トルコで最大の都市、イスタンブール。その玄関口となっているのがイスタンブール空港です。ターキッシュエアラインズをはじめとした各地からの便が乗り入れ、乗り継ぎ拠点としての利便性もかなり高い。
そんなイスタンブール空港、空港内のWi-Fiは?ラウンジは?など、気になる疑問に答えます。なお、イスタンブール空港へのアクセスについては別の記事にまとめました。
今回の記事でまだ疑問点が残る場合、コメント欄にコメントいただければ記事に加筆など、対応します。是非お気軽にコメントください。
イスタンブール空港にはラウンジが充実
イスタンブール空港は、世界的に見てもかなりラウンジが充実した空港です。特にプライオリティパスで利用できるラウンジもかなり大きく、乗り継ぎ利用にとてもオススメできる空港です。
プライオリティパスで利用できるラウンジ「iGA Lounge」はかなり充実 シャワーも完備
イスタンブール空港で利用できるラウンジに「iGAラウンジ」があります。iGA Loungeはプライオリティパスでも利用できます。
また、イスタンブール空港にあるエアラインラウンジは、後述のターキッシュエアラインズ(トルコ航空)のラウンジのみです。スターアライアンス加盟航空会社の場合、ターキッシュエアラインズのラウンジが利用できますが、スターアライアンス加盟航空会社以外の場合、ビジネスクラス利用でもここで紹介するiGA Loungeを利用することになります。
ラウンジに入るためにやや並びました。かなり列ができていたので心配しましたが、カウンターが5つ以上稼働しており、実質並んだのは5分ほどです。
なお、ビジネスクラス利用の場合は優先して受付してもらえます。プライオリティパス利用の場合は、頑張って並びましょう。
一部のエアライン(One WorldおよびSky-teamの航空会社)のビジネスクラスラウンジともあって、ラウンジ内はかなり豪華。座席数が多いですが、結構埋まっていたりします。
ラウンジ内では食事もかなり充実しています。20分に1回ほど、ケバブを作ってくれて、出来立てのケバブをいただくこともできます。
世界三大料理の1つにも数えられるトルコ料理を、出発直前まで堪能することができます。僕が今まで訪問したプライオリティパスラウンジの中で、トップレベルに充実していました。
ターキッシュエアラインズのビジネスクラスラウンジも
イスタンブール空港はターキッシュエアラインズ(トルコ航空)が拠点としている空港です。ターキッシュエアラインズのラウンジはかなり大きい。
僕自身、今回のトルコ渡航では往路はビジネスクラスを利用しましたが、復路はエコノミークラスを利用。そのため、ビジネスクラスラウンジには入り損ねました。
ターキッシュエアラインズのイスタンブール空港にあるラウンジは、かなり充実しているとの噂。イスタンブール空港のビジネスクラスラウンジを使い損ねたのは、かなり痛手でした。
また次に、トルコ発のターキッシュエアラインズ・ビジネスクラスを利用する機会があれば、レビューしたいと思います。
話が少しそれますが、ターキッシュエアラインズのビジネスクラスラウンジを利用した際の記録は別の記事でまとめてあります。
東京・羽田空港にも就航しているターキッシュエアラインズB777-200に搭乗した際の様子を、詳しく紹介しています。
イスタンブール空港の国内線ラウンジ「iGA Lounge」
プライオリティパスで利用できる国際線iGAラウンジに加えて、国内線エリアにもプライオリティパスで利用できるiGAラウンジがあります。国際線のiGA Loungeとは異なり、航空会社ラウンジにはなっていないため、やや小ぶりです。
イスタンブールからカッパドキアまで、国内線を利用する際にプライオリティパスで利用してきたので、こちらもご紹介します。
ラウンジは、国内線の手荷物検査後のエリアにあります。ガラス張りになっているものの植物(?)によって外からは見えない。意外と小ぶりなラウンジです。
ラウンジ内には飲み物がかなり充実。トルコでは国内線利用の際もペットボトル等の水を持ち込むことができません。しかしここiGAラウンジではペットボトルの水が提供されている。これはなかなかありがたい。
そして生野菜などの簡単な食事も提供されます。国際線のiGAラウンジのように、ライブキッチンでケバブの提供などはありませんが、それでもこれだけ食事があれば快適。
イスタンブール空港は大きな窓があり、かなり開放感があります。このラウンジもかなり開放感がありますが、目の前は駐車場。飛行機がやってくるゲートなどは建物の反対側のため、飛行機を見ることはできません。
国際線のiGAラウンジとは異なりかなり空いています。座席にも余裕があるので、国内線を利用する場合は快適に利用できるでしょう。
イスタンブール空港の設備 ショップも充実
イスタンブール空港にはショップなどの設備も充実しています。また、空港内にはWi-Fiの設備もありますが、接続方法がやや複雑です。ということで最後に、イスタンブール空港のラウンジ以外の設備について、知っておくと便利な知識などを中心に解説します。
イスタンブール空港のWi-Fi パスポートが必要なので注意!
