ANA 新仕様B777-300ER プレミアムエコノミー搭乗記 東京・羽田-ロンドン・ヒースロー(ANA211) 

ロンドン
ロンドン飛行機
この記事は約14分で読めます。

羽田―ロンドン路線は比較的長距離路線ですので、これからロンドンへの旅行をしている方は心配ですよね。今回は新仕様のB777・プレミアムエコノミークラスでのフライトとなったのでしっかり記事に残しておこうと思います。

なお、2023年には同一機材のエコノミークラスにも搭乗しています。記事を執筆中ですので、しばらくお待ちください。

羽田からロンドンという、長距離路線。エコノミークラスではさすがに大変だけれど、プレミアムエコノミークラスなら全然余裕!

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プレミアムエコノミークラスに搭乗した経緯

これは他の記事でも書いていますが、Bid My Priceという、オークション形式のアップグレードでプレミアムエコノミークラスにアップグレードしました。

今回はなんと片道2万円でプレミアムエコノミークラスにアップグレードしたのです。おかげでかなり快適な旅になりました。

プレミアムエコノミーの価値については賛否両論あると思いますが、僕は実際に使ってみてかなり快適になるなと思いました。僕が使った時期が閑散期ということもあり、エコノミークラスでは隣に人が来る可能性があったのに対し、プレミアムエコノミーでは基本となりに人が来るということはありませんでした。これは今回のような閑散期についてのみ言えることかもしれませんが、プレミアムエコノミーにすることで数人分の座席を一人で使うことが出来る、ということがあるのでプレミアムエコノミーにアップグレードする価値は十分あると思います。

ANAのWebサイトから購入した場合、入札形式でかなり安くアップグレード出来るよ。エコノミークラスとは快適性がぜんぜん違うから、ぜひとも入札してみよう。

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搭乗

プレミアムエコノミークラス利用の場合でも羽田空港のANAラウンジが使えます。搭乗開始時間になるとANAラウンジ内でもアナウンスしてくれるので、アナウンスまではラウンジで待っていました。僕が搭乗したロンドン行きは109番ゲートからの搭乗でしたので、ANAラウンジのすぐ近くでした。

羽田空港のANAラウンジではシャワーを浴びることができます。ロンドン行きの出発時間は11時35分、午前ですのでこの時間帯は待つことなくシャワーを浴びられました。長距離路線の前にシャワーを浴びられるのはものすごく大きいですね。今回実感しました。

羽田空港のANAラウンジにて

ラウンジ内でのアナウンスがあってから搭乗口へ行ったらすでにエコノミークラスまで搭乗が始まっている時間でした。かなりすんなりと搭乗。それでもプレミアムエコノミークラスの中では2人目か3人目だったので早い方でした。

羽田空港からロンドンへ ANA便で出発
搭乗ゲート

ホノルル路線と違ってロンドン路線は比較的長距離路線ということもあってエコノミークラスは少ないです。The Roomという、個室タイプのビジネスクラスが半分近くを占めています。その後ろにプレミアムエコノミークラスがあってエコノミークラスはがあるので、大型機にしてはすんなりと搭乗できます。僕が利用したのが2月という、もっとも閑散期だったというのもありますが。

これは路線によらないのかな?よく知らないですが、搭乗ゲート前でもANAスタッフによるパスポートのチェックがあります。パスポートと搭乗券を手元に用意しておきましょう。

プレミアムエコノミーでも使えるANAラウンジ、食事も美味しいし何よりシャワーを浴びられるのはとてもありがたい!

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機内へ、そして座席へ。

機内へ乗り込み、座席へと向かいます。

プレミアムエコノミークラス!

