2024年10月、たまたま2週間ほどの時間が確保できたため南米への渡航を決行。南米は日本から見て地球の裏側、でもそこには魅力的な場所がたくさんあります。
今回は南米の中でも比較的治安が良く、マチュピチュやウユニ塩湖などの絶景スポットに溢れるペルーおよびボリビアの2カ国を巡る旅。その日記です。自分の体験を生々しく語ることはもちろん、南米への渡航を考えている人にとって大いに参考になるような体験談です。また、詳細な記事はリンクも貼り、参考になるようにしていきます。疑問点等あれば遠慮なく、コメント欄からご質問いただければ対応します。
また、いつものことですが、とても長い長い日記になっています。目次を設置していますので、気になる章から読んでいただければと思います。
1日目 日本を出国:名古屋から成田へ、成田からニューアークへ
2024年10月7日。本日から南米へと渡航します。今回の旅は完全な「観光」です。南米のペルーを目指してマチュピチュへ、最終的にはボリビアのウユニ塩湖を観光して帰国する予定です。
今回の旅のポイントは、なんといってもトランジットが予定通り行くか。今回は合計13フライトという、飛行機の乗りつが圧倒的に多い旅。乗り継ぎが多いため、遅延や欠航が発生しないかが心配です。
名古屋・中部国際空港からはJAL3082便で東京・成田空港へ
1日目は成田空港から出発するユナイテッド航空便でニューヨーク・ニューアークへと向かいます。名古屋を拠点とする僕は成田まで移動しなくてはなりません。
新幹線+成田エクスプレスで移動するか、JAL便(名古屋→成田便が朝にある)で移動するか、ANA便(名古屋→成田便は昼過ぎ)で移動するか直前まで迷っていました。
が、朝、起きることができたのでJAL便で移動することに。にしても、キャンペーンをやっていて当日限定の若者向け運賃(ANA:スマートU25、JAL:スカイメイト)の値段が1円も変わらないって、もはや競争も何もないな、なんて思ったり。
8:20発のJAL便だったため、保安検査の締切は8:00。7:53着のミュースカイでセントレアへ。ギリギリすぎるだろ。保安検査前では既に8:25発のお客さんが呼ばれている状況。
保安検査を通過し、ダイレクトにゲートへ。ダッシュしたりはしていないけど、普通に間に合った。B737で東京・成田空港へと向かいます。
JALの名古屋〜東京路線は、羽田発・成田発ともに国際線機材が使われることが圧倒的に多い路線です。今回も国際線仕様のB737-800。JALの国際線仕様B737は成田発着の中国路線のほか、地方発着の国際線で使用されている機材です。
JALに乗ったらやっぱり、スカイタイム。朝のコーヒーをまだ飲んでいないけれど、でもスカイタイムが優先です。
名古屋から成田は早いような遅いような。羽田や成田周辺の空域の問題で、やや迂回します。今日はさらに、成田の北側から着陸したため、直前に迂回して旋回しました。
成田空港に到着。遅れてくれたっていいのだけれど、こういう時に限って、時刻通りに到着です。ここから乗り継ぎが6時間以上。のんびり成田空港を満喫します。
成田空港でのんびりステイ&出発準備
結論からいうと、成田空港で十分時間をとっておいてよかった。出国前に済ませたいことをいろいろとこなすことができたから。
まずはじめに手荷物の重量計測、それに応じて利用予定の南米・ラタム航空の手荷物購入。日本円を最低限だけ残してATMへ、ついでにクレジットカードの繰上げ返済をして利用枠を開けておく。ラウンジにはいってブログ更新や写真の整理などの作業。昼ごはんはプライオリティ・パスのお世話になってすき焼きを頬張り、ニューヨーク時間に合わせて仮眠、そしてシャワー。さらにブログ用の写真を撮影して、最後にラウンジで日本食の締めまで。
まあ、そんなこんなで6時間や7時間なんてあっという間な成田空港滞在でした。プライオリティパスがあったのも大きいけれど、意外と国際線に乗る前の空港ってやることあるんだな、と実感。
成田空港のカードラウンジは、過去に第1ターミナルのラウンジだけ利用したことがありました。が、第2ターミナルのラウンジを利用したことがなかったので、第2ターミナルのラウンジへ。第1ターミナルのカードラウンジより、全然広いがな。
出国前にやりたかった作業をサクッとこなします。LATAM航空の手荷物購入や、いろいろな充電も。ついでにブログ記事の執筆も進めておきます。
第1ターミナルに移動してすき焼き。プライオリティ・パスで利用できる「すき焼きやんま」を利用します。一部のクレジットカード付帯プライオリティパスで利用できなくなっているので注意。
再び第2ターミナルへ移動して「nine hours」へ。ここもプライオリティパスで利用できるので、プライオリティパスで利用。ニューヨーク時間に合わせて仮眠をとっておきたかったのと、夕方発のフライトなのでシャワーも浴びておきたかった。
さっぱりして仮眠も取り、再び第1ターミナルへとやってきました。今回はモバイルチェックインができているので、そのままゲートへと向かいます。いよいよ出国します。
手荷物検査をサクッと終え、出国審査も自動化ゲートで一瞬。出国審査を終えると目の前にはユナイテッド航空の飛行機がズラリと。成田空港から撤退していったデルタ航空とは大違い。
まずはラウンジへと向かいます。が、このラウンジがまさかの満席です。プライオリティ・パスで使えるラウンジはこれがあるからイマイチ。とりあえず整理券だけ受け取って、飛行機の写真でも撮っていましょうか。
ANAのA380 Flying Honu。3号機だけ乗ったことがありません。アメリカ方面への乗り継ぎでもなければ乗るのはかなり先かな。体力があるうちにハワイよりいってみたい場所がたくさんある。
この時間帯、第1ターミナルの30番代のゲートからはユナイテッド航空が大量に発着します。ニューアーク、ヒューストン、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、デンバー、グアムなどなど。なんなら、ANAよりユナイテッドの方が、アメリカ便が多い。そしてどのフライトもかなり賑わっている。羽田の発着枠を得て一部を移管した後も、ユナイテッド航空は、ここ成田をハブとして成功しているのがよくわかります。デルタ航空や、同じスターアライアンスのルフトハンザなどとは違う。
ちなみに米系のエアラインでは、どこからやってきた飛行機が自分のフライトに使われるかの表示があって、僕が乗るフライトはロサンゼルスからやってきた飛行機を使うそう。
ラウンジの呼び出しが来たので、ラウンジへと向かいます。日本風のラウンジでいい感じ。カレーやそばなど、日本食を好きなだけ注文することができるので、日本食をいただきます。
最後の日本食。欲張って、和風カレーとそばを両方、注文しました。ユナイテッド航空の機内食は微妙という評価をよく見るので、覚悟してあらかじめ日本食を頬張っておきます。
ユナイテッド航空 UA78便でニューヨーク・ニューアークへ
時間になったのでゲートへと向かいます。あらかじめゲートの場所は確認してあったので向かいます。ちなみにユナイテッド航空の東京・成田からニューヨーク・ニューアークについては既にYouTubeにVlogを公開しています。
ゲートに到着、時間を持って到着、と思いきやFinal Callがかかっていてお客さんがいない。え?!とびっくりして焦った。焦った僕をみてグランドスタッフさんが「ヒューストンですか?!」と。いや、1つ隣のゲートにきていた。「ニューアークです」と言って隣のゲートへ。
ニューアーク行きのゲートにやってきました。機材はB787-9。空路を使って東京へ向かうのであれば、成田でも羽田でも変わりません。B777で運航される羽田〜ニューアークとB787で運航される成田〜ニューアークを比較したとき、10時間越えのフライトでは喉などへの負担があまりに違うため、B787で運航される成田便を選びました。
ユナイテッド航空では、グループ1とグループ2のみ列が設定されており、グループ3以降は案内までお待ちください、というスタイル。ベンチも空いていないので、近くで待機します。
グループ3が呼ばれたので、飛行機に乗り込みます。ユナイテッド航空は初めて。アメリカはいちいち眩しいイメージですが、落ち着いた機内でいい感じ。
直前に解放された、前方のエリアの中でも最後列。僕たちの席以外がユナイテッド・エコノミープラスの座席だったため「狭い!」と思いましたが、座ってみるとそんなこともない。リクライニングは思ったより倒れないけれど、他のエコノミーの座席と変わらない模様。
そして何より、3人がけの隣の席がにはお客さんがこなかった。窓側座席には日系人っぽい、でも日本語は全く話さないアメリカ人の50代くらいの女性が。お客さんがこなくてラッキだねー、なんて話をして出発まで待機。エコノミーでも真ん中席が空いているか否かで快適性は全然違ってくる。
成田空港を出発します。離陸後、機内から綺麗な夕焼けを見れるとイメージしていたのですが、意外とみられなかった。離陸前には既に陽は沈んでしまっていました。
夕方の時間帯の成田空港は、北米方面への出発便で混雑します。羽田空港が朝の時間帯において、小型機を含めて混雑する一方、成田空港は夕方に北米方面の中型機・大型機で混雑する。成田と羽田では混雑の具合も違います。
ユナイテッド航空でニューヨーク・ニューアークへ
離陸してすぐ、機内ではドリンクサービスが開始されました。アルコールも迷いましたが、まずは手始めにコーラを注文することに。
ユナイテッド航空に限らず多くの航空会社でもあるように、まずはスナックが提供されます。スナックの味はまあまあ。
離陸時に照明がやや落とされ、そのままです。食事の際も明るくなることはなかった。離陸したのは午後6時前だったため、食事をパスして寝ている人はいませんでした。
最初の機内食です。これを見るとやっぱり、日系航空会社の機内食がいかに恵まれているかがよくわかります。日本で積み込んだ機内食であることもあって味はまずまずですが、白米は微妙。一応、全て食べ切りました。
ちなみにテーブルは手前が低くなるようにちょっと傾いている、そしてトレーはテーブルの上で滑る。手前に落ちてきそうでした。僕の座席だけではなく皆そうだった。これは早く改善してほしい。
ユナイテッド航空の機内食で良い点を挙げておくと、すぐにトレーの回収が行われること。全員が食べ終わるか否かというタイミングで機内食の回収が始まります。さっと寝る準備に入ることができるのは、いいところ。
出発から6時間、日本時間で深夜11時半ごろ、飛行機はアラスカの上空へと差し掛かった頃です。窓の外には朝陽が昇り始めました。
美しい朝焼けを見ながら、日本時間ではちょうど深夜ごろなので少し仮眠をします。ちなみにユナイテッド航空ではWi-Fi経由のテキストメッセージが無料で利用できます。LINEも利用できるので、意外と暇はしませんでした。
飛行機は定刻通りニューヨーク/ニューアーク・リバティ国際空港に到着
しばらく仮眠していましたが、4時間ほど経った頃に提供される軽いスナックの時間に起きました。まだ眠たかったけど、これ以上寝てしまうと到着後に寝れなくなってしまう。と思い、ここは起きてスナックをいただくことに。
飛行機は五大湖の周辺を飛行中。トロントの上空を通過します。トロントの上空から、五大湖を眺めつつアメリカ領の上空へと入っていきます。
国際線の長距離便ともあって、一気に降下するというよりは少しづつ降下していった感じ。雲を抜けてしばらくすると、飛行機の窓からはマンハッタンの景色が見えてきました。同じニューヨークでもジョン・F・ケネディ国際空港に着陸する際には見られない景色です。
飛行機は無事にニューアーク・リバティ国際空港に着陸しました。ちなみに僕は、初のニュージャージー州です。
ニューアーク・リバティ国際空港についても別途、記事を作成しようと考えています。アメリカの他の空港と比べて入国審査の待ち時間が圧倒的に短く、ターミナルの構成も分かりやすくて個人的にはお気に入りの空港。今まで利用したアメリカの空港の中では圧倒的に使いやすかった。
空港からホテルシャトルでホリデイ・インへ
夕方4時にニューヨークに到着、そして明日の朝10時過ぎにニューヨークを出発します。日本から南米へのフライトは非常に長時間のフライトであるため、今日はしっかりホテルで寝ます。ニューヨークに限った話ではありませんが、アメリカの空港はあまり空港泊に向いていません。ここニューアークも、国際線で到着すると完全に「外」まで出なくてはならないため、セキュリティチェック後のエリアには次のフライトがないと入れない。
ニューアーク・リバティ国際空港は、ホテル行きのシャトルバスの乗り場も分かりやすくて便利。ホテル行きのシャトルバスはAirTrain(モノレール)でP4まで行けばOKです。
ニューヨークはホテルの宿泊費があまりにも高すぎる。マンハッタン島で泊まろうとすると1泊3万円は普通に超える。空港周辺にはホテルがたくさんあり、ホテルによっては2万円程度で泊まることができます。今回はIHGホテルのホリデイ・インを予約しました。
夕方のニュージャージー州。貨物列車がたくさん見えます。マンハッタン島から列車で30分ほどの距離の場所ですが、平屋の民家が多い。東京のように、都心から少し離れても高層ビルばかりではない、というのがなんともアメリカらしい。
明日はここニューアーク空港から、ヒューストンを経由してリマへと向かいます。直行便への変更を目論んでいましたが、タイミングをうまく掴めないまま結局、変更できず。
ちなみに後ほどいろいろと苦労するわけですが、直行便に変更しなかったことも失敗した理由の1つだと、考えています(帰国後・談)。
2日目 南米大陸へ上陸 ニューヨークからリマへ
2日目の今日は、ここニューアークを出発、1日かけて南米へと渡ります。ユナイテッド航空は旧コンチネンタル航空の系譜を引き継ぎ、ヒューストンを南米方面へのハブとしています。今日はヒューストンを経由して南米ペルー・リマへと向かいます。
早朝に起きて作業 朝のニューアーク・リバティ国際空港へ
昨日は夜の9時ごろに寝たため、かなり早く起きてしまった。起床したのは3時ごろ、その後ベッドでゴロゴロするものの寝られず、4時ごろにベッドから出て作業をします。
朝のニュージャージー州の様子です。まだ日が昇る前の様子、まだまだ暗い。日本時間では午後、時差ボケはかなり少ないですが、それでも少しある。
