国内屈指の観光地・京都。京都は観光地が多い。そして、嵐山など距離的に離れている場所も多い。
そんな京都を効率よく、でも自由気ままに費用を抑えて回りたい。そんな際に便利な、京都のフリーきっぷをご紹介していきます。
種類 | 価格 | 利用可能な交通機関 |
---|---|---|
京阪電車 京都1日観光チケット | 900円 | 京阪電車 石清水八幡宮駅〜出町柳駅、宇治線、石清水八幡宮参道ケーブル |
叡山電車・京阪電車1日観光チケット | 2000円 | 京阪電車 京阪線全線、石清水八幡宮参道ケーブル ※大津線(京津線、石山坂本線)を除く 叡山電車 全線 |
北急・モノレール京都おでかけきっぷ | 1200円 | 阪急宝塚線・京都線、北大阪急行および大阪モノレール全線 |
地下鉄1日券 | 600円 | 地下鉄 |
バス1日券 | 600円 | 市バス・京都バス |
地下鉄・バス1日券 | 900円 | 市バス・京都バス・京阪バス |
バス・嵐電一日券 | 1100円 | 市バス・京都バス・嵐電 |
嵐電一日フリーきっぷ | 500円 | 嵐電 |
嵐電・嵯峨野フリーきっぷ | 800円 | 嵐電(全線) + 京都バス(嵐山方面系統 全線乗降自由) ※ (51系統(比叡山線)・90系統(西山高雄線)は除く) |
京都は、場所によって使い勝手の良い交通機関が異なります。自分が行きたい場所に合わせて、これらのきっぷをうまく活用できるとより良い京都観光になるでしょう。
フリーきっぷの種類 豊富な利用可能な手段から何を使うか考えよう
まず、京都の一日乗車券にはさまざまな種類のものがあります。自分の観光の計画に基づいてどれを購入するか決めるといいと思います。
バスや地下鉄のフリーきっぷ 京都市内を回るならこれが便利!
いきあたりばったりで観光がしたい!という方は、「地下鉄・バス一日乗車券」(900円)を購入するといいと思います。この切符があればほとんどどこへでも行くことができます。まず初めに、京都で用意されているフリーきっぷ・1日乗車券類の一覧を載せておきます。
種類 | 価格 | 利用可能な交通機関 |
---|---|---|
地下鉄1日券 | 600円 | 地下鉄 |
バス1日券 | 600円 | 市バス・京都バス |
地下鉄・バス1日券 | 900円 | 市バス・京都バス・京阪バス |
バス・嵐電一日券 | 1100円 | 市バス・京都バス・嵐電 |
嵐電一日フリーきっぷ | 500円 | 嵐電 |
嵐電・嵯峨野フリーきっぷ | 800円 | 嵐電(全線) + 京都バス(嵐山方面系統 全線乗降自由) ※ (51系統(比叡山線)・90系統(西山高雄線)は除く) |
京都市交通局には「1日券」のサイトがあり、ここに地図などもまとめられています。
これらのフリーきっぷをうまく活用して回りたいところ。まずは、各交通機関の特性を解説していきましょう。
京都はバスが充実!バスをフル活用しよう
京都の公共交通機関の特徴といえばやっぱり、バスが充実しているところでしょう。京都は、地下鉄建設においてはすぐに遺跡に到達してしまうという背景があり、地下鉄がなかなか発達しません。
その代わりに、地上にはバスが充実しています。急行バスなども設定されている。そして、主要区間では数分に1本のペースでバスがやってきます。
京都のあちこちに点在する主要観光地へと達するバスも多数設定されており、バスを中心とした交通網が設計されている、京都独特の交通機関の形成がよくわかります。
「嵐電」こと嵐山電車が使えるきっぷも
京都の繁華街・四条大宮から嵐山までを走っているのが嵐山電鉄です。この嵐山電鉄と京都市交通局がタイアップしたフリーきっぷも多数発売されています。
一日乗車券を最初に使うときには日付を印字しなくてはなりません。そこで、機械に通す必要があります。地下鉄であれば改札機に通せば良いです。バスであれば降車口の機械に通しましょう。機械に通すことで日付が印字されます。その印字された日のうちはその一日乗車券が利用できます。
2回目以降の利用では、印字は必要ありません。地下鉄は最初と同じように改札機に通せば良いですが、バスでは機械に通す必要がありません。乗車時には何もせずに乗車して、降車時に乗務員に見せればオッケーです。
関西は私鉄王国 私鉄のフリーきっぷもフル活用しよう!
