今日からは今まで観光したことがない、山陰地方の観光です。今回は車でやってきましたが、次はサンライズなんか使って電車で来たいですね。車で、特に夜に来たので、ここまでの道中がどんな景色なのかあまり楽しめていません。
地元の朝食を楽しみ、そして出雲大社へ
朝食を食べて、そして出雲大社の参拝へと向かいます。
朝食は有名店「KISSACO 坂根屋」でトーストのモーニング
朝食は出雲の有名なお菓子屋さん「坂根屋」でいただきます。ここ坂根屋には、楽天の三木谷社長も来たことがあるらしい。写真が飾ってありました。結構な有名店だなあって思いつつ入ります。
朝食なので、もちろんモーニングを注文します。出雲大社の神門通りにあるブーランジェリー・ミケさんのトースト、そしてそこに坂根屋で有名なあんこを乗せて食べることができます。モーニングでここのお店に行くなら、モーニングのセットがダントツでオススメです。
あんこは2種類あります。つぶあんとぶどうあんです。ここでは、せっかくなのでって感じもあり、ぶどうあんを注文しました。
ぶどうあんは、歯応えこそあんこであるもののジャムみたいな味。不思議な感じです。ぶどうが入っているので少し甘さがありつつも酸っぱさがあります。要するに甘酸っぱさってことなんですが、単純な甘酸っぱさではなくぶどうの風味が入っているのがまたいい。なかなか気に入りました。
ドリンクも、ここ坂根屋で有名な抹茶ラテを注文します。甘さの後に苦さがくる感じで、スッキリした味。これもなかなか美味しい。最近、コンビニなどで抹茶ラテが発売されていますが、これよりもちろん美味しいです。コンビニの抹茶ラテは、どうしても甘さがすごい。けれど、ここの抹茶ラテはちゃんと甘さが控えめになっているのでとても飲みやすいです。
隣にはお土産屋さんも併設されています。今回の日本一周旅行では、原則お土産を買わないことにしていたので今回ここでも購入していませんが、お土産を買っていきたいという人はここで買うのがオススメです。
出雲大社
出雲市に来たということで、出雲大社を観光します。
出雲大社は縁結びの神様として有名ですね。奈良時代の日本書記によれば、日本三大神宮は「伊勢神宮」「出雲大神宮」「石上神宮」とされています(日本三大神宮について、日本書紀に根拠を求めるもの以外にも諸説あります)。というくらい、各式の高い神社です。
こちらが写真などで有名なしめ縄です。写真ですでに見たことあるからか、「あ、これが本物か」って感じで終わってしまいました。意外と、その場で見ると写真そのものじゃんって感じがします。今回の旅で、青森で見たねぶたなどとも違って、下から見たら迫力がある、ってことも特にありませんでした。
出雲大社は参拝の方法が少し違います。普通の神社では、二礼二拍手一礼ですが、ここ出雲大社では二礼四拍手一礼となります。ちょっと違うので、注意が必要です。
この辺のことを詳しく書こうと思いましたが、調べてたらめっちゃ複雑。ということで、ここは素直にギブアップです。島根の観光サイト「しまね観光ナビ」に詳しく書かれているので、こちらを参考にしてください。
結局昼食になった、出雲大社前でのどくろ丼
出雲大社の参拝を終えました。雨がどんどん強くなってきていたこともあり、そんなにゆっくりはせずサクッと終えてしまいました。
せっかくなので、出雲大社前の通り、「神門通り」も散策します。今日は天気があまり良くないので、こちらも手短に終わらせます。本当は、鉄道でやってきて外の鳥居から順に入ってこればもう少しいろいろあるんだとは思います。伊勢神宮にもおかげ横丁ってありますよね。こういった神宮の前には、やっぱり人が集まるからこういった門前町ができるものなんですね。
今回は出雲大社に最も近いところにある「日本海 出雲大社正門前店」で、のどくろ丼をいただきます。
金色のお茶碗に入っていてなかなか雰囲気がある。メインののどぐろは、脂が乗っているがさっぱりしていて美味しい。くどさがないですね。醤油の効いたタレがまた美味しく、大満足です。強いて言えば、わさびが辛かった。そりゃ、わさびは辛いもんだからな。
分量は控えめに思えたので、このあとまた昼食を食べようと思っていたんですが、意外にもお腹いっぱいになってしまいました。
お昼ご飯はこりゃいらねえかもなあってことを思いながら、続いては江島大橋へと向かいます。
車だからこそ行ける!江島大橋へ、旧国鉄倉吉線廃線跡へ
今回はレンタカーを使った観光です。レンタカーを使うからこそ行けるところへ行きたい。続いて向かう先は江島大橋です。自動車会社のCMで一躍有名となった、遠くから見ると車が垂直に登っているように見える橋です。
江島大橋は遠くから見ないと…
続いて向かう先は江島大橋。島根県と鳥取県の県境にかかる橋です。今日は島根県から出発して、なんとか頑張って鳥取県へと至りたい、ということはちょうど通ることができる。
というわけで、車で江島大橋へと向かいます。出雲市街から車で1時間半ほど走ります。海側を走ることもあり、比較的平坦で運転しやすい道路が続きます。
途中で一気に湖沿いに出ます。これがなかなか綺麗。すっごく気持ちいいです。
さらに、右側へ入って、両側が湖っていうところを道路が通っています。湖の真ん中を突っ切るように道路が走っている、これまたすごい景色ですね。意外と地元の方の利用が多く、普通の道路って感じなので、この辺りにたくさんある湖をうまく切り抜いて都市間を短絡して結ぶ道路って感じなんでしょうか。
こちらが江島大橋です。やっぱり、近くから見ると少し迫力がない。近くから見ると迫力が物足りなくなるって、今回の旅で思いましたけどちょっと数少ない例ですよね。
一度渡ってみます。この橋を渡ると鳥取県…これでもって僕は人生で47都道府県達成です!ついに!!!