先程も書いたように半分近くがビジネスクラスとなっています。そのため、エコノミークラスやプレミアムエコノミークラスの人は後ろの方へ行かなくてはなりません。

今回は新仕様のB777ということで、プレミアムエコノミークラスも新しいシートになっています。今回の機材更新ではどうしても個室化したビジネスクラス、The Roomがメインになっていますがプレミアムエコノミークラスも十分良い。なお、旧型のプレミアムエコノミークラスの様子もレビューしていますのでご覧ください。

ちなみに新仕様のプレミアムエコノミークラスは、ハワイ路線に投入されているA380 Flying Honuのプレミアムエコノミークラスと同じです。A380のプレミアムエコノミークラスについてはおのださんはじめYouTubeでもレビューがあったので、そちらの動画等も参考になると思います。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
ANAロンドン行き プレミアムエコノミークラス

座席に到着すると、プレミアムエコノミークラスではアメニティが配られます。マスクや歯ブラシ、アイマスク、耳栓などがもらえます。コロナウイルスが流行している時期だったということもあってマスクはたくさん持っていたので、歯ブラシとアイマスクをもらいました。

次のアメニティ類は、座席に最初からおいてありました。

  • ブランケット
  • ノイズキャンセリングヘッドホン
  • スリッパ

エコノミークラスとほとんど同じですが、ヘッドホンがノイズキャンセリングになっていますね。僕はBoseの2万円以上するノイズキャンセリングヘッドホンと別の記事で紹介している有線ノイズキャンセリングイヤホンを持ち込んでいたので試しに使ってみた程度ですが、さすがに2万円のBoseのヘッドホンにはかないません。

スリッパのサービスはある程度の距離の国際線なら基本あると思いますが、個人的にはものすごく重宝していますね。機内では基本スリッパで行動しています。

それから、アメニティの入った箱を持って客室乗務員さんが来てくれます。そこで、もらえるアメニティが

  • 歯ブラシ
  • アイマスク
  • マスク
  • 耳栓

です。これらはエコノミークラスでも客室乗務員さんに頼めばもらえるらしいですが、プレミアムエコノミークラスでは客室乗務員さんからアメニティいかがですかと声をかけてくれます。

基本的なアメニティはエコノミークラスと同じ。だけど、歯ブラシ等どうですか~って客室乗務員さんが持ってきてくれるよ!

座席の座り心地

正直、座り心地はエコノミークラスと全然違います。本当に快適です。

プレミアム・エコノミークラスの座席(ニューヨーク路線にて撮影)

こちらが座席シートになります。座席シートは見た目以上にふかふかでとても快適です。長距離路線ですので、特に寝たい場合などは座席の座り心地は快適性に大きく影響してきます。予想以上にクッション性が高いです。

座席間隔は実際に乗ってみると分かりますが、新幹線と同じくらいです。実際にエコノミークラスは何度も搭乗時たことがありますが、エコノミークラスとは全然違います。何といっても、足を延ばしても膝が前の座席に当たらないのは大きいですよね。

当然といえば当然だけど、座席間隔はエコノミークラスより広い。そして、座席のクッション性も完璧!

座席の設備

座席の設備ですが、まず当然テーブルがあります。エコノミークラスと違って前の座席の後ろにあるタイプではなく、ひじ掛けから出すタイプです。このおかげで、通路側の人がテーブルを出したままでも窓際の座席の人が通路にアクセスすることができます。

テーブルは、ロンドンからの帰国便で使った旧仕様のB777とは異なり、折り畳み式ではありません。折り畳み式でも特に不便は感じませんでしたが、新仕様では折り畳み式でないため途中に変な段差ができません。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
パソコン作業も安心してできる

写真のように、MacBook Air13インチを置いても余裕がありました。おそらくノートパソコンくらいなら余裕で置けると思います。

座席の設備
座席に装備されたユニバーサルタイプの電源

各座席にはユニバーサル電源があります。日本のコンセントはもちろん各国のコンセントに対応した110Vの電源です。USB電源も装備されています。離陸後しばらくしてから着陸まで、安定して使えていました。

座席の設備
リクライニングのボタンとリモコン

座席はもちろん、リクライニングします。リクライニングとフットレストは独立したボタンになっています。また、モニターをコントロールできるコントローラーもあります。

大型のテーブルもあるし、長距離フライトでは必須のユニバーサルタイプのコンセントも完備!

