ニセコに巨大なホテルを構えるヒルトン。冬はスキー場、夏はリゾートホテルとして外国人観光客からも人気です。
今回はヒルトンニセコビレッジに宿泊してきたのでその宿泊記。羊蹄山の絶景を望むことができるリゾートホテルを拠点にニセコ観光。館内の様子や、朝食・夕食のバイキングなどまで、余すことなくその魅力をお伝えします。
なお、ニセコ観光についてはこちらの記事にまとめましたので、ご覧ください。
美しい羊蹄山を望むヒルトン ニセコ ビレッジ
ヒルトン ニセコ ビレッジは羊蹄山を望むニセコビレッジにあります。実際に宿泊してきました。
美しい羊蹄山を見ることができる!運が良ければホテルの部屋から雲海も
ヒルトンニセコビレッジの特徴はなんといっても、部屋から見える羊蹄山。ヒルトンニセコビレッジは、ニセコでは唯一無二の高層建築であり、運が良ければ雲海が見られることも。
雲海とその先に見られる羊蹄山の組み合わせがなんとも言えないくらい美しい。ただし雲海が見られるのは条件次第で、見られる確率はそこまで高くないので注意です。
サマーシーズンの羊蹄山は美しい。ただし、雲がかかっていることもあります。早朝の方が雲がかかっている確率が低い、または雲海が発生している可能性が高いので、早起きするのがオススメ。
羊蹄山は富士山などと同様、かなり高い山。雲が羊蹄山に“引っかかって”しまうため、ニセコの天気が良くても雲がかかっていることが多い。それでもグリーンシーズンにはかなりの絶景を楽しむことができます。
スキー場が併設されたヒルトンニセコでは冬にはスキーも
ニセコエリアは冬のスキーシーズンが大人気です。ニセコの雪質を求め、世界からスキーヤーが集まるほどです。
ヒルトンニセコビレッジの目の前からはゴンドラが発着しており、ウィンターシーズンはこのゴンドラに乗ってそのままスキー場へと向かうことができます。スキー板の保管など、ウィンターシーズンのサービスも充実しています。
ヒルトンニセコビレッジから羊蹄山を眺める絶景温泉も
ヒルトンニセコビレッジには温泉も完備されています。天気の良い日には羊蹄山を望みながら露天風呂に。最高です。
源泉掛け流しの温泉は泉質もよく、旅や冬のアクティビティの疲れを癒してくれます。
このように、ヒルトンニセコビレッジはヒルトンホテルが運営するリゾートホテルで、様々なアクティビティや絶景を満喫できるホテルです。人生で1度は泊まりたいホテルです。
ヒルトンニセコビレッジのレストランで食事を楽しもう
続いては検索してもなかなか出てこない、ヒルトンニセコビレッジの食事の様子を紹介します。
夏のシーズンは主にレストラン「メルト」で食事
夏のシーズンは主にレストラン「メルト」で食事をすることになります。
レストラン「メルト」は、ヒルトンニセコビレッジの2階にあるレストランです。ウィンターシーズンがメインのヒルトンニセコビレッジの中で、通年営業しているレストランです。
内部はこんな感じ。羊蹄山を望むことができる配置ではありますが、天気の問題とそもそも2階にあるためそこまでよく見えるわけではありません。
大きな窓があり、かなり開放感があります。
テーブルは1人や2人でも利用しやすいサイズのテーブルから、4人などの家族、そしてもっと多くのグループでも利用しやすいテーブルまで様々です。
ヒルトンニセコビレッジの朝食
まずはヒルトンニセコビレッジの朝食の様子です。
今回僕たちは、ヒルトンニセコビレッジを朝食付きのプランで予約しました。ホテルの周辺には飲食店がほとんどない(最寄りのコンビニでも歩けば1時間以上)なので、車がない場合やよっぽど早朝に出発する場合以外、朝食はつけたほうが良いでしょう。
ヒルトンニセコでの朝食は、基本的にビュッフェになります。
パンなどがかなり豊富に用意されています。
そしてご飯も、ひつまぶしなど。朝からとてつもなく贅沢です。
ヒルトンホテルとだけあって、外国人観光客も多くいます。ただ、日本食も充実しています。
北海道産の食材を使った料理も、朝から堪能することができます。ニセコ周辺は乳製品が名物なので、チーズを使った料理も多かった。
