夏季限定で運航されるANAの旭川空港直行便。旭川空港直行便に乗り、旭川へと行ってきました。季節限定で運航されるANA325便 名古屋・中部→旭川の直行便の様子を紹介します。
なお、この名古屋・中部〜旭川路線ではB737が使用されています。B737は小型のジェット機で、名古屋をはじめとした中堅都市を発着する便に使用されています。B737の機内の様子については、別の記事でも解説していますので、ご覧ください。
帰りの旭川→名古屋・中部国際空港にてVlogを作成しました。景色についてはより詳細に紹介しています。
夏季限定で運航される名古屋・中部-旭川直行便
今回搭乗した名古屋・中部〜旭川の路線は、夏季限定で運航されています。2024年も7月21日から8月31日まで運航される予定で、一部の日程では満席になっています。
コロナ禍で運休されていた名古屋〜旭川路線
名古屋・中部〜旭川の路線は、コロナ禍以前は通年で運航されていました。ANAは名古屋・中部国際空港から札幌・新千歳はもちろんのこと、函館、旭川、女満別と北海道各地へと飛ばしていました。
コロナ禍でこれらは軒並み廃止されてしまいました。が、2023年の夏季ダイヤで、これらの便が夏季限定で復活しました。
今回紹介する、名古屋・中部〜旭川路線も同様で、夏季限定での運航路線となります。2023年および2024年は7月下旬から8月末まで(2024年は7月21日から8月31日の毎日)運航されています。
2023年以降、ANAは夏季限定で名古屋〜旭川路線を運航
2023年の名古屋・中部〜旭川路線は、2023年7月14日から9月30日までの期間で運航されています。この、ANAの名古屋・中部〜旭川の直行便が運航される夏は、道央の景色がとても美しい時期です。
旭川空港は旭川市と富良野市の間にあり、ラベンダーで有名な富良野へのアクセスも良い。そんな旭川・富良野を満喫することができる夏に運航しているので、観光に便利です。
2024年の名古屋・中部〜旭川直航便はかなり前の時期でも一部満席になっています。今後は、この旭川路線の定期便としての復活を期待したいところです。
名古屋・中部〜女満別空港および函館空港路線も運航
先ほども触れたように、夏季に人気の北海道。ANAは夏季限定路線を複数、運航しています。ANAは特に、JALと比べて非常に名古屋・中部路線を重視しています。夏季限定ではありますが、旭川路線以外にも女満別空港や函館空港にも就航させています。
僕は過去に何度も北海道に足を運び、観光してきました。北海道は本州とは比べ物にならないスケールであり、例えば新千歳空港から旭川空港へ陸路で移動する場合、3時間は最低でも必要。新千歳空港から女満別(北見・網走)へ移動する場合に至っては6時間〜7時間の時間が必要になってきます。
そんな広大な北海道には、道内路線もありますが、やっぱり乗り継ぎ不要で直行便が利用できるのは大きなメリットです。
JALは名古屋・中部〜釧路、帯広へと運航
ここまでANAの夏季限定路線を紹介してきましたが、一方のJALも夏季限定路線を運航しています。JALは夏季限定で、名古屋・中部国際空港から釧路(週4便)と帯広(週3便)を運航しています。
名古屋・中部国際空港から通年で運航される北海道路線は札幌・新千歳空港と函館路線。それ以外の北海道にある空港を、夏季にはANAとJALで分け合う形になっています。
夏季(特にJALの釧路・帯広ゆきが運航される8月)には名古屋から北海道各地へのアクセスが非常に便利になります。
名古屋から旭川へ 実際に乗ってきた!
