沖縄県で人気のリゾートアイランド・石垣島。石垣島の玄関口となる石垣空港には、東京・大阪・名古屋など、主要都市から直行便が就航しています。
関西圏から石垣島へ行くなら便利な関西国際空港〜石垣空港の直行便。この直行便をとばす1社であるJAL系列の航空会社JTAに実際に搭乗してきました。この記事では、その様子をレビューします。
JTAの大阪・関西〜石垣路線についてはVlogも撮影・投稿しましたので、あわせてご覧ください。
大阪から石垣へ 直行便は3社が飛ばす
2023年現在、大阪から石垣への直行便はJTA(JAL系列)、ANA、Peachの3社が直行便を飛ばしています。
JTA(JAL系列)の直行便は1日1往復
今回の記事で紹介するのはJAL系列の航空会社で、沖縄を拠点としている日本トランスオーシャン航空です。JALグループは1日1往復を運航しています。大阪・関西国際空港から出発する便で、朝9:55と観光には便利な時間帯に関西国際空港を出発します。石垣島発は20:00ごろ(日によって異なるので予約時に公式サイトをご確認ください)で、やや遅いものの、石垣島周辺の離島からの移動でも便利です。
運航が日本トランスオーシャン航空であるため、機材はB737-800となります。JAL・JTAのB737-800の様子は今回の記事で丁寧に紹介しますし、こちらの記事でも紹介しています。
予約は全て、JALの公式サイトから行うことになります。
ANAは1日1往復に加え夏季臨時便も
ANA系列では関西国際空港からの1日1往復に加え、夏季には便利な伊丹空港からの臨時便も設定されています。
定期便として、大阪・関西国際空港を9:30ごろに出発、石垣空港を12:30ごろに出発する1往復が設定されています。JAL系列に比べて、石垣→大阪の便が早いです。機材はB737が使用されています。
臨時便として夏季には、伊丹発着便が設定されます。こちらもかなり早く、2023年の夏季臨時便は大阪を7:00ごろ発、復路は石垣島を10:00過ぎに出発してしまいます。こちらの便は、2023年にはA320が機材として充当されています。
Peachは1日2往復運航
日本最大の格安航空(LCC)であるPeachは、関西国際空港を拠点として運航しており、ここ石垣島にも便を飛ばしています。1日2往復を飛ばしています。
Peachは大阪・関西を早朝と昼過ぎに出発する便を設定。石垣は昼前と夕方に出発する便を設定しています。
Peachは格安航空であるため、機内でのドリンクサービスがなかったりWi-Fiサービスがなかったり。そのような差があるものの、かなり快適な機内空間です。
JTAのB737はJAL SKY NEXTの仕様で快適な機内空間
ここからはJAL系列の航空会社JTAに絞って書いていきます。日本トランスオーシャン航空JTAは、B737のみを所有しています。まずは機内の様子を紹介します。
なお、こちらの記事ではさらに詳しく紹介しています。
JALグループの主力機材であるB737
JALグループの地方路線では主力機となっているのがB737。その中でも、沖縄を拠点に運航する日本トランスオーシャン航空(JTA)は、B737のみを使用しています。
機体外部のロゴは「JAPAN TRANSOCEAN AIR」となっており、JA(日本航空)本体とは別々の運用がされているようです。
ただ、安全のしおりなどは同じものが使用されています。機内の設備については基本的に統一が図られているようです。
クラスJと普通席の2クラス構成 座席はJAL SKY NEXT仕様で快適
機内は2クラスの構成になっています。前方にはクラスJが設置されています。大阪・関西から石垣までの当日アップグレード料金は2,000円となっており、コスパはかなり良いです。
クラスJについて詳しくは別の記事で紹介していますのでご参考までに。
また、普通席でも十分に快適な機内空間となっています。
格安航空ではないため、座席の前後間隔はそれなりに広い印象です。フルサービスキャリアとしては一般的な機内空間です。
JAL系列の「JAL SKY NEXT」は黒で統一された機内空間になっていて、落ち着きがあります。
