道南の足!函館までの長距離を結ぶJR北海道の看板特急「北斗」

北海道
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札幌駅と函館駅をつなぐ特急「北斗」。北海道新幹線とも接続しており、JR北海道の中でもかなり重要な特急です。北海道を観光する際、特に道南を観光するのであれば効率的な移動にこの特急「北斗」は欠かせません。

特急北斗(281系・261系)|列車ガイド(列車編成・設備など)|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company
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特急北斗は自由席でも座れるのか?

特急北斗の自由席は、朝の時間帯を除けば座れます。特に最近は新型コロナウイルスの影響もあり需要は安定しません。繁忙期でも自由席に簡単に座れてしまいます。

特急北斗には自由席が2両ある

特急北斗は現在、5両編成で運転されています。2021年3月のダイヤ改正までは6両編成でしたが、ダイヤ改正によって短縮されました。

現在では、特急北斗はグリーン車1両・普通車指定席2両・普通車自由席が4号車と5号車の2両となっています(自由席のみ号車番号を書いたのは、1〜3号車が指定席で、そのうちグリーン車が1号車か2号車かは列車によって異なるからです)。

2021年のダイヤ改正、ありがたいのが「自由席は減らさなかったこと」。ダイヤ改正以前は、グリーン車1両・指定席3両・自由席2両だったので、自由席が1両まで減らされる可能性もありましたが、ありがたいことに自由席は削減されず指定席が削減されました。

特急北斗には自由席が2両ある
特急北斗=札幌駅にて

朝の時間帯は特に自由席、座れないこともある

基本的には特急北斗の自由席は座れますが、朝の時間帯はやや混雑します。

朝の時間帯(早朝から朝8時発ごろまでに札幌駅を出発する特急北斗)で、特に新札幌や南千歳から乗車する場合、座れないことがあるので注意しましょう。

ただし、朝の時間帯も混雑するのは途中の東室蘭まで、それ以降はだんだん乗客が減っていきます。朝の時間帯に特急「すずらん」をもう少し増発してほしいですよね。

朝の時間帯は特に自由席、座れないこともある
2020年9月の北海道周遊旅行・函館駅にて
この頃は編成が長かった

朝の時間帯以外であれば窓側が埋まるか埋まらないかくらい

朝の時間帯以外であれば満席になることは、一部の繁忙期を除いてほとんどありません。昼から夕方にかけて、色々な区間で特急北斗の自由席に乗りましたが、どこの区間で乗っても窓側が少し空いているくらいであって、隣に人が来ることも滅多にありませんでした。

ただ、この特急「北斗」はビジネス需要もそこそこ拾っています。そのため、札幌=東室蘭間は時間帯によっては混雑します。一度、東室蘭から乗ったのですが(コロナ禍が始まってからです)、この時は通路側の座席も半分くらい埋まっている感じ。大半の乗客が札幌まで乗り通すため(空港方面のアクセス駅である南千歳で降りる人もわずか)、窓側の空席は出ませんでした。

原因として、特急北斗が走る室蘭本線の沿線にはビジネス需要のある都市があるということが考えられます。東室蘭や苫小牧などです。これらの都市の多くは札幌から東室蘭までの間にあり、札幌から東室蘭・室蘭間は特急「すずらん」も運転されていますがそれでも混雑します。なお、特急「すずらん」は指定席が2両で他3両が自由席となっています。特急北斗より自由席車両が多いですので、東室蘭=札幌間の移動であればこちらを使うことを検討してもいいかもしれません。

朝の時間帯以外であれば窓側が埋まるか埋まらないかくらい
混雑する時は混雑する。

特急北斗は普通車でも快適!

JR北海道は快適性の面から、また経営合理化の面から、特急の座席をかなり統一しています。今では、一部列車の自由席などを除いてほぼ2通りの座席に分けられます。おそらく特急「北斗」は、この先座席が変わることはないんじゃないかと予想しています。理由は簡単、もう10年後に北海道新幹線札幌延伸が控えているから。北海道新幹線が札幌まで延伸したら、おそらく特急「北斗」は、少なくとも函館=長万部間は廃止されるものと思っています。

特急北斗の普通車座席

特急北斗の普通車指定席がこちら。JR北海道では、主に長距離の特急に導入されている座席になります。特急北斗・とかち・おおぞら・オホーツク・大雪の普通車指定席はこの座席になっています(特急宗谷・サロベツは、長距離特急なのになぜか違います)。