7時前にホテルをチェックアウトします。エクスプレス・チェックアウトも利用できるようですが、シャトルバスの時間がわからなかったのでフロントでチェックアウトして確認。ホテルシャトルは毎時00分と30分に出発するようで、20分ほど待つ羽目になりました。
空港へとやってきました。アメリカでは出国審査という概念がないため、国内線・国際線ともに同じターミナルの同じエリアから出発します。
ユナイテッド航空がニューヨークにおけるハブとしているニューアーク・リバティ国際空港。太平洋横断路線こそ日本路線くらいなものの、大西洋横断路線は数多くある。小型機から大型機までたくさん並ぶ、その先に着陸してくるDHLの機体。そしてさらにその先には、マンハッタン島の大都会が見えている。なんとも言い難い、美しい朝の空港の景色という感じです。
ニューアークのリバティ国際空港には、それなりにお店があります。以前、アメリカから日本へ帰国する際に利用したジョン・F・ケネディ国際空港は、ターミナルが分かれすぎていてあまりお店がなかった。ニューアークはターミナルが3つしかなく、どちらかというと1つづつのターミナルが大きいため、お店も多い。待つ場所もたくさんあり、困ることはありません。
日本の航空会社・ANAとJALはともにニューヨークではジョン・F・ケネディ国際空港に毎日2便、就航しています。そのため、日本人にとって「ニューヨークの玄関口」といえば「ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)」のイメージが強いですが、意外と海外のエアラインも就航しています。
ユナイテッド航空UA1891便 日本では乗れないB757でヒューストンへ
まずはここニューアークからヒューストンへと向かいます。ニューアークからヒューストンへのフライトは、今まで乗ったことのないB757。日本には外資系航空会社を含めて定期便として就航していないため乗る機会が全くありませんが、アメリカでは普通に使われています。
ちなみにアメリカの航空会社では、自分が乗る飛行機が、その前のフライトでどこからやってくるかがわかる。ちなみに僕の飛行機は、リマから朝到着した機材が使われるようでした。まさかのここで、リマからの飛行機に出会えるとは。
ボーイング757はかなり機体が長い。そのため相対的に、機体は細く見えます。B757はB767とほぼ同時に開発された機体ともあって、まだまだ現役の機材。ユナイテッド航空でも新塗装に塗り替えられています。
ゲート前でメールの処理をちょっとして、飛行機に乗り込みます。僕は特にステータスなどを持っていないため、ユナイテッド航空ではグループ3となります。グループ3が乗り込む頃には既に荷物棚がいっぱいで荷物を回収されました。ゲートでスキャンしたチケットを元に手荷物タグが作成されるため、リマまでの手荷物タグとなりました。ロストバゲージが怖いけど、ユナイテッド航空はアプリで手荷物の状況が確認できるので、まあいいでしょう。
エコノミークラスの中でも比較的後方の座席だったため、B757の長い機体を体感することができます。日本で飛んでいるナローボディー(通路1本)の機材でここまで長い飛行機はないので、なかなか新鮮です。
ニューアーク・リバティ国際空港を定刻通りに離陸しました。左側の座席からはニューヨーク・マンハッタン島の景色が綺麗に見られます。昨日もニューアークに到着する前に見ましたが、壮観です。
ニューヨークを出発し、ワシントンD.C.の上空を通過します。1年半前のアメリカ大陸横断の旅では、ここワシントンD.C.を訪問する予定でしたが、結局できなかった。ワシントンD.C.は今回の旅でも訪問する予定がないので、いつ行けるのやら。
機内ではスナックとドリンクのサービスがあります。ちょうどお昼を跨ぐフライトですが、国内線のため機内食のサービスはありません。ヒューストンに到着してから、ラウンジでランチの予定だったのでまあいいでしょう。
ヒューストンのジョージ・ブッシュ国際空港に到着しました。ヒューストンはコンチネンタル航空が本拠地としていた空港で、ユナイテッド航空もそれを引き継いで南米方面やカリブ海方面へのハブにしている空港です。アメリカン航空はダラス・フォートワースを、デルタ航空はアトランタを南米方面のハブとしているため、こちらもやっぱり半分以上がユナイテッド航空。
ヒューストンで乗り継ぎ時間3時間 KLM Crownラウンジで待機してリマ行きのフライトへ
ヒューストンでは3時間ほどのトランジットの時間をつくっていました。乗り継ぎが1時間以内の選択肢もありましたが、僕がよく視聴するYouTuberの小林邦宏さんから学んだ「大陸間移動は慎重に」に則り、時間に余裕を持っていたのです。
ヒューストンではターミナルDにあるKLMオランダ航空のラウンジが、プライオリティ・パスで利用できます。ユナイテッド航空は主にターミナルCを利用しており別のターミナルにありますが、電車ですぐ移動できます。ラウンジでちょっと食事をとってから、リマ行きのゲートへと向かいます。
ユナイテッド航空の飛行機が並ぶターミナルCに戻ってきました。ターミナルCにはユナイテッド航空の飛行機が並びます。中南米方面へのハブですが、まだ夕方のため小型機が多いイメージ。カリブ海方面のフライトはB737などの中型機で運航されるようです。
ユナイテッド航空UA854便で、ついに南米大陸・リマへ
ついに南米大陸・リマへと向かいます。ヒューストンとリマの間には時差はなく、概ね5時間のフライトです。機材はB767-300ERで、到着は23時過ぎ。今日は空港ホテルをとっていますが、もう少し早い時間にリマに着いてほしい…
この辺りまでやってくるとやっぱり、英語よりスペイン語が多くなります。アメリカ人がラテン・アメリカへ向かう需要より、ラテンアメリカの人たちがアメリカへとやってくる需要の方が圧倒的に多いですね。
ヒューストンの空の玄関口であるジョージ・ブッシュ国際空港はヒューストンの市街地の北側にあります。南米へは離陸後、南へ向かうため、遠くにヒューストンの中心地が見えます。こうやってみると、ロサンゼルスなんかと大して変わらない都会ができている。
飛行機はヒューストンを離陸後すぐに、メキシコ湾の上空へと出ます。メキシコ湾の沿岸をなぞるようにしてメキシコの上空へ。
離陸してしばらくすると、機内食が提供されます。機内食はオムレツ、意外と美味しかった。ちなみにサラダは…という感じです。機内で野菜が食べられること自体がとてもありがたいことなので、普通に完食しました。
機内のエンターテインメントは、ユナイテッド航空のほぼ全ての機材で同じものになっています。日本路線にも多数就航するユナイテッド航空なので、日本の映画も。「青春18×2 君へと続く道」を観ていましたが、英語の字幕が消えない。日本語の「出会ってくれて、ありがとう」を「Thank you for coming into my life」と訳しているのがセンスを感じる。
飛行機の右側、西側には沈んでいく夕陽が見えています。この頃には既に、メキシコの西側に出ていたため、太平洋に沈む夕日を眺めます。
夕陽が沈んでいきます。なかなか壮絶な景色。夕陽と雲が重なると、なんともいえない、この世の終わりのような景色になる。
機内は一旦、消灯されます。僕は今日、ニューヨーク時間で早朝の3時ごろに起きてしまい、とてつもなく眠いので一旦仮眠を取ります。
夕方のフライトですが、到着前にちょっとした軽食がありました。隣のおじさんがどうもスナックが苦手なようで、毎回僕にくれる。
リマに向けて飛行機は降下していきます。ついに日本から見て地球の裏側までやってきたぞという感覚、そしてそれ以上に「南米って遠すぎるな」っていう感覚です。
定刻通りにリマに着陸。しましたが、ターミナルへ向かう途中で10分ほど停まっていたので少し遅延しました。リマの空港は北米からのフライトが多数発着するにもかかわらず、明らかなキャパオーバー状態。滑走路の反対側にターミナルを増設中で2025年には稼働を開始する予定(スペイン語のWikipediaより)ですが、どうなることやら。
到着し、降機しました。今回はニューアークで荷物を回収されてしまったため、バッゲージ・クレイム(手荷物受け取り)で荷物を受け取らなくてはならない。そのため、どのみち時間がかかるのでのんびり飛行機の写真も撮りながら入国審査へと向かいます。
ちなみにリマでの乗り継ぎだけの場合は、ペルーに入国する必要がありません。乗り継ぎ専用のゲートがあり、手荷物検査だけ受けてそのまま出発ロビーへと向かうことになります。ここは出発前に情報収集で苦労したので、また別の記事にまとめたいと考えています。
ペルーに入国 空港ホテルに宿泊
ペルーの入国審査では、「ヒューストンから来たんだよね?」「イエス」、「初めてのペルー?」「イエス」、「何日間滞在するの?」「5日間、その後ボリビアへ向かうよ」と3問の質問だけで終了。アメリカのように厳しくもないので並ぶこともほとんどなく、サクッと入国が完了しました。
到着ロビーまで出てきました。予想していたほど鬱陶しくもないのがこのリマ。今ではUberが多くあったり、タクシーも到着ロビーに出る前の、乗客しか利用できないエリアにカウンターがあるためそこでほとんどの人が手配する。タクシーの客引きも大してありません。
リマの空港に直結する「HOTELES COSTA DEL SOL」に宿泊します。1泊2万円という、南米にしては考えられないような価格帯ですが、ウェルカムドリンクもあり、何より立地もいいので仕方ない。IHG系列のホリデイ・インではもっと高いので仕方ない。
チェックインが完了しました。このホテルはダブルベッドの部屋がなかったのか、それとも到着が遅かったから空いているツインルームにあてがわれたのか、どちらかは不明ですがツインルームだった。
23時ちょうどごろにリマに到着、入国審査や手荷物の受け取りを終えて30分後にはホテルの部屋まで入ることができました。予定より早く寝ることができそうで、助かる。このHOTELES COSTA DEL SOLについては、リマからペルーに入る人がかなり重宝するホテルのため、また別に記事を書いて紹介しようと考えています。
明日はラタム航空に乗ってクスコに向かいます。長距離移動を終えた翌朝のため、10時半ごろと、朝は余裕のあるフライトにしてあります。
3日目 リマからクスコへ!クスコの街を楽しむ1日
昨夜、ペルー・リマに到着し、3日目の今日はクスコの街を楽しむ1日です。リマの街も歩きたかったですが、今回は時間がないのでパス。空港直結のホテルから空港へ、国内線に乗ってクスコを目指します。
空港ホテルで朝ごはんを食べて出発
昨日の夜も睡眠時間が短かったはずなのですが、今日も早く起きてしまった。寝るのが遅かったため8時くらいまで寝ているつもりだったのですが、起きたのは6時ごろ。まあ、起きてしまったのでいいだろう(実はこれが後々、身体に大きな負担をもたらし、体調不良につながっていった部分があると思います…)。
ホテルから見える景色。サムスンが大きな広告を出しているのが印象的です。今回も時間さえあればリマの市街地へ出たかった。まあただ、リマだったら比較的、日本から行きやすい場所。リマは空港の拡張と同時にアジアからの直行便就航に向けて動いているとのことなので、期待しておきましょう。まあ、中国系の航空会社が就航する未来が見えてしまいますが。
今回僕が宿泊しているホテルは空港から直結という圧倒的な立地です。空港が見えますが、残念ながら滑走路との間には空港ターミナルがあるため、飛行機は見られません。
この日は朝食付きのプランを予約していたため、ホテルの朝食会場へ。朝食のチケットがあるわけではなく、部屋番号・名簿で朝食有無の確認をしてくれます。座席は自由、ビュッフェ形式の朝食会場です。
朝食は南米料理っぽいものもありますが、基本はアメリカと同じノリっていう感じ。やはり南米は、対アメリカで全てのことが回っている傾向にあるので、ここでもアメリカのお客さんが中心となるのでしょう。
今回宿泊しているCOSTA DEL SOLホテルは、2階の渡り廊下で空港と直結しています。ただし、空港から渡り廊下への自動ドアはホテル側からしか入ることができません。空港側からホテルの2階まで直結してしまうと、セキュリティ上の問題があるためだと思われます。
国内線ですが、リマの空港は慢性的な混雑。フライトの3時間ちょっと前を目処にホテルをチェックアウトした後、空港へと向かいます。
3時間前に空港へ、ATMで朝からやらかす
実は昨日、ここリマに到着したのですがホテルへと直行しました。ペルーに宿泊するにもかかわらず、まだペルーの通貨・ソルを一切持っていません。そのため、空港のATMでペルーのソルを下ろしておきます。
あらかじめインターネットで「MultiaredのATMが手数料が安い」と調べていたのですが、なかなか見つからない。ということで、諦めて高額な手数料覚悟でその場にあったATMへ。
ところが問題(?)発生。手数料の確認画面までいったのですが、あまりにも高すぎる。両替手数料が10%以上上乗せされる上、500円近いATM使用手数料まで。これはあまりにも高すぎる、ということでキャンセル。隣のATMへ。隣のATMも大して変わらない手数料だったため、諦めて最低限の現金を下ろすことに。
話が少し前後します。その後、空港ラウンジへ到着してから自分の銀行口座を確認したのですが、ここでヘマをやらかしていた。1つ目のATMでキャンセルしたつもりが、実はキャンセルできておらず請求がきていた。おそらく、現金が出てきていることに気づかず、僕はキャンセルしたつもりでそのまま出てきてしまったということだろう。1万円しないくらいだったので勉強代として受け入れるが…それにしてもこの失敗はでかい。なんてことを空港ラウンジで考えながらちょっと落ち込んでいました。
リマから南米・LATAM航空 LA2019便・国内線でクスコへ
リマの空港は慢性的な機能不足、混雑が常態化しています。ところが僕がいった時間の問題もあったのか、意外とあっさり国内線の保安検査を通過することができました。所要時間約10分。これならボーディング時刻の15分前にホテルを出ても間に合った(そんなリスキーなことできない)。
国内線の保安検査後のエリアに、ペルーレイルのカウンターがありました。明日、クスコからマチュピチュへの鉄道を、明後日にはチチカカ・トレインを予約してあります。座席が窓側座席なのかがわからなかったので、ここでちょっと聞いてみることに。