もちろん、デザートも豊富に用意されています。ちなみにサマーシーズンの朝食・夕食会場は、外国人スタッフが多く、英語で話しかけられることが多々ありました。
ヒルトンニセコビレッジの夕食
続いてはヒルトンニセコの夕食の様子です。夕食も同じ「メルト」でいただきました。
夕食は、プランによってはつけることもできますし、その場で予約して入ることもできます。ちなみに、フロントなどにお願いすれば席を確保しておいてくださいます(特にサマーシーズンであれば、満席近くになることは少なそうでした)。
レストラン「メルト」のメニューです。まず1枚目はビュッフェスタイルのメニュー。こちらの、ビュッフェスタイルを注文している方が多いイメージです。ビュッフェのみで6,000円、そこに他の料理を追加したものがその下にある値段になります(ビュッフェが含まれています)。
こちらは単品です。日本食メインのコースは、単品での注文になります。
今回、僕たちは「道産チキンの串焼き 地中海風スタイル」を注文しました。ビュッフェとセットなので、もちろんお腹いっぱいまでビュッフェも利用。
ディナーのビュッフェの様子です。ディナーの際はあまり景色は楽しむことができません。
料理は朝食のメニューとは異なります。ディナーでも北海道名物のザンギをはじめとして、さまざまな北海道の名物を楽しむことができます。
ニセコで取れるチーズなども、メニューとしてラインナップされています。メニューの内容は本当に幅広い。
もちろん、デザートも充実しています。かなりお腹いっぱいまで食べることができました。
周辺のレストランなどは車がないと行けないので注意
ニセコビレッジ周辺には飲食店やお店などはあまりありません。ホテル周辺のコンビニやレストランなどは、車がないと行けないので注意が必要です。
逆に、車さえあれば周辺に多少、飲食店はあります。飲食店があるとは言っても、北海道は何もない場所。しっかり場所を確認してから行かないと困ります。
ニセコ町で食事を探すには、「ニセコ町グルメガイドマップ」が便利です。
冬季限定で営業する店舗も
ヒルトンニセコビレッジはスキーシーズンに特に賑わうホテルです。そのため、冬季限定で営業するホテルもあります。
スキーシーズンにはゲレンデ直結のスキー用具保管庫から直接やってきて、暖かい場所で食事を楽しむことができるようになっています。
また、外国人にも人気のスキーリゾートとだけあって、日本ならではの食事を楽しむことができる日本食のレストランもあります。
ヒルトンニセコビレッジの部屋の様子を紹介!リゾートホテルらしい客室設備
ヒルトンニセコビレッジの客室の様子を紹介します。
夏に利用するなら羊蹄山が見える部屋がオススメ
宿泊で利用するなら圧倒的に、羊蹄山が見える部屋がオススメです。
ニセコには高い建物はほとんどなく、このヒルトンニセコはニセコの中ではダントツで高いビル。特に10階以上の高層階からは、美しい羊蹄山を一望することができます。
羊蹄山を朝から晩まで見ることができるからこその、羊蹄山の情景の移り変わりを体感することができます。
アイキャッチ画像などでも使っている雲海の様子は、羊蹄山を24時間見ることができるこのホテルだからこそ楽しむことができる景色です。
温泉もあるが客室にシャワーも完備
ヒルトンホテルはご存知の通り、アメリカを発祥としてビジネスおよび比較的富裕層に向けて展開しているホテルです。日本では「高級ホテル」的なイメージが強いです。
アメリカのホテルでは、基本的に浴槽というものがありません。アメリカ大陸横断の経験から、マリオットホテルなどでもないことが多い。「シャワーだけ」というのも多いのです。
ヒルトンニセコはアメリカのホテルとは異なり、大浴場が完備されています。
また、水回りも清潔に保たれています。ひとつだけ驚いたのが、洗面台が浴室内ではないこと。部屋に入ってすぐのところに、洗面台があります。浴室・トイレの個室内にあるのは、お手洗いの後に使う簡易な洗面台だけでした。
客室内のベッドも快適な硬さ