イスタンブール空港にはWi-Fiが完備されていますが、使い方が少し難しい部分があるのも事実です。空港内にあるWi-Fi認証機械にパスポートを読み込ませ、Wi-Fiのパスワードを発行する必要があります。
イスタンブール空港でのWi-Fiの登録方法もまとめようと思ったのですが、下調べする中でAppleNutsさんの記事がわかりやすく簡潔にまとめられていました。
新しい空港設備ともあって、多くの接続があってもある程度安定して利用できていました。安定感はありますが、思ったほどスピードが速くなかったのも事実です。まあ、こういう空港のWi-Fiは速いことより安定していることの方が重要ですが。
海外へと渡航するのであれば、空港に着陸後、Wi-Fiに頼らなくても利用できるSIMカードがオススメです。トルコでも利用できるオススメのSIMカードについては、こちらの記事でまとめてあります。
国内線・国際線ともにお土産ショップが充実
イスタンブール空港には、お土産などのショップもかなり充実しています。イスタンブールの市街地でお土産を購入するのが難しい場合、イスタンブール空港で購入するのが良いでしょう。
ただし、出国審査後のお土産エリアは市街地と比べてやや高いです。特にイスタンブール空港内はユーロでの支払いがメインになっている印象です。
出国審査後のエリアは、他の中東各空港(ドバイやアブダビ、ドーハなど)を意識したような豪華で綺麗。イスタンブールの市街地とは異なりキャッチなどもいませんし、高級品の免税店もあるので安心して利用できます。
国内線の出発ゲート側にもお土産屋は多数、あります。ただし国際線側と比べてお土産は少なく、カフェなどがメインです。
ラウンジが利用できなくても時間潰しはできる
イスタンブール空港は乗り継ぎ拠点として、世界一の利用者数を誇る空港を目指していることもあって、かなり広くて綺麗です。カフェやレストランなども多くあり、ラウンジが利用できなくても快適に過ごすことができます。
世界中を回ってきて、空港のスタイルは地域によってさまざまだと感じています。僕が大きく区分けすると、主に4通りの“特徴”があると感じています。
- 東・東南アジアの、落ち着いており温かみがあり、清潔な空港(日本:羽田・成田・関西、韓国、シンガポールなど)
- 欧米の清潔ではあるが機能性を重視した空港(ヨーロッパ:ロンドンLHR、フランクフルト、北米:サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨークなど)
- 中東の豪華絢爛を意識した空港(中東:ドバイ、ドーハ、アブダビなど)
- アフリカ・中南米の比較的発展途上国の空港
このうちイスタンブール空港は3の中東の空港に分類されるような空港です。空港内は清潔で、しっかり作り込まれている施設です。
もちろん、国内線側を含めてカフェなどもあります。スターバックスが複数店舗ありますが意外と座席数が少なく、他のカフェの方が時間潰しには良さそうです。
空港に入る際にも手荷物検査がある 手荷物検査は混むので注意!