マチュピチュからの帰り(マチュピチュ→クスコ)の列車が通路側座席でしたが、明日、マチュピチュ行きの列車は全て満席になっているとのことで変更はできず。ちょっと残念。
ラウンジでしばらく待機してから、ゲートへとやってきました。ラウンジの様子などについてはまた、別の記事でまとめようと考えているのでしばらくお待ちください。
LATAM航空は国内線であっても、ボーディング開始が1時間前。とても早い。ところが、ボーディング開始時刻になっても搭乗が始まる気配はなし。
ボーディング時刻から遅れること約20分、ボーディングが開始されました。南米でもスーツケースを機内に持ち込む人が多い。
僕も持ち込む予定だったのですが、ここでも回収されました。ちなみにLATAM航空のスタッフは英語が通じます。「この荷物、機内へ持ち込む荷物として手荷物料金を払ったよ。」というと「荷物棚がいっぱいだからね」と言われました。「追加料金は発生しないんだね?」と確認したところ「発生しないよ、こちらの事情だからね」と言われ「なら全然いいよ」という感じで荷物を預けました。
アメリカの国内線はボーイングの機材が多い。B737が中心ですが、LATAM航空の国内線はエアバス機が多い。LATAM航空はナローボディー機はエアバスA320シリーズに統一、ワイドボディ機はボーイング機(B767、B787、B777)に統一しています。
機材の横までやってきました。今回の機材はLATAM航空の国内線や短距離路線で主力のA320です。LATAM航空についてもまた別途、記事を作成しようと考えていますのでお待ちください。
ボーディングはやや遅れ気味だったのですが、意外とあっさり、時間通りにクスコに到着しました。飛行機は普通、降下をして空港へ降りるわけですが、あまり降下しないのがこのクスコ。標高が一気に上がったことを体感させます。
クスコの空港はそこまで大きくはないため、荷物もすぐに出てきます。手荷物を受け取るとすぐに空港の外に直結。到着ロビー見たいなところは一切ありません。空港の外に出るとタクシーの勧誘はありますが、それでもそんなに鬱陶しくない。何より、Uberが使えるのがとても便利。
クスコは思っていたより断然、魅力的な街だった
Uberでとりあえず、ホテルへとやってきました。今回はクスコの街にたった1つだけある、Hilton系列のホテル「Motto by Hilton Cusco」です。値段の面で迷っていたのですが、立地もよく、利用する駅へのアクセスも良いことからここを利用することに。
いわゆるホテルというよりはアパートのような雰囲気の館内。ただ、しっかりフロントを通過しないと入れないようになっており、セキュリティは万全。部屋の中はしっかりHiltonホテルで、高い宿泊費の価値は十分あった。かなりおすすめできるホテルなので、こちらも記事にしたい(記事にしたい、が多すぎる)。
クスコの中心地とも言えるアルマス広場へとやってきました。クスコは治安がかなり良く、イスタンブールなんかのように客引きもほとんどいない。かなり綺麗で歩きやすい街です。
南米はiPhoneが狙われやすい、なんて聞いていたのですが、強盗を受けるような雰囲気ではない。警察官もたくさんおり、注意は必要ですがかなり安心して歩けます。最新のiPhoneを使いながら歩いている人も普通にいる。
歩いてサンペドロ市場までやってきました。お腹は空いていなかったので特に何も食べていませんが、サンペドロ市場の向かいに、明日の朝利用する予定のマチュピチュへの列車の駅があります。朝、何時にホテルを出発すれば良いかを見極めるためにも、一度歩いて来ておきたかったのです。
クスコはとても美しい街並み。石畳が綺麗で、治安もいい。道端で物を売っている人も多くいますが、向こうから声をかけてくることは稀で、安心して歩くことができます。
クスコ大聖堂へとやって来ました。入るか迷いましたが、今回はちょっとパス。外から見ることができ、外から見るだけでも石畳を使った美しさを体感することができます。
続いては「San Blas View Point」、クスコの街を一望することができる展望台へと向かいます。高山病の症状は少なかったのですが、やっぱりこの階段を上がると一瞬で息が切れます。
San Blas View Pointからの景色。クスコの街並みが一望でき、かつその周囲に広がる山の景色も見渡すことができます。
「Yaku Restaurant」でディナーを食べて翌日に備える
一旦ホテルへと戻り、洗濯などの雑務をこなします。明日は朝早いので、早めに夕食を食べてホテルに戻り寝たい。ということで、午後5時ごろにはレストランへ。この日は「Yaku Restaurant」に行くことに。
Yaku Restaurantはアルマス広場から歩いて3分ほど、吹き抜けのようなところに開放的なレストランがあり、いい感じ。
まずはサーモンの料理をいただきました。外国人もたくさん来ているレストランで、Google Mapに写真があったので写真を見せて注文。
アルパカのバーガーは普通にメニューを見て注文しました。アルパカの肉はビーフよりちょっと臭みがある感じ。普通に美味しいけれど、ビーフとアルパカ、普段どっちが食べたい?ってなるとまあビーフかな、という感じです。
お腹がいっぱいになったのでホテルに戻ります。途中のマーケットでパンとインカコーラ、そして水を調達。パンは旅中、何かと時間がない時にちょっとした腹ごしらえになるのでちょっと持っておくといい。ちなみに今回の旅では、このパンに後々かなり救われることになります。
現時点では高山病の症状はほとんどなく、むしろ高山病の対策薬である「ダイアモックス」の副作用で指先が痺れるくらい。だと思っていたのですが、夜の眠りが浅く、寝付きこそは良いものの早朝に起きてしまうという症状が現れつつありました。早起きするくらいならいいか、くらいに思っていたのですが、先に言ってしまうとこれが後ほどかなり影響してくることになります。
4日目 マチュピチュへ
4日目の今日は、クスコから日帰りでマチュピチュへの旅です。今日も朝は早朝、4時ごろに起床してしまった。まあいっか、と思っていたのだけれども、これが後々、身体に響いてきてしまった。
朝は歩いてEstacion San Pedro(サンペデロ)駅へ
マチュピチュへ向かうには、クスコのサンペデロ駅から鉄道に乗る方法と、途中のオリャンタイタンボ駅やポロイ駅までバスで行きそこから鉄道に乗る方法があります。僕はクスコから全行程を鉄道で移動するルートを選択しました。
昨日歩いて感じた通り、クスコはとても治安の良い街です。また、昨日のうちに駅の下見をしていたため、歩くことができると判断。僕は日の出後の出発だったため普通に歩きましたが、日の出前でも普通に歩けそうな治安。
朝のアルマス広場を通って、サンペデロ駅へと向かいます。朝から観光客がちらほらいたりして、写真を撮ったりします。僕はiPhone16 Proを使っていたので、写真を撮ってもらったら「カメラがめっちゃ良くて羨ましいね」なんてことを言われたり。
マチュピチュ行きの列車に乗るがまさかの…
マチュピチュ行きの列車が出発するEstacion San Pedro(サンペデロ)駅へとやってきました。出発の30分前を目処に駅に来るように、とチケットには書かれていましたが実際には直前でも大丈夫そう。
駅では駅員さんたちが入れ替え作業などを行なっています。駅の入り口に立っているスタッフにチケットを見せると「君はこっちの待合室で待っていてね」と教えてくれます。
もちろん、待合室を出て列車の写真を撮影することもできます。ペルーレイルは初めて乗りますが、思っていたよりかなり綺麗な車両、ってのが第一印象です。
行きは7:30にクスコのサンペデロ駅を出発する「PERURAIL VISTADOME OBSERVATORY 37」に乗車します。マチュピチュ行きの列車には3つのグレードがあるのですが、行きはまだ明るい時間に乗ることができるので、2番目の列車をチョイス。
時間になって乗車したのですが、まさかの隣は日本人。おそらく手動で座席指定をしているため、あえて日本人同士を隣にしてきたのだと思います。数百人が乗る列車ですが、日本人は僕と隣に座ってきた人の2人しか見当たりませんでした。
クスコを出るとすぐに、クスコの街を一望することができます。とても綺麗。マチュピチュ行きの列車についてはまた別途、詳しく記事にまとめる予定ですが、途中駅までバスで行ったほうが早い。しかし、片道はやっぱり、クスコから列車に乗ってほしいところ。見える景色が全然違います。
「VISTADOME OBSERVATORY」に乗車すると、車両ごとに最後尾の車両に呼ばれます。ショーなどが行われる他、アルコールなども提供されます。僕は高山病の症状が出かかっていたこともあり、アルコールはパス。インカコーラを注文したのですが、まさかの隣に座っていた日本人の方が奢ってくださいました。感謝。
最後尾の車両からは、流れゆく美しい景色を眺めることができます。まさに「マチュピチュへの絶景鉄道の旅」という感じ。ここはまた、Vlogとしてまとめて公開したいと考えています。
途中、崖にあるホテルとして有名な「Skylodge Adventure Suites」が見えました。僕は聞いたことこそあったものの詳しくは知らなかった。隣にいた日本人の方が教えてくださいました。
最後尾の車両からはこの通り、後ろに流れゆく景色を楽しむことができます。これがなかなか美しい。日本ではなかなか体験できない車両です。
片道4時間ほどの旅でしたが、あっという間に列車はマチュピチュ駅に到着。ここからはバスに乗り換えてマチュピチュ遺跡へと向かいます。
マチュピチュ遺跡へはバスで バスは混雑しているものの次から次へとやってくる
マチュピチュへはバスで行く必要があること、バスのチケットが地味に高いことは事前に把握していました。現地へ行くと「バスのチケットオフィス」の看板があるので、その看板に従ってチケットオフィスへ、チケットを購入。
ちなみにチケットオフィスはかなり奥まったところにあります。事前にバスのチケットも購入しておくことができるのかな?チケットオフィスは全然並んでいませんでした。
マチュピチュ遺跡へのバスに、かなりの人が並んでいます。僕は13:00からのチケット、マチュピチュ駅に到着したのは12時半前、ちょっと焦ったのですが、全然余裕でした。
マチュピチュ遺跡へのバスは、マチュピチュ遺跡への入場時間ごとに区切られています。僕は12:30過ぎに行きましたが、13:00のチケットを持っている人向けのバスは、まだまだ列があった。13:00直前ギリギリまでにバス乗り場に行けば、おそらく間に合うはず。ただ、ペルーレイルは遅れることがあるので時間には余裕を持った方がいいでしょう。
バスはピストン輸送でひたすら往復しています。やってきたバスに順番に乗る形で、座席の指定は一切、ありません。相席になるのでそれを覚悟で。バスでかなりの山道を登りますが、片道20分かからない程度。かなりの山道を登るので、車酔いには注意です。
マチュピチュ遺跡へ着くとガイドの勧誘があります。僕はガイドを手配していなかったので、キャッチにつかまる形で乗ってしまった。値段も許容範囲だったしガイドの内容も良かったですが、あらかじめ調べて行った方がいいでしょう。
マチュピチュへ到達!
マチュピチュへやってきました。もう、言葉にならない。確かに写真で見た通りの景色なんだけれども、その景色が本当に壮大。自分の目で見て良かった。
僕がマチュピチュへ行った日はたまたま天気もよく、美しい写真を撮ることができました。今回はワイナピチュには登りません。
マチュピチュ遺跡はもともと、アメリカ人の登山家・研究者によって発見されました。周りの山を歩いていたところ、遺跡を発見したとのこと。
ペルーでは地震なども起こるにもかからず、こんな山頂のエリアでもしっかりした遺跡がある。この不思議さが人々を惹きつけてやまない。本当に、こんな山奥にこんな大きな遺跡があるのか、という、なんだか不思議な感じです。
最後、出口に近いところにはリャマもいます。最後にはリャマとも一緒に記念撮影をして終了。キャッチにかかったツアーでしたが、ツアーの内容自体は良かったので少しばかりチップも払って終了です。
マチュピチュ遺跡は人生で一度は行ってほしい場所。マチュピチュ遺跡の魅力や行き方などについては、また別途記事を作成しようと考えています。
マチュピチュ村のレストランで食事をとりたかったが…諦めて列車でクスコへ
マチュピチュ遺跡の観光を終え、マチュピチュ村へと戻ってきました。マチュピチュ村は初代の村長が日本人ということもあり、村の構造がとても日本に近い。「日本の温泉街、特に箱根なんかと雰囲気が似ている」なんて言われますが、まさにその通り。
村の中央に線路が敷かれています。クスコなどからやってくる観光向けの列車のほとんどはこのマチュピチュが終点ですが、1日数本だけ運転されるローカル列車はこの先まで直通する列車もあるようです。今回は時間がなかったですが、もし時間があれば帰りはローカル列車に乗る、なんてのも楽しいかも。
マチュピチュの駅。このマチュピチュ駅を利用するお客さんのほぼ全員が観光客であるため、観光客を想定した駅になっています。駅にはちょっとしたカフェもあり、ピザやパンなども販売されています。
マチュピチュ駅にはホームがいくつかあり、クスコ方面の列車は出発の30分前を目処に改札が始まります。列車番号を記した看板?的なものも設定されるほか、自動放送による案内が英語でも行われるため、普通に待っていればそこまで困ることはないでしょう。
帰りは「PeruRail Expedition 32」に乗車してクスコへと戻ります。PeruRail Expeditionは最も安い列車で、車内サービスは特にありません。座席こそ指定席であるものの、ドリンクのサービスなどはなく、もちろんスナックのサービスもありません。僕は4人がけのボックス席で、3人家族の中にぶち込まれました。
列車は途中、行き違い列車との待ち合わせのために1時間ほど停車。これによって30分ほど遅延しました。帰りは途中駅からバスに乗り換えて、とっとと帰れば良かったな、なんて思ったり。ただ、列車の中からクスコの夜景が見えたのでこれだけでも価値があった。