客室のベッドも快適な硬さで、寝心地はとてもよかった。この辺りはさすが経験値のあるヒルトンホテルです。
アメリカ基準のベッドは柔らかすぎる場合もありましたが、このヒルトンニセコはとても寝心地が良い。アメリカ基準でも、しっかりしたベッドがあります。
シングルベッドも十分なサイズがあります。海外からの観光客も多いため、体格の大きいアメリカ人でも使いやすいように設計されているのでしょう。
薄型テレビやデスク、ソファも完備
客室内には薄型のテレビやソファーも完備されています。
ソファは客室の方を向いています。もう少し配置を考えて、外の羊蹄山を見える方向に設置してくれるとなお、よかったんだが。
液晶テレビはやや古め。HDMIなどのポートはついているので、ケーブルを別途持参すれば使えるかも。テレビ自体は、地デジ放送が始まった頃のモデルで結構いいものな感じでした。まあ、ホテルでテレビを見ることはあまりないので、関係ないですが。
ヒルトンホテルながらアメニティ類は日本仕様
ヒルトンホテルは先ほども書いた通り、アメリカのホテルブランドです。アメリカのホテルにはアメニティが少ない。アメリカのホテルには基本、パジャマや歯ブラシなどもなく、シャンプーもホテルによってはないことがあります
しかしヒルトンホテルには、パジャマなどがしっかり完備されています。また、歯ブラシなどもあり、アメニティ類は日本のサービスを実現しています。
ヒルトンニセコヴィレッジの館内設備やサービス
最後に、ヒルトンニセコの館内の設備やサービスについて解説します。
フロントでチェックイン スタッフは外国語対応のスタッフが多い
まずは当然、フロントでチェックインです。日本ではなぜか、アメリカでは利用できるオンラインチェックインが利用できないようです。ちなみに、スマートフォンがルームキーになるモバイルキーは利用できます。
ちなみに外国人観光客がとても多いためか、スタッフも外国人スタッフがとても多い。特に夏は、修学旅行生がいるため日本人スタッフが優先的に修学旅行の対応に当たるのか、日本人のスタッフはとても少なく感じられました。
実際、レストランなどでも英語で話しかけられたりします。ネットでは「ニセコ留学」なんて言葉がありますが、それを実感します。日本にいながら、英語が公用語になっているのです。
館内にはお土産などを取り扱うヒルトンショップも
1階には「ヒルトンショップ」があります。このヒルトンショップでは、お土産が扱われています。お土産は決して種類が豊富なわけではありませんが、それでも北海道・ニセコの定番のお土産が取り扱われているため、ここで買うのも良い。何より、部屋に戻ったらキャリーケースにすぐしまうことができるので、荷物にならないのはとても助かる。
夏のシーズンは修学旅行生もいるため、このヒルトンショップが修学旅行生でごった返したりします。混雑していたら、ちょっとタイミングをずらして行ってみると良いでしょう。
ホテルにはゴルフ場も完備
ヒルトンニセコビレッジには、ゴルフ場も完備されています。ホテルのすぐ目の前にゴルフ場があるため、ヒルトンニセコに宿泊しながら夏にはゴルフを楽しむことができます。本州の都会と違って、夏でも涼しい。
そして何より、この景色。羊蹄山の絶景を望みながらゴルフをすることができます。
エレベーターが1箇所なのが難点
ここまでヒルトンニセコの特徴を紹介してきました。ただ、欠点もあります。僕が感じた最大の欠点が、「エレベーターが1カ所にしかないこと」。
エレベーターの台数自体は十分な台数があるものの、1カ所にしかない。そして、ホテルの各フロアが広い。そのため、部屋によってはエレベーターホールまでやや歩かねばならないこともあります。これが唯一、難点として感じた点です。
ということで、「ヒルトンニセコビレッジ」を紹介してきました。今回紹介した「ヒルトンニセコビレッジ」の予約はこちらからできます(楽天トラベル経由)。
これ以外にもさまざまなホテルを紹介していますので、興味のある方は
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