本州最北端に位置する青森。東北新幹線で最速3時間10分でアクセスができ、大幅にアクセスも改善されました。
この記事では、「青森の観光スポット」を徹底的に解説。青森に行ったら見てみたい!ここは見逃せない!という観光スポットを解説します。
青森観光① 青森の大自然を感じる十和田・奥入瀬エリアは車なしでも回れる!
青森は日本の最北端。都会とは違った大自然を楽しむことができるスポットが数多くあります。やっぱり、青森を楽しむなら大自然を満喫したいところです。
特に人気の十和田湖や奥入瀬渓流エリアではJR東北バスがバスを運転しているため、レンタカーなしでも観光できます。
レンタカーが便利だが、JRバス東北もバスを運行
大自然を満喫できるような場所はアクセスが悪いことが多い。実際に青森で自然が豊かな十和田湖エリアなどを回るのであればレンタカーが便利です。
ただ、このエリアは観光エリアとなっていることもあり、バス路線も一定数確保されています。JRバス東北が、青森駅や八戸駅を基点としてバスを運転しています。
東京・仙台方面から新幹線で十和田湖へアクセスする場合、途中の八戸駅で下車、八戸駅からバスを利用するのが最速となります。
高速道路を通らないものの、長距離を走るバスであるため高速バスタイプの車両で運転されます。乗車にはSuicaなどのICカードが利用できます。
美しい湖・十和田湖を眺めよう
青森の観光で外せないのが十和田湖。十和田湖は青森県十和田市と秋田県鹿角郡にまたがる大きな湖です。約20万年前の火山活動によって形成されたカルデラ湖です。
透き通った湖と、カルデラ湖ならではの山の風景が、とてつもなく美しい景色です。遊覧船に乗って景色を眺めるのもオススメです。
遊覧船乗り場周辺までは路線バスも出ており、この辺りまでは車なしでも行くことができます。
十和田湖を回って休屋方面へも!
十和田湖は車で一周すれば1時間ほどの距離感です。十和田湖周辺には景色が美しい場所が多く、温泉地などもあります。
本数は少なくなってくるものの、これらのエリアへも路線バスを使ってアクセスできます。
十和田湖の周辺は、十和田湖が見えると同時に南側へと行けば八甲田山などの青森県の山地が十和田湖の向こうに見られます。
十和田湖の南側は秋田県に位置しており、ガードレールが変わることで県境がわかったり。至る所に面白さがあります。
観光の拠点であり、お土産を購入できるJRバス十和田湖駅
ここまで紹介してきた十和田湖を観光するための拠点として使うことができるのがJRバス東北の十和田湖駅。
JRバスの拠点としては数少ない「駅」と名付けられているのがこのJRバス十和田湖駅です。駅自体はお土産屋さんとカフェ・レストランが入店しています。
この十和田湖駅の1階にあるお土産屋さんで、青森のりんごパイが欲しいと店員さんに相談したら、なんと試食させてくださいました。とても優しい店員さんで、ここでお土産も購入させていただきました。
奥入瀬渓流で自然の流れを体感しよう
十和田湖から太平洋へと流れ出る奥入瀬川。この上流部(=十和田湖周辺)が奥入瀬渓流として観光客に人気のスポットになっています。
奥入瀬渓流はまさに「絶景」の渓流です。国指定の特別名勝及び天然記念物となっている奥入瀬渓流は、どこを歩いても絶景です。15kmほどにわたって続いているので、1日かけてトレッキングするのもオススメです。
途中の石ヶ戸休憩所がオススメで、この辺りが奥入瀬渓流の観光の拠点となっています。駐車場も整備されており、お土産ショップやお手洗いなどもあります。ただし、携帯電話の電波が通じないので注意。
この石ヶ戸休憩所の周辺が、奥入瀬渓流の景色が変わるエリアなのでぜひ、バスを降りて欲しいところです(JRバス東北のバス停が設置されています)。
睡蓮沼
続いて紹介するのは睡蓮沼。睡蓮沼は青森の市街地から奥入瀬渓流・十和田湖方面へ向かうときの中間地点付近にある池です。
睡蓮沼は名前の通り、睡蓮が咲きます。睡蓮だけではなく、6月にはミズバショウ、7月上旬~中旬には睡蓮、10月は紅葉とさまざまな景色を楽しむことができるのも特徴です。
僕がいった日はあまり天気が良くなく、睡蓮沼の先の景色を見渡すことができませんでした。ただ、天気が良い日には八甲田山脈が綺麗に見え、美しい景色を楽しむことができます。
JRバス東北の青森〜十和田湖路線のバスがここ睡蓮沼にも停車しますが、本数が少ない。1日3往復とかなり少ないため、フリーきっぷなどをうまく活用して、往復利用などで利用することになるでしょう。
地獄沼-青森の温泉を感じる
続いて紹介するのが、睡蓮沼からもう少し青森市街地側にいったところにある地獄沼。
地獄沼は、沼の中では魚が生息できない強酸性。そして写真でも湯気が出ている通り、90℃の熱湯が湧き出しており、沼に立ち入ることはできません。
この辺り一帯には温泉地もあるので、温泉で旅の疲れを癒すのもGoodです。
八甲田山ロープウェイ
続いて紹介するのは八甲田山。僕が青森に行った時には、強風のためロープウェイが運休しており、山頂へと上がることはできませんでした。
八甲田山は山頂公園駅を基点とした「八甲田ゴードライン」が完備されており、高層湿原と高山植物ウォッチングを手軽に楽しむことができます。
岩木山展望所
岩木山展望台は、青森駅周辺の市街地から十和田湖方面へ行く途中にある展望台。青森の市街地方面、そしてその先には津軽海峡を望むことができます。
青森の市街地を少しづつ離れ、ちょっと山道を走ったところにあるので休憩スポットとしても最適です。バス利用だと少し、利用しにくいかもしれません。
青森観光② 青森駅周辺で海鮮を楽しもう!ねぷたを体感しよう
ここまでは主に車を利用する、あるいはJR東北バスの比較的長距離のバスを利用していく観光スポットを紹介してきました。ここからは、青森駅周辺の観光スポットを紹介します。
青森に来たらのっけ丼!