渡ってきたところにドラッグストアがあります。ちょうどドラッグストアで購入したいものもあったし、橋の方に折り返したいし、こりゃちょうどいいってことでこのドラッグストアの駐車場に入ります。ドラッグストアで買い物を済ませたら、再び江島大橋へと戻ります。
鳥取側からだと、橋の登り坂がカーブしていることもあって垂直に登っているようには感じられません。登って、再び島根県側に戻ります。
遠くから見たいので、少し離れたところに行ってみます。島根県側に橋を下ると、その先にT字路があり、T字路の先は湖になっています。この湖の向こう側には、ちょうど島が出っ張っていて見える場所があるはずです。ここへ向かいます。
が、残念。堤防で全然見られない。車を停めて堤防の上に登りたいけれども車を停車させられるようなところもありません。片側1車線なので、こんなところに停めたら現地の人からしたら迷惑だろうなあ。
残念ながら堤防が高く、車の助手席の高さからでは綺麗に見られませんでした。まあ、こればっかりは仕方ないよな、って思いながら再び江島大橋を渡って鳥取県側へと戻ります。
旧倉吉線廃線跡へ
鳥取ではもともと、「植田正治写真美術館」へ行こうと思っていました。が、残念ながら火曜日は休館日。
ということで、仕方ないので今回は別のところへ行きます。仕方ないというか、もともと植田正治写真美術館か旧国鉄倉吉線廃線跡のどちらに行くかで迷っていました。ということで、じゃあ旧国鉄倉吉線廃線跡にいけばいいじゃん、となってこちらを選択しました。
江島大橋からは車で片道2時間くらい。それなりに遠いですが、途中で車の運転を交代してお互いにお昼寝時間になったのでちょうど良い。電車だったら交代とかせずにがっつりお昼寝時間にできちゃいますね。
旧倉吉線跡・泰久寺(たいきゅうじ)駅跡へ行くためには、バスか車になります。車で行く場合、「駐車場は倉吉市役所関金庁舎の駐車場をご利用ください。関金庁舎から泰久寺駅跡は2.8Kmです。」と倉吉観光情報サイトに書かれていたので、僕たちも倉吉市役所関金庁舎の駐車場に駐車しました(駐車場は空きばっかりで、駐車料金はかかりませんでした)。
ここから歩きます。8月ももう終わりなので、稲がかなり成長しています。稲を見ながら2.8km歩きます。結構距離があった。
実際に行ってみると泰久寺駅跡の目の前に駐車場がちゃんとありました。なんやねん、って感じです。行くさいは、こちらの泰久寺駅跡目の前の駐車場を使うといいでしょう。
旧国鉄倉吉線跡はしっかり観光地として整備されている 雰囲気があって絵になる!
