上越新幹線(東京〜新潟)の予約方法・乗り方、お得な割引きっぷなどを解説!

新幹線
新幹線鉄道車内徹底紹介関東・甲信越

東京から新潟を結ぶ上越新幹線。この記事では、上越新幹線の車内の様子や自由席の混雑状況などを徹底的に解説して行きます。

指定席含めた混雑状況については、別途徹底的に解説した記事を作成しましたので、あわせてご覧ください。

上越新幹線のVlog

実際に上越新幹線に新潟から東京まで、途中は大宮のみに停車する速達型とき号「スーパーとき」に乗車した様子をVlogにまとめました。合わせてご覧ください。

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上越新幹線を予約するなら「えきねっと」が便利でおトク!

上越新幹線は正直言って、割引きっぷの設定があまり多くありません。首都圏から新潟方面への移動は新幹線がほとんどであり、独占状態であるため値下げする必要がないことが原因でしょう。

JR東日本のネット予約「えきねっと」の予約でチケットレス乗車も可能

JR東日本はネット予約サービス「駅ねっと」を運営しています。JR東日本の新幹線を中心に便利に利用できるサービスです。

https://www.eki-net.com

会員登録は完全無料で、JR東日本の新幹線・在来線特急などを座席表を見ながら予約することができます。あらかじめクレジットカードでオンライン決済をし、Suicaなどの交通系ICを登録することできっぷを受け取らずに乗車できます。

上越新幹線に安く乗る方法 えきねっとトクだ値が最も安い!
えきねっとトクだ値も多数設定されている

さらにこの「えきねっと」、年会費がかからないにも関わらず、多くの早割などが設定されています。便利でかつお得な予約ツールです。

上越新幹線のえきねっとトクだ値は、グランクラスにも!

割引きっぷが少ない中。唯一と言っていいほどの割引が「えきねっとトクだ値」。JR東日本は自社の多くの特急・新幹線で「トクだ値」を設定しています。

https://www.eki-net.com/top/tokudane/kakaku_joetsu_hokuriku.html

えきねっとトクだ値は、JR東日本の新幹線や特急列車が、早めの申し込みで安くなるきっぷです。「新幹線eチケット」と呼ばれる、チケットレス乗車をすることができて便利です。また、JREポイントも貯まるため、JR東日本エリアに住む人にとってはさらにお得です。

区間通常価格「トクだ値1」
(前日まで・10%OFF)
「トクだ値14」
(14日前まで・30%OFF)
「トクだ値14」
グリーン車
(14日前まで・30%OFF)
東京〜越後湯沢
【たにがわ利用】
6,590円5,920円4,600円6,190円
東京〜ガーラ湯沢
【たにがわ利用】
7,020円6,310円4,900円6,490円
東京〜長岡8,580円8,010円6,220円8,780円
東京〜新潟10,560円9,490円7,380円9,940円
新幹線eチケット(トクだ値1)の主要区間における料金

これ以外の区間についても設定があります(上野発着・大宮発着の設定などもあり)。全区間の料金については「えきねっと」で検索するか、JR東日本の公式ページをご確認ください。

なお、飛行機の早割などと同様、「えきねっとトクだ値」の販売には制限があります。新幹線自体にはまだ空席があるが、「えきねっとトクだ値」には空席がない、という場合も多々あります。予定が決まったら早めに予約するのがオススメです。

「えきねっとトクだ値」に関しては、別の記事で予約方法なども徹底的に解説しました。利用方法などについても詳細に扱い、予約方法もスクショを用いて徹底的に解説しました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

上越新幹線ではグリーン車も、「トクだ値」でお得に乗ることができる

ここには掲載していませんが、場合によっては新幹線の最上位クラス「グランクラス」についても、期間限定で割引が販売されることがあります。

新潟周辺エリアなら「えちごツーデーパス」「えちごワンデーパス」がオススメ

新潟駅などを拠点に鉄道で新潟を回る場合、「えちごワンデーパス」や「えちごツーデーパス」がオススメです。このきっぷは、JR各線に加えてほくほく線やえちごトキめき鉄道も乗り降り自由となります。上越新幹線については別途新幹線特急券を購入する必要がありますが、新潟から越後湯沢までが乗り降り自由となります。

えちごツーデーパス/えちごワンデーパスも
特急券を別に購入すれば新幹線にも乗車できる

特急券を別途購入する必要があるものの、上越新幹線の新潟を拠点に乗るのであれば簡単に元が取れてしまうきっぷです。

また、越後湯沢・六日町から直江津までを結ぶ短絡線「ほくほく線」にも乗車することができるため、便利に新潟を周遊することができます。

【終了】特急「いなほ」に乗り継ぐなら乗り継ぎ割引を活用しよう!