津軽海峡で豊富にとれる魚介類。津軽海峡を挟んだ北海道側の函館はもちろんのこと、本州側の青森でも海鮮を楽しむことができます。青森の海鮮といえば「のっけ丼」です。
青森駅から徒歩で5分ほど、「青森魚菜センター」では、青森でとれた新鮮な魚を利用した「のっけ丼」を楽しむことができます。「のっけ丼」は最初にお米を購入、チケットの枚数を指定し、そのチケットを利用して市場を自分で回る。そして、自分が好きなネタを入れ、自分だけの海鮮丼を作ることができます。
青森は帆立などが人気です。帆立以外にも新鮮なネタを目の前で入れてもらい、自分の好きなネタを集めた海鮮丼を作ることができる市場として観光客に人気です。
青森駅前の「おさない食堂」の帆立は絶品
続いて紹介するのは青森駅の駅前にある「おさない食堂」。青森で人気の帆立をいただくことができます。
古くからある伝統的な、そしてシンプルに帆立を全面に出した看板が特徴的です。店内もそこまで広いわけではありませんが、そこまで混んでいることも少ない。
帆立料理をたらふく、いただくことができます。生のホタテから焼いたホタテまで、ホタテ尽くしの料理を楽しむことができます。
ここ、おさない食堂で人気なのは、帆立のバター焼きです。帆立のバター焼きの焼き加減がなんとも良い感じ。新鮮な帆立をバター焼きにしていただくことができます。
ねぶたの家 ワ・ラッセでねぶたの魅力を年間通して体験!
青森駅のすぐ横にあるのが「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。青森の伝統的なお祭りであるねぶたを、年中感じることができるスポットです。
ねぶたの家 ワ・ラッセは外観も特徴的なデザインになっています。
実際のねぶた祭りでは絶対に見ることができない角度から、ねぶたの全貌を見ることができます。実際に使用されたものが展示されているので、生の迫力を感じることができます。
もちろん、下から見ることもできます。実際にねぶた祭りで見る視点から、迫力のある絵を楽しむことができます。
青森観光③ 電車で足を伸ばして弘前へ、浅虫温泉へ、そして五能線へ
青森駅周辺だけでなく、電車で足を伸ばしてワイドに観光することもできます。青森駅を起点に、各方面へと列車が伸びています。
魅力的な観光地が点在する弘前エリア
青森県内で青森と並んで大きな都市が弘前市と八戸市。僕は実際に、弘前には2回ほど足を運んだことがあります。
弘前城跡やその周辺の伝統的な建築物が数多くあります。弘前については、またあまり網羅できていないので、また機会があればゆっくり観光したいと思っています。
浅虫温泉は電車で簡単にアクセスできる温泉
青森駅から弘前とは反対側、八戸側には「青い森鉄道」、旧・東北本線が伸びています。青い森鉄道の途中駅には「浅虫温泉駅」があります。名前の通り、駅前に温泉がある場所。
浅虫温泉は温泉に入ることができるのはもちろんのこと、海鮮を楽しんだり、夏には海水浴をすることもできます。総合リゾート地として栄え、東北新幹線が開業する前には在来線特急も一部停車していました。
浅虫温泉は青森駅から「青い森鉄道」で22分ほど。青森の市街地からのアクセスも良好なので、ちょっと温泉に入りに行ってみる、なんてのもオススメです。
リゾートしらかみで日本海を眺める絶景旅
さらに時間的な余裕があるのであればオススメしたいのが五能線の旅。五能線は青森県の川辺駅(弘前駅の隣の駅)から、秋田県の東能代駅を結ぶ路線です。福島駅から秋田駅を経て、直線的に青森駅へと至る奥羽本線とは違い、日本海沿いを走る路線です。
五能線は日本海を眺めることができる絶景路線として人気で、JR東日本も観光列車「リゾートしらかみ」を運転しています。
途中の千畳敷駅では15分ほど停車し、実際に下車して観光することができます。日本海の美しい海を眺めることができます。
車内では青森県や秋田県の名産も販売されており、販売カウンターの前では海を見ながらカウンター席で飲み物や食べ物をいただくこともできます。
五能線沿線には日本海の絶景を楽しむことができる旅館などもあります。さらに、白神山地周辺のブナの原林は世界遺産にも指定されており、魅力にあふれた観光エリアです。
青森県の西側(地図で言うと左側)の日本海の景色を楽しむことができるのがこの五能線の魅力です。観光列車をうまく活用すれば、車なしでも観光できるエリアです。
今回は「車なしでも観光できる青森の観光スポット」を紹介しました。より詳しく知りたい場所などがあれば、コメントいただければ記事に繁栄しますので気軽にコメントくださいね。
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