大分県でトップレベルに人気の観光地が「湯布院（由布院）」そして「別府」。ともに温泉街であり、国内外からの観光客で賑わう観光エリアです。
日本の津々浦々まで回ってきたこのブログだからこそ、旅行会社とは違い鉄道会社・バス会社と利害関係のないこのブログだからこそ、本音で移動方法を解説します。
別府から由布院へは電車で行こうって考える人が多い。でも、電車は大分乗り換えるが必要だったりってなかなか不便。
九州観光で大分方面に行ったら定番！別府と湯布院
大分県内で人気の観光エリアである別府と湯布院。せっかく九州へ、大分へ行くなら同時に回りたいところです。
別府地獄めぐりが人気の別府
観光で大分方面へ行ったとき、湯布院は定番でしょう。湯布院まで行ったら、そのまま別府まで足を運ぶのがオススメです。別府では「別府地獄めぐり」が有名で、カラフルな温泉を見ることができます。
名物の別府地獄めぐり以外にも、別府からすぐにバスで行ける大分にある水族館「うみたまご」もオススメ。
水族館「うみたまご」は、正直期待せずに行ったんですがなかなかすごかった。十分楽しめるようなボリュームある展示になっています。
別府の観光でオススメは地獄めぐりとうみたまご、そして由布院は街自体が観光地って感じ！
日本独特の雰囲気でショッピングを楽しむことができる由布院（湯布院）
由布院も九州屈指の観光エリアです。由布岳の麓にある由布院では、金鱗湖の朝霧が有名。また、由布院駅から金鱗湖に繋がるエリアには「湯の坪街道」があり、おしゃれな雑貨などを買うことができ、ショッピングにも人気のエリアになっています。
外国人観光客にも人気のこのエリアは、特にコロナ前は多くの観光客で賑わっているエリアでした。現在も韓国や中国からの観光客を中心に賑わうエリアとなっています。
福岡空港からスタートして別府・湯布院を巡るコースは九州王道観光コース
「九州に4日〜5日程度で観光に行きたい。どこに行けばいい？」と質問されることがあります。
僕が最も王道のコースとしてオススメするのが今回紹介している別府＆湯布院コースです。このブログが滑り出しの時に、最初に記事に起こした旅行でもあります。
- 1日目福岡空港に到着
飛行機で福岡空港に到着。そこから特急「ソニック」に乗って別府へ。
- 2日目別府地獄めぐり
別府を観光しよう
- 3日目湯布院観光
別府から湯布院へ移動（今回の記事はココ）、湯布院を観光
- 4日目福岡空港から帰宅
湯布院で朝霧を見てから特急「ゆふいんの森」に乗って福岡へ、帰宅。
このコースはあまりにも王道すぎます。九州の大自然を満喫することができ、ショッピングなども楽しめるコースでとてもオススメです。また、ここに数日日程を追加できるのであれば、熊本まで回って阿蘇山を観光するのもオススメです。
湯布院から博多まではJR九州の伝統的な観光特急「ゆふいんの森」を利用するのがオススメです。全席がハイデッカー構造の座席となっており、観光特急ならではのサービスが受けられます。
博多から別府・大分への移動手段としては特急「ソニック」を使うことになります。特急ソニックは30分に1本程度の高頻度で運転されているため、便利です。
このあたりの「九州旅行モデルコース」については、ご要望があれば別途記事を作成したいと考えています。
湯布院（由布院）と別府・大分の間を移動する方法
別府と湯布院の間を移動する方法は主に電車（JR線）を利用する方法と、今回の記事で紹介するバスを使う方法の2通りがあります。バスの方が安く、はやいためバスの方がオススメですが、一概に「バスが絶対に良い」とも言えません。
湯布院と別府の間の移動方法を比較
湯布院と別府の間の移動方法は2通り。2通りの移動方法を比較しましょう。
| 比較 | バス「ゆふりん」 | JR久大本線・日豊本線 |
|---|---|---|
| 料金 | 940円 | 1,130円 |
| 所要時間 | 1時間10分程度 | 1時間40分程度 |
| 乗り換え | なし | 1回（大分駅） |
このように、単純に比較するとバスが完全に圧勝です。ただし、だからと言って「JRを使う価値がない」というわけでもありません。
別府から湯布院の間でJRを使う理由
別府から湯布院の間でJRを使う理由はいくつかあります。
- JR九州のフリーきっぷを使う、または大回り乗車券を利用する
- 観光特急「ゆふいんの森」に乗ってみたい
この2点です。
JR九州は観光需要の創出にも力を入れているため、フリーきっぷなどの割引きっぷを多く発売しています。
期間限定と言われながら、2年以上に渡って断続的に販売が行われている「みんなの九州きっぷ」は、JR九州の特急列車が2日間乗り放題になるきっぷです。また、JR九州は特に観光用の割引きっぷを常にリニューアルし続けており、他の商品も今後発売される可能性があります。