朝、出発したSan Pedro(サンペデロ)駅まで戻ってきました。機関車が1両でここまで引っ張ってきたようです。お疲れ様でした。
到着したのは結局、22時近い時間。到着したSan Pedro(サンペデロ)駅では、タクシーの客引きこそいたもののそんなに鬱陶しくもない。そしてこの22時でも普通に街を歩けるほどの安定した治安。クスコはやっぱり、いい街だった。もう少し滞在したかったな、と思いつつも明日の列車を予約してしまっているので、明日の朝には去ります。
5日目 チチカカ・トレインに乗ってプーノへ
5日目、今日はチチカカ・トレインに乗ってクスコからプーノへと向かう1日です。クスコを7:50に出発しプーノには18:20に到着予定。10時間を超える長い鉄道の旅です。
ホテルをチェックアウトし、ワンチャック駅へ
クスコからプーノへと向かう「チチカカ・トレイン」はクスコのWánchaq(ワンチャック)駅を7:50に出発し、プーノ(Puno)に18:20に到着します。チケットには「駅に7:20に来るように」と書かれていたので、6時半過ぎにホテルを出発し歩きます。僕が宿泊していた「Motto by Hilton」からは歩いて15分ほど、治安もよく、普通にスーツケースを引っ張って歩きました。
スーツケースを引っ張って歩いているとやっぱり、息が切れるのは早い。今回はホテルから駅まで下り坂だったのでちょっと息が切れるな、くらいだったもののこれが上り坂だったらきつかったかな。
繰り返しになりますが、ここクスコの治安はとても良い。そのため、安心して歩くことができました。大きな荷物を持っていても特に不安を感じることなく駅へ。Wánchaq(ワンチャック)駅は、最初は駅の入り口がわからず不安でしたが、北側に普通に入り口がありました。
ワンチャック駅から発着する列車は、プーノ行きの列車のみ。プーノ行きの列車は今回乗車する「チチカカ・トレイン」と超高級寝台列車「ベルモンド・アンディアン・エクスプローラ」のみ。
ただし、マチュピチュ行きの列車に途中から乗り継ぐバスはここ、ワンチャック駅から出発します。マチュピチュへの行き方についての記事で別途詳しく解説します。
高級列車「チチカカ・トレイン」で10時間の旅 クスコからプーノへ
マチュピチュを観光したので、マチュピチュへの玄関口・クスコから次はプーノへと向かいます。クスコからプーノへはバスでの移動が一般的です。3,000円程度で移動することができるためリーズナブルです。
ところが今回は鉄道を選択。この区間には「チチカカ・トレイン」と「ベルモンド・アンディアン・エクスプローラ」という2種類の鉄道が走っています。今回乗車するチチカカ・トレインは片道270ドル、決して安くはありませんが観光での利用にはおすすめできる鉄道です。
僕自身このチチカカ・トレインはもともと、南米へ渡航したことのある先輩からおすすめされて知りました。移動手段というよりむしろ、観光スポットの1つという感じ。チチカカ・トレインについては別途記事を作成する予定ですので、しばらくお待ちください。
車内は鉄道というより「豪華なホテル」のイメージ。いわゆる「鉄道の座席」ではなく、完全なソファが配置されており、レストランのような落ち着いた雰囲気になっています。
駅で駅員さんにチケットを見せると、大きな荷物を預かってもらいます。大きな荷物(機内持ち込み可能なサイズのスーツケースでも)は基本的に、預けなくてはならないようです。
まず初めにラウンジに案内されます。ラウンジではコーヒーなどを無料でいただくことができます。しばらく待機していると、スタッフの方が車内に案内してくださいました。座席までしっかり案内してくださった。
出発までしばらく時間があったので、先頭までいき列車を撮影。そこまで長い編成ではありませんが、キッチンカーも連結されている豪華列車です。
クスコの街をゆっくりと出発。出発前に近くにいた4人組の女性が「出発時間は何時?」「7時50分だよ」「3分前じゃないか」「まあいつものことだ」なんて会話をしていたのが印象的。素知らぬ顔をして最初から、10分ほどの遅延です。
チチカカ・トレインでペルーの美しい景色を堪能する旅
チチカカトレンはクスコの街を出て、ペルーの田舎へと向かっていきます。クスコの街には2泊滞在しましたが、マチュピチュへの訪問がメインだったため、少し離れたところは見ることができていない。インドネシアへ行った際もそうでしたが、長距離の鉄道に乗るとその国のリアルを見ることができるので僕は好き。
まさに「ペルーの大地を感じながら」列車はプーノへ向けて進んでいきます。手前には広々とした畑が、その先には山。高山地帯が多いペルーを体感することができます。
車内ではピスコサワーが無料で提供されました。最初、アルコールではないと思っていたのですが、身体が熱くなってきたのでアルコールだと後から気づいた。高山病が不安な状況でアルコール…でもピスコサワーは飲んでみたかったのでOK。
これがペルーの田舎の風景か。山があって、でもしっかり緑もある。その中で動物と共に生きているペルーの人たちがとても印象的。この辺りは、Vlogでも体験していただくことができるでしょうから、Vlogの公開までしばらく、お待ちください。
最後尾の車両からは、流れゆく景色を楽しむことができます。午前中は各車両ごとに案内されてショーが行われます。午後は自由に最後尾の車両に足を運ぶことができます。
チチカカ・トレインはララヤ峠へ 車内で豪華ディナー
チチカカ・トレインは最高地点のラ・ラヤ峠へと到達です。標高は4,300m。かなりの高度です。ちなみに僕はこのあたりから、高山病が悪化してきました。
チチカカ・トレインはラ・ラヤ峠で30分ほど停車します。ここでは下車して写真を撮ることができます。先頭車両に乗って写真も撮影してもらいました。
ラ・ラヤ峠での停車が終わり車内に戻ると、ランチの準備が始まっています。ランチは乗車料金に含まれており、地元の食材を使ったランチが提供されます。僕は今回、ビーフをチョイス。
デザートにはチョコレートケーキが提供されました。ちなみにアレルギーがある人にはフレッシュな果物が提供されます。
ランチが終わるとのんびりした時間になります。午前はショーがあったりと、やや忙しかったのですが、午後はフリータイムという感じ。途中でピスコサワーの作り方講座が開かれたりしますが、こちらは任意参加。途中で抜けることとかも全然OKという感じ。
車内ではのんびりした時間が流れ、午後5時半ごろからアフタヌーンティーが始まります。軽食とお茶。お茶はとても美味しく、何度もおかわりしてしまった。
この日はたまたま、アンデアン・エクスプローラーがプーノからクスコへ向かう日だったよう。プーノに到着する1時間前くらいに行き違いました。お互いに停車したため車内が見えましたが、すごかった。次にこの南米に来たら、あちらのアンデアン・エクスプローラーにも乗車したい。
車内からは美しい夕日が見られました。高山だからか、夕日の上には美しい紫色の空が。この美しさはなんとも言えない。今回のチチカカ・トレインの旅では美しい景色をたくさん、見ることができましたがこんなに美しい景色が最後に見られるとは。
そんなこんなで定刻から30分ほど遅れて、プーノに到着しました。プーノも治安が良く、ホテルまで徒歩10分ほど、普通にスーツケースを引っ張って歩きました。ちなみに僕が宿泊したホテルには、僕以外にもチチカカ・トレインを利用してきたお客さんはいたよう。
このプーノはクスコより標高が高い。このプーノについた頃、僕の体調はかなり最悪に近い状況。ちなみにこの日の夜は寝つきこそ良かったものの、寝てから3時間後、深夜0時ごろに起きてしまった。そしてそのあとは金縛りにあい、結局睡眠時間は圧倒的に短いまま、翌朝4時にはホテルを出発しなければならなかった。高山病の症状はただひらすらキツくなっていく一方で、かなり苦しい。まさかこんなに苦しい旅になるとは…と感じつつ、ひとりで苦しんだ夜でした。
6日目 プーノからバスで国境を超えてラパスへ 高山病に苦しむ1日
昨夜はほとんど寝られず、体調は最悪。それでもこの日は、バスターミナルに4:45には行かなくてならない。まあ、バスの中で眠ればいいか、とも思いつつ、いままで体験した旅行の中で最悪の体調でホテルを出発、バスターミナルへと向かいます。このままでは明日のウユニ塩湖は諦めなければならない。
早朝からバスターミナルへ行ったけど、もう少しゆっくりしていられた。
ホテルでタクシーを呼んでもらい、そのタクシーでバスターミナルへ。ホテルは比較的しっかりしたホテルを選んだのですが、やっぱりそこは海外。タクシー料金の交渉をしなくてはならなかった。ホテルのフロントの方は優しく「5ソル〜10ソルくらいだよ」と教えてくれた。最初、7ソルという話が8ソルに値上げされた。もうこのままペルーを去ることは確定しているから、ペルーソルを持っていても仕方ない、8ソルはあるので、8ソル以上は払わないからね、という感じで終わりに。あー、タクシーってやっぱめんどくさい。特にこういう、体調が超絶悪い時は。
チケットによれば4:45にバスターミナルに集合、出発時刻は5:15。そのため、ホテルを4時過ぎに出発し、4時15分ごろにはバスターミナルにやってきました。しかしなんと、バスのチケットカウンターが開くのが5:00。そこからのんびりのんびりチケットの発券をやって、まだまだ時間があるよう。ちなみにチケットカウンターでは、出発時間の他にバスの乗り場、バスのナンバープレートも教えてくれるので、バスを間違えることはありません。
5:15発って話のはずなのに、そもそも僕が乗車するバスがやってきたのが、6:20ごろ。実際に出発したのは6:30ごろ。おいおい、これだったら5:30くらいまで寝ていられたじゃないか。というか、本当に座っているのもしんどいくらい、体調が悪い。
そんなことを思いつつバスに乗車。スーツケースなどを持ち込むような場所はないため、スーツケースは預けることになります。乗車してすぐに爆睡。寝ていたら起こされて、バスの案内をされました。乗務員さんは英語が喋れないようで、スマホで英語の案内が書いてあるものを見せられた。外国人観光客にはこうやっているのでしょう。
また、その後すぐに、ボリビアの税関申告のQRコードを提示されます。そのQRコードを自分のスマホで読み込み、税関申告をしなくてはなりません。これは面倒だけど、やらなくてはならないこと。
バスが停車しました。乗務員さんが「両替所だよ」と言って起こしてくれた。両替のレートは正直、かなり悪かったです。が、到着後ATMを探すリスクを考えるとここで両替をしておきたかった。僕は3000円程度のペルーソルをボリビアのボリに変えました。
ペルーとボリビアの国境へ 人生初の陸路での国境越え
両替所からしばらく走り、バスは国境付近へとやってきました。国境の検問所では当然、全員バスから降りなくてはなりません。預けたスーツケースも全て取り出し、手荷物検査も受けることになります。
バスはペルー側に到着。バスではなく自家用車で国境を越える人は自家用車に乗ったまま、出入国審査が受けられるよう。
検問所での出入国審査は、まず初めにパスポートチェックが行われます。ペルーの出国審査窓口が2つ、ボリビアの入国審査の窓口が2つ。左側のペルー出国審査の窓口でスタンプを押され、再び右側の列に並んでボリビアの入国審査を受けます。ペルーの出国審査・ボリビアの入国審査ともに質問はされなかった。ボリビアの入国審査でアメリカと同様、顔写真の撮影が行われたくらい。
昨日の夜は、いや今も、どうなることかと思いましたが、とりあえず訪問国数+1は達成。ボリビアへの入国が完了しました。
ボリビアに入った瞬間、道路状態が一気に悪くなった。ペルーは道路が舗装されていたのに、ボリビアは舗装されていない道路ばかり。バスの乗り心地は一気に悪くなります。ということを考えつつ、僕はそんなことに構っていられないくらい体調が悪かったので、バスでさらに寝ます。
天空の首都・ラパスはとても美しい街だった
ボリビアに入国後も相変わらず、寝続けて気づいたらラパスの市街地に近づいてきました。ラパスはすり鉢状の街になっており、ロープウエイが街の公共交通機関として根付いているのが特徴です。
ラパス時間の2時前、バスはラパスのバスターミナルに到着。ペルーとボリビアの間には1時間の時差があるため、ペルー・プーノの時間では午後1時ごろに到着です。6時から13時まで、結局7時間ほどのバスの旅でした。そのうち、国境での出入国審査などの時間を除く5時間〜6時間ほど、寝ていました。それでもたまった睡眠負債は大きく、まだまだ眠い。
ラ・パスの街歩きは諦めてホテルへ
ラパスのバスターミナルに到着しました。バスターミナルの治安はやや不安だったのですが、想定よりかなり治安がいい。バスターミナルの中では客引きがたくさんいますが、反応しなければ全く狙い撃ちしてこない。危なそうな人もおらず、普通にレストランもあります。思っていたより綺麗、というのが印象。
ちなみにバスターミナルのトイレは有料です。バスターミナルの一番奥にあります。僕は高山病の症状か、それとも別の症状か不明ですがお腹を下し始めました。今朝まではそんな状態ではなかったのに…途中で極限まで我慢できなくなり、ホテルまで行くのを諦めて2ボリでトイレに駆け込みました。この時、焦っているのにボリビアの通過・ボリビアーノスが出てこない。こういう時に限ってペルーのソルばかり出てくる。何度もトイレのスタッフに「違うで」って言われまくって、最後なんとかボリビアーノスを取り出した。
お手洗いが終わったので、次はATMへ。先ほどペルーソルの一部をボリビアーノスに両替したため、ボリビアーノスはある。ただ明日、ウユニ塩湖のツアーはアメリカドルで払う予定。マチュピチュでのツアーでアメリカドルを想定以上に使ってしまった。そのため、明日のウユニ塩湖ツアーのアメリカドルがないのです。
ところがここでも問題発生。当然っちゃあ当然なのですが、ATMではボリビアーノスしか出せない。米ドルに対応したATMがない!では空港に行ってから考えるか?でも明日はそんなに時間に余裕はないぞ?!
そんな時、バスターミナルの入り口側、バスターミナルを入ってすぐ右手に両替所を発見。記憶の範囲内では、米ドル、ボリビアーノス、ペルーソル、EUのユーロ、イギリスポンドに対応していました。いま持っている現金は、米ドル(足りない)・ユーロ・ボリビアーノス(そんなに多くない)・ペルーソル(お土産程度のごくわずか)。お、ユーロをドルに換金できる!