関西圏には私鉄が多くあります。京都を走る私鉄としては、主に京阪と阪急があげられます。
京都南部に路線網を持つ京阪 鞍馬方面へは子会社の叡山電車で
まずは京阪。大阪方面の淀屋橋や京橋から、京都の出町柳までを結んでいます。祇園四条など、京都の中でも最大の繁華街を通過していくのも大きな特徴です。
「京阪電車 京都1日観光チケット」では、石清水八幡宮から出町柳までの区間の京阪電車と、石清水八幡宮参道ケーブルが利用できます。
「京阪電車 京都1日観光チケット」は、インターネットで購入すると100円割引となります。もし、あらかじめ予定が決まっているのであればインターネットで購入するのがオススメです。
また、大阪方面から鞍馬方面へ観光で利用する場合は「叡山電車・京阪電車1日観光チケット」が便利です。
叡山電車は、京阪の終点である出町柳から、比叡山口、そして鞍馬へと走る列車です。京都の中でも自然豊かな地を観光したい場合、便利です。
叡山電車を含むフリーきっぷ「叡山電車・京阪電車1日観光チケット」は以下のとおり発売されています。
「叡山電車・京阪電車1日観光チケット」は、京阪電車全線がフリー区間となっており、主に大阪・神戸などから叡山電車沿線の観光をする観光客向けに設定されているものと考えられます。
嵐山など、京都西部に路線を持つ阪急
京都にもう一つ走る私鉄、それが阪急です。阪急は、大阪梅田駅を中心に、京都・神戸、そして宝塚方面と多くの路線網を持ちます。
そんな阪急が発売しているのが「北急・モノレール京都おでかけきっぷ」。阪急については阪急宝塚線と京都線のみがフリー区間となります(神戸線などはフリー区間外となります)。
阪急と京阪はともに大阪から京都を結んでいます。が、経由する場所が全くもって異なります。阪急は直線的に京都と大阪を結びます。途中の桂駅から分岐し、嵐山駅まで乗り入れているのが大きな特徴。特に、京都駅から嵐山駅まではバスで1時間近くかかります。大阪方面から嵐山へ行く場合、桂での乗り換えのみでかなり直線的にアクセスできるのが大きなメリットです。
また、京都〜大阪間ではJR神戸線と競合関係にあります。そのため、追加料金不要の特急なども走っており、かなり使い勝手がいい。さらに現在では、週末に「京とれいん」という観光列車も走らせています。
観光列車「京とれいん 雅洛」については別途記事を作成しました。ご好評をいただいている記事の1つです。あわせてご覧ください。
京都の一日乗車券でふらりと自由に京都を観光しよう!
1日乗車券を使うメリットは、なんと言っても自由にふらっと観光できるところ。行き先を決めず、またその場で新たに行きたい場所が出てきた時もすぐに移動できます。
見どころたくさん 京都の観光
国内有数の観光地・京都。京都には見どころがたくさんあります。
何度行っても飽きないのが京都の魅力。同じ場所に行っても飽きないのです。個人的なオススメスポットは、
- 二年坂(清水寺周辺エリア)
- 稲荷伏見大社
- 嵐山
などなど。しかし、このエリアはどこも京都駅から離れています。
京都は遺跡などが多くあるという背景から、地下鉄の発達が遅れています。代わりに発達しているのがバス路線網。これらをうまく活用したいところです。
また、郊外へは私鉄やJRが便利だったりします。京都の街を効率よく回りたい場合は、いく場所に合わせて交通手段を選べるといいでしょう。
バス路線は広大に張り巡らされていますが、時間がかかるのが大きな難点です。
地下鉄は京阪・近鉄への直通に注意
京都市営地下鉄は、私鉄へと直通しています。
烏丸線は近鉄京都線に直通、そして東西線は京阪京津線に直通しています。今回の記事でご紹介した、各種フリーきっぷを利用する場合、直通列車であっても私鉄区間にはフリーきっぷでは乗車できません。別途、乗り越し区間(=地下鉄の最後の駅からの運賃)を払う必要があります。
ただ逆に、乗り越し区間だけ運賃を払えばOK。なので、京都観光のついでに少し足を伸ばすのもありかもしれませんね。
各地から京都へは東海道新幹線で便利に快適に
京都は新幹線の停車駅。東海道新幹線の最速達種別である「のぞみ」号も全列車が停車します。
日本屈指の観光地である京都は、惜しくも新型コロナウイルスの影響で需要が蒸発。現在は厳しい状況に置かれています。
しかし、観光地が充実しているのは確か。本当に、何度足を運んでも飽きないほど魅力に溢れているのが京都という街です。
東海道新幹線の混雑状況についても記事にしています。こちらの記事もご好評をいただいていますので、参考にしてくださいね。
このブログでは、これ以外にも京都の旅行に関する情報を発信しています。合わせてご覧ください。
コメント