杜の都・仙台。仙台は東北で最大の都市であり、ビジネス都市でもあります。その中で、仙台ならではの観光スポットも充実。
今回は「車なしでも回れる仙台の観光スポット」をテーマに、仙台の観光について詳しく解説します。東京から片道1時間半で行くことができる仙台は日帰り旅行の行き先としてもオススメ。今回はそんな仙台の魅力を徹底的に解説します。
東京から日帰りで行くことができる!東北の中心地・仙台
仙台は東京から日帰りで行くことができる都市。東北の中心都市であり、東北の歴史を感じることができる観光エリアです。
また、仙台は公共交通機関が発達しているため、車なしで行くことができる観光スポットが多いことも特徴です。今回はそんな仙台の魅力を、余すところなくお伝えしていきます。
仙台城跡から仙台の街を見渡そう
仙台の定番観光スポットが仙台城址。仙台駅からは地下鉄で行くことができる観光スポットで、和田政宗の像とともに写真を撮るのは仙台では定番となっています。
仙台城址からは仙台の街並みも見ることができます。杜の都・仙台のシンボル的存在である伊達政宗公の像とその背後に見ることができる仙台の街。像は夜間、ライトアップされ、その先に仙台の街並みが見えるため、夜景鑑賞スポットにもなっています。
仙台駅から徒歩すぐ!AER展望テラス
仙台駅から徒歩ですぐの場所、仙台駅前のAERの最上階にあるのがAER展望台テラス。仙台市内随一の眺望を誇る展望スポットで、夕暮れの眺めは必見です。
仙台城址が広瀬川を挟んだ反対側にあるのに対し、仙台駅前、つまり仙台市内でも発展しているエリアの中心にある展望台。迫力のある夜景や景色を楽しむことができます。
AER展望テラスはなんと、入場料無料で入ることができる必見の観光スポットです。仙台駅から帰宅する前にでも、ぜひ立ち寄って欲しい場所です。
定禅寺通りのケヤキ並木 冬なら「光のページェント」は必須!
続いて紹介するのが、ケヤキ並木。ケヤキ並木はここで紹介する「定禅寺通り」と「青葉通り」の2ヶ所にあります。
定禅寺通りのケヤキ並木は、毎年12月にライトアップが行われます。ケヤキ並木がイルミネーションされ、カラーは1色のみであるものの、その迫力はものすごい。
2023年は12月8日から12月25日まで。イルミネーションの点灯時間は、
- 月~木曜/19:00~22:00
- 金・土曜/18:00~22:00
- 日曜/18:00~21:00
場所は、「東側:仙台三越前~西側:定禅寺ガーデンヒルズ迎賓館前」の区間で行われ、仙台市地下鉄勾当台公園駅下車すぐです。12月に仙台へ行くなら是非とも、光のページェントも見てほしいところです。
ケヤキ並木が美しい青葉通り
仙台にあるケヤキ並木はここ定禅寺通りだけではありません。東北大学川内キャンパス方面へと向かう「青葉通り」にもケヤキ並木があります。
この写真は、緑が豊かになる夏に撮影した写真です。東北という立地もあり、夏でもやや涼しいのが仙台のいいところ。
青葉通りをずっと歩くと仙台城址にたどり着きます。そのため、伊達の家紋があったりと、観光用にも力を入れているのがこの青葉通りです。
櫻岡大神宮に参拝しよう
青葉通りの終点・仙台城の手前には櫻岡大神宮があります。櫻岡大神宮は、春には桜の名所として名高い神社です。
僕たちは櫻岡大神宮の境内にある「源吾茶屋」でずんだ餅をいただこうと思って足を運んだのですが、なんと臨時休業。臨時休業してなければ、この「源吾茶屋」でずんだ餅をいただくのがオススメです。
仙台ならではのグルメを楽しもう!