ということで、ここでユーロを米ドルに換えます。幸いにも、明日のウユニ塩湖ツアーのために足らない現金は概ね5ドル程度。ここラパスの地、それもバスターミナル内でユーロを米ドルに換えるなんてレートが悪すぎることは承知。もちろん、レートはとても悪かった。足らない米ドルは5ドルだったので10ユーロだけを換金し、7ドルか8ドルになりました。
米ドルも確保できたので、あとはホテルに行って休むだけ。ところがここでも問題発生。Uberが全然捕まらない。Uberが捕まりにくいのは、YouTube動画などでも知っていたけど、ここまでUberドライバーが少ないとは…
まずUberを呼んでみたものの、15分ほど待たされてドライバーとマッチングせず。そのあとで先ほど言っていた両替所で少し時間を潰し、トイレに駆け込んだりして30分ほど経ったのちに再度Uberの配車をかけたところ5分ほどかけてやっとマッチ。ドライバーの到着までに20分ほどかかりました。
ラパスはUberが利用できますが時間帯によってはUberが全然捕まらない。その場合のための対策はある程度考えておいた方が良いでしょう。
ホテルにチェックイン、残りはひたすら寝続けた
今回はラパスの中でも中心部にある高級ホテル「Ritz Apart Hotel」を予約していました。このRitz Apart Hotelは1泊10,000円以上とかなり高かった。でも中心地にあり、限られた時間でラパスを観光するために必要な経費だと判断していました。
これがプラスに働いたのか、マイナスに働いたのかは不明。ところが事実、ベッドの寝心地がとても良かった。そしてとても広く、ホテルのシャワーも快適に利用できた。また、枯渇しかけていた水もホテル内で購入することができた。
そしてホテルは中心地にあるため、ラパスの街並みも見ることができた。運よく11階という高層階だったため、遠くまで見渡すことができました。
ホテルに到着後、写真を撮り、そしてシャワーを浴びます。とりあえず昼寝。睡眠負債はたまりにたまりまくっているので、ひたすら寝ます。
夜の8時ごろ、一旦起きました。今日はあまりにも体調が悪すぎて朝から何も食べていない。今も正直、お腹は空いていないけれど、このまま1日何も口にせず寝るのはまずい。体調を悪化させてしまう可能性がある。
ということで、クスコで購入していたパンをここで食べます。そんなに大きなパンではないものの、30分ほどかけてゆっくりと食べました。ゆっくり食べようとしたのではなく、食欲がなかったため食べられなかったのです。
日本から持ち込んでいたお味噌汁を飲もうかとも思いましたが、どうしても食欲が出てこない。食べなくては、という義務感から無理矢理、パンを口の中に詰め込んだ感じだったので、パン1つだけでOKとしてまた寝ます。
夜8時過ぎに寝て、翌朝の5時過ぎまで、ただただ寝ました。バスの中での睡眠時間と合わせると、この日の朝から翌朝までに合計16時間ほど寝ました。
7日目 体調もやや回復し、ウユニ塩湖へ
南米渡航も7日目、出発から1週間が経ちました。昨夜から16時間ほど寝たこともあり、体調はかなり回復。ウユニ塩湖へ行けると判断し、ウユニへと向かうことにしました。ちなみに念のため、風邪薬を飲みました。
朝はすぐにUberがつかまった
朝5時半に起床、5時45分ごろにホテルの部屋を出ます。昨日、Uberがどうしても捕まらなかった経験から、ホテルの部屋でとりあえずUberを呼びます。昼はUberドライバーがほとんどいなかったのに、この時間はたくさんいる。朝の6時前だというのに今日は、1分でドライバーとマッチング。そしてこういう時に限って、ドライバーは3分で到着すると。急いでホテルをチェックアウトします。
チェックアウト時にミニバーを使っていないか?と聞かれて、使っていない、と答える。そしてそこから、スタッフが地下からやってきて、僕の部屋を確認に行く。おいおい、ミニバーって言ったってQRコードじゃなかったか、とか思いながら待機。そんなことをしているうちにUberドライバーが到着してしまいました。焦る。
運よくすぐに僕の部屋の確認は終わり、Uberドライバーを数分待たせただけで合流できました。Uberに乗って空港へと向かいます。Uberを利用する場合によくあるパターンですが、空港発着での配車は追加料金(空港税など)がかかったりします。そのため片道1,200円程度都、ラ・パスのUberにしてはかなりの値段がかかりました。
朝のラ・パス、すり鉢状の街の、横のところを舐めるように少しづつ上がっていきます。ちなみにラパスのエル・アルト国際空港はすり鉢の上の部分にあります。
朝日が出る、その手前にロープウェイ。とても美しい景色。朝は場所によっては霧が出ているので、それもまた、綺麗。Uberの車の中からは、ガードレールがあったのでうまく写真を撮ることができませんでしたが、とにかく、綺麗だった。
エル・アルト国際空港からウユニ行きの国内線へ
ラ・パスの玄関口であえるエル・アルト国際空港にやってきました。朝からそれなりにお客さんがいる。そこまで大きい空港ではありませんが、ターミナルは年季が入っているものの、リニューアルされている部分はされている。
まず初めにチェックインカウンターに並ぶものの、僕はモバイル・ボーディングパスで既に搭乗券を持っています。スタッフが来たので、スマホの搭乗券を見せて「直接ゲートに向かってもいい?」と聞くと、ゲート番号を教えてくれました。スマホ搭乗券は3日前から取得できるため、まだゲートが表示されていなかったためです。
保安検査はすぐに終わりました。ボリビアの国内線はもちろん、ペルーの国内線も水の持ち込みが可能です。また、機内持ち込み対応サイズのスーツケースは当然、持ち込むことができます。
今回のラ・パスからウユニへのフライトは、ボリビアーナ航空、ボリビアの国営航空会社です。機材はB737。ボリビアーナ航空はB737を中心に運航しており、一部スペイン便などのためにB767も保有しています。
ラ・パスのエル・アルト国際空港は、国際線ゲートを中心に左右に分かれています。プライオリティ・パスのアプリで確認したところ、ラウンジは反対側にあると。うわぁ、まじか、早く来たのに暇になったじゃないか。
そんなことを思いながら、保安検査場内のカフェで時間を潰します。昨日は高山病なのか寝不足なのかで死んでおり、何も食べませんでしたが久々に「お腹がすいた」。そこで、カフェでサンドイッチを購入。
搭乗開始時刻の15分前になったので、ゲート前にいきます。このタイミングでまさかの、プライオリティ・パス対応のラウンジを発見。おいおいマジかよ、使いたかったよ…このあたりはまた、別途記事にまとめようと思います(作成すべき記事が多すぎて、いつになるかは不明ですが…)。
ゲート前のベンチで空いていた席に座ったのですが、偶然にも隣にはアジア人のカップルが。どこから来たの?と英語で聞かれたので、日本だよ、と答えたら、自分たちは韓国だよ、と。聞いたらハネムーンで南米へ来ていたそう。
女性が横でずっとグダっとして寝ているので「高山病かな?」と聞いたら、やっぱりそうだった。高山病の薬持ってないか?と聞かれたのですが、僕は昨日で全て飲んでしまった。自分は昨日、たくさん寝たら回復したよとアドバイスしておきました。
ウユニへのフライトは1日1往復しかありません。それも2024年10月現在のダイヤではラ・パスからの1往復のみ。でもそこまで混雑はしておらず、搭乗率は50%ということろか。
ラ・パスからウユニへのフライトは概ね1時間程度。30分ちょっと経った頃には飛行機の右側にウユニ塩湖が見えてきました。ウユニ塩湖はとてつもなく、でかい。
ウユニ空港に到着しました。ウユニ空港では手荷物を受け取った後すぐの場所に、送迎がたくさん待っています。送迎は予め手配しておくのが安心できそうです。
ちなみにウユニ空港からウユニの市街地までは約10分。とてつもなく近い空港で圧倒的に便利です。僕が今回利用した「ホダカ・マウンテン」というツアー会社では無料送迎も行っていました。
ホダカ・マウンテンに一旦いき、その後ホテルへ
今回、ウユニでの滞在時間はたったの24時間です。本来ならこんなハードスケジュールな旅は組まない方がいいですが、時間がないため仕方なく、24時間の滞在となりました。
ウユニ塩湖でのツアーは当日、その場で探せばOKなことがほとんどなのですが、24時間という限られた滞在時間を考えるとそれはあまりにリスキーだった。そこで今回は、予めメールで予約をしていました。
予約の際に「空港からの送迎も手配できるよ」とメールをくださったので、行きは手配してもらったのです。ちなみにウユニはいい人が多く、普通にタクシーにお願いしても安心して利用できそうでした。
今回はホダカ・マウンテンの送迎だったのでとりあえずホダカ旅行社に向かいます。場合によっては飛行機が遅延し、ホテルに行く時間がないことも。そのため、ウユニ空港に到着した日に1日ツアー(10:30からのツアー)に参加する場合は直接、旅行者に行くように手配しておいた方が安心です。
僕はほぼ定刻通りにウユニ空港に到着したため、一旦ホテルへ行き荷物を整理する時間がありました。ちなみに翌日は、ラ・パスからのフライトが2時間ほど遅延して10時過ぎにウユニ空港に到着していました。
ホテルの前では市場も開催されていました。本当はウユニに2泊くらいして、こういう市場もゆっくり見て、街中もちょっと歩いてみたかった。夜のウユニ塩湖にも行ってみたかった。でも今回は時間がないのでパス。
ホテルに行き、残念ながらまだ部屋の準備はできていないとのこと。チェックインや支払いだけは済ませ、お手洗いを利用してから再度、旅行社へと向かいます。
ウユニ塩湖ツアーに出発 まずは列車の墓場へ
ウユニ塩湖のツアーは、日本人に大人気の「ホダカ・マウンテン」のツアーを利用。僕が参加した日は6人でのツアーだったのですが、僕1人に加えて日本人の女性2人グループが。つまり、6人中3人が日本人という状況で出発です。聞いたところ日本人の女性2人は、ワーキングホリデーでカナダにいたとのこと。カナダからだったら南米に来やすいから来たとのことでした。それが正解、日本から南米まで移動すると本当に死にそうになる。
バスというよりは自家用車に近い感じの車で移動。カッパドキアへ行った時と比べて、車の大きさはやや小さめ。かなりオフロード的な場所も走るのでその方がいいのでしょう。
まず初めにやってきたのが「列車の墓場」。もともと、ウユニ塩湖周辺で採れた鉱物などをチリまで運んでいたものの、戦争でチリに敗れ交易がなくなった。その際に放置された列車が、高地の乾燥した気候で原型をとどめつつ朽ちたため“美しい廃墟”となっているのがこの「列車の墓場」です。
この列車の墓場では2024年現在、列車に登るのもOK。日本だったら「安全上の理由から」とかつけて、登るの禁止になっていそう。ちなみに「UYUNI」という巨大なモニュメントもあったりするので、ここで写真撮影するのがおすすめ。
僕は1人旅でしたが、たまたま同じツアーに日本人がいたのでたくさん写真を撮ってくれ増田。とてもありがたかった。若い女性2人組だったので、そこにずっと僕がいても邪魔だろうし、でも気を遣って写真は撮ってくれるしで、距離感がやや難しくちょっと申し訳ないような気持ちもありました。
続いてはお土産屋がある場所へと向かいます。ボリビアっぽいお土産がたくさん並んでいる。ペルーとボリビアを比べると、ペルーの方が「アンデス山脈」っぽい派手な色のお土産がたくさん並んでいた印象です。
ついにウユニ塩湖へ 「壮大」のひとこと。
ツアーはついに、最大のフィナーレであるウユニ塩湖に到達です。「言葉にならない絶景」とはまさにこのこと。車で走っていくと一気に視界が開け、あたり一面が真っ白に。車の窓を開けてみることもできますが、サングラスがないと眩しすぎて目を開くことができない。
ウユニ塩湖の景色です。車で入った時にはまだ、真っ白というよりは少し砂が混じっている感じでした。でも、しっかりウユニ塩湖の淵は明確なので、ここからウユニ塩湖に入ったとわかる。
真っ白な世界をひたすら、車で進みます。この景色がまさに絶景。ちなみに高山帯なのでそこまで暑くはありませんでした。
しばらく走ると、水が湧き出ているエリアにやってきます。ここには「ボリビア」のモニュメントと各国の国旗が。ここでもちょっと写真撮影をします。
湧き出ているのはしっかり塩水でした。僕は前日からお腹を下していたこともあって流石に口にすることはしませんでしたが、ちょっと手をつけただけで、乾いた後に塩が残った。これだけ「塩の大地」が広がっているんだから、やっぱり湧き出てくる水も塩水なんだなと改めて実感しました。
「塩のホテル」でランチを
ウユニ塩湖の1dayツアーにはランチが含まれていることがほとんどです。途中の「塩のホテル」でランチですが、ランチ自体はドライバーの方が持ってきたものをいただきます。
僕は昨日、全く何も食べていない。でもだからと言って、とてつもなくお腹が減っているわけでもない。普通に朝ごはんも昼ごはんも食べることができます。
昼ごはんは野菜から肉、そして最後にはフルーツまで様々。「超豪華」というような食事ではありませんが、普通に美味しくいただくことができます。
飲み物はコーラと水が用意されていましたが、ツアー中にお手洗いに行きたくなるのが怖いので、僕はコーラを1杯だけと水をちょっといただくくらいにしておきました。
一緒にツアーに参加していた日本人の女性2人は、この後にマチュピチュへ向かうそう。マチュピチュへの入り方はどうだったかとか、マチュピチュのことをいろいろと聞かれたので答えられる範囲で精一杯答えました。マチュピチュを中心としたペルー&ウユニ塩湖を中心としたボリビアという旅程は、南米北西部の「ゴールデンルート」であり、やっぱり同じルートを辿る人が多いみたい。
ウユニ塩湖の大絶景を満喫する
ランチも終えたので、あとはウユニ塩湖の絶景を満喫します。昼食をとった「塩のホテル」から車で15分ほど、まさに「一面真っ白なウユニ塩湖」という場所までやってきました。
ちなみに繰返しになりますが、サングラスがないと目を開けることすらできません。サングラス=カッコつけるための手段ではなく、サングラスがないと無理。ちょっとだけサングラスを外して景色を見てみますが、目を精一杯開けることができない。
乾季のウユニ塩湖は、五角形?六角形?のクレーターのような構造がひたすら続きます。これ、全部が塩です。
僕が今回利用した「ホダカ・マウンテン」のツアーに参加した場合、ここでトリック写真を撮影してくださいます。スペイン語でなかなか意思疎通は難しいですが、うま〜くドライバーの方も伝えてくれます。ドライバーの方は英語も大して喋ることができませんが、意外となんとかなります。
ちなみにウユニ塩湖の端まで行くとチリにかなり近くなります。Google Mapを見ていると「あと少しでチリに入国できるじゃん!」という感じ。ちなみにツアーによってはチリの国境まで行くことができる場合もあるらしい(と帰国後に知人から聞きました)。
