同じ。シンガポールの地下鉄は自動運転を行なっている路線もあるため、時間になると自動でドアが閉まります。

駆け込み乗車は絶対にダメ!時間になるとドアが閉まるので注意
シンガポールの地下鉄

特に自動運転を行なっている場合、時間になると否応なくドアが閉められます。実際、友達と2人で地下鉄を利用し、ギリギリに乗ってしまったら友達だけ駅に置いていかれる、というハプニングがありました。

地下鉄の中では空席があれば座ってもOK

さて、地下鉄に乗ったのであとは自分が下車する駅まで移動するだけです。一部の最新型の車両では、車内にディスプレイ表示があるのでこれも参考になるでしょう。

地下鉄の中では空席があれば座ってもOK
車内の電光掲示板

シンガポールの地下鉄では、日本の地下鉄と同様に乗り換えでは改札を通る必要がありません。乗り換えの場合は、看板に従って改札内で移動することになります。

スポンサーリンク

シンガポールの地下鉄はクレジットカードのタッチ決済で!

シンガポールの地下鉄では、Suicaなどのような交通系ICカード「EZ-Linkカード」があります。ただ、よっぽど地下鉄を使いまくる人以外は、あまりオススメはしません。

クレジットカードのタッチ決済が便利!

シンガポールの地下鉄では、クレジットカードが利用できます。最近、日本でも利用が浸透しつつあるクレジットカードの「タッチ決済」を利用することができます。

自動改札機の白い部分に、タッチ決済対応のカードをタッチすればOK。特に手続き等は不要で、通常のクレジットカードによる買い物と同様に、後ほどカード会社を通して請求されることになります。

クレジットカードのタッチ決済が便利!
シンガポールの地下鉄の自動改札機

最近ではロンドンやニューヨーク、シドニーなど、タッチ決済で改札を通過できる都市が増えています。日本では大阪が万博に合わせてタッチ決済に対応していくことになっています。個人的には、世界共通の規格として、クレジットカードのコンタクトレス決済が地下鉄で利用できるようになって欲しいところです。

Apple Payも・Google Payも利用可能

クレジットカードのコンタクトレス決済をスマートフォンに埋め込んだApple PayやGoogle Payも利用できます。iPhoneやApple watch、スマートフォンなどでクレジットカードの決済ができる状態にして改札機の白い部分にタッチすればOKです。

なお、運賃は自動的に計算されて、後ほどApple PayやGoogle Payに登録されたクレジットカード宛てに請求されることになります。

Apple Payも・Google Payも利用可能
シンガポールの地下鉄ホーム

交通系ICカード「EZ-Linkカード」も

シンガポールでは日本の「Suica」や「PASMO」などのように、交通系ICカードも販売されています。EZ-Linkカードを使用すれば、シンガポールの観光パスなども利用できます。

SimplyGo | EZ-Link card for Tourists - Singapore Tourist Pass
Explore Singapore with the only pass that gives you unlimited rides on public transport. Save more and enjoy special per...

シンガポールの玄関口となる、チャンギ国際空港でも購入が可能です。日数が設定されており、この日数の間、シンガポールの地下鉄・バスが乗り降り自由となります。

有効期間値段
1日パス22 SGD
2日パス29 SGD
3日パス34 SGD
SINGAPORE TOURIST PASS(乗り放題チケット)の価格
※値段には5SGDのデポジットを含む

シンガポール国内を短期間で、かつスピーディーに回るのであれば、このEZ-Linkカードがオススメです。ただしシンガポールの地下鉄の料金は、$1.09〜$2.37とかなり安価。1日パスなら最低でも7回程度、2日パスで10回程度、3日パスで13回程度は乗らなくては元が取れないため、そこまでオススメできません。

交通系ICカード「EZ-Linkカード」も
バスも利用できる

ただし、このSINGAPORE TOURIST PASSでは、バスの利用ができます。例えば、ナイトサファリなどへはバスを利用しなければ行くことができません。バスも多く利用するなら、オススメです。

スポンサーリンク

シンガポール国内全域に地下鉄が走る

シンガポールの国内には全域にわたって、地下鉄の路線網が整備されています。シンガポールの国は非常にコンパクトなため、地下鉄を使えば国内全域を移動できます。

シンガポールの地下鉄はかなり便利 国内全域に地下鉄路線網が

シンガポールの国土面積は、734.3平方キロメートルで、東京23区とほぼ同じ面積です。このような非常に狭い国土と、経済的に重要な国とだけあって、東京のように全域に地下鉄路線網が張り巡らされています。²

シンガポールの地下鉄はかなり便利 国内全域に地下鉄路線網が
シンガポールの地下鉄路線図

シンガポールでは国土面積の狭さから、日本でいうJRや私鉄に相当する鉄道はありません。基本的にはMRTが主体で、それ以外にはセントーサ島への「セントーサ・エクスプレス」など、観光向けのモノレールなどが一部、あるだけです。

シンガポールの地下鉄では自動運転が行われる路線も

シンガポールの地下鉄では、一部の路線で無人運転が行われている区間もあります。地下鉄の車内はそこまで最新のイメージではないのに、意外です。

ただし、全区間において原則、車掌が乗務していません。発車時刻になると自動でドアが閉まるため、複数人で利用する場合は注意が必要です。

シンガポールの地下鉄では自動運転が行われる路線も
シンガポールの地下鉄の車内

シンガポールの地下鉄は料金もかなり安い!

シンガポールの地下鉄の料金は、$1.09〜$2.37とかなり安く設定されています。日本円では100円〜300円程度であるため、かなり気軽に利用することができます。

シンガポールの地下鉄は料金もかなり安い!
チャンギ国際空港駅にて

シンガポールの玄関口で、日本人のほとんどが入国・出国に利用するチャンギ国際空港にも地下鉄は乗り入れています。このチャンギ国際空港へも、都心部からたったの数百円で移動できるのはかなり魅力的です。

シンガポール
日本から手軽に行ける、日本人にも人気の観光地・シンガポールの解説。

今回ご紹介した地下鉄の使い方以外にも、シンガポールを旅行する際に参考になる情報を多数、まとめています。あわせてご覧ください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
InstagramとYouTubeも見てね!

コメント