最後に、イスタンブール空港の空港内設備の紹介です。空港に入る際には手荷物検査があるほか、国際線出発の手荷物検査はかなり混雑するので注意が必要です。
空港に入る際は、スーツケースを含めた簡単な手荷物検査
イスタンブール空港では、空港に入る際にも簡単な手荷物検査があります。少し前の成田空港のような感じです。
ただし、インドの空港のように「搭乗券がないと空港に入れない」というシステムにはなっていません。手荷物検査さえ受ければ、誰でも空港内に入ることができます。
この段階では銃器類を持っていないか、などが確認されているだけです。飛行機に搭乗するための手荷物検査ではありませんので、液体などの持ち込みも可能です。
保安検査場&出国審査はかなり混雑する 早めに空港へ行こう
イスタンブール空港の保安検査と出国審査はかなり混雑します。僕は昼頃、イスタンブール空港から出国したのですが、手荷物検査と出国審査を通過するために1時間近くかかりました。僕の場合、出発ゲート前で15分、出国審査で15分、手荷物検査で15分の待ち時間がありました。
時間帯によってはかなり混雑するため、早めに空港に行くのがオススメです。なお、日本のように「〇〇便利用の方」と呼んで優先してくれる、ということもないので、注意してください。
ターキッシュエアラインズのビジネスクラス利用者は専用レーンの利用がオススメ
イスタンブール空港は、ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)が本拠地としている空港です。ビジネスクラス利用者は専用のレーンがあります。
ターキッシュエアラインズのコーポレートカラーの赤ではなく、黒を基調としたデザインのビジネスクラスチェックインカウンター。なかなか落ち着いていていい感じです。
ターキッシュエアラインズのビジネスクラスを利用する場合、ビジネスクラスの専用チェックインカウンターからそのまま、優先出国審査・手荷物検査のレーンに向かうことができます。また、ターキッシュエアラインズのラウンジにもそのままアクセスできます。
ビジネスクラス利用者は、少し遠くてもこちらの専用チェックインカウンターと優先レーンを使うのがオススメです。
トランジットにも便利なイスタンブール せっかくなら観光も!
今後、さらに空港施設の増強が計画されています。全施設が完成すれば年間1億5000万人が利用できる空港へ、最終的には2億人まで拡大して、世界最大の国際空港を目指す計画らしい。今後も躍進が期待できる空港です。
世界各地へのフライトが発着
中東エリアでは、エミレーツ航空が拠点とするドバイやカタール航空が拠点とするドーハ、そしてエティハド航空が拠点とするアブダビなどが拠点空港としてイメージが強いです。
しかし、ここトルコ・イスタンブールもかなり大きな空港です。毎日、世界各地への便が発着しています。
ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)は、トルコを中心にどこへでも便を飛ばしています。特に中央アジアなど、空白地帯になりがちなエリアにも便を運航。
特に中東エリアの空港は、日本からヨーロッパへ、アフリカへの乗り継ぎに便利です。ターキッシュエアラインズ(トルコ航空)はサービスもよく、安心して利用できる航空会社です。
乗り継ぎ時間を使ってイスタンブール観光も!
イスタンブールは都市としては珍しく、観光地が多くあります。僕が今まで訪問した大都市の中では、圧倒的に評価の高い都市。
そんなイスタンブールで乗り継ぐなら、そのまま数時間の乗り継ぎで次の目的地へ向かってしまうのはもったいない。イスタンブールで少しだけでも観光するのがオススメです。
ターキッシュエアラインズによる1日観光ツアー「Touristanbul」では、イスタンブールの見どころを、乗り継ぎ時間を使って効率よく回ることができます。乗り継ぎ時間を長めにつくっておいてこの観光ツアーに参加、めちゃくちゃオススメです。
また、24時間以上の乗り継ぎ時間をつくっておけば、自力で観光することもできるでしょう。ただし、空港からイスタンブールの市街地までは1時間半〜2時間ほど見ておいた方がいいため、時間には注意が必要です。
トルコを最大限満喫しよう
今回はイスタンブール空港について詳しく、解説してきました。イスタンブールを玄関口とするトルコは、観光地が多くあり魅力にあふれた都市です。
さらに、イスタンブール空港でターキッシュエアラインズの国内線に乗り継げば、カッパドキアなど有名観光地へもアクセス可能です。
イスタンブール空港からカッパドキア(ネヴシェヒル・カッパドキア空港)まではターキッシュエアラインズが国内線を運航しています(ターキッシュエアラインズ国内線の解説記事)。
トルコは観光客に大人気の場所であり、それも納得の国。イスタンブール空港から出発して、地球の大地を感じるトルコ旅行、ぜひ楽しんでくださいね。
今回の記事でイスタンブール空港について詳しく解説してきました。今回解説している内容以外で、まだ気になることがあれば遠慮なく、コメントください。記事に加筆など、対応させていただきます。
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