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離陸、機内食の提供

離陸

さて、そんなこんなで離陸します。

当然といえば当然ですが、離陸は国内線と同じです。普通に離陸していきます。東京の街を後にします。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
羽田空港を離陸、ロンドンへ

この日は天気も良く、しばらくして安定飛行に移りました。

機内食の提供

離陸後まず、おつまみとドリンクサービスがあります。おつまみはANA便ならばどこでも同じように配られるはずです。僕はせっかくの国際線ということもあり白ワインをいただきました。普段飲んでいる安めのワインよりは確実に美味しかったですね。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
離陸後のおつまみとドリンクサービス

そして飲み物の提供後、順次機内食が配布されます。機内食は2種類から選べます。プレミアムエコノミークラスの機内食は基本、エコノミークラスの機内食と同じです。エコノミークラスの機内食にはないデザートが最後につきます。エコノミークラスの機内食と同じですが、プレミアムエコノミークラスは前方に配置されているため、その分早く機内食をもらうことができます。僕が搭乗したのは閑散期だったということもあり、機内食サービス開始後すぐに機内食をもらうことができました。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
機内食の提供

東京大江戸カレーを注文しました。ハワイへ行った時と同様、お米が機内食にしては美味しく満足です。量も十分な量があります。メニューは月ごとに変わるので詳しくは書きませんが、サラダなども充実しているのもありがたいです。そしてさらに、デザートはお決まりのハーゲンダッツです。

当然といったら失礼ですが、地上のレストランで食べるほうがご飯は美味しくできるに決まっています。が、空の上でワインを飲みながらこのご飯を食べるってこと自体がとても楽しいんですよね。

食事自体はエコノミークラスと同じ。けど、プレミアムエコノミークラスのほうが先に食事をいただけるのは大きい!

ANAのお決まり、温かい飲み物も

この食事の際、さらに温かい飲み物はいかがですかとおっしゃってくれます。コーンスープをいただきました。飲み物というより、食事のスープって感じですよね。このスープもとても美味しいです。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス デザート
ビジネスクラスのデザート

食事後、デザートが出てきます。さっきハーゲンダッツを食べたのに、です。こちらはエコノミークラスにはないものです。ビジネスクラスのデザートです。少しワインの味がしたように思いますが、とても美味しかったです。

そして、寝る前といいますか、温かい飲み物として緑茶orコーヒーがいただけます。僕はコーヒーを選んでしまったのですが、コーヒー飲むと寝れなくなるんですよね。まあいっかと思って飲みました。

食事の後はデザートも!デザートはビジネスクラスのものが食べられる!

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機内エンターテインメント

機内ではエンターテインメントサービスを使うことができます。これがとてもよかったです。

この後、旧仕様のB777にも搭乗したのですが、モニターの操作性がはっきり言って全然違います。新仕様のB777はモニターがかなり大型化しています。そしてタッチの性能もかなりいいです。旧仕様のB777のシートモニターが10年前のタッチパネルであり、反応しないことすらあるのに対して、こちら新仕様のB777のシートモニターはタブレットPCのような使い心地です。旧仕様のシートモニターと比べて使い心地が圧倒的に上がっています。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
シートモニター

そしてさらに素晴らしいのが、Wi-Fi経由で自分のスマートフォンと接続できること。これは機内Wi-Fiサービスにお金を払わず、無料で利用できます。当然シートモニターのリモコンもあるんですが、リモコンと違ってタッチパネルで操作できるようになります。これはでかいです。

ちなみにこのスマートフォンとのリンクにはANAアプリが必要です。搭乗前に是非ともダウンロードしておきましょう。シートモニターの設定から接続できます。シートモニターに番号が出てきますので、その番号を入力するという形式です。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
シートモニターと接続-映画の画面
ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
シートモニターと接続-音楽の画面

こちらは新仕様の機材の特徴。シートモニターがとても大きくて快適。タッチの性能も完璧!

機内の照明は落とされ、自由な時間

さて、食事も終わってエンターテインメントも一通りいじったので寝る時間です。僕は時差ボケ対策で、西へ進むときは基本寝ないようにしているので寝ませんでした。僕は機内Wi-Fiにつないで日本の友達とずっとLINEをしていました。

下の写真はiPhone11 Proで撮影したものです。なのでものすごく明るく撮れてしまいました。実際はほぼ真っ暗です。ただ、個人用電灯を使えばそこそこ明るくもなります。この時間は自由に過ごせばよいでしょう。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
照明が落とされる

寝たい人のために、基本的には照明が落とされる。機内Wi-Fiサービスも使えて便利!

