2日目の行き先は稚内です。予定では、道東方面へいくことを考えていたのですが、石勝線が、特急列車は予定通り運転とのことですが普通列車が運休。また、釧網本線等は運休が決まっているので、ここは大事を取って予定を入れ替え、宗谷岬へと向かうことにしました。
特急宗谷は、かなり長時間走る列車です。素直にしんどいため、この列車に乗り通すことは控えたかった。そのため、旭川を拠点として宗谷岬へと向かうことを考えていたのですが、残念ながら今回はスケジュールを入れ替えた都合で札幌発着となりました。
特急宗谷にはノースレインボーエクスプレスが
まずは特急宗谷で北上します。
朝から車両変更の案内が…
朝から車両変更の案内が札幌駅でされていました。これは、もしかして「はまなす編成」とかくるか?と少し期待。
特急宗谷は、札幌を7:30に出発し、稚内には12:40に到着。つまり、朝食と昼食の2食に重なります。したがって、朝食と夕食をここで購入しておく必要があります。もちろん、朝のコーヒーも。
朝食用として海鮮弁当を、そして昼食用としてジンギスカン弁当を購入しました。
やってきたのはノースレインボーエクスプレスだった
やってきたのはノースレインボーエクスプレスでした。
なお、この「ノースレインボーエクスプレス」には興味がある方が多いようなので、記事を作成してあります。引退間近で、車内の様子を存分に写真に収めてきました。
車両変更と聞いたものの、1号車の座席がないとの案内はありませんでした。ですから、おそらく同一形式の予備車両に変更かと思っていました。しかし、ここで「ノースレインボーエクスプレス」がくるとは…引退もそう遠くはないでしょうから、ここで乗れてラッキーと思いながら乗り込みます(実はあまりラッキーではありませんでした)。
ノースレインボーエクスプレスは鉄ヲタの巣窟になっていた
僕は車両変更なんて知らず、昨夜、座席を確保しました。半室グリーン車となる1号車がプライベート感があって良さげ、ってことが前回乗った感じからわかっていたので、1号車の指定席を選んでいました。
ノースレインボーエクスプレスの1号車は全面展望が楽しめるようになっています。そして運がいいことに?悪いことに、今回押さえてある座席は1号車の3D席。
1号車の1番から2番まではこの様子。指定席なのに立ち客がいて、落ち着きがない。5時間も乗るんだから、本当は落ち着いて乗車したかった。ゆっくり仕事がしたかったにも関わらず、この周辺は鉄ヲタの集団に占拠されています。
撮影とかするのはいいけれど、指定席なんだからもう少しマナーってものがあるでしょう、と思いながら座席で仕事をします。士別につく頃には、ちょっと耐えきれなくなりつつありました。
車内で朝食+昼食
今日は特急宗谷で半日過ごすことになります。そのため、朝食と昼食を特急宗谷の中でとることになります。
駅弁を2つ購入して特急列車に乗車
駅弁を2つ購入して特急列車に乗車します。
朝食用として海鮮弁当を、そして昼食用としてジンギスカン弁当を。ジンギスカン弁当は、後から温められるタイプになっているのでこういった長旅には最適です。
朝の海鮮弁当です。うん、うまい。やっぱり雪景色を見ながら食べるほど美味しい海鮮はありません。朝から大満足です。特にいくらのプニプニ感が僕は好きだった。
特急宗谷はやや遅れて運転
特急宗谷は17分ほど遅れて旭川を出発です。途中の駅で、扉に氷が挟まって閉まらなくなっていたためです。
また、本来ならば高速化工事が行われた宗谷線では、高速で走行できるはずなのですが、宗谷線専用の高速通過する設備を持ち合わせない車両に変更となりました。そのため、各駅への到着が5分づつ程度遅れます。
初めて北海道周遊旅行をした際、この特急宗谷が遅れて南稚内駅で大雨の中猛ダッシュという痛い目に遭いました。今回はそうならないことを願いながら列車でのんびりします。
前の席にいた鬱陶しい鉄ヲタ2人は名寄で下車していきました。あと、後ろの方からちょいちょい前に張り出してくるぽっちゃりの鉄ヲタがいたのですが、途中で運転席後ろのガラスに吸盤でカメラを貼り付け、あと放置していてくれたので鬱陶しさはかなり減りました。にしても、明らかにここは彼の指定席テリトリーではないのでこんなところに貼り付けておくのってありなのか?って思います。
美深駅を17分ほど遅れて出発しました。旭川から遅れは増大していないので、一安心です。このままで行ってくれれば、稚内まで行ってしっかりバスの往復切符を購入できそうです。
途中でエゾシカとの追っかけっこが始まります。これでさらに10分遅延。35分以上遅延して南稚内に到着したら、以前に宗谷岬に来た時と同様、南稚内で下車します。
天塩中川駅を30分遅れで出発です。前回、なんとかなったので今回はやや安心感があります。
車内で2食目 ジンギスカン
