日本一周14日目 上越妙高から1日でさくっと北陸観光!サンダーバードで大阪へ

ひとり旅
ひとり旅北陸日本一周旅行日記
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日本一周の旅も14日目。出発から今日で2週間です。昨日、上越妙高に宿泊していたので、今日は上越妙高を出発して北陸方面へと向かいます。北陸方面をもう少しじっくり観光することも考えましたが、新型コロナウイルスの影響もあって観光地が軒並み閉鎖となっています。それもあり、北陸観光は1日としました。

観光地が閉鎖になっている中、旅を継続するのかという考えもありますが、旅を計画し始めた段階から「東京五輪(オリンピック・パラリンピック)が中止されたら旅も中止する」という基準を決めていました。そもそもオリンピックが予定通り最後まで行われた時点で、旅は最後まで継続する方針をほぼ決定していたわけですが、パラリンピックが中止される様子もないので旅を継続します。

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北陸新幹線で富山へ、富山市内の簡単な観光

まずは上越新幹線で富山へ向かいます。富山駅は一度だけ、黒部アルペンルートに行く際に通ったのですがまともに観光していません。今回の旅でも、長野県を経由して黒部アルペンルートを通って富山へ抜けることも考えましたが、黒部アルペンルートは既に通っているということもあり、新幹線で直接、北陸方面へと抜けることにしました。これでもって、99%程度の確率で長野県は通過しないことになったわけですが、まあそれはそれでいいでしょう。

北陸新幹線はくたか号で富山へ

はくたか553号で上越妙高から富山へと向かいます。北陸新幹線は初乗車です。今回の旅では、東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線・東北新幹線・北海道新幹線・上越新幹線と大量の新幹線を使ってきて、新幹線に乗るのは6つ目です。

これで残り僕が乗ったことない新幹線は秋田新幹線のみとなりました。秋田新幹線の盛岡から田沢湖の間は景色がいいものの、スピードアップのボトルネックとなっておりここからトンネルの工事が始まるそうです。そうなる前に乗っておきたい。冬にもリゾートしらかみの旅をしたいので、その時にでも乗りに来ようか。

はくたか号は、特に長野も過ぎているので自由席でも十分座れます。ガラガラでした。特に改札から遠くなる1号車では、乗車率は10%以下というくらいか。

黒部宇奈月温泉に着く前には右手に能登半島が見えます。最初は何かの島かと思ったのですが違います。能登半島です。今日は天気がいいこともあってかなり綺麗に見られます。

景色を眺めているうちに、富山駅に到着です。

富山駅でライトレールに乗り換えるも…

富山駅からはライトレールに乗り換えます。ここから、岩瀬浜へ向かい、岩瀬浜海岸の雰囲気を味わいます。

時間通りに列車が来たな、と思ったのですが何故か富山駅の直前で停止します。そしてしばらく動かない。僕は1本くらい乗り遅れても全くもって問題はないのでちょっと見に行ってみます(完全に邪魔なやつです)。どうもポイントが故障した模様。

電車自体はすぐ手前まで来ているのに、なのにあと数十メートルを進むことができない。そんな状況が15分ほど続き、やっとのことで電車がきました。隣のホームに来たため、運転士さんが降りてきてわざわざ「申し訳ございません、本日こちらのホームから発車します」と案内します。待っていた人たち10人以上がぞろぞろと移動します。

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富山市内をさくっと観光

富山市内を観光します。新型コロナウイルスの影響で観光地と呼ばれる場所はほとんどが休業となっています。そのため、今回は飲食店などが中心となります。観光地が休業だから食い倒れツアーみたいなことになると、結局コロナ対策にとっては逆流じゃね?ってなりますよね。僕はもちろん、対策をした上で観光をします。

岩瀬浜周辺(富山港エリア)は新型コロナウイルスの影響で休業ばっかり

岩瀬浜に到着です。ライトレールは、僕が乗っていた列車が遅れた最初の、第1便となったためかかなりのスピードで飛ばしていました。可能な限り回復を図ろうとしたのでしょうか。

途中から、旧JRの路線の部分、つまり路面電車のように道路ではない部分を走り始めます。路面電車の部分を超えると一気にスピードを出し始めます。

途中の停車駅はほとんど停まりますが、それでも駅と駅の間はかなり飛ばします。富山港へ行く、普通に考えたらかなり過疎化しかねない路線ですがお客さんが多いです。JRが持っていた鉄道路線をライトレールに変更して成功した事例のようですので、これがライトレールの日常なのでしょう。

ひとつだけ残念なことが。Suicaなどの交通系ICカードが利用できないのです。これは残念。せっかく地元のICカードが利用できるなら、Suicaなどを導入するのもそう難しくはないはずなのに…仕方なく現金で支払いをします。

