JR東日本の新型気動車 GV-E400 全国のローカル線で活躍

東北
東北鉄道鉄道車内徹底紹介関東・甲信越
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JR東日本が、ローカル線の非電化区間を中心に導入しているGV-E400。甲信越地方や東北地方など、幅広く導入されているのが特徴です。

ローカル線の旅は、特に特急列車が運行されていない区間では長くなることも。実際にGV-E400に乗車してきたので、実際の乗り心地や車内の様子などをご紹介していきます。

JR東日本の新型気動車 GV-E400 全国のローカル線で活躍
磐越西線のGV-E400(新津駅にて)
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JR東日本が開発した新型の気動車GV-E400

GV-E400は、JR東日本が開発した新型のローカル線用の車両です。

非電化区間を走るため、「ディーゼルカー」に分類されますが、今までのディーゼルカーとは大きく異なります。ハイブリットシステムを採用しており、ディーゼルエンジンそのもので走行するのではなく、ディーゼルエンジンで発電をし、その電気で走行するシステムを採用しています。

国鉄型の気動車を順次置き換え中
村上駅にて

構造としては電車に近い構造ながらも、非電化区間を走ることができるという大きな特徴があります。JR東日本では、羽越線の電化切り替え区間を跨ぐ列車にも使われています。

JR東日本が開発した新型の気動車GV-E400
五能線など、秋田〜青森地区で活躍する車両-青森駅にて撮影

2020年からは秋田地区にも投入され、秋田から青森にかけての奥羽本線や五能線、津軽線などでも使用されるようになりました。

国鉄型の気動車を順次置き換え中
JR北海道のH100型

また、基本仕様が同一の車両をJR北海道では「H100型」として導入しています。JR北海道のローカル線においても、基本仕様が同一の車両が数多く見られるようになってきました。

JR東日本・JR北海道とも、今後は老朽化したキハ40を置き換えていく旨発表されています。

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車内はボックスシートとロングシート

車内の座席の様子を紹介します。座席はロングシート&ボックスシートになっています。

車内はボックスシートとロングシート
ボックスシート

ローカル線は、区間によっては長時間乗車することになる区間もあります。やはりここは、ボックスシートではなくクロスシートを導入してほしいところ。

片側が4人のボックスシートになっています。

車内はボックスシートとロングシート
2人がけのボックスシート

通路を挟んで反対側は2人がけのボックスシートになっています。

車内はボックスシートとロングシート
ロングシートも多い

ロングシートも結構多い。車両の3分の1〜半分程度がロングシートになっています。ローカル線の中でも起点に近い、都市圏ではこのロングシートにお客さんがそこそこ座りますが、中間の区間などではこのロングシートはガラガラだったり。

車内はボックスシートとロングシート
ロングシートは座り心地が良い

ロングシートはいい感じの背もたれの角度になっていて、それなりに快適です。最近JR東海が導入した、315系のロングシートもこんな感じでしたね。

車内はボックスシートとロングシート
優先席

優先席もしっかり設けられています。最近では、私鉄でも優先席部分を床を含めて色を変えることは増えていますね。1両編成では車端部に、2両編成では連結部近くに優先席があります。

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車内設備もしっかりしている

ローカル線で使用される車両は、比較的長距離の利用もあります。そのため、車内の設備はしっかりしています。

車内設備もしっかりしている
お手洗いも設置

全列車にお手洗いも設置されています。2両編成の場合、お手洗いは1箇所になります。

車内設備もしっかりしている
お手洗いの様子

お手洗いはこんな感じ。入ってみて真っ先に感じたのが「広い」ということ。かなり広々したお手洗いです。

車内設備もしっかりしている
自動で開閉する扉

扉はボタン式で、自動で開閉します。最近の鉄道車両は、この自動開閉ボタン式のトイレが多くなっていますね。

車内設備もしっかりしている
洗面台

ウォシュレットなどは装備されていません。流すためのスイッチは電動のボタンになっています。また、洗面台もあり、自動で水が流れるタイプになっています。

車内設備もしっかりしている
防犯カメラ

車内には防犯カメラもついています。ワンマン運転を行うこともあるローカル線の車両のため、これはいい機能。防犯カメラを使う機会がないにこしたことはありませんが。

車内設備もしっかりしている
開閉ボタン

寒冷地や夏場の使用に備え、開閉ボタンも設置されています。

車内設備もしっかりしている
ベビーカーや車椅子のためのスペース

さらに、ベビーカーや車椅子のためのスペースも設けられています。置き換え対象となっているキハ40では、車両によってはこのようなスペースがなかったのでここは大きな進化と言えそうです。

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