文句はこれくらいで置いておいて、廃線跡を歩きます。
ここの廃線跡は不法侵入とかになるのではないので安心してください。しっかり、倉吉市の手によって管理されており、廃線跡を歩けるように整備がされています。泰久寺駅跡辺りから廃線跡に入ることができます。泰久寺駅跡には駅舎などはなく、プラットホームしか残っていませんが記念の硬券を販売しているガチャガチャがあります。
まずは少しづつ先へ進みます。右手からは線路を曲げてしまう勢いで木が生えてきており、廃線ならではの雰囲気があります。
と思ったら一気に雰囲気のいいところに。竹林の中を鉄道が貫いているのです。特に、中央から生えている3本の竹が廃線跡感をより強くしていていい。
3本の竹のうち1本は根元の部分で折れ曲がってしまっていたようで、倉吉市の手によって修繕が行われています。こういったところも、しっかり市が介入して管理している、なかなか珍しい廃線跡だと思います。
市がしっかり管理しているようなので、もう少し周辺にお店を作るだとか、看板を充実させて観光地化を進めれば1大観光地として収入が得られると思うんですが…ですが、やっぱり市にも予算があるので、現時点で打っている手はツアーなどの開催にとどまるようです。
この先には橋もあります。昔ながらの、鉄橋ではなくコンクリート橋です。一応、ロープが張られてはいますが危ないので落ちないように気をつけましょう。
さらに先へ行くとトンネルがあり、ここはツアー以外では通行止めとなっています。
最後に記念切符を買い、旧国鉄倉吉線廃線跡を後にします。
鳥取へ、海の幸を楽しみ、鳥取温泉に宿泊
倉吉線跡も観光しました。これでついに日本一周旅行も最後の夜です。最後の夜ということで、今日は少しいいところに泊まりたいと思います。
日本全国でも珍しい!駅前一等地に温泉が湧き出る鳥取温泉
今日は鳥取温泉に宿泊します。
鳥取温泉は「鳥取県」ではありますが、「鳥取市」です。なんと鳥取駅から歩いて5分のところに旅館があるのです。
日本一周旅行をしてきましたが、こんな駅前の一等地に温泉が湧き出ているところなんてありませんよ?楽天トラベルで探していた時も「日本でここだけ!」みたいに書いてありましたが、本当にその通りだと思います。鳥取っていうと鳥取砂丘くらいしか思いつきませんが、鳥取県は是非ともこの鳥取温泉も観光資源として活用できるといいんじゃないかなって思ったりして。もう一度言っておきますが、日本一周をしてきても駅前のこんなに利便性の高いところに天然温泉が湧き出ているところって見ませんでした。
今夜は「鳥取温泉 温泉旅館 丸茂」に宿泊します。部屋はそれなりに古さを感じさせますが、それでもかなり綺麗に整備されています。そして何より、水回りがかなり綺麗。洗面台やトイレなどは最新のものに取り替えられていて清潔感満載、そして窓側にあるテーブルなども新しいながら木を使った高級感あるものに。
そして温泉は最近立て替えたようで、建物ごとかなり綺麗でした。男湯に女湯、さらに家族湯もあります。家族やカップルで来た場合にはかなりオススメです。
最後の夕食 鳥取で海の幸を思いっきり楽しむ!
明日が最終日。夕食も、本格的なものはこれで最後です(厳密には、明日の夕食は、コンビニで買って帰りの電車内で済ませると思いますが)。
まずはお刺身から行きます。思い切って「白イカ入り6点盛り」を注文しました。まずは、ぶり。普段のぶりより甘みがあって美味しい。そしてメインの白イカは…つるっといける柔らかさ、鬱陶しいほどの歯応えがない。
続いては岩牡蠣。柔らかくてふわふわ、この食感がたまらないです。口の中で溶ける感じがめっちゃ美味しいです。さっぱりした後味がなんとも言えない美味しさです。
さらに続きます。「蟹チャーハン」。蟹味噌とチャーハンが意外にも合います。それも、完全に別々のものって感じではなくて、一味加える感じなんですよね。もともと中華のチャーハンに蟹味噌を加えてみるっていう発想がすごいですけど、味もすごい。満足です。
最後に猛者海老の刺身。名前が強そうですね。しっぽの方に臭みが残っているが、柔らかくておいしいです。甘さも控えめ、満足です。
最後の夕食、満足したので旅館に戻ります。
温泉は…熱かった!
せっかく温泉に来たので、温泉に入ります。今回はせっかくなので家族風呂を利用してみました。
家族風呂ですから、誰も他の人が入っていないのでちょっとくらい写真撮ってもいいよね?ってことでこんな感じ。温泉は至って普通です。翌朝、男湯にも入りましたが、男湯はもう少し広いです。
きもちい、確かにきもちいいんだけど熱い…!せっかくの天然温泉だから薄められても…って感じがするのでこれでいいんですが、僕は特にすぐにのぼせる方なのですぐに上がってしまいました。
最後の夜、最高の食事とめっちゃいい旅館で締めくくります。明日は日本一周の最終日、ここまで長旅をしていると正直あまり実感はないのですが、最後まで楽しみます。
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