お昼時になったので車内での2食目です。2食目は、札幌駅の改札内で購入したジンギスカンのお弁当です。
ジンギスカンは今まで食べた肉と違って、強くはないものの獣臭的な匂いがする。でも食べてみると、口の中で溶けて美味しい。思っていたより柔らかいのが一つの特徴です。
その周りの野菜も美味しかった。朝と昼と、ずっと特急列車の中で過ごしていますが美味しいものが食べられてかなり満足です。
お昼ご飯を食べたら少し、iPadを開いてブログ記事執筆作業をします。この間にも、何もないにも関わらず遅れは増大します。35分遅れというデッドライン、なかなかギリギリのところで来ているので少し心配です。
南稚内駅ダッシュvol.2 宗谷岬へ
列車はさらに、鹿と衝突します。衝突したものの、列車はかなりブレーキをかけてからだったため、前面の車両確認だけで終了。
ここで3分ほどロス、なんだかんだで40分以上遅れたので稚内駅まで行ったら100%バスには間に合いません。ということで、今日もまた南稚内駅で降りることに。
南稚内ダッシュ、というほどでもなかったが
南稚内駅に到着です。1回目の北海道周遊旅行では、南稚内での乗り換えもギリギリとなり、南稚内駅で大雨の中ダッシュしました。懐かしい。
今回は乗り継ぎまで5分程度ありました。財布の中を確認したところ、現金が万札と5千円札しかない。本当は、駅前バスターミナルまで行けばPayPayが使えることは確認済み、仮に使えなくてもバスターミナルなら万札も使える。そう思って安心していたのですが、これは想定外。そして、原因は明らかにJR側にある。
ということで、責任転嫁ではないですが、思い切って駅窓口で事情を説明して両替ができないか交渉してみることに。あっさりOKが出て、両替してくれました。「申し訳ございません」と駅員さんも謝っている状況、僕も「お手数おかけしました」と。
以前、日本一周旅行でも書きましたが、JR北海道は社員さんがみんな気が利くし優しい。だからこそ北海道新幹線開業を機になんとか黒字転換へ、頑張って欲しいものです。
バスで宗谷岬へ向かいます。
宗谷岬はとにかく寒かった
宗谷岬に到着。
意外と寒くない。けど寒い。
1回目の北海道周遊旅行の際にもここに来て感じたことですが、もちろん温度は低いんだけれどそれ以上に風が強いから寒い。マスクがカチカチに凍ります。自分が吐いた息に含まれる水分が凍るのです。
宗谷岬は2回目なので、意外と何があるかわかる。
ちょっと天気が良くなってきました。次は絶好の晴天の日を狙ってきたいなあ。
売店で少しお土産を買います。日本最北端到達証明書も今回は購入。
バスで稚内駅へと戻ります。
稚内駅は相変わらず快適
稚内駅に戻ってきました。
稚内駅の構内は暖房が効いていて、電源やWi-Fiまであってかなり快適です。本当に使いやすい駅で好きです。
稚内は日が沈むのがかなり早い。稚内駅の2階で記事を書く作業をしていたら日が沈んでいました。
本当は何か稚内のグルメを楽しむことも考えていたのですが、さすがに寒過ぎて外に出るのさえ躊躇されたのでやめました。北海道旅行のお供・セイコーマートで何か買って帰りの特急列車で食べようと思います。
自由席で攻めるか、それとも指定席を確保するか、結構迷うところです。1日目にして指定席回数の半分を消費したくはない。ということで、指定席の空席状況をえきねっとでチェック、指定席が埋まり出したら指定席を確保することにしました。「窓側座席に空席があるうちは、改札口に列ができてしまってから指定席を取っても問題ない」という発想です。
が、そんなことを調べている過程で、折り返しとなるはずの列車に50分ほどの遅れがあることが発覚。これは旭川泊でも遅くなるぞお。
大幅遅れの特急宗谷で旭川へ
今日は旭川にホテルを取りました。ということで旭川へと向かうのですが、折り返しとなる特急サロベツが1時間以上の大幅な遅れをもって到着。
1時間ほど遅れて特急宗谷に乗り込みます。朝の列車は車両不具合のために車両変更でしたが、別の列車のためここは通常通り運転。
稚内を出発してからは回復運転を試みるも鹿と衝突してパーになる、ってことの繰り返しです。なんだかんだで遅れ55分はほぼ変わらず名寄まで到着。名寄を出発後、車掌さんの検察がありました。
ひとりひとりの切符を確認し、旭川までの乗客には乗り換えがないかを確認。非常に丁寧な対応で、礼儀正しくいろいろと気が効く車掌さんです。おそらく朝の列車と同じ車掌さんでした。1日で旭川から稚内まで、そして稚内から旭川まで乗務。大変ですが頑張ってほしいです。JR北海道は車掌さんが皆いい人ばかりです。
旭川に到着しました。フリーきっぷ1日目から充実した旅でした。
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