釧路湿原は広大な湿原!これぞ北海道の絶景である
釧路湿原は、釧路市・標茶町・鶴居村・釧路町にまたがる広大な湿原です。その中枢となるのが「釧路湿原国立公園」に指定されているエリアで、広さは約28,000ヘクタール、東京23区以上の広さを誇ります。この釧路湿原を満喫する方法をご紹介します!
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タンチョウなども生息 湿原ならではの生態系が
釧路湿原には、湿原ならではの生態系もあります。カヌーなどで釧路湿原を観光するとこういったところも見ることができるでしょう。
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写真は釧路湿原ではなく女満別で撮影したものですが、北海道ではタンチョウも見ることができます。タンチョウは意外と簡単に見られてしまったりします。
「釧網本線」が走っており、鉄道でも観光できる
釧路湿原を貫くようにJR北海道の「釧網本線」が走っています。釧網本線は、釧路から網走までを結びます。
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釧網本線からは綺麗に釧路湿原を望むことができます。湿原なので天気が悪いことが多いように思いますが、天気がいい日を狙って行くのがオススメです。
釧網本線は絶景ローカル線。別途記事を作成しましたのでこちらも併せてご覧ください。
カヌーなどのアクティビティも充実
釧路湿原は、夏を中心にアクティビティも充実しています。
釧路湿原のカヌーなどのアクティビティは多くの会社があります。冬にもカヌーの体験をすることができます。
大手旅行系のまとめサイト「じゃらん」などでもまとめられているので参考にしてください。
釧路湿原には展望台が多く存在
釧路湿原には展望台が多く存在します。今回はそのうちの1つ、「釧路市湿原展望台」へ実際に行ってきたので紹介します。
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これ以外にも、コッタロ展望台、サテライト展望台、サルボ展望台、細岡展望台などが有名です。
釧路市湿原展望台がオススメ
釧路市湿原展望台は、釧路駅からバスで40分ほど、近くはないものの意外と遠くもない。そして、本数が少ないながらもバスが運転されているため、公共交通機関でもアクセスしやすいのが大きなメリットです。
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やや小高い丘の上にあるため、かなり眺望が良い。釧路湿原を見渡すことができます。
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湿原の展望台までは木道でつながっています。周りには木が生い茂ってはいるものの、木道がしっかり整備されているため冬でも展望台まで通行することができます。
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また、展望台への木道の入り口には資料館もあります。入館料がかかること、それから時間的な都合で僕は入りませんでした。
時期によって木道は閉鎖もあるので注意
釧路湿原を見渡せる展望台へのルートは、冬季であっても通行できます。
展望台への木道は、基本的に冬季・夏季を問わずに通行することができます。ただし、冬季においては一部のルートが通行不可となることがあります(繰り返しになりますが、何かしら木道へ行くルートが1つは確保されます)。冬季など、一部の経路が通行どめの場合はその旨、木道入口に案内があります。
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釧路周辺は北海道の中ではやや雪が少ない方であり、冬季でも木道は歩きやすい。ただ、微妙に暖かい日が続くと雪が凍り、滑ります。路面凍結には注意が必要です。
景色を見て回りたい、タンチョウズルを見たいならレンタカーも
釧路湿原を見て回りたいならばレンタカーがオススメです。
釧路湿原はかなり広い。そして、バスが走っている区間があるものの本数が少ない。そして、一部の区間ではバスすら走っていなかったりします。
釧路はそれなりに大きな街です。また、観光都市として、当然レンタカーなども充実しています。
バス・鉄道などでは行きにくいところもあるので、時間的に余裕があればレンタカーを使うのがオススメです。
釧路湿原ノロッコ号など、観光列車も走る!
釧路湿原を縦断するように、JR釧網本線が走っている、と書きました。
釧網本線からは釧路湿原を眺めることができます。道路は釧路湿原から少し離れたところを通っています。釧路湿原を車窓から楽しめるのはJR釧網本線ならではです。
この区間は観光要素が大きく、夏季・冬季それぞれで観光列車が走っています。
夏には「釧路湿原ノロッコ号」
夏には釧路湿原をトロッコ列車で駆け抜ける「釧路湿原ノロッコ号」が走ります。
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釧路湿原をイメージした、緑色の車体に茶色の帯をつけた「釧路湿原ノロッコ号」が毎年夏に走ります。トロッコ車両になっており、窓がないため釧路湿原の空気を感じながら釧路湿原を走り抜けることができます。
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4月〜10月の期間限定運行です。4両中3両が指定席となっており、普通列車・快速列車の指定席券520円が必要です。1両の自由席は乗車券のみで乗車できます。
冬には「SL冬の湿原号」
冬には「SL冬の湿原号」が走ります。夏と同じトロッコ列車を、そのまま走らせたら寒くてお客さんは耐えられません笑
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昔ながらの蒸気機関車が牽引してくれる。なかなか旅情がありますが、SLってのは外から撮影する方が絵になります…
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が、最近では車両の更新など、お客さんにとって魅力的な車両に更新されつつあります。2022年から新たに、1号車・5号車がリニューアルされた「たんちょうカー」となりました。
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快速列車という扱いでありながら、SLのため指定席券が1,680円と少しお高い。しかしその分、車内にはWi-Fiが整備されていたりと、観光列車としてJR北海道が力を入れていることがよく分かります。
そのほか、2号車にはカフェカーがあり、売店もあります。2号車・3号車・4号車にはストーブもあり、観光列車と考えれば指定席料金1,680円とはお安いです。
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1号車と5号車が最新の「たんちょうカー」となっており、釧路湿原の方向を向いた座席などもあります。この辺りはどうも、「はまなす編成」「ラベンダー編成」のラウンジカー(増結1号車」の座席に近い感じがします。
僕自身もいつか乗ってみたいと考えています。また、乗る機会があればレビューします。
特急おおぞらで札幌から4時間以上かかるが…
釧路へは札幌からかなり時間がかかります。特急おおぞらは、石勝線での炎上事故から最高速度を落としての運転となっているため現在では平均4時間10分程度です。
札幌からはやや遠く、行く気がなかなか起きないかもしれません。しかし、釧路は湿原以外にも見所が多くあるので是非一度、足を運ぶことをオススメします。
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特急おおぞら号について、詳しくは上の記事でも紹介していますのでこちらも併せてご覧ください。
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