近鉄特急の旅 Day1 特急「しまかぜ」の旅 伊勢志摩方面の特急に乗り尽くす

日記
日記鉄道

2022/10/29。今日から3日間「近鉄週末パス」を使って旅をします。どこか遊びに行く、というよりは、ガチガチの取材のための旅行です。

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近鉄特急の旅3日間

今日から3日間は、近鉄の「週末フリーパス」を利用して旅をします。

今回はガチガチの取材旅行

僕自身、このブログを好きで書いています。基本的には「旅行をし、それを元手にブログ記事を書く」のが流れでした。

今回は逆の発想、「記事を書くために旅行」をします。最近ではブログもかなり成長してきました。ブログを書き始めた頃のハワイの記事などを中心に書き換えをして記事のクオリティアップを目指しています。同時に、比較的安定したアクセスを初期から得ている記事として、近鉄特急の記事があります。これらをさらにブラッシュアップすると同時に、最近、精力的に展開を始めたYouTubeチャンネルをさらに成長させたいと考えています。

今回の旅を通して、動画を山のように撮影してまとめ上げますので、是非、動画もご覧ください。

名古屋から特急アーバンライナーで伊勢へ

まず初めに乗車するのは、特急アーバンライナー。アーバンライナーは元々、名古屋と大阪を結ぶ「名阪特急」のために導入された車両です。

2020年、新型の特急「ひのとり」がデビューし、名阪特急の主役の座を明け渡しました。その後、名古屋〜伊勢志摩方面を結ぶ特急列車としても使用されるようになりました。今回はこの「アーバンライナー」で、伊勢へと向かいます。

特急ひのとり。何度見てもかっこいい。新幹線と違ってシャープな車体ではない。ずんぐりむっくりの車体なのに、なぜか暗いトーンの赤色とギラリと光るライトがシャープな印象を与える。曲線が中心の車体なのに、なんだかスピードを持って走っていきそう。

特急ひのとりが出発するのを見送って、その後続の特急アーバンライナーで伊勢を目指します。

アーバンライナーは新幹線と対抗するために、快適性を追求して投入された車両だけあって快適。この快適な車両で名古屋から伊勢市へと向かいます。

ゆりかごタイプの座席になっているため、かなり快適。

全面展望も楽しむことができます。普段、全面展望を見ることは少ないですが、ブログや動画、特に動画のネタとしては助かる。

伊勢神宮の外宮の参拝

伊勢市で下車。ここから伊勢神宮へと向かいます。

伊勢神宮の内宮は何度かきたことがあるのですが、外宮は初めて。ということで、今回はまず外宮から参拝します。

伊勢神宮の外宮です。なかなか雰囲気がある。美しい。

内宮と同様に、伊勢神宮らしい雰囲気のある空間です。外宮は内宮よりややこじんまりしているというか。内宮の方がやはり「奥」に行った感じがします。10年ほど前のセンター試験で「奥」について語っていた問題を思い出します。

伊勢神宮の外宮はなんだか、こじんまりしてる。

伊勢神宮の外宮への参拝を終えました。予定ではこれで終わりだったはずなのですが、意外にも早く参拝が終わってしまったので内宮へも行く時間がありそう。

バスで行くことも考えましたが、お金がかかる。ということで、電車を使っていくことに。伊勢神宮の内宮は宇治山田駅が最寄り、宇治山田駅からバスと案内されることが多いですが、実際の最寄り駅は五十鈴川駅。五十鈴川駅からであれば徒歩で行くことができます。歴史的に近鉄は宇治山田駅が終着駅であり、宇治山田〜鳥羽間は後から開業しました。そのため、宇治山田駅はかなり大きな駅舎であり、途中駅に過ぎない五十鈴川駅は、お伊勢参りなどにやってくる大量の観光客を捌けないのでしょう。

伊勢神宮・内宮の参拝

急行列車で五十鈴川駅へ、五十鈴川駅からは徒歩で伊勢神宮の内宮へと行くことができます。ただ、徒歩15分程度なので少し歩きます。運動だと思って歩きました(最近、運動をしなさすぎて太りかけている)。

五十鈴川行きの急行

五十鈴川行きの急行列車です。名古屋から来た列車ですね。これに乗って五十鈴川へ。

伊勢神宮の内宮まで歩きます。

伊勢神宮・内宮の参道です。休日ということもあってかなり賑わっています。さすがお伊勢さん。

おかげ横丁にやってきました。

おかげ横丁。伊勢うどんの名店である「ふくすけ」。ここでうどんをいただきます。

エビフライの乗ったうどんをチョイス。美味しい。本当に美味しい。

伊勢神宮です。外宮は今回が初めてでしたが、内宮は何度もきています。

いつも通り内宮を参拝。事業の成就も祈願して、賢島へと向かいます。

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特急で賢島へ、賢島でのんびり

続いて向かう先は賢島。特急「しまかぜ」に乗車したいのです。

ただ、今回の旅の日程が決定したのは数日前。観光特急「しまかぜ」はかなり人気で全然座席が取れません。名古屋行き・大阪難波行きともに空いておらず、やむを得ず京都行きの特急「しまかぜ」をとることにしたのです。