仙台にはグルメが充実しています。仙台に来たら是非とも、グルメを楽しみたいところです。
仙台といえば定番・牛タンの発祥となった「牛たん料理 閣」
仙台グルメの定番といえば牛タンです。牛タンは牛肉の輸入自由化が進行した高度経済成長の時代に、サラリーマンたちによって広まりました。
その中でも牛タン料理が広まるきっかけとなった「牛たん料理 閣」が特にオススメです。仙台市内には複数の店舗を構えます。
歯応えのある美味しい牛たんをいただくことができます。牛タンならではのタレとのはかなり相性がいい。
牛タンはタレに加えて厚切りであることも大きな特徴です。厚切りの牛タンを贅沢にいただくことができるのが仙台の牛タンです。
また、「牛たん料理 閣」が独自に開発した「たんタタキ」なども人気です。牛タンを使った様々なメニューがあるので、是非とも楽しんでほしいところです。
仙台ならではのグルメ ずんだ餅
続いて紹介するのが「ずんだ餅」。仙台の郷土料理として人気で、すり潰した枝豆と砂糖や塩を合わせて作る餡のことです。
塩昆布などと一緒にいただきます。ずんだ餅はなんともいえない味で、仙台の郷土料理を味わうことができます。
はらこ飯など、海の幸を使ったグルメも
仙台は東北の中心的な都市です。東北各地から美味しい海鮮が集まってくることもあって、「はらこ飯」など、海の幸を使ったグルメも楽しむことができます。
はらこ飯は新潟・村上などでも有名な郷土料理です。美味しい鮭といくらがセットになったどんぶりで、これがなかなか美味しいのでオススメです。
仙台駅のラーメン「味噌乃屋田所商店」で味噌ラーメン
最後に仙台のB級グルメとしてオススメするのが仙台駅のラーメン「味噌乃屋田所商店」の味噌ラーメンです。
味噌ラーメン専門店である「味噌乃屋田所商店」では、仙台ならではの美味しいラーメンを楽しむことができます。札幌の味噌ラーメンとは少し味付けが違う。
仙台らしく、牛タンがのった味噌ラーメンもあります。仙台ではぜひ、楽しんでほしい味噌ラーメンです。
仙台駅にはコーヒー専門店も
仙台駅にはコーヒーの名店「カフェ杜の香り 仙台駅店」があります。一杯一杯サイフォンで淹れる香り豊かなコーヒーを楽しむことができる名店です。
また、世界で最も高価なコーヒーである「コピ・ルアク」なども楽しむことができる本格的なコーヒーショップです。
仙台の朝は「仙台朝市」から!
仙台の朝は「仙台朝市」から。仙台駅から歩いて5分程度のところにあり、とても好立地。仙台といえば牛タンのイメージがとても強いですが、実は海鮮も人気です。
また、海鮮に加えて果物や野菜などといった食材も、ここ仙台朝市で扱われています。食材を買うだけではなく、おしゃれなカフェなどもあるのでちょっとした朝の散歩にオススメです。
仙台駅前のペデストリアンデッキを歩けば、仙台駅からすぐに行くことができます。朝からやっている観光スポットなので、是非とも足を運んでみて欲しいところです。
仙台のグルメを楽しもう!
仙台にはこれ意外にもグルメがあります。仙台駅の新幹線フロアには、仙台・地元の食材を用いた居酒屋なども充実。
仙台・地元の食材を用いた「伊達赤豚のカチョ・エ・ペペ スパゲッティ」。ソーセージがとてもおいしかった。
こちらは「仙台牛のカルパッチョ」。やわらかい牛肉で美味しい。仙台といえば牛タンが有名ですが、牛タン以外にもお肉のグルメを楽しむことができます。
サクッと済ませるなら仙台駅がオススメ!