特急北斗の普通車座席
普通車の大半は紫ベースのよくある座席

紫色をベースとした落ち着いた雰囲気の座席で僕は好きです。リクライニングもそこそこの角度倒れるうえ、枕がついています。この枕、高さを変えることができるのがとてもよい。
また、特に札幌=函館間はビジネスパーソンも多いことから、パソコンを十分に広げることができる広いテーブルもあります。コンセントについては現時点では、グリーン車のみとなっています。ビジネスパーソンを取り込みたい特急でしょうから、コンセントも装備してほしいところです。が、北海道新幹線開業まではこのままいくんでしょうね、と考えるとあまり期待はできないのが現状です。

一部の列車(キハ281系)の普通車自由席は少し古い座席

特急北斗の半分以上はキハ261系(銀色のボディに紫色のライン)で運転されますが、一部列車は281系(銀色のボディに乗降扉周辺が青色の塗装)で運転されます。この281系の自由席だけは、やや古いタイプの座席になっています。荷物置き場もなく、なんと座席を4人分潰してその上に板を敷き、荷物置き場にするというありえない手法をとっています。

一部の列車(キハ281系)の普通車自由席は少し古い座席
一部の自由席は少し古い座席も

この古いタイプの座席はこれから交換するのでしょうか。2021年3月のダイヤ改正で特急北斗は7両編成から5両編成に、特急おおぞらが6両編成から5両編成に減車され、余剰の車両がでたはずです。これらをうまく活用して新しい座席に変更して欲しいものですね。

一部の列車(キハ281系)の普通車自由席は少し古い座席
特急北斗281系

グリーン車もある

JR北海道の特急には、一部グリーン車がありません。特急北斗が走る途中までの区間、札幌から東室蘭・室蘭を結ぶ特急「すずらん」や札幌=旭川間の特急「カムイ」などです。

特急カムイにはグリーン車がない
特急カムイにはグリーン車はない

しかし特急北斗にはグリーン車が必ず連結されています。グリーン車にはコンセントなども付いていて、やや快適にはなりますが倍以上の特急料金(厳密には特急料金+グリーン料金ですが)を払ってまで乗る価値があるかは微妙です。

でも意外と人が乗っているのがグリーン車。僕が見ている限り、普通車よりグリーン車の方が混雑してるんじゃね?って感じすらします。グリーン車は窓側がほとんど埋まってる、なんてこともざらにあります。

長距離列車だけあって車内設備は充実!

特急北斗でJR側が最も拾いたいのは札幌から函館までの移動。片道4時間ほどかかる長距離移動(本州で比較すると東京から名古屋くらいに相当します)ということもあり車内設備も整備されています。

お手洗いは最新ではないが綺麗

特急北斗は長距離を走る列車ということもあり、お手洗いが多くついています。2021年3月に大幅に編成が短くなったからでしょうか、現在の5両編成では、車両と車両の連結部には必ずお手洗いがついています。もちろん、自由席にだってついています。これは実際に乗っているととても便利。

お手洗いは最新ではないが綺麗
車内販売なども行われていた過去の栄光を物語るような、長いデッキ

2021年5月の北海道周遊の際に2号車に乗りましたが、グリーン車との間であることもあり乗務員室などがありました。もっぱら、昔は車内販売の拠点として使われていたのでしょうが。

お手洗いは最新ではないが綺麗
トイレは綺麗。

お手洗いは綺麗に保たれています。特急なので流石に掃除を毎回していると思われます。近鉄特急などは陶器のトイレ、つまり電車外にあるようなトイレと全く同じものを搭載しているのですが、JR北海道は電車用の、やや簡素な作りのものを搭載しています。

一部の特急北斗には、普通車でも使えるコンセントが!

今まで特急北斗に10回以上乗ってきて実は全然知らなかったのですが…2号車と1号車の間の部分に、実は充電用のコンセントが用意されています。グリーン車のように座席にあるわけではありません。あくまでデッキにあります。

一部の特急北斗には、普通車でも使えるコンセントが!
1号車と2号車の間にある充電スペース

こんな感じで、コンセントが3つ装備されています。あくまでデッキに用意されていることから、急速充電器を使って少しだけ充電するかモバイルバッテリーなどを代わりに充電しておく、みたいな使い方が想定されていると思われます。僕が乗った時は使っている人はおそらくいなかったですし僕も使いませんでした。ただ、「コンセントがある」っていう安心感だけで全然違いますよね。

ただし注意しなくてはならないのが、「特急北斗 1・3・4・6・8〜13・15・17~20・22号(261系)」にしかついていないこと。281系で運転される特急北斗にはついていませんので注意しましょう。

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