トリック写真を撮影したり、自由な時間を過ごしたりして1時間ほど、再び車で移動します。続いて移動する先は「インカ・ワシ島」です。ウユニ塩湖に浮かぶ(といっても周辺には水は張っていない)島で、有料で入ることができます。
僕はお手洗いに行っておきたかった。お腹の調子が良くないものの、我慢はできる状態でした。逆に、定期的に出しておかないとやばい。ということがあって、島には入場せず、お手洗いに入ってスッキリするまで、という感じでした。
ウユニ塩湖の「鏡張り」へ
続いて向かう先は、乾季でも水が張っているエリア。夕日の時間帯に行くと、美しい鏡張りの景色を見ることができます。
鏡張りの奥に夕日が沈んでゆく。とても美しい景色。ここウユニ周辺はほぼ無風です。そのため水面が靡くことがなく、美しい鏡張りが楽しめるのです。ちなみに年中ほぼ無風のため、昼と夕方では気温差がややあるので注意。
ウユニ塩湖のツアーでは、最後にサービスでワインを出してくださったりします。僕も少し頂きましたが、いかんせん昨日まで高山病で苦しんでいた、少しいただくだけにしておきました。
夕日が沈んだ後の景色。まさに「絶景」の一言です。3年前、「日本一周旅行」をしていた時に宮城県の松島でこの景色が見たいと考えました。YouTuberのスーツ氏が、奥松島での夕日の景色をアップしており、本当に美しかったからです。ところが当時は天気が悪く、見られなかった。いつか見たいと思ってた紫色の夕焼け、ここウユニで見ることができました。
ちなみに新調したiPhone16 Proの機能Apple ProRawを利用してRaw写真を撮影しました。このRaw写真をレタッチして美しい写真を作成しましたので、また改めて写真を公開したいと思います。
ホテルに戻ってリャマのステーキをいただく
ウユニ塩湖のツアー、帰宅時間は19時半ごろと遅かったですが、すごく短く感じた。あっという間の9時間のツアーでした。夕日が沈んだところまで見て、そのまま帰宅します。ちなみに、1日のツアーの場合、星空を見ることはできません。
旅行会社のオフィスまで戻り、そこで解散。僕はそのまま徒歩で、ホテルへと向かいました。ウユニの街はとても治安が良く、夜でも普通に歩くことができます。
ホテルの部屋に入りました。ウユニに限らず南米は、どこに行っても乾燥している。ウユニもかなり乾燥しているのが自分でもわかったため、一部洗濯もできると判断。洗剤で洗って明日の朝まで干しておくことにしました。
今日も早めに寝て、しっかりと睡眠時間を確保したいので早めに夕食を食べます。ホテル内にレストランがあるので、ホテルのレストランへと向かうことに。
このホテルのレストラン、なかなかメニューが充実している。アルコールのメニューも豊富で、グループでアルコールを飲んでいる人たちもいました。僕はリャマのステーキを食べ、飲み物はコーラ。これで1200円ほどと、やっぱり南米は物価が安いんだと実感。
明日は飛行機の時間があるため、朝8時にホテルから空港へのシャトルタクシーをお願いしておきました。そのために7時半ごろには起床しなくてはならない。さらに朝食も付いているため、朝食も食べたい。夜の9時ごろには布団に入って、就寝します。
8日目 1日かけてウユニからリマへ移動、南米を脱出
南米渡航も8日目、途中は高山病でどうなることやらと思いましたが、この日は朝からかなり体調もいい。風邪薬がなくなったのが不安だけれども、まあそろそろ大丈夫だろうと予想して朝から飲まずに過ごすことにしました。
ウユニのホテルで朝食を食べて出発
今日は出発まで1時間ほど、時間に余裕を持って起きることができました。今回の旅では、プーノ・ラパスと、朝食付きのホテルを予約していたにも関わらず朝食を食べることができていません。最後くらい、しっかりした朝食が食べたい。ということで、とりあえず朝食を食べに向かいます。
ホテルの4階、最上階にレストランがあります。昨日の夜、夕食を食べた場所と同じレストランです。レストランからはウユニの街を眺めることができます。繁華街に向いているわけではありませんが、ボリビアの景色を眺めることができる。
朝食です。コーヒーとオレンジジュース、そして目玉焼きとチーズなどを頂きました。ここでのチーズが、なぜか塩がかかっていて微妙だった。
そんなこんなで朝食も食べて、荷物をまとめて8時ごろにホテルを出ます。ホテルから空港までのシャトルは乗り合いではなく完全に「タクシー」でした。ただ、事前に15ボリと決まっていて、安心して利用することができました。ホテルから空港まではたったの10分ほどで到着です。
ボリビアーナ航空OB305便でウユニからラパスへ 早速1時間半の遅延
空港へとやってきました。到着して出発ボードを見たところ、しれっと出発時刻が変わっている。そして案内もない。おいおい、最初から雲いきが怪しいぞ。
ちなみに今日のスケジュールとしては、ウユニからラ・パス、サンタクルスを経由してリマへ、リマでユナイテッド航空に乗り継いでニューヨークへと向かうスケジュールです。今日だけで4フライトがある。このボリビアーナ、遅延を想定して全ての空港で3時間以上の乗り継ぎ時間をとってあるのだが、どうなることやら…
空港へ行くと、9:15出発予定のはずが、遅延のために保安検査が開いていない。チケットカウンターはかなり並んでいるのでインフォメーションで聞くと「遅延してて、中に入ってもお店がないから、外で待ってたほうがいいよ」なんて言われる。
9時ごろ、本来の出発時刻の15分前ごろにゲートがオープン。まあとりあえず、乗り遅れても嫌だし、そもそもお腹も空いていないし、保安検査を通過することに。保安検査の後には本当に、何もない。お手洗いがあるくらい。
その間も何も言わずにどんどん遅れていくボリビアーナ。遅延の理由は知らないし仕方ないことなのかもしれないけど、でも案内放送くらいしろや、と心の中で思う。電光掲示板に表示される時刻が変更されてしばらくすると、ざわざわしてきて勝手に時刻変更されたことに気づくという有様です。
なんだか外が騒がしくなったなと思ったら、しっかりラ・パスからの飛行機が降りてきました。時刻は10:15。これ、この日にウユニの1日ツアーに申し込んでいた人はギリギリ間に合う?間に合わない?というレベル。昨日は大幅に遅延しなくて、よかった。
ここは遅延してもまあ大丈夫なんだけれど、欠航されたらマジで大変なことになる。ボリビアーナは遅延はあるものの、欠航することはあまりないことを確認していたので心配はしていなかったけれど。
到着してお客さんが一通り降りたのち、30分後にはボーディングを開始。もはやこの時点でボリビアーナにサービスは求めていないので、清掃とかはっきり言ってどうでもいい。もう、欠航せずにとりあえずとっとと飛んでくれればOKという、最低ラインまで行ってしまった。こちらが求めるレベルが、ルフトハンザ・ドイツ航空とかに近いところまでいってしまった。
ラ・パスまでやってきました。ここまで来るとフライトがかなり多くなります。フライトスケジュールには「リマ」がたくさん書かれているのが、謎。ボリビアの電光掲示板には、乗り継ぎ?の行き先?それとも飛行機がやってきた空港?の行き先?が書かれていて謎です。時刻と便名で判断してゲートへと向かいます。
ここラ・パスからリマへは直行便がある日もあります。ただ、週3便しかなく、この日は直行便がなかった。いやー、隣あう国の首都同士でしょ、国によっては1日10便くらいあってもおかしくないはずなのに、週3便って使わせる気ないだろと思ったり。
ということで、わざわざリマから真反対のサンタクルスへ、サンタクルスで再び乗り継ぎでリマへと向かうフライトです。
ラ・パスからはOB672便で、サンタ・クルスを経由してリマへ
ラ・パスのエル・アルト国際空港は昨日もきました。昨日、搭乗の直前に発見したプライオリティ・パスのラウンジへと向かいます。
まだ当然、昼ごはんを食べていないのでこのラウンジで食べよう。と思ってラウンジへと入ります。ところがここでも問題発生。まず、ラウンジのカウンターにスタッフさんがいない。仕方ないので勝手に座り、パソコンで作業をして待ちます。
15分くらいしてやっと、スタッフさんがやってきました。ここでプライオリティ・パスとボーディング・パスを見せたところ、なんとゲートが変更になっているそう。「君は国際線ゲートへと行かなくてはならないよ」と言われたので、大急ぎで国際線ゲートへと向かいます。
結果、国際線ゲートというのは間違ってはいなかったけれども、正解でもなかった。国際線と国内線両方で利用する、いわば「スイング・ゲート」にいくために簡単な手荷物検査が必要だった。国内線なのでもちろん、パスポートコントロールはなし。よかっった。
サンタ・クルスのビルビル国際空港に到着しました。このサンタクルスは、ボリビアーナが国際線のハブにしている空港。なぜここを国際線のハブにしているかは不明。ボリビアーナのB767やA330などもあり、スペイン・マドリード行きのフライトもここから発着します。
サンタ・クルスは標高が300メートルほど、高山病とは無縁の場所です。いままで苦しんできた高山病とはやっとおさらば。ここにきて体調は完全に回復したものの、逆にここまでの疲労がどーんと身体にのしかかる。本当に、上から押さえつけられているような、とてつもない疲労感に襲われました。高山病に5日間苦しんだ、その身体への負担が一気にやってきてしまった。
サンタ・クルスのビルビル国際空港は、小さな空港ですが展望デッキなんかもあります。ちなみに国際線の出発ゲートに入ることができるのは2時間半前からのよう。最初は「3時間前、3時半から入れるよ」と言われて押し返された。3時半過ぎに行ったら「4時から入れるよ」と言って押し返された。おいおい、どっちやねんと思いながらも、まあどっちみち時間に余裕はあるからいいか、という感じ。
サンタ・クルスからはペルーへ向かう国際線を利用します。そのため、ボリビアの出国審査を受ける必要があります。ボリビアの出国審査を受けて制限エリアへ。プライオリティ・パスが利用できるラウンジがあるので、ラウンジへと向かいます。
はいはいまた出ました、ラウンジのスタッフがいないパターン。セキュリティスタッフがいたので声をかけたのですが「英語は話せない、スペイン語だけ」と言われてしまった。おいおい、ボリビアの空港ラウンジ、一体どうなってんだよ。
ここで5分ほど待機しているとスタッフさんがやってきました。スタッフさんにプライオリティ・パスと搭乗券を見せてラウンジに入ります。
ラウンジ内はかなり落ち着いた雰囲気。ちょっと寝てしまいそうになりました。ちなみに水はもちろん、コーラやファンタなどを自由に取ることができました。ただ、コーラを開けるための栓抜きがない。困っていたら現地の方が声をかけてくださいましたが、見つからず諦めました。
ラウンジ内に出発ボードがありますが、あくまで空港ホームページを表示しているだけ。ただ、出発30分前の段階でもOn timeとなっていました。過去の記録を見ていると、サンパウロからやってきた飛行機がリマ行きに使われることが多いよう。サンパウロからのフライトは遅延していて、またサンタ・クルスには到着していません。
ちょっと嫌な予感がしながらも、ボーディング開始の15分前になったので、ラウンジを出て搭乗ゲートへと向かいます。
リマへのフライトOB748便は1時間半の遅延 リマのラウンジはパンク状態
搭乗ゲートへと向かったのですが、全然人がいない。というか、スタッフさんが搭乗に必要な機材を移動している。おいおい、ゲート変更か。
と思ったら特に放送もなく、皆が動き始めました。いや、ゲート変更になったのか、放送くらいしろよ。と思って出発ボードを確認すると、なんと遅延している。15分の遅延。いやぁ、今朝やられてるからな、15分ではすまないだろうな。
変更されたゲートへと向かいます。ボリビアーナの要領がわかってきました。案の定、定刻より1時間の遅延。そして遅延に関する放送や案内は一切なし。出発時刻は19:05となっているので、まあ20:00ごろには出発するだろう。乗り継ぎの時間を考えると、21:00ごろまでに出発してくれればなんとかなりそう。
19:00前から、変更された先のゲートにお客さんが並び始めました。僕も並びます。出発時刻の10分前になっても搭乗は始まらない。そんなことを思っていたら、後ろにいた女性が声をかけてきました。中国からやってきたそう。今朝、ウユニからやってきたそうで、同じルートを辿っているようでした。今朝のフライトも遅延したよね〜、なんて話をしながら待ちます。
19:00過ぎ、搭乗が始まりました。かなり遅延しても放送が一切ない、これがボリビアーナ。ちなみに搭乗が始まってからは早く、安全確認してるの?というくらいさっさとドアを閉めて出発。
夜のサンタ・クルスを出発。離陸後は順調に、リマへと向けて飛行していきます。ボリビアーナは機内にWi-Fiがないのはもちろん、機内のモニターもありません。そのため、いま、自分の飛行機がどこを飛んでいるのかが一切不明。
まあ、いまのところ旋回することなどもなくひたすら飛んでいるので、とりあえずゆっくりしておこう。ということで、Raw画像の現像作業などをします。
ということをやっていたら、まさかの機内食の提供が始まった。ボリビアーナ航空、絶対に機内食なんてないだろうと勝手に考えていたら、まさかの機内食の提供がありました。これにはびっくり。
ところがこれがなかなかひどい。マフィンとサンドイッチ、そしてドリンク。マフィンは甘いけれど、それ以上に味はない。サンドイッチにはチーズとハムが挟まれているだけ。極め付けに、ファンタは常温。これが国営航空のサービスか。
特に時間がかかることもなく、ボリビアーナ航空は21:15ごろにリマに到着しました。リマまで戻ってきたぞ、ここまでこればあとはわかる場所だ。
リマで乗り継ぐ場合、国際線から国際線への乗り継ぎであればペルーへの入国は必要ありません。とりあえず乗り継ぎの案内に従います。乗り継ぎのお客さんは案の定、かなり多いよう。手荷物検査はかなり混雑していますが、レーンも多いので比較的テキパキと進みます。
ラウンジにやってきました。がこの列。恐ろしい。リマ・ペルーの空港は完全にキャパオーバー状態で、どこへ行っても人だらけ、というのは聞いていましたが、このラウンジもここまで混雑しているとは…ちなみにビジネスクラス利用者は横のSUMAQラウンジに入ることができ、こちらはほとんど並びません。
ラウンジの入り口はかなり混雑していますが、ラウンジ内はそこまで。確かに座席はかなり埋まっていますが、満席でもう耐えられないというほどではありません。
ボリビアーナが遅延したせいで、大急ぎでシャワーを浴びます。ここで食事も済ませておき、飛行機の中ではひたすら寝たかった。けれどもボリビアーナの遅延のせいでご飯を食べる時間もなく。シャワーを大急ぎで浴びて、そのままゲートへと向かいます。
リマからはユナイテッド航空UA887便でニューヨーク・ニューアークへ
ゲートへとやってきました。どこかのボリビアーナ航空などとは違って、ユナイテッド航空はアプリ経由&ショートメッセージ経由で遅延を伝えてくれます。また、搭乗開始もアプリで通知があるので安心。