続いては2つ目の理由「ゆふいんの森」に乗ってみたい、について解説します。
観光特急「ゆふいんの森」に乗ってみたい
大分・別府から湯布院への移動でJRを選択するもう1つの理由が、「観光特急ゆふいんの森に乗ってみたい」という理由。
観光特急「ゆふいんの森」は、観光客向けに開発された特急列車です。全席がハイデッカー構造になっているのが大きな特徴です。JR九州の発足初期に開発された観光用の車両で、現在でも満席近くで走る日がほとんどです。
この「ゆふいんの森」は、主に博多駅から湯布院駅の間で運転されています。しかし、1日１往復限定で多客機には、博多〜湯布院〜大分〜別府と、別府まで足を伸ばす便があります。
車内は湯布院をイメージさせる鮮やかな緑と、その周りには木目調のデザイン。「乗ること自体が観光」になる豪華な観光特急です。詳しくは別の記事で紹介していますので、ご覧ください。
この「ゆふいんの森」が湯布院〜別府の間で延長運転されているのは毎日ではありません。公式サイトの運転スケジュールをご確認ください。
運転される日の時刻は、2023年現在、次のようになっています。
| 列車 | ゆふいんの森3号 | ゆふいんの森4号 |
|---|---|---|
| 湯布院 | 12:29発 | 15:44着 |
| ↓ | ↑ | |
| 大分 | 13:16発 | 14:56発 |
| ↓ | ↑ | |
| 別府 | 13:27着 | 14:43発 |
ここには湯布院〜大分〜別府の間で運転される特急「ゆふいんの森」の時刻表のみを掲載しましたが、博多〜湯布院間ではこれ以外にも1日最大３往復が運転されています。
観光路線バス「ゆふりん」でお得にサクッと移動しよう
オススメは観光路線バス「ゆふりん」を利用する方法です。
観光路線バス「ゆふりん」は運賃も安く早い
バスの運賃は940円です。JRに乗ると1,110円かかるので、それより安いです。安くて早いですが、必ずしもメリットばかりではありません。
まず、JRのほうが少し本数が多い。とはいえ、電車は1時間に1本です。一方のバスは2時間に1本。どちらにせよ本数は少ないですよね。ということで、電車で行くにせよ、バスで行くにせよ、ちゃんと時刻表は確認してから出発しなくちゃいけないですね。
バスのほうが所要時間も短く、運賃も安い。ただ、電車のほうが快適だし本数が多いので、電車という選択肢もありかなぁ
人気観光地を結ぶバスは混雑するので注意！
デザインこそは少し異なるものの、普通の路線バスです。普通の路線バスですから、座席指定はありませんし、立つことになる場合もあります。
僕が乗ったバスは非常に混雑していました。途中に「城島高原パーク」があり、そこでまとまった下車がありました。そこからはかなり空いていて、全員が座っていました。
このバスは、別府と由布院の双方から、この「城島高原パーク」へのアクセスの役割も担ってます。そのため、「城島高原パーク」までは座れない可能性がありますが、「城島高原パーク」で一気に座席が空くことになります。
「城島高原パーク」へのアクセスも担っているバスだし、本数も少ないからかなり混雑する…少しくらい座れないことも覚悟しなきゃいけないな
今回紹介している観光バス「ゆふりん」は、様々な観光スポットを回ります。鉄道のように、一概に別府駅から由布院駅だけではなく、別府ロープウェイ乗り場や由布岳の入り口でも下車が可能。
バスの１日フリーきっぷ（大人1,700円）や２日フリーきっぷ（大人2,600円）も販売されています。
バスで行くメリットは？
バスで行くメリットは、なんといってもバスが湯布岳を通過していくことだと思います。湯布院って、山のふもとにあり、その山の景色がとてもきれいなんですよね。そこを下から見るだけでなく実際に上から見ることもできるという点でもとてもいいと思います。
ここまで書いてきたように、運賃が安い・時間がかからないといったメリットもあります。一方、快適性の面では電車に劣る・本数が電車より少ないなどのデメリットもあります。
Yahoo等の路線検索を使ってもJRしか出てこないようです。しかし、バスという選択も視野に入れて様々なことを楽しんでいただければいいと思います！
バスという選択肢を持つこと、これが一番言いたいことかな！
今回は、湯布院～大分・別府までの移動手段に焦点を当てて記事を書きました。今後、「別府＆湯布院を巡る九州大自然温泉満喫旅モデルコース」などの記事も考えています。
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