岩瀬浜につきました。名前の通り浜があるので、まずは浜の様子を見に行きます。

こんな感じ。まあ、いい感じの浜ではあるんだけれども、立山連峰が見えないのではわざわざここまできて浜へ来た意味がありません。

富山港展望台がある方へと引き返します。こちらが富山港の展望台。もちろん、この富山港展望台も新型コロナウイルス対策のため閉鎖しています。これは出発前のサーチでわかっていたことなのでまあいいでしょう。

この富山港は、昔からある港です。江戸時代に北前船を使った貿易で富を蓄えた森家の拠点「北前船廻船問屋 森家」なんかが有名ですね。北前船で栄えたところといえば…山形県の酒田です。今回は日本海に沿って少しづつなんかしてきているので、こういったところで話がつながるのですね。北前船は「天下の台所」と呼ばれた大阪から、瀬戸内海を通って関門海峡(本州と九州の間の海峡)を通過し日本海側へ、日本海に沿って松前(一部は函館)へと向かいます。松前は、今で言う北海道の最南端の部分であり、地図で言うと北海道の一番下に出っ張っているところが2箇所あって、その出っ張っているところの一方が現在の函館、もう一方が松前という感じです。米や酒など様々なものを運搬していました。

解説は置いておいてこの富山港エリア、当時の面影を残す雰囲気のいいエリアなのですがこちらもまた新型コロナウイルスの影響で休業ばっかり。諦めて富山駅方面へ戻ることにします。

先ほどの信号故障で列車は遅れており、岩瀬浜駅で待っていてもなかなか列車が来ない。待つしかないので待ちます。10分ほど遅れてやっと列車が来ました。

途中で小さなお子さんを2人連れたお母さんが乗り込んできました。とても申し訳ないことに僕は気づかなくて、相席していた人が譲ったのを見て初めて気づきました。その譲った人と、前に座っていたおじさんがそのお子さんとお話をしていました。名古屋では到底見られない様子です。いい意味で田舎ってのんびりしているんですよね。改めて実感しました。

富山駅で富山ブラックラーメン

富山駅に戻ってきました。まだお昼ご飯を食べておらず、お腹が空いています。本当は富山港で海鮮を食べたかったのですが、お店がやっていないのではどうしようもない。

ので、富山駅に戻ってから昼食を取ります。富山なのでブラックラーメンを食べることに。「西町大喜とやマルシェ店」でいただきます。「中華そば」がいわゆるブラックラーメンだそうです。

ブラックラーメンについて、ちょっと誤解されている方が多いようですのでここで解説しておきます(僕は、交通系YouTuberのスーツさんの動画で初めて知りました)。ブラックラーメンは間違っても、ラーメンだけで食べるものではありません。必ずといっていいほど、ライスと一緒に食べましょう。それはブラックラーメンの歴史を知ればわかります。

ブラックラーメンは元々、戦後の混乱期に生まれたものです。戦後の日本の食糧事情は、おそらく大抵の方がご存知だと思いますが、かなり悪かったのです。国内の全労働力を、完全に戦争に注力したことからまともな農作物は少なく、また空襲で焼かれていました。

そんな中に、多くの人々が満州や韓国などといった、日本が戦争で占領した土地から引き揚げてきました。これらの人々の努力の結果、戦後日本は大幅な経済成長を遂げるわけですが、そんな時に体力勝負の労働をしていた人たちのために作られたのがこの「ブラックラーメン」です。元々はご飯と一緒に食べる「漬物」のようなものを作ろうと考案して作られたものなんです。少しでもお腹を満たすことができるようにと、太麺が加えられています。

というわけで、元々は「漬物」的な立ち位置だったのがこの「富山ブラックラーメン」なんですよね。ですから、お米なしで食べるのは普通おかしいわけです。

もちろん、お米も注文しました。僕は元々少食なので、そもそもブラックラーメンを食べるような対象ではない、ということはおいておいて…

はっきりいって、不味くはない。が、また食べたいとはあまり思いませんでした。理由の1つ目が「量」。最も少ない「並」にしたのですが、それでも僕にとっては多かった。小なんかも欲しいな。

あと、やっぱり味ですね。僕は普段、食パンを焼いて何も塗らなくても食べてしまうほど薄味が好き。コーヒーも大好きですが、やっぱり薄味です。それもあり、「漬物」的存在であり、「濃い味」を追求したブラックラーメンは正直合わなかったんですよね。

「世界一美しいスタバ」ことスターバックス富山環水公園店へ

お昼ご飯も食べたので、ちょっとしたティータイム。富山はまともな観光地が軒並み閉館しているので、「世界一美しいスタバ」として有名なスターバックス富山環水公園店へと向かいます。