ちなみにユナイテッド航空では、リマからアメリカ(ニューヨーク・ニューアーク)へのフライトでもオンラインチェックイン&モバイルボーディングパスが利用できました。そのため、ボリビアーナからユナイテッド航空への乗り継ぎであっても、入国してボーディングパスを受け取る、という作業が不要でした。
アメリカ路線は厳しく、ゲート前で再度、手荷物の検査があります。ここではペットボトルの水も持ち込めないよう。ペットボトルの水をここで捨ててしまったのですが、これがやらかした。黙って一か八か、持ち込めばよかったと後で大後悔。
定刻から30分ほど遅れてゲートを出発。ゲートを出発してからはサクサクと滑走路へと向かい、すぐに離陸します。離陸したのはギリギリ、日付を超えたくらい。10月15日は1分だけ、ペルーに滞在しました。
ペルー・リマの夜景を見ながら、飛行機は太平洋へと出ます。ボリビアーナ航空の遅延のせいで(←何回目だ)、先ほどのラウンジで夕食を取ることができなかった。そのためとてもお腹が空いています。機内食を食べたいのですが、機内食があるかも不明。
離陸してから1時間半後、やっと機内食の提供が始まりました。おーい、深夜0時近くに出発して朝8時に着くフライトで、機内食の提供に1時間半もかけてどうするねん、という感じ。ちなみに機内食を終えてトイレに行ったところ、すでにビジネスクラスのお客さんは皆爆睡。ビジネスクラスは機内食のサービスが終わっていたよう。いやぁ、こういう時こそ人数の少ないビジネスクラスが強いんだ。
そんなことを思いながら、夜中の2時ごろ、やっと就寝です。明日は1日、ニューヨークに滞在する予定。ですが、もしかしたら、フライトを変更して早く帰宅するかもしれません。
9日目 アメリカに入国・ニューヨークを観光する1日
昨夜、リマを出発。深夜11時半にリマを出発して、8時間かけてニューヨーク・ニューアークには翌朝8時半ごろに到着する予定のフライトです(リマとニューヨークの間の時差は1時間)。
ユナイテッド航空はなかなか微妙な旅だった
ユナイテッド航空、ここまで東京・成田からニューヨーク・ニューアーク、そしてニューアークからヒューストン、さらにヒューストンからリマへと利用しましたが、一番微妙なフライトだった。機内食の提供がとても遅く、そして何より飲み物がほとんど提供されない。本当に水が足りなくて困った。アメリカ行きの便は液体の持ち込み確認をゲート前でされるようでしたが、ペットボトルの水を一か八か持ち込めばよかった。ペットボトルの持ち込みを禁止するなら、せめて500mlくらいのペットボトルは配布して欲しい。
ユナイテッド航空のB757の機内です。機内食が夜中の2時に配られたのに、到着前、朝6時ごろの段階では起きている人が多い。アメリカ人は一体どんな体力をしているのだ。
ちなみに後から思ったのですが、ボリビアでサンタ・クルスまで行ったのなら、ブラジル・サンパウロまでボリビアーナで乗り継いで、サンパウロからユナイテッド航空に乗り継いだほうがよかった気がする。そうすれば10時間近いフライトで、睡眠時間をしっかり確保できたはず。
そんなことを思いながら、飛行機はニューヨークへと近づいていきます。リマからニューヨークへの直行便は、周りの国との空気の関係か、ちょっと不思議なルートを辿ります。太平洋に出てからすぐ右へ旋回。エクアドル上空などを通り一旦、大西洋の上空へ。フィラデルフィア周辺から再度、アメリカ大陸の上空へ入りニューヨークへと向かいます。
ニューヨークの近郊が見えてきました。行きの東京・成田からニューヨーク・ニューアークへのフライトでも同じことを思いましたが、ニューヨーク近郊は緑が多いエリアが多い。こんなところに住みながら、週数回だけニューヨークのマンハッタンへ出勤、なんて生活ができたらいいななんて思ったり。
朝のニューヨークへ 体調は思ったよりいい感じ
飛行機は30分ほど遅延してリマを出発したものの、遅延をかなり吸収して15分ほどの遅延でニューヨークへとやってきました。着陸直前にお手洗いへ、そのついでにギャレーへ行ってペットボトルの水を1本もらいました。これで脱水は避けられる。僕は普段から寝る時には、手元に水が欲しい。特に乾燥した飛行機の機内。この状況でペットボトルの水を提供しないのはなんとか改善してほしい。
飛行機の左側の窓から、マンハッタンの景色が見えてきました。東京から到着した際は夕方のマンハッタンでしたが、今回は朝のマンハッタン。朝焼けの手前にあるマンハッタンが、とても美しい。
ニューヨークのニューアーク・リバティ国際空港に到着しました。隣にはユナイテッド航空のB777-200がやってきました。今回これだけユナイテッド航空を使っていながら、B777には乗っていません。
ここまで乗ってきたユナイテッド航空のB757です。入国審査の直前のエリアで撮影したため、窓の反射があって見にくいですが、それは許してください。
ホテルからニューヨークの市街地へ 最初から空港に戻ればよかった…
空港に到着したらすぐに、ホテルに向かいます。1日目にニューヨークに到着した際も利用した、ホリデイ・インに宿泊します。翌朝はフライトが早朝であること、マンハッタン島へ行ってしまうとおそろしくホテルが高いことから、今回も空港ホテルに宿泊することに。
ホテルに行き、まずは荷物を預けます。空港ホテルは出発が早い人が多いはずなのに、チェックインは午後4時から。荷物を預けて、ここからニューアーク国際空港駅まではUberを利用しようと考えUberを呼びます。
最初にマッチングしたUberは全く位置情報が動かない。全く来ないので、別の配車を依頼。すぐにきてくれました。
ところがここで問題。Uberの通り行ってくれたのですが、ユナイテッド航空のオフィスについてしまい駅まで行くことはできません。Uberのドライバーさんの問題でもないのでこれは仕方ない。
ユナイテッド航空の施設前で降りて、ユナイテッド航空のスタッフさんに確認。空港まで行かないと駅までは行けないよと。まあいいや、駅までは徒歩15分くらいだから歩いてみようと。
歩いてみたのですが、駅がない。やっぱり、ユナイテッド航空のスタッフさんが言っていた通りだった。ニューアーク国際空港駅(NJ Transitとアムトラック)は、直接アクセスすることはできません。ニューアーク空港から、モノレールを使ったアクセスしかできないようになっています。とてもわかりにくい構造。
ということで結論、普通にホテルシャトルに再度乗車し、空港へ戻ればタダたった。というか、移動方法はそれしかなかった。
そんなこんなで、ニューアーク駅の近くから再度、Uberを呼んでニューアーク空港へ。ニューアーク空港の周辺はとても複雑な高速道路があるためUberのドライバーさんも道を間違えていた。とりあえずSkytrainに乗ることができればOKと伝えたら、最寄りのスカイトレインの駅で降ろしてくれた。
やや苦労しましたが、11時ごろにはニューアーク空港の駅へ。ちなみにNJ Transitのチケットはスマホアプリで購入できる。これは楽でとてもありがたい。
ニューアーク国際空港駅からニューヨークの中心地である、ニューヨーク・ペンステーションへはNJ Transit(ニュージャージー州の通勤列車)で片道30分ほど。意外と遠いような、でも結構便利です。
ニューヨークの街歩き 1年半前を思い出しながら
ちょっと苦労しましたが、ニューヨーク・ペンステーションへとやってきました。1年半前に、アメリカ大陸横断を完結して到着したのがこのニューヨーク・ペンステーションです。ホームに降り立った瞬間「うわぁぁぁ、懐かしい」という言葉が出てきた。あの時、サンフランシスコから鉄道だけを使って移動してきた、そのゴールの地点がここだった。あの時は久々の海外で、本当に苦しかった。
懐かしのニューヨーク。こうやって街を歩くと、西海岸のロサンゼルスなんかより全然治安がいい。当時の僕は久々の海外、想定とは全く異なる治安状況でびっくりしてしまった。本当に耐えれなくなってしまった。でもその後、東南アジアなんかも経験してきた。このニューヨークは世界的に見てもかなり治安のいい街だと改めて、感じるようになりました。
まずニューヨーク・ペンステーションに到着したら行きたかったのが、ペンステーションの巨大なホール。1年半前に僕たちが降り立った駅もペンステーションですが、ホテルの場所の関係で反対側の、とても小さな出入り口から出てしまった。
普通の人には伝わらないと思う、単なる「立派な駅」にしか見えないと思うけれど、僕にとっては特別な場所。この場所に立ったら自然と涙が出てきてしまいました。1年半前、本当に本当に苦しかった。楽しい旅行なのに、でも苦しいという、今までに味わったことのなかった感情を味わっていました。
それが今は「ここニューヨーク、安心できるアメリカまで帰ってきたぞ」という感情でここに立っている。たったの1年半でいろいろな国を経験して、成長してここに立っているぞと考えると自然と涙が出てきてしまった。
まあそんな感情は自分の心に留めておいて、このニューヨーク・ペンステーションについてはアムトラックの記事に反映したいと考えています。
昼ごはんにはベーグル
昼ごはんには、前回のニューヨーク訪問では食べることができなかったベーグルを食べたいと考えていました。ベーグルの美味しいお店はある程度目処をつけてあり、地図にメモしてありました。
今回チョイスしたのは、BROAD NOSH BAGELSというお店です。あらかじめ調べている中で、評価が高かったのでここをチョイス。
自分でトッピングすることもできますが、僕は詳しくはわからないのでメニューにある通りの、スモークサーモンのベーグルを注文しました。
スモークサーモンのベーグルと、加えてアイスコーヒーも注文。ベーグルは初めてですが、こんなにもチーズが合うのか、と感動。アメリカでよくあるステーキなんかとは違い、とても優しい美味しさがあります。安心する。
ちなみにベーグルは、かなり中身がぎっしり。これだけでもかなりお腹が膨れます。1つ注文しただけでもうこれはこれはというくらい満腹になりました。
ベーグルでお腹がいっぱいになったので、ここからニューヨークの観光開始です。朝8時にニューアーク・リバティ国際空港に到着、ホテルについて、ホテルから駅までの移動に苦労して1時間くらいロス。でも、12時過ぎごろにベーグルからスタートして、いい感じの時間です。
前回訪問していない、ブルックリンへ
今回のニューヨーク訪問における最初の行き先は、ブルックリン。ブルックリンは前回、訪問していない。ブルックリンから見える景色を見たくて、今回はブルックリンへ行くことを決めていました。
マンハッタンの中心エリアからブルックリンへは、地下鉄で移動することができます。ニューヨークの地下鉄は、クレジットカードのタッチ決済で乗車することができるので本当に便利。
マンハッタンの中心地から、ブルックリン橋でブルックリンへ渡るか、それとも先に地下鉄で渡ってしまって帰りにブルックリン橋で渡るか迷いました。が、とりあえずブルックリンからの景色を眺めたいので地下鉄でブルックリンへ。
ブルックリンから見える景色として有名なのが、ここ。ダンボの赤レンガ倉庫の間から、橋が見えて、その先にマンハッタン島が見えます。このエリアは普通に写真を撮っている観光客が多く、変な客引きもあまりいなかったため安心して写真を撮ることができた。
ブルックリンから眺めるマンハッタン。手間にかかるブルックリン橋とマンハッタンの景色がなんとも言えない美しさ、今回の旅では自然の絶景を眺めてきましたが、これが「世界の金融の中心地・ニューヨークの絶景」です。
ここからはブルックリン橋を渡って、マンハッタン島へと戻ります。ブルックリン橋はブルックリン側から渡ると、だんだんとマンハッタンの高層ビルが近づいてくるのでいい感じ。この辺りはまた、ニューヨーク観光の記事にまとめたいと考えています。
9.11ミュージアムへ
続いては9.11ミュージアムへ。9.11の同時多発テロが発生したツインタワーの跡地に建てられた慰霊碑やミュージアムなどです。ご存知の方も多いでしょうが、大きな戦争の戦場にはならなかったアメリカが、偉大な国だと全国民が思っていたアメリカ本土が攻撃された。そして「世界経済の中心」の象徴たるツインタワーが見事に崩れ落ちた。
このエリアも治安は良く、普通に歩くことができます。9.11ミュージアムは入館料がまあまあ高かったので今回はパス。
ツインタワーの跡地へとやってきました。現在は水が張っており、同時多発テロにおいて犠牲となった方々の名前が刻まれています。この同時多発テロ以降、アメリカは泥沼の戦争に突入することになります。
こうやってみると、確かにアメリカ合衆国という国が受けた傷を感じることができる。同時に僕自身は、世界中を回る中で「フラットな目線」を常に持ち続けたい。もちろん、同時多発テロを起こした側にも(それが身勝手であろうと)主張はあるはずで、それを「アメリカを攻撃することが目的だった」と一言で片付けてしまうのは勿体なすぎる。たとえそれが身勝手であろうと、相手の主張を知り、理解しようとすることは、次の失敗を防ぐことにつながると思うのです。
ワールド・トレードセンター駅へとやってきました。1年半前、アメリカ大陸横断をした経験から、ニューヨークはアメリカの中で唯一と言っていいほど「車より鉄道での移動が便利」な都市。高速大量輸送手段としての鉄道が機能している、数少ない街であると言っても過言ではありません。
ここワールドトレードセンター駅は、駅ナカにショッピングモールが広がります。日本では、特に首都圏では当たり前のようになっている「駅直結、駅ナカのショッピングモール」がアメリカで実現している、数少ない駅です。
ニューアーク・ペンステーションを経由してニューアーク・リバティ国際空港へ
ここワールドトレードセンターからニューアーク・リバティ国際空港へ向かう場合、ニューヨーク・ペンステーションからアムトラックやNJ Transitに乗るより、PATHという私鉄に乗ってニューアークに向かう方が圧倒的に便利です。
ニューヨークのペンステーションへ戻ることを軸に考えていましたが、せっかくならブログ記事のネタにもなるので、ニューアークのペンステーションで乗り継いでニューアーク・リバティ国際空港へ向かうことに。
ニューアークのペンステーションにやってきました。1年半前のアメリカ大陸横断の旅では、ここニューアークに1泊することを計画していました。いろいろあって結局、ニュージャージ州に足を踏み入れることはなく帰国することになってしましましたが。
安心のホテルにやってきました。この日はなぜか、体調がすこぶる良い。昨日の夜は数時間しか寝ていないはずなのに。睡眠不足から、ラ・パスで16時間睡眠、そしてウユニでもぐっすり9時間睡眠をしたからか。でも、睡眠負債が溜まっていることは確かです。
空港ホテルであり、今回は幸運にも空港側の部屋をアサインされました。そのため、離陸していく飛行機を見ることができた。YouTubeを観てのんびりしながら、日本から持ってきたチキンラーメンとお味噌汁をいただきます。日本の出汁が身にしみる。
