栃木県随一の観光エリアである日光エリア。世界遺産の日光東照宮があり、観光客にも大人気です。今回は世界遺産・日光東照宮に実際に行ってきたのでその様子と、経験に基づくアクセスの解説、みどころの解説をしていきます。
世界遺産・日光東照宮
世界遺産に登録されている「日光の社寺」。その中でもシンボル的な存在である日光東照宮は、江戸幕府の初代将軍である徳川家康が祀られた寺院です。
世界遺産「日光の社寺」の中枢・日光東照宮
日光東照宮は、日光の社寺の中で最も豪華絢爛といえる社寺で、境内には国宝が8棟、重要文化財が34棟を含む合計55棟の建造物が並びます。金箔などを施した豪華絢爛な姿は圧巻です。
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日光東照宮の最寄りバス停である「表参道」バス停を降りるとすぐに、日光東照宮へと続くこの参道。日光東照宮の豪華絢爛さとは違い、落ち着いた感じが意外です。
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日光東照宮といえばこの絵が出てくる、陽明門です。金箔がたくさん貼られており、この派手さが日光東照宮の特徴です。ここから先は有料エリアとなります。
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五重塔は2023年12月現在、特別公開がされていました。そもそも五重塔が神社にある例がほとんどなく、デザインも独特で日本で最も華麗な五重塔と言われています。
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見所は他にもたくさんあるのですが、もう1つだけ。本殿の東回廊には「眠り猫」が彫られており、これが国宝に指定されています。
この眠り猫のすぐ下を通ると階段が続きます。この階段を上がると、奥宮へと続いていくことになります。
歴史ある日光東照宮
日光東照宮は歴史ある神社です。1616年、江戸幕府の初代将軍である徳川家康が亡くなり、「自分の遺体は駿河の久能山に葬り、一周忌を過ぎたら下野の日光山に小堂を建てて勧請せよ」という遺言に従って、江戸幕府の2代将軍の徳川秀忠が創建しました。
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2代将軍の徳川秀忠は派手なものを好まなかったため、創建の当初は質素な造りであったと言われています。しかし3代将軍の徳川家光は初代将軍家康のことを非常に尊敬しており、かつ派手なものを好んだため改装して現在の形になったと言われています。
日光東照宮の参拝時間・所要時間・拝観料
実際に日光東照宮の参拝時間や所要時間、拝観料などについてです。日光東照宮の参拝料は、
大人 1,300円 中高生 450円
となっています。参拝可能な時間は、
- 午前9時〜午後5時(4月1日~10月31日)
- 午前9時〜午後4時(11月1日~3月31日)
となっています。なお、各期間とも受付は閉門30分前に終了しますので、30分前までにいく必要があります。
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日光東照宮の観光にかかる時間は、おおよそ1時間程度です。特に奥宮まで行く場合、少し歩くことになります(5分から10分程度であるものの、階段を登るため場合によっては時間がかかる)。
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日光東照宮を1時間程度で観光、バスでの移動時間を考えても、東武日光駅・JR日光駅から2時間程度でひと通り観光することができます。
日光東照宮へのアクセス 鉄道やバスでのアクセスが便利
次に、日光東照宮へのアクセスについて解説します。首都圏から日光へのアクセスは鉄道が便利です。
首都圏からは東武鉄道が便利でオススメ
首都圏からのアクセスで最も便利なのが鉄道、特に東武鉄道が首都圏からのアクセスを担っています。東武鉄道は首都圏から日光へのアクセスに力を入れており、2023年には新型特急「スペーシアX」を導入するなど、そのサービスアップを図っています。
最新の観光特急「スペーシアX」については、こちらの記事で紹介していますので、併せてご覧ください。
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スペーシアX以外にもコンセントやWi-Fiなどを備えた特急列車が、東武鉄道の浅草駅から東武日光駅までを結んでいます。本数が多いのも便利な要因です。
さらに、JRの新宿駅から東武日光駅まで、JR線と東武鉄道線を直通する特急「スペーシア日光」も運転されています。新宿や大宮などからは、これらの特急列車を利用するのが便利です。
日光市内はバス路線も充実するが混雑に注意
東武日光駅とJR日光駅は徒歩圏内にあります。日光駅周辺から日光東照宮まではやや離れており、徒歩での移動は困難であるためバスを利用することになります。
日光東照宮へのバス時刻表はこちらのリンクからご覧ください。
最近ではインバウンドが増加しているため、日光市内のバスも混雑しています。平日であればやや混雑は緩和されるものの、休日などはかなり混雑するため待ち時間が発生する(積み残しが発生し、次の場明日を待たねばならない状態になる)ことを覚悟せねばなりません。
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日光東照宮には駐車場も完備されている
日光東照宮には駐車場もしっかり完備されています。自家用車でのアクセスも可能です。
駐車場は200台分が用意されていますが、土休日は混雑することもあるので覚悟が必要です。駐車料金は1回600円となっています。
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首都圏からであれば鉄道が便利ですが、地方から家族などで行く場合、車の方が便利かもしれません。ただし、日光東照宮の周辺にはあまり飲食店がなく、飲食店などを利用する場合は日光駅の周辺へと移動することになるため、自家用車ではやや面倒である点に注意が必要です。
首都圏から日帰りでも!日光を観光しよう
日光は首都圏からでも簡単に日帰りで観光することができる観光エリアです。
日光東照宮の周辺にも観光地が充実
今回は日光東照宮について詳しく解説してきましたが、日光東照宮以外にも観光地が充実しているのが、この日光エリアです。
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日光は非常に自然に恵まれた観光エリアです。アクティビティが豊富な定番スポット「中禅寺湖」や日光ならではの大自然が凝縮された「戦場ヶ原」など、日光ならではの観光スポットが数多くあります。また、機会があればまとめたいと考えています。
日光東照宮に参拝する前後に日光でランチ
日光東照宮に参拝する前後には、日光エリアでのランチがオススメです。
日光でのオススメはゆば。ゆばは日光の名産品であり、豆乳を煮詰めて作ったもので、どんな食材にも合うのが特徴です。
京都では「湯葉」日光では「湯波」と書き方が違います。その違いは、豆乳を煮詰めて表面に出た膜の引き上げ方。膜を一重で引き上げたものが「京都の湯葉」、二つ折りにして二重に引き上げたものが「日光の湯波」です。
https://www.hoshinoresorts.com/guide/area/kanto/tochigi/nikkou/yuba/
京都にも「ゆば」はありますが、漢字が違う。僕は今、記事を書く中で調べるまで知りませんでしたが、作る過程も違うそうです。
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僕はこのあと、仙台へと行く予定があったためここでは軽めにラーメンを。日光のゆばはラーメンにも合う。本当に何にでも合うのが特徴です。
日光でお土産も購入しよう
日光ではお土産も購入できます。日光でお土産を購入するのであれば、東武日光駅・JR日光駅周辺のお土産屋さんがオススメです。
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駅周辺には複数のお土産屋さんが並んでいます。このエリアには観光客もたくさんいるため、いろいろなお土産屋さんに入ってみて気にいいったお土産をゆっくり探すのがオススメ。1時間くらいあっても飽きません。
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