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2食目以降、そして着陸へ

そんなこんなをしているうちに飛行機はどんどん進んでいきます。この新タイプのシートモニターを搭載した機種に乗るのは実は4回目。ホノルル往復と福岡→羽田線です。

シートモニターは、この国内線用B777と同じタイプでした。個人的にはこの新タイプのシートモニターのフライトマップが大好きです。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
機内のシートモニターにて

着陸後しばらくしてから機内Wi-Fiサービスが使えます。国際線の機内Wi-Fiサービスは有料です。往路は時差ボケ対策で寝たくないということもあって機内Wi-Fiサービスを利用しました。こちらはまた別の記事で公開する予定ですのでお待ちください。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
北極海上空を通過中

僕はスマートフォンを使って日本の友達とLINEをしていました。日本からヨーロッパ路線は基本的に北極側を通るようです。直線距離が近いからです。写真のように北極海上空も通過します。

日本ーヨーロッパ路線は主に北極方面を通過する。なので雪景色が楽しめる可能性が大きい!

2食目は軽くスナック

1食目の機内食が終わって5時間ほどするとスナックが配布されます。こちらは5時間しかたっていないこともあり軽いものです。実際これくらいの軽さで十分でした。お菓子がギャレーに準備してあるので少ない分には問題ないんですよね。

もちろん同時にドリンクもいただけます。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
スナックという設定の2食目の機内食

2食目はスナックという設定で軽めの食事。寝たい人は寝ててもいいと思う。

3食目の機内食、朝食

さて、そうこうしているうちに3食目の機内食が配布されます。こちらは朝食という設定らしいです。なぜ朝食かはよく分かりません。日本時間では夜中11時ごろ、ロンドン時間では昼1時ごろです。

この朝食、見た目はいまいちで脂っこそう。でも食べてみたらとても美味しかったです。脂っこさがあまりなくて、明らかに日本人に合わせてあるように思います。日本で積んできた食事ですからね。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
朝食という設定の3食目の機内食

朝食も2種類から選ぶことができます。こちらも月ごとで更新されているようなので今回は詳しいことは書きません。

朝食も思っていたより美味しい。また冷たい飲み物+温かい飲み物をいただいてフライトを最後まで楽しむ!

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着陸態勢へ、そしてロンドンに到着!

機内でもらった歯ブラシで歯を磨く

僕はアメニティで歯ブラシをもらいました。ロンドンにつく前に歯を磨きたかったからです。

コップはトイレにも備え付けてありますし、客室乗務員さんに言えばもらえます。着陸前は僕と同様、歯を磨きたいと考える方も多いようです。そして当然、着陸態勢に入るとトイレは使えなくなります。そのため着陸1時間前くらいからはトイレが使用中であることが多かったと思います。プレミアムエコノミークラスでは、一番前中央のところのシートベルトサインの横でトイレの空室状況が確認できます。空室のタイミングを見計らって早めにトイレは済ませましょう。

着陸態勢へ

やがて着陸態勢へ入ります。僕が行った2月のロンドンは天気が悪いです。そのため、地上は全然見えません。

でも、だんだん高度が下がってきているのは分かります。僕はシートモニターで前面カメラをみていました。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
着陸態勢へ

前面カメラにも雲しか映らない。と思っていたら突然滑走路が現れました。僕がロンドンに到着した日は風が強かったようで、飛行機はかなり横向きに滑走路に着陸しました。そのため着陸してすぐ方向を戻すため少し揺れたものの、そういった強風の中にしては着陸自体はとても安定していたと思います。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
ロンドン・ヒースロー空港

滑走路からスポットへはすぐに到着しました。 入国審査は自動化ゲートが使用できるようになっており、すぐに入国できます。ロンドンの入国審査についてはまた別途記事にします。

ANA 羽田-ロンドン便 プレミアムエコノミークラス
ヒースロー空港の手荷物受取ベルト

プレミアムエコノミークラスではプライオリティタグをつけてくれることもあり、すぐ手荷物を受け取れました。

着陸態勢へ入ってからはいつも通り。プライオリティタグを付けてもらえるので手荷物はすぐに受け取れる!

羽田-ロンドン路線関連の記事についてはまた更新します。お楽しみに。

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コメント

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