明日は朝9時のフライトです。朝6時半ごろにはホテルを出発して空港へ向かわねばならない。ということで、この日は夜9時ごろには就寝しました。
10日目(&11日目) ニューヨークから日本へ帰国
今回の南米渡航も最終日となりました。この日はニューヨークから日本へと帰国します。遠く南米まで渡航してきましたが、いよいよ日本へと帰国する日です。
早朝にホテルを出発 ニューアーク・リバティ国際空港のターミナルAはとても綺麗で快適だった
朝は6時に起きました。昨日の夜の体調的にあまり寝不足の症状は出ていないはずだったのですが、実際にはかなり睡眠負債が溜まっていたよう。9時間、ほぼ起きることなく寝続け、朝6時に起きてもまだ眠い。うわぁぁ、ひさびさの高地じゃない場所での睡眠、永遠に寝ていられるなという感じ。
ちなみに夜、一度だけ起きました。それがお腹。下痢の症状はまだまだ続いており、おそらく睡眠不足に腹痛が勝ったので、夜中に一度だけ起きてしまった。
朝のニューアーク。隣にはヒルトン系列のダブルツリーがあります。あちらのホテルも迷いましたが、今回は安い方をチョイス。
アメリカの空港は24時間体制で動いていることがほとんどです。朝6時なのにもう、離陸していく飛行機がいる。あれに乗っている人たちは、いったい何時に起きているのだ。
ホテルを出て、ホテルの無料シャトルバスでターミナルへと向かいます。僕が宿泊していたホテルに限らず、ニューアーク・リバティ国際空港はP4(パーキング4)の駅が、ホテル・レンタカーシャトルの送迎場所となっています。P4から各ターミナルへは無料のSkytrainで移動することになります。
スカイトレインからは、エルアル航空のB787(写真)やエジプト航空のB787が見えました。今回、南米への渡航を実現することができたため、次の行き先はアフリカにしたいと考えています。
ユナイテッド航空のB787-9と、その先には朝焼けに染まるマンハッタンの景色が。これ、何かしらのサムネイルに使えるなと思ったり。
僕は今日、ここニューアークからシカゴ・オヘア国際空港へと飛びます。そしてシカゴ・オヘア国際空港から、東京・羽田空港へと戻ります。東京から名古屋へ戻ることを考えると、成田より羽田の方が、何かと便利なので帰りはシカゴを経由してでも羽田へ直接戻るフライトをチョイスしました。
主に国内線が利用するターミナルA。AirTrainが直接乗り入れていないため、AirTrainのターミナル1の駅からは、シャトルバスで3分ほどかけて送ってくれます。もちろんシャトルバスは無料、ターミナルまで歩く場合は15分程度です。
ちょっと不便なターミナルに当てられたな、と思ったらそんなことはない。改修されたばかりのようで、ターミナルはとても綺麗で新しい。アメリカの空港とは思えないほど開放感のあるターミナル。そして、手荷物検査も最新の機器が導入されており、アメリカなのにiPadなどを出さなくていい。
ちなみに手荷物検査後のエリアもかなり充実。飲食店などがかなり豊富にあるほか、ベンチなども快適なのでいくらでも待てます。24時間営業だったら空港泊も余裕そうな設備。この辺りは、また詳しく調べて記事にまとめます。
ユナイテッド航空UA2290便 B737MAXでシカゴ・オヘアへ
ニューヨーク・ニューアークのリバティ国際空港からは、シカゴ・オヘア国際空港へと向かいます。ユナイテッド航空の本拠地(本社の所在地)であるシカゴから、東京・羽田空港へと帰国します。
シカゴから東京・羽田までは大陸間移動。シカゴでの乗り継ぎ時間を2時間半ほど、確保しました。そのため、比較的朝早い時間帯にニューアークを出発します。
ニューヨーク・ニューアークからシカゴまではユナイテッド航空にとっては基幹路線です。そのため、概ね1時間に1本程度、空いても1時間半に1本程度はフライトがあります。機材はほとんどが、B737です。
今回の旅では目的地ではなかった、けれども2泊したニューヨークを去ります。なんだかんだ、また来そうだなというここニューヨーク、またいつかふらりと来ます。
ユナイテッド航空のB737MAXに搭乗して最も感じたのは「快適である」ということ。特に機内の騒音がかなり低減されている。普段から日本国内で、ANAやJALのB737(MAXではない機材)に乗りまくっていると、その違いは明らか。また、機材自体が新しいこともあって、モニターなども完備されています。
やっぱり睡眠負債が溜まっているようで、気づいたら寝落ちしていた。ニューヨーク州の上空を飛行していると思っていたら、気づいたらミシガン湖上空までやってきていました。
墜落問題などで世間を騒がせ、ボーイング社の品質問題にまで発展するきっかけとなったB737MAX。安全性の問題はやっぱりちゃんとやってもらわないといけないし、飛行機というハイテクな乗り物だからこそ確実に設計して欲しい。それは事実なんだけど、実際に乗るとかなり快適で、思想としては乗客想いな飛行機だなとも思いました。
ついに日本へ帰国!シカゴ・オヘア国際空港からユナイテッド航空UA881便で東京・羽田空港へ
シカゴ・オヘア国際空港に到着しました。1年半前のアメリカ大陸横断の旅において、シカゴは訪問しています。ただあの時は、鉄道(アムトラック)でシカゴに入り、再びアムトラックでシカゴからニューヨークへと向かいました。そのため、シカゴで空港は利用していません。
シカゴからニューヨークへは20時間ほどの旅でしたが、飛行機でも2時間半ほど。空港へ行く手間を考えると、意外とあの区間はアムトラックでの移動もいいのかもしれない、と思ったり。
シカゴに着陸するとすぐに見えたのが、ANAのポケモンジェット。ANAの飛行機はたくさん乗っていますが、僕はいままでこういった特別塗装の飛行機に当たったことはありません。
地上走行がやや長かったですが、概ね時間通りにシカゴ・オヘア国際空港に到着しました。ここシカゴでの乗り継ぎ時間は2時間半ほどとってあります。プライオリティ・パスで利用できるラウンジも、ユナイテッド航空のターミナルにはありません。ちょっと空港内を探索、特に何もなかったのでゲート前で待機します。
到着したのが確か、C20ゲートだった。そのすぐ近く、C16ゲートから東京・羽田行きが出発します。日本では国内線の到着ゲートから歩いて3分で国際線の到着ゲートに行くなんて絶対にありえない。出国審査のないアメリカならではです。
シカゴ・オヘア国際空港から、東京・羽田空港までは、B787-10でのフライトです。B787-10は実は初めて。ANAも導入していますがまだ数が少ないのです。
アメリカの空港では、なかなか飛行機を見ることができない。B787-10の長さを見たかったのですが、残念ながら見られませんでした。
ユナイテッド航空では、グループ1とグループ2、優先搭乗のお客さんしかレーンが用意されていません。搭乗直前にお手洗いを済ませておきたかったので行っていたら、ちょうどグループ3が呼ばれたところだった。ほぼトップで機内へ。
ユナイテッド航空のB787-10の座席です。いままで乗ってきた、B787-9やB757、B737などとおなじ座席でした。ユナイテッド航空は、ANAなどと比べて座席設備の平準化が行われているよう。ちなみに座席の座り心地では、日系エアラインに勝てるエアラインはあまりありませんね。
シカゴ・オヘア国際空港を定刻通りに離陸しました。離陸してすぐ、機内食の提供が始まります。チキンか焼きそばと言われたので、焼きそばをチョイス。焼きそばは全く焼きそばの味ではありませんでしたが、まあまあ食べられる味で完食しました。
ただ、サラダがなかなかクセモノの味。特に豆がどうしても食べられなくて、初めて機内食を少し、残してしまいました。こればっかりは日本人に合わせていないような気がした。
1回目の機内食のサービスが終わるとすぐに、機内は消灯されます。僕は下痢が止まらず、お手洗いに行っておきたい。と思っていたらちょうど、隣の人が立ってお手洗いへ行ったので僕も同じタイミングで行くことに。
お手洗いから戻ってきて、まだまだ眠いのでしばらく仮眠をとることに。ただここで問題が発生、隣に座っていた女性が横に広く、肘掛けの下からお尻がはみ出してくる。こればっかりは悪気があってやっているわけではないのはわかる。でも…こればっかりは仕方ない、と思いながら、窓側に持たれて寝ていました。
離陸して2時間後くらい、カナダ上空に入った頃から5時間後くらい、アラスカ上空まで寝ていた。これ以上寝たら時差ぼけがやばいかなぁ、と思いながらも結構寝てしまった。
途中、アラスカ上空付近で軽食のサービスがありました。僕は寝ていたのですが、ちょうど横を通過した頃に気づいた。そしたら優しい隣の女性がCAさんに声をかけてくださって、僕の分をとってくれた。本当に優しい人だった。
軽食が終わったけれど、まだまだ眠い。ということで、再び仮眠をとります。アラスカ上空で眠って、次に起きた時には既に飛行機は根室沖。うわぁぁ、まためちゃくちゃ寝てしまった。
もう体内時計がどこにあるかは不明。ただただ、溜まった睡眠負債を少しでも戻そうと、ひたすら寝まくっていました。
北海道沖が見えてきた頃、到着前の機内食のサービスです。この到着前の機内食は美味しかった。写真の見た目はあまりよろしくありませんが、味付けもしっかりしており美味しくいただきました。最後にフレッシュな果物が出てきたのも良かった。
東京・羽田空港に到着
飛行機は気づいたら、東京・羽田空港に向けて降下を開始していました。ANAでニューヨーク・JFKから帰国した際は、夕方6時前後に羽田に到着したため羽田周辺はかなり混雑、遅延しましたが3時半過ぎに着く今回のフライトはそんなこともなくサクッと着陸。
ところがここから遅延する。まさかの定刻より早く着いてしまったため、到着予定のゲートに前の飛行機がいると。そのため、滑走路のすぐ近くで15分ほど待たされました。普段なら発着する飛行機をすぐ間近で見られて嬉しいのですが、今日ばっかりはその15分で下痢がくるリスクを考えるとちょっといやだ。
下痢はなんとかこず、10分くらい経ったらゲートが開いたのでゲートへ。第3ターミナルの中でも、パスポート・コントロールからかなり遠いところに駐機しました。やっぱり、ANAの羽田T2の国際線は最強だな、と思った。
羽田空港の第3ターミナル。この第3ターミナルを使うのは、ドイツへ向けて出発した日以来です。懐かしい第3ターミナル。入国審査の時に、VISIT JAPAN WEBで事前登録してあると簡単に税関をパスできるのですが、せっかくQRコードがあるのに、空港の端末で登録をしなくてはいけない。おそらく、顔認証を通して本人確認をしているのでしょうが、なんとかして欲しい、このシステム。ただ、これを入国審査の際のパスポート情報と紐づけるとなると、それはそれでプライバシーの問題と叫ぶ人たちが現れるのでしょう。
ここからはANAの国内線に乗り継ぎます。つまり、第2ターミナル。そのため、第2ターミナルへ移動しなくてはならないのですが、空港内の無料シャトルバスが、意外と時間がかかる。第1ターミナルから第2ターミナルへはすぐなのですが、第3ターミナルは離れていることもあってやや時間がかかるのです。
そのため今回は「羽田空港 乗り継ぎ乗車票」なるものをもらいます。この乗り継ぎ乗車票は、羽田空港で乗り継ぎをする乗客のみが利用できるチケット。乗り継ぎをする場合は無料で、東京モノレールまたは京急線のいづれかに乗ることができます。
別にどちらでもよかったのですが、第2ターミナルに到着した際に歩く距離が少なくなるモノレールを選択。ちなみに速さ重視なら、京急線で第1ターミナル・第2ターミナル共用の駅まで移動して、あとは歩いたほうが早いと思います。
13フライト目のラストフライト 東京・羽田空港から名古屋・中部国際空港へ
遠かった南米、今回はなんと合計13フライト。ボリビアーナが素知らぬ顔をして遅延したこと以外、ほぼ定刻通りのフライトで最高でした。13フライトの最後を飾るのは、東京・羽田空港から名古屋・中部国際空港へのANA便です。
国際線からの乗り継ぎであったこと、ユナイテッド航空とは別立てで航空券を予約してあったことから、乗り継ぎ時間は3時間ほどありましたがちょうど良かった。第2ターミナルへゆっくり移動し、第2ターミナルでうどんを食べてから保安検査へ。カードラウンジで30分ほどのんびりできました。
本当なら、1時間ほどはカードラウンジでのんびりできた。ただ、カードラウンジは食事もなくパソコン作業をするくらいしかやることはない。加えて、サテライトからの搭乗だったこと、家族と電話で連絡をとりたかったこともあり早めにラウンジを出てゲート方面へ。
羽田空港もよく使いますが、名古屋・中部からのフライトはいつも軽視されている気がする。立派な建物がある沖どめが多いし、今回もサテライト。ロンドンから帰国した際も、最近では国際線にも使われるとても遠いゲートまで行かされた記憶が。
サテライトまではバス移動。ですが、飛行機好きにとっては、飛行機をすぐ下から見られる環境で、とても楽しい。バス移動、普通はハズレですがこれはこれで良かった。
サテライトに到着しました。とても大きなガラス張りで、昼だったらとてもいい感じそう。サテライトだからか、机もかなりしっかりしたものがあります。ただ、夕方のフライトだったので、サテライトの良さを感じられなかった。
さて、最後のフライトです。18:25発の名古屋・中部行きANA85便。このANA便は、東京・羽田まで国際線を利用してきた人が使うフライトです。僕も今回は国際線からの乗り継ぎ。
名古屋・中部国際空港に到着しました。中部国際空港は、プライオリティパスで温泉に入ることができます。食事もとることができる。ということで、セントレアで温泉に入り、食事までいただいてから帰国です。
今回の南米旅は途中でかなり体調を崩し、最後は下痢気味でなんとか帰国した。ただ、マチュピチュと、そしてウユニ塩湖は最高の景色だった。遠かった、とにかく遠かったけれど、やっぱり行って良かった。今でなくてはできない経験ができたし、スペイン語圏の特徴も体感することができた。今回も学ぶことが多かったし、何より「体力のある今しか見ることができない」貴重な景色をたくさん見ることができた。
これから半年ほど、僕自身はちょっと忙しいのでしばらく海外へ渡航する予定はありません。でも、半年経ってひと通り落ち着いた先の旅行の計画は考えます。そして旅行の計画を膨らませるだけではなく、まだまだ記事に起こさなくてならない内容が無限にあります。
日記の公開がちょっと遅くなりましたが、これから必死で、記事を作成していきます。「こんなことを記事にしてほしい」などありましたら、ぜひコメントいただければ反映していきます。
これだけ長い記事、それも僕の思ったことをひたすら自由に書いている日記を最後までお読みいただき、ありがとうございました。世界のリアル、そこで感じること、そしてその魅力を少しでも感じてもらえることができれば幸いです。
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