テーブルは座席背面にあります。
テーブルは、A350やB787などの機材と比べるとやや小さめです。お腹の部分が凹んでいるので、ちょっと小さいと感じてしまう。パソコン作業などをする場合、たまに小さいと感じることがあります。
普通席にもUSB電源が装備されています。最近の流れに合わせて、USB-AだけでなくUBS-Cも搭載されています。
小型機ながらも快適な機内空間が実現されたB737
日本トランスオーシャン航空が運航するB737は、小型ジェット機でありながらも快適な機内空間が特徴です。
石垣→大阪・関西の便は、夜の8時ごろに出発し10時過ぎに関西空港に到着する夜の便です。機内では照明が落とされます。
お手洗いの様子です。広くはないものの清潔感のあるお手洗いです。
石垣から大阪・関西空港へ 夜間のフライトを満喫
石垣から大阪・関西へのJTA86便に搭乗しました。僕が搭乗した日は、石垣空港を20:00に出発し、22:20に関西国際空港に到着しました。
石垣空港は各方面への飛行機が発着する最西端のターミナル
石垣空港は各方面への飛行機が発着する日本最西端のターミナルです。ここ石垣空港より西には与那国空港しかなく、琉球エアコミューターのみが発着します。
石垣空港は、夏期限定でANAやJALのB787やB777などの大型機が飛来することもありますが、普段はB737やA320などの小型ジェット機がメインです。
搭乗が開始されたので、搭乗します。日本トランスオーシャン航空はJALの完全子会社なので、JALのステータス(ダイヤモンド会員など)やワンワールドのステータスを持っていると優先搭乗が使用できます。
ボーディングブリッジを通り、機内へと向かいます。
石垣空港を出発しました。夜の石垣空港は羽田空港などとは異なり、静かです。リゾート地であるため、ビジネス利用に便利な夜の便は多くはありません。
JAL系列では夜間の離陸時には機内の照明を暗くすることが多いです。ANAではあまりないんですがね。
石垣空港を離陸
飛行機は石垣空港の誘導路を通り、滑走路へと向かいます。
夜の空港は誘導灯がキラキラしていて綺麗ですよね。
飛行機は加速し始め、離陸します。左手に石垣空港のターミナルビルが見えています。
雲の中に入ったのが、ライトでわかります。エンジンの前の部分が白くなっています。
僕が搭乗したのは5月でしたが、空はまだ明るい。日本の最西端に近い石垣だけあって、日はかなり長いです。
那覇空港周辺の空域は避け、太平洋を飛んで四国上空から本土に入りました。しかし、気流が悪く途中でシートベルト着用サインが。
飛行機は途中、かなり揺れました。旋回しながら関西国際空港を目指します。
大阪・関西国際空港へアプローチし着陸
雲を抜けてようやく、地上が見えてきました。
沖縄各地から大阪へ向かう場合、四国上空から本土に入ります。明石海峡大橋のちょうど右くらいを通過し、大阪へと到着します。
飛行機はさらに高度を下げていきます。大阪湾に入ってきました。いよいよ、関西国際空港に向けてアプローチをしていきます。
大阪南エリアを見ながら、飛行機は関西空港へ向けてまっすぐ降下します。ギアダウンもこの辺り。
関西国際空港の連絡橋を左手にみます。まもなく飛行機は着陸します。
着陸しました。暗いので分かりにくいですが、着陸しています。
半分くらい行ったところで滑走路を離脱。関西国際空港は国際線の大型機が発着するため、長い滑走路が用意されています。
左手に関西国際空港のターミナルを見ながら国内線ターミナルへと向かいます。
あちらには、エンジンにカバーがされ航空会社の名前なども書かれていない小型ジェット機が2機。どこの会社の飛行機だろうか。
飛行機はターミナルに到着しました。隣にもJALの飛行機が停まっています。
飛行機から降機します。そこまで混雑はしていなかったので、すぐに降機することができました。
ボーディングブリッジを通ってターミナルへ。
関西国際空港は、国際競争力を維持すべく作られた空港なだけあってかなり綺麗です。
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