ここまで仙台の名店などを中心に紹介してきました。が、仙台駅で新幹線の時間まで、あとちょっとだけ、という場合もあるでしょう。
仙台駅には「仙台牛たん通り」や「仙台すし通り」など、ここ仙台の名物を楽しむことができる名店街があります。
仙台駅の3階(新幹線の北改札口すぐ横)には「仙台牛たん通り」があり、僕自身も仙台出張で時間がない時は、この牛たん通りで牛たんを食べることも多いです。
もちろん、美味しい牛タンをいただくことができます。仙台駅直結と、アクセスも抜群。また、牛タンのお店も複数(5店舗以上)あり、自分で好きなお店を選ぶことができるのも良いポイントです。
仙台へ観光へ行くならオススメ!仙台郊外の観光スポット
ここまでは主に、仙台市内の観光スポットを紹介してきました。しかし、仙台から列車などで少し足を伸ばせば、魅力的な観光地はさらに広がります。
日本三景の1つ・松島を観光しよう
日本三景・松島。仙台駅からはJR仙石線で簡単に行くことができます。日本三景に数えられるだけあって、かなり絶景観光地です。
松島についてはこちらの記事でも紹介していますので、気になる方はご覧ください。
松島ではクルーズに乗ることで、日本三景を海の上から眺めることができます。なお、時期によってはかなり混雑し、座れないこともあるので注意が必要です。
日本三景特有の景色を、海の上から眺めることができる。海の上から眺める松島の景色は、なかなかいい感じの景色です。
「西行返しの松」は、景色があまりにも美しすぎて西行がここで折り返したという伝説をもつ松。その先に見える松島の島々を一望することができるスポットです。
山形方面にも行きやすい!仙台
仙台の特徴として、山形方面への仙山線や高速バスがある点も挙げられます。お隣の山形へのアクセスも良いのです。
山形の観光定番スポット・山寺は、仙台駅からJR仙山線で1時間程度。やや距離はありますが、乗り換えなしで行くことができます(仙台〜山形の途中駅)。
仙山線は景色抜群のローカル線です。宮城県と山形県の間の山岳エリアなどの景色はとても美しい。また、仙台近郊では通勤・通学の足としても活躍しており、仙台市内の観光にも便利です。
さらに足を伸ばして平泉へ!
仙台駅から新幹線に乗車して一ノ関駅へ。一ノ関駅からJR在来線で15分ほど、平泉駅へと移動すれば世界遺産・平泉に行くことができます。
僕は今までに2回ほど、平泉へと足を運んだのですが、必ずと言っていいほど天気が悪い。天気のいい平泉には行ったことがありません。
世界遺産の平泉・中尊寺金色堂は写真撮影ができないため写真がありませんが、実際の金色堂は豪華絢爛そのもので、とても魅力的です。
震災から復興 気仙沼へ
一ノ関駅からレンタカーなどを利用する、またはJR気仙沼線を利用する、あるいは仙台駅から直通の高速バスを利用することで気仙沼へと足を運ぶこともできます。
気仙沼は2011年3月11日の東日本大震災で甚大な被害を受けた地域であり、現在は復旧が進められています。
気仙沼大橋の下をくぐることができるクルーズ船なども人気です。カモメが飛ぶ平和な日常が流れるようになりつつある今、気仙沼も観光スポットとして脚光を浴びています。
新幹線・飛行機で各地からアクセスできる仙台
今回は仙台市内、および仙台周辺の観光スポットをご紹介してきました。仙台の特徴は、新幹線や飛行機で各地から簡単にアクセスすることができるアクセスの良さにあります。
東北新幹線で手軽に仙台へ!
仙台駅は東北新幹線の一大主要駅。東北新幹線の全列車が停車する駅であり、東京などの首都圏から直通で行くことができます。
東北新幹線で最速の「はやぶさ」号や「こまち」号を利用すれば、首都圏から1時間半程度で仙台駅へと到着します。
大阪・名古屋・札幌・福岡などからは飛行機も!
さらに仙台には空港もあります。仙台空港からは、大阪・名古屋・札幌・福岡などの主要都市からの飛行機が飛んでいます。仙台空港はJR東北本線と直通する「仙台空港アクセス線」もあり、かなり便利な空港です。
名古屋や大阪などからは新幹線を利用する場合、東京駅で乗り換えとなりやや不便です。飛行機を利用することでより便利に移動することができます。
コメント