特急伊勢志摩ライナーで賢島へ

伊勢志摩ライナーで賢島へと向かいます。伊勢志摩ライナーについての記事は既に大量に書いて、大量に投稿しています。

伊勢志摩ライナーには今まで何度も乗っていますが、昼間の時間帯に伊勢志摩ライナーで賢島まできたのは久しぶり。

心配になってくるような乗車率で、志摩磯部から賢島の間は僕の車両は貸切。志摩磯部や鵜方で降りた方も一定数いらっしゃったので、賢島まで運転するのが賢明なのかな。

ということで、賢島駅に到着です。

賢島は海が美しい

賢島駅にやってきたのはいいものの、まだ乗車開始時間前です。そこで、賢島で少しふらふらすることに。

賢島は何度も来ていますが、本当に海が美しい。賢島はリゾート地であり、過去に宿泊した「アクアフォレスト奥志摩」は本当に良かった。次はいつ、泊まりにくることができるだろうか。

賢島駅から徒歩3分の場所から乗ることができる「エスパーニャクルーズ」は本当に絶景。別の記事で紹介していますのでご覧ください。

賢島・G7伊勢志摩サミット記念館

賢島は2013年にG7伊勢志摩サミットが開催された場所としても有名です。リゾート地として、またサミット開催においては、連絡の橋が少ない島という警備のしやすさから選ばれました。

G7伊勢志摩サミットが開催された当時の日本の首相は安倍晋三氏。選挙での遊説中に銃撃され、亡くなりました。こうやって色紙に名前が書かれているのを見ると、改めて1人の優秀な人材を失ってしまったんだと感じます。政策への賛否はともあれ、外交面ではバラク・オバマ大統領、その後に続くドナルド・J・トランプ大統領という、性格の相異なる2人の両方と上手く渡り合いました。

実際に伊勢志摩サミットで使用された会議用のテーブルなどが展示されています。

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近鉄の看板観光特急「しまかぜ」で京都へ

賢島まで来たのは観光特急「しまかぜ」に乗車するため。特急「しまかぜ」で京都へと向かいます。

国内私鉄最長特急・しまかぜ京都便

賢島〜京都間は、国内の私鉄としては最長の特急列車です。その距離195km。

僕は名古屋に住んでいるので、本当なら名古屋行きの「しまかぜ」を予約したかった。しかし今回の旅、日程が決まったのが数日前。観光特急「しまかぜ」はかなりの人気列車であり、予約がなかなか取れません。

特急「しまかぜ」は1日3便が運行されています。大阪難波・名古屋・京都それぞれから賢島まで1往復づつです。このうち名古屋発着と大阪難波発着は圧倒的な人気。名古屋発着は、新幹線で8時ごろ東京を出れば間に合う時間に設定されているため、首都圏からの需要をも拾っているのです。

逆に、京都発着のしまかぜはやや空いている傾向にある。そのため、数日前でも予約が確保できたのが京都いきの「しまかぜ」だったのです。

2日目は、京都から出発して「青の交響曲」なんかにも乗りたいし、ちょうどいいやと思って京都行きの「しまかぜ」を予約しました。この先の日程が大変なことになるとは知らず…

しまかぜの車内は豪華そのもの

特急「しまかぜ」の車内は豪華そのものです。観光特急「しまかぜ」は、丁寧に記事をまとめますので、しばらくお待ちください。

「しまかぜ」にはカフェ車両も!ピラフを堪能

鵜方を出発したところで、まだ空席が比較的あるうちにと考え、カフェ車両へ。この先、鳥羽や宇治山田・伊勢市などからお客さんが増えることは容易に想像できるからです。

ここではピラフを注文。このピラフ、注文してから気づいたのですが自分の座席でも食べられるらしい。うん、まあいいや、せっかくならこのカフェ車両も体験してみたい。

「海の幸ピラフ」。美味しい。車内では火は使えないはずなので、温めているだけでしょうがそんな感じがしない。とても美味しい。しっかりパラパラになっています。

お客さんもほとんどおらず快適。食べ終わった頃には列車は既に宇治山田に到着していました。

観光列車しまかぜで快適な旅

座席に戻ると予想通り、鳥羽・宇治山田からの乗客が一気に増えた。周りには家族で乗っているお客さんがたくさん。

隣にはお母さんとおばあちゃんが。おばあちゃんが、どうも「乗車券+特急券+しまかぜ特別車両券」という3つ必要なことが理解できないらしく、お母さんが頑張って説明していました。まあ、とりあえずちゃんときっぷ類を買って乗っているわけですから、気にしなくていいのに。