外から見るとこんな感じ。富山環水公園のちょっと小高い丘の上にスターバックスの店舗があります。落ち着いた雰囲気のスタバが合ってますよね。

店内から見るとこんな感じ。今日は天気が悪いのでちょっと…ですが、それでもなかなかいい感じの雰囲気です。

新作のGoピーチフラペチーノをいただきます。僕は普段スターバックスには行かないので新作とかあまり追いかけないのですが、とにかく美味しい。

池の向こう側から見るとこんな感じです。こっちの方が写真としてはいい感じだなあ。

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雨晴海岸を観光、新幹線つるぎ号とサンダーバードを乗り継いで大阪へ

最後に雨晴海岸を散策して今回の北陸観光はおしまいです。北陸ももう少しやりたいことはあったけれど、新型コロナウイルスの影響がかなり大きかった。のんびりとし観光はまた今度にしておきましょう。最初にも書いたけれども、「行きたいところに好き放題行けて、欲しいものが欲しいだけ手に入る、それほどつまらないことはない」のです。

雨晴海岸からは立山連峰は見られなかったものの…

まずはあいの風とやま鉄道に乗って高岡を目指します。今日は、上越妙高から大阪市内までの片道乗車券を利用しているので、新高岡までいけば乗車券は不要なのですが、新幹線の特急券がかなり高くつきます。あいの風とやま鉄道に乗れば370円で済むところを、新幹線の自由席の特定特急券を購入したとしても880円はかかってしまうのです。これは高い。

高岡駅に到着です。高岡駅はなかなかきれいですね。でも、駅前はどっちかっていうと住宅地という感じ、観光するところはあまりなさそうです。

ここでJRの乗車券を購入します。

帰りはそのまま新高岡から新幹線に乗るつもりなので、「高岡→雨晴」と「雨晴→新高岡」の2枚の乗車券を購入。あいの風とやま鉄道の窓口でJRの切符を、クレジットカードを利用して購入することもできます。

氷見線の車両です。いつの時代やねん、って突っ込みたくなります。そして汚い。汚いっていうのは、ここまでくると半分褒め言葉になります。ここまで汚い車両に乗る機会は滅多にないと思います。

雨晴に到着です。能登半島がきれいに見えます。

残念ながら立山連峰は見えない…と思っていたら、天気が悪いおかげできれいに虹が見えるではないか!これはこれでなかなか撮れない写真が撮れたぞ。

こちらの道の駅も、新型コロナウイルスの対策として17時閉館となっています。

金沢駅で夕食

雨晴海岸も楽しんだので、大阪方面へと移動を開始します。まずは新高岡へ向かいます。

高岡から金沢も、新幹線ではなく在来線を使った方が安いのですが、ここは新幹線を使います。理由は「乗り継ぎ割引」。ここで1駅だけ新幹線を使い、乗り継ぎで特急サンダーバードの特急券を取ると、特急サンダーバードの特急料金が半額になります。サンダーバードの特急券は自由席でも2,420円ですから、新高岡から金沢の特定特急券880円を購入することによって1,210円の割引が受けられて結局お得になるのです。

ということで、ここは1駅ですが新幹線つるぎを使って金沢へと向かいます。新幹線つるぎ号、意外と混雑してるんですよねえ。やっぱり大阪方面からの出張需要は戻りつつあるのでしょう。

金沢駅ではお寿司をいただきます。今回の旅でお寿司は何回目でしょう。

特急サンダーバードで大阪へ

最後にサンダーバードで大阪へと向かいます。北陸新幹線が延長開業したら、もちろんですがこのサンダーバードも金沢までは来なくなると思われます(しらさぎはどうなるんでしょうね)。

せっかくなので乗り通します。

車掌さんから、「新型コロナウイルス感染拡大防止にご協力いただいている皆さん、長期間にわたる新型コロナウイルスへの対策へのご協力ありがとうございます」との放送が。本当に、長期間になってしまいましたね。僕も、最初はもっと早く収束すると思っていました。

途中の福井です。福井県は、東尋坊は今回の日本一周ルートの候補に入っていたのですが残念ながら時間の都合で降りられないことに。この辺りは本当に特急街道ですね。金沢から福井までの間30分ほどで3本か4本ほどの特急とすれ違ったと思います。

敦賀を過ぎると湖西線に入っていきます。湖西線はかなりスピードを出します。敦賀から京都までは1時間ほど、途中は無停車で京都までひた走ります。この短絡線のおかげてサンダーバードの所要時間は短縮されているんですよねえ。新幹線と比べると少し揺れますが、それでもプチ新幹線のような感じがします。

今回は9号車、一番先頭の車両を予約していました。9号車を予約した理由はもちろん、端っこの車両のためお客さんが少なかったことが理由ですが、先頭車にはどうもモーター類がついていない模様。そのため、かなり湖西線内ではかなりスピードを出しているのに静かです。

京都までくると、ついに「戻ってきたぞ」感がしてきます。かなり慣れた場所です。

大阪に到着。今日は大阪の知人宅泊です。

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