東海道新幹線13年ぶりの新車 N700Sに乗ってきた

鉄道
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700系が東海道新幹線から引退し、それとほぼ同時期に13年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型車両「N700S」が投入されました。

2021年3月のダイヤ改正で、運用されているN7000Sは12編成隣、より乗る機会が多くなりつつあります。この記事では、N700Sに実際に乗ってきましたので紹介していきます。

内装の雰囲気は落ち着きのある感じに、普通車でより顕著

今回のN700Sは、外観はあまり変わっていません。

強いていえば、外観のロゴと、前面のちょっとした違い。でも、それ以上に内装やその他の装置に違いが多くあります。

大きく変わった内装3ポイント

僕が乗った時は、乗客が思いのほか多かったのでそこまで多くの写真を撮れていないのですが…

内装の違いは特に普通車で顕著です。普通車の内装を見ていきましょう。

大きく変わった内装3ポイント
N700Sの普通車の内装

こちらが東海道新幹線N700Sの車内。これだけではちょっと分かりにくいので、今までのN700Aも見てみましょう。こちら。

大きく変わった内装3ポイント
N700Aの車内の様子

こちらが東海道新幹線のN700系の車内。

実際に乗ってみて思った、見た目で大きく変わったところは3点。

  • 車内の電光掲示板がフルカラーディスプレイになった
  • 座席の色が明るくなった
  • 照明が変わった

この3ポイントです

まず電光掲示板から。これはないととても不便ですが、あまり快適性とは関係ないってのが本音。だって、新幹線で行き先とか種別(「のぞみ」とか「ひかり」とか「こだま」とか)を間違えて乗る人って滅多にいないから。時代の流れ的に、フルカラーの液晶がメインとなりつつあります。都会の地下鉄や私鉄でもフルカラーのディスプレイ導入が進んでいることもあって、当然の流れといえば当然の流れなんでしょうね。

座席の色が明るくなったが…

続いて座席の色。これは正直結構影響がある。

もともと、東海道新幹線の普通車の座席は、グリーン車と区別するためか青色がメインです。グリーン車とか、あるいはJR西日本・九州の普通車みたいに落ち着いたカラーの方がいいような気がするんですがね。

僕の気はさておき、座席のカラーは少し明るくなりました。ちょっと目がチカチカするのかと思いきや、意外とそうでもない。これは、後から話をする照明の変化と関わりがあるんじゃないかなあと僕は思います。

照明が変わった

そして、今回普通車に乗ってみて一番大きな違いだと思ったのがこれ。照明の変更です。

JR東海の発表によると「直接照明から間接照明に変更」と書かれています。すなわち、照明を、直接的には見えないところに配置することでより優しい明るさを実現したということです。

僕は東京から名古屋までのぞみ号に乗りましたが、のぞみ号は新横浜から名古屋の間では照明は通常通り、でも名古屋到着の自動放送が始まる頃には照明が明るくなり、荷棚の部分が明るくなります。これって、忘れ物防止に効果がありそう(僕は普段からあまり忘れ物をしないので、断言できませんが)。

以前に乗った、近鉄特急「ひのとり」や普段使っている名鉄特急なども駅に近づくと荷棚の照明が明るくなりますね。

座席設備は大幅アップデート

この車内の雰囲気だけではなく、座席周りの設備も大幅にアップデートが行われています。

東海道新幹線としては初・普通車も全席にコンセント配置

普通車のサービス向上として大きなのがこれ。

普通車でも全席にコンセントが配置されるようになりました。今まで、東海道新幹線・山陽新幹線普通車では原則として窓側にしかコンセントが設置されていませんでした。

以前に観たとあるテレビ番組で言っていたのですが、新幹線の「高効率化」ってここにあらわれてくることもあるんですよね。どういうことかというと、新幹線の車体軽量化などで電力効率が良くなる→普通車指定席全員分のコンセントを供給できる程度に電力が残る、ということだそう。

それもあってか、今回のN700Sではついに東海道新幹線も全席コンセント配置となりました。普通車指定席全席へのコンセント設置は、東北新幹線E5系新幹線に次ぐものです。

東海道新幹線としては初・普通車も全席にコンセント配置
座席コンセントは肘掛けにある

座席のリクライニングが大幅改善

さらに特筆すべきことがこの「座席のリクライニングの大幅改善」。

今まで、東海道新幹線の座席リクライニングは、倒れるのが基本でした。しかし、この東海道新幹線のN7000Sは、座席が倒れるのに加えて座面が前にスライドします。また、座面のうち、最も背面(=最も奥)の部分が沈み込みます。

そのため、リクライニングの角度自体はあまり変わっていなくとも包み込む感じが以前とは段違い。ここも写真を撮りたかったのですが、残念ながら今回は乗客が多かったので、次回。

N700Sは既に使用される列車も決まっている

先ほど書いたように、2021年3月時点で既に12編成が導入されています。

それに伴い、ある程度何時の電車に使用されるかも決まりつつあります。

JR東海のホームページに記載

N700Sが使われる列車は、JR東海のホームページに記載されています。

N700S運行予定
JR東海の公式サイト。N700Sの運行予定についてご案内しています。| JR東海

また、Yahoo!路線には既にこの時刻表が反映されており、「N700S系」との記載があります。

N700Sは、のぞみ号限定で使われているわけでもなく、既にひかり号やこだま号での運転も始まっています。EXグリーン早特などを使って、いつかN700Sのグリーン車も紹介したいと思っています。

JR東海のホームページに記載

今後は九州新幹線長崎ルートなどにも導入予定

N700Sは現在建設中で2022年秋頃に長崎〜武雄温泉間が暫定開業する予定です。

その長崎新幹線の列車「かもめ」が先日発表されました。現在、博多から長崎を結んでいる在来線特急「かもめ」の名を踏襲し、車両はN700SをベースにJR九州モデルを製造するそうです。

N700Sは現在では東海道・山陽新幹線で走っていますが、今後は九州新幹線まで活躍の場が広がるのは間違い無いでしょう。楽しみですね。

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