少し前にいたおじさんが、巡回してきた車掌さんにクレーム。1号車なのに先頭じゃないだろうが、間違えて乗っただろうが、と。いやいや、それは自分がちゃんと乗車位置を見ずに乗ったからだろう。挙句、「JRの特急はちゃんと書いてある」と。車掌さんも「近鉄はJRとは違いますが、でもちゃんとホームに書いてあります」と。本当に車掌さんが正しい。しっかり乗車位置は足元に書かれていますし、放送でも言われています。最後は車掌さんも半ギレ状態。よくキレずに我慢したな、というのが僕の正直な感想。

伊勢中川駅を通過し、その先で一旦停車。目の前を名阪特急「ひのとり」が走るダイヤです。「ひのとり」が中川短絡線を通過して行くのがとても美しい。写真撮るの忘れたのがとーーーっても残念。

まあ、そんなこともあったりで大変そうですが、とりあえず特急「しまかぜ」は大阪線の山間の区間を走行して京都方面へと向かっていきます。

カフェ車両2回目 ティータイム

もう一度カフェ車両へやってきました。ティータイムです。

2回目なので次は1階席を利用することに。1階席は2階席より座席が快適です。また、2階席の方が人気のため、1階席はお客さんが少ないのも大きなメリットです。

大和八木駅に到着です。大和八木駅からは新ノ口短絡線に入り、橿原線へ。ここから一気に北上し、京都を目指します。

だんだんと陽が沈んでいく。大和八木で一気にお客さんは下車したようで、比較的空席が多くなりました。

京都駅に到着です。特急「しまかぜ」は移動手段ではなく「乗るために乗る」列車です。観光列車として、この特急「しまかぜ」に乗ることを目的として伊勢志摩に行ってもいいくらい豪華で素晴らしい列車です。

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京都から近鉄特急を乗り継いで名古屋へ

本来の予定では京都か大阪で宿泊すれば良い、と思っていました。それを考えて、「京都いきのしまかぜで良い」と思っていたのです。

逆効果を生み出す「全国旅行支援」

しかし今までの旅行の常識が通用しない。その原因が「全国旅行支援」。全国旅行支援によって、ホテルの宿泊料金が跳ね上がっているのです。

今まで旅行をしなかった人たちがお得だと考えて旅行をする。これが原因でホテルが満室近くなる。そのため、ホテルの値段が上がる。Go Toトラベルキャンペーンの時に「便乗値上げ」と批判されましたが、それは違う。ホテルというのは、需要と供給が合うように、空室状況に合わせて値段を設定するシステムが多くのホテルでコロナ禍前から導入されているのです。

そのため、全国旅行支援によってホテルの値段は体感で倍ほどに。う〜ん、これに税金が使われているのか、と思うと、ホテルなどの旅行業が回復してほしいと願う身とはいえなんだかやるせない。

というわけで、京都であろうとビジネスホテルなら1泊5,000円もあれば泊まれたはず。それが最安8,000円などとなっている。これは、名古屋〜京都往復の近鉄特急の特急料金4,000円の倍以上。仕方ない、名古屋に帰れば自分の家に宿泊できるんだし、帰ろう。

近鉄特急を乗り継いで名古屋へ ビスタカーで大和八木へ

近鉄のすぐ上には新幹線が走っています。新幹線に乗りたい。うん、新幹線に乗りたい。

が、ここは我慢して近鉄で帰ります。3日間フリーパスを使っているので、近鉄ならば2,000円以下の特急料金だけで帰れる。一方の新幹線は自由席でも5,000円以上。全然値段が違います。

今回はひとり旅、今までの僕の旅行記事をご覧いただければわかる、僕はひとり旅の時は本当にケチケチする。

今回も例に漏れず、ケチケチ近鉄特急で名古屋へと戻ります。京都から名古屋まで近鉄、そんな人多くはないでしょうね。

京都からはビスタカー。今回の旅では、どこかのタイミングでビスタカーに乗って記事や動画を作りたいと思っていたのですが、夜の時間は2階席の意味が全くない。仕方ない、またどこかで乗る機会があったら撮影しよう。

アーバンライナーで名古屋へ一気に進む!

ビスタカーに乗って大和八木駅まで来ました。大和八木駅からは名古屋まで直通のアーバンライナーに乗ります。

この時間帯の名阪特急は本当に混雑している。今朝も8時台の特急「ひのとり」は完全に満席でした。

名張、津、白子、四日市、桑名と止まって名古屋まで走ります。ブログ記事を書いていたら意外とあっさり名古屋についてしまった。

明日はまたここ名古屋から特急に乗ります。スケジュールを考えていましたが、朝はかなり早くなりそう。本当に、全国旅行支援よぉ…それさえなければそんなに高くはなく京都に泊まれたはずなのに…まあ、仕方ない。

明日以降も近鉄特急に乗りまくる旅です。お楽しみに。

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