今回、実際に名古屋・中部国際空港から旭川空港までの路線を使用してきました。その様子を紹介します。
ANAの名古屋発着路線では幅広く使われるB737。小型のジェット機でありながら、大型機と同等の居住性を誇る機材です。
ANAが名古屋発着路線の多くで運航しているB737の機内の様子については、別に記事を作成していますのでご覧ください。
帰りの、旭川→名古屋・中部国際空港の便ではVlogも作成しました。Vlogではより詳しく景色などを紹介しています。
中部国際空港を離陸 名古屋の街並みを見ながら北へ
飛行機は名古屋・中部国際空港を出発します。この日は5番搭乗口からの出発でした。
いつも通りゲートを離れ、誘導路へと向かいます。
中部国際空港から、北方向に向かって離陸します。この方向に向かって離陸すると、北海道の方向を向くので比較的離陸直後から安定した飛行ができます。
名古屋の街並みが綺麗に見られます。写真の中央に見えているのが名古屋駅、その周辺のセントラルタワーなどです。
名古屋の街の上をひとっ飛び、飛行機は北東へと進路を向けます。
甲信越を飛び越えて日本海へ
名古屋から北海道方面へと向かう場合、新潟県上空から日本海へと出ます。愛知県から長野県の上空を通って新潟県上空へ。
眼下には御嶽山と思われる山が綺麗に見えています。
飛行機はさらに前進、日本海側へと向かいます。この辺りの甲信越の山々はどこも魅力的。いつかこんな山でゆっくりしたいなぁ。
ドリンクはコンソメスープを注文しました。ANAの機内で注文するドリンクは、今や大抵、コンソメスープです。
陸路で行こうとするととてつもなく遠い新潟、飛行機では一瞬で日本海へと出てしまいました。日本海へ出たところで、しばらく深い睡眠へ。前日、全然眠れていなかったため、びっくりするほど寝ました。
北の大地・北海道は道央へ
寝るのにリクライニングを倒すこともなく、あまりにも眠すぎたことと温かいスープを飲んでほっこりしたため、気づいたら爆睡。目が覚めた頃には飛行機は津軽海峡上空まで来ていました。あっという間。
北海道はあいにくの天気。分厚い雲がかかっています。津軽海峡を越えるとなかなか、景色が見えなかった。
だんだんと高度を下げ、北の大地が見えてきました。普段、飛行機で北海道に降りる際は新千歳空港です。新千歳空港は基本的に、太平洋側の海、つまり苫小牧上空から降下をします。苫小牧のあたりを見ながら北海道へ入っていくのが、今回はいきなり陸地だからなんだか新鮮。アメリカみたいです。
そして、あっという間に旭川空港に着陸しました。
旭川空港のスポットに到着です。ANAの旭川発着の自社運行便はコロナ禍以降、運航がありません。東京・羽田便は完全に、AirDoに任せており、コードシェアの形をとっています。ANAの自社運航便が発着するのは3年ぶりくらいなので、グランドハンドリングがどうなるかは気になるところでしたが、ANAがグランドハンドリングをやってきました。スタッフの方も皆、ANAの方だったので、おそらく普段のAirDo運航便もANAが請け負っていると思われます。
無事、旭川空港に到着しました。名古屋・中部国際空港を出発してから1時間45分。新千歳空港から旭川まで移動しようとしたら3時間程度見ておかなくてはならないところを、新千歳空港到着便とほぼ同じ時間で飛んでしまう。飛行機のP to Pの特性がよくわかります。
旭川空港に到着しました。旭川空港の設備やラウンジなどの情報については別の記事でまとめていますので、ご覧ください。
ここ旭川空港で海鮮丼を食べて腹拵え。ラベンダー満開の富良野へと向かいます。
夏の美しい道央を満喫しよう
ANAの名古屋・中部国際空港〜旭川空港の直行便が運航される7月〜9月は、道央が1年でもっとも輝く時期です。道央ならではの景色を楽しむことができるのがこの夏の期間です。
美瑛は「青い池」や「四季彩の丘」など
旭川空港からバスやレンタカーで15分程度で行くことができる美瑛エリアには、絶景スポットが数多くあります。最もおすすめは「青い池」。
名前の通り「青い池」で、とても美しい青色。過去にはMacの壁紙にも採用されたことがあります。冬は池が凍りついて雪が積もるため青さが見られませんが、その代わりに夜間はライトアップが行われます。
青い池については、過去に複数回にわたって訪問。その絶景の写真からアクセスまで、徹底的に記事をまとめているので、ご覧ください。
さらに、「四季彩の丘」もオススメです。花畑なのですが、この花畑がさすが美瑛という感じ。丘に続く花畑、その先には美しい緑の丘がさらに続く。「丘の町・美瑛」と言われる所以がよくわかる。単なる広大な花畑ではなく、北海道だからこそ味わうことができる景色です。
これ以外にも美瑛には多くの魅力があります。美瑛の魅力についてまとめた記事を作成中ですので、しばらくお待ちください。
7月なら富良野のラベンダーが見頃!
名古屋・中部〜旭川直行便が運航される7月には、富良野のラベンダーが見頃を迎えます。
富良野にある「ファーム富田」は、ラベンダー畑の発祥の地といってもいいほど有名なラベンダー畑です。7月初旬〜8月初旬が見頃です。
この期間に道央に足を運ぶなら、富良野のラベンダーは絶対に見逃すことができません。
ファーム富田の景色は、8月や9月になっても美しい。8月初めにはラベンダーが刈り取られますが、他の花が植えられるので本当に飽きない。
北海道ならではの雄大な景色を楽しむことができます。
7月には富良野のラベンダーライトアップも
さらに7月には、富良野ではラベンダーのライトアップが行われます。
富良野は盆地であり、その盆地の“縁”ともいうべき場所にある丘。そんなところに咲くラベンダー。ラベンダーがライトアップされるとこの景色です。毎年7月の3連休には、イベントも行われます。
今回の旭川〜名古屋については、Vlogも作成しました。
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