数あるうちの近鉄特急のうちで数が多いのが22000系。もともと22000系を改造したもので、車内はかなり快適です。今回はそんな22000系、通称ACE。近鉄特急であちこち旅行するとなると観光特急以外も重要。ということで実際の乗車記を書いていきます。
前日15時~当日限定の方法ですが、新型ACEを見分ける方法もあります。こちらの記事も参考にしてください。
近鉄の汎用特急の中でも快適なAce22000系
まず初めに、近鉄特急Aceの車内の様子・座席の様子を、多数の写真を交えながら解説していきます。
車内は白色を基調とした車内空間・座席
今まで近鉄特急には乗りまくってきました。ひのとりやアーバンライナーにも何度も乗りましたが、個人的にはこのACEの雰囲気が一番好き。天井が高過ぎず、圧迫感もなく、そして座席の色と車内の壁などの色がマッチしています。
Aceは、多くの車両が白色を基調とした座席になっています。ただ、一部(22600系)は赤色を基調とした座席が採用されています。
座席はゆりかごタイプの快適な座席
座席は、近鉄特急では主流となりつつある「ゆりかご」タイプの座席が採用されています。かなり、快適です。
座席はこんな感じ。近鉄特急で多いゆりかご型の座席ににっていてかなり快適です。もちろんリクライニングできます。
ひじ掛けもちゃんと2人の間にあります。座面も旧型の特急に比べて広い気がします。気がするだけかもしれませんが、少なくとも座った感じも広く感じます。
ドリンクホルダーやフットレストなど、高機能な座席設備
さらにドリンクホルダーやフットレストなど、座席にはさまざまな機能があります。それでもって、あまりごちゃごちゃしていないのがいいところ。
ドリンクホルダーも1席に1つづつあります。特に長距離路線に乗る場合は飲み物が飲みたくなるのでこれは正直かなりありがたい。通路側の席の際も遠慮せず、コップの飲み物などを購入できます。
フットレストもあります。伊勢志摩ライナーのデラックスシートなどとは異なり、靴を履いたまま使うことを前提としているようです。右側のペダルを踏むと戻ります。
人が少なかったので、前方から後方を見渡します。シートの色合いが落ち着いていますね。個人的には、「しまかぜ」の座席の色は明るすぎて好きではありません。
座席番号の横にLEDがついています。予約済みの座席は緑、予約されていない座席は青に点灯します。
座席にはテーブルやコンセントもあるので快適!
既にドリンクホルダーやフットレストなど、いくつか触れましたが、座席にはテーブルやコンセントなどを含めて設備が充実しているのが大きな特徴です。
全席にコンセントが装備されているのが大きな特徴
コンセントが全席についています。大きいテーブルの下という、とても使いやすい位置についているのがいいですね。ビジネス需要も見込んで、パソコン作業も眼中に入れているんでしょう。
ちなみに、観光特急「しまかぜ」や「伊勢志摩ライナー」のデラックスシートは、観光需要をメインに見込んでいるのでひじかけの下にあります。パソコン作業よりスマホの充電を意識しているんでしょう。
各座席にはテーブルも完備
座席にはテーブルがあります。テーブルは、座席背面のテーブルと、肘掛けから出てくるタイプのテーブルの2種類があります。
テーブルもパソコン用と飲み物用の2つがあります。大きいテーブルは前の座席背面から出すもの、小さいテーブルはひじ掛けから出すタイプのものです。
新幹線と同様に、車内設備の案内も
新幹線などと同様に、テーブルの裏側には車内設備の案内が書かれています。お手洗いや喫煙室などの配置が、丁寧に書かれています。
ということで、ここまで紹介してきた客室・座席の様子に加えて、車内設備の様子についても詳しく紹介してくことにしましょう。
車内もあらゆる人にとって使いやすい充実の設備
さて、ここからは車内の設備です。ここで「何号車」とか書いてもあまり意味ないです。というのも近鉄は特急をいくつかつないだりするため何号車かは変わるからです。
京都-奈良間のインバウンド需要も見込んでのことでしょうか、大きな荷物を置く場所も用意されています。
デッキにお手洗いの設備がありますが、かなりしっかりしています。男性用、女性用、そして男女共用とあります。トイレが埋まっているということはほとんどありません。
洗面台。石鹸も出てきます。そして熱風の乾燥機もあります。近鉄恒例のおしぼりも置いてあります。
お手洗いの様子です。なんと便器の蓋は自動で開きます。子供用の椅子もあります。ウォシュレットも装備されていていたり、水道もあったり、そこまで広くない割にはかなり充実した設備です。ほかの号車に行けば円形のもっと広いお手洗いもあるようです。
デザインは典型的な「普通の特急」だが…
デザインは典型的な「普通の特急列車」という感じがします。近鉄が誇る他の特急列車と比べると変わり映えしない。需要に合わせて増結することを想定しているため、貫通型の扉が必要なことが理由だと考えられます。
特急列車を増結する場合、貫通扉で行き来できるようになります。近鉄特急は基本的に、編成の中で行き来できない状態にはなりません。全席指定で、場合によっては長時間止まらないこともあるからです。
最後に外部についても。方向幕はフルカラーのLEDになっています。英語などの表記もされたり、連絡が書かれたり豊富な情報量。色も鮮やかで見やすいです。
前面の方向幕もフルカラーのLEDとなっています。
こんな感じで近鉄22000系のご紹介でした!別の特急と比べてかなり快適です。汎用特急に乗る場合は是非とも狙いたいですね。
コメント
[…] 近鉄特急22000系 ACE リニューアル車数あるうちの近鉄特急のうちで数が多いのが22000系。もともと22000系を改造したもので、車内はかなり快適です。今回はそんな22000系、通称ACE。近鉄特急 […]
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