新幹線から在来線特急への「乗継割引」は2024年3月をもって廃止されました。ここに書いてある方法は利用できなくなりました。

特急いなほは、新潟駅から日本海側の都市、主に鶴岡や酒田を結ぶ特急です。一部列車が秋田まで足を伸ばしています。

特急「いなほ」に乗り継ぐなら乗り継ぎ割引を活用しよう!
特急いなほと上越新幹線は階段を使わずに乗り換えられる

乗り継ぎ割引は新幹線の特急券と在来線特急の特急券を同時に購入した場合に限り適用されます。特急いなほに乗り継ぐ場合は、特急いなほの特急券を同時に購入するようにしましょう。→2024年3月のダイヤ改正を持って乗り継ぎ割引は廃止され、この方法は利用できなくなりました。

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上越新幹線 とき号の自由席は?一部列車は全席指定席へ

上越新幹線には自由席が設定されています。今までの経験から、上越新幹線とき号・たにがわ号で座れるか否かを解説していきます。

ここでは概要を解説します。「上越新幹線の自由席に座れるか」という問題は、別の記事に詳しくまとめましたので、ご覧ください。

上越新幹線の自由席 「とき」は1〜5号車、「たにがわ」は1〜10号車

上越新幹線には主に2種類の列車が走っています。東京から新潟までを直通する「とき」号と、東京から途中の越後湯沢・ガーラ湯沢までを結ぶ「たにがわ」号です。

上越新幹線「とき」号の自由席・指定席(JR東日本公式サイトより引用)

上越新幹線の「とき」号では、1号車〜5号車が自由席になっています。ただし後に解説するように、臨時のとき号は全席指定席となります。

上越新幹線「たにがわ」号の自由席・指定席(JR東日本公式サイトより引用)

たにがわ号は普通車は全席自由席となっています。指定席はグリーン車(11号車)とグランクラス(12号車)のみです。

また、一部列車で、自由席・指定席の号車が変更となることがあるので、注意してください。

臨時の「とき」号は全席指定席へ

2023年3月18日のダイヤ改正以降、上越新幹線の臨時「とき」号は全席指定席で運転されることになりました。

臨時列車と言われてもピンとこないかもしれませんが、上越新幹線「とき」号では、300号〜351号が定期列車です。つまり、300〜350号以外の号数がついている列車が臨時列車で、全席指定席となります。臨時列車は同じ日の東北新幹線等の列車番号にもよりますが、例えば長岡の花火大会開催当日であれば、2桁の列車は臨時「とき」号として設定されています。

定期列車の全列車E7系統一とともに、上越新幹線にも全席指定席化の流れが来ました。上越新幹線の特性上、「たにがわ」号には当面、自由席が残るでしょう。ただ、「とき」号は全席指定席化され、越後湯沢〜新潟間では「立席特急券」(普通車指定席の空席が利用できる特急券)になる可能性もあります。

上越新幹線の自由席は、特に越後湯沢〜新潟では空席が多い

上越新幹線では、特に越後湯沢から新潟の間では空席が目立ちます。一方で、東京から越後湯沢の間では、特に朝夕の通勤ラッシュにおいて混雑することがありますが満席で座れない状況はあまりみたことがありません。東京から高崎は、短距離ではあるものの新幹線で通勤すれば速く移動できてしまう、というメリットがあります。短距離であるため、自由席を使う傾向が大きく、これが東京〜高崎間の新幹線自由席が混雑する原因だと考えられます。

上越新幹線の自由席は、特に越後湯沢〜新潟では空席が多い
燕三条駅にて撮影

越後湯沢駅は周りにスキー場があるだけではなく、町として首都圏への新幹線通勤補助も行っています。そのため、一定数の乗降があります。

上越新幹線の自由席は、特に越後湯沢〜新潟では空席が多い
一昔前は、「Maxとき」号が運転されていた

以前はオール2階建の新幹線であるMaxとき号が運転されていましたが、その頃も、特に新潟〜越後湯沢で自由席が混雑するような印象はありませんでした。越後湯沢から新潟の間ではほぼ確実に、自由席も座席を確保できます。

新潟駅では特急「いなほ」に接続・対面乗り換え

上越新幹線は新潟駅で特急「いなほ」に接続します。特急いなほは、村上・鶴岡・酒田などの日本海側の各都市を結ぶ特急です。

新潟駅では特急「いなほ」に接続・対面乗り換え
新潟駅

新潟駅で特急いなほと接続します。一部の特急いなほは秋田まで足を伸ばします。特急「いなほ」に乗り継ぐことで、村上・酒田・鶴岡などといった日本海側の都市へアクセスできます。

特急「いなほ」については、車内の様子や自由席の混雑具合など詳しくまとめてあります。こちらの記事も併せてご覧ください。

新潟駅では特急「いなほ」に接続・対面乗り換え
対面乗り換えを実現

新潟駅では、特急いなほと接続する新幹線は優先的に13番乗り場を発着します。13番乗り場に到着した新幹線は両側の扉を開き、在来線ホーム側へ降りると対面乗り換えができます。

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上越新幹線 E7系新幹線の車内を紹介!

最後に、上越新幹線の主力車両となっているE7系の車内を、大量の写真を交えて紹介します。北陸新幹線の金沢延伸時に導入されたE7系とW7系は、最初は北陸新幹線をメインに運用されていましたが今では上越新幹線を置き換えつつあります。

上越新幹線で運用されているE7系+(上越新幹線には基本的に入らないW7系)については、グランクラス・グリーン車・普通車全てを利用して、その様子を解説しています。

上越新幹線 E7系新幹線の車内を紹介!
上越新幹線で使用されているE7系

座席の様子を徹底紹介 全席コンセントのE7系を増備中!

12両編成のE7系では、12両のうち10両が普通車です。普通車の車内は、赤色と黒色を基調とした、落ち着いた座席になっています。

3人掛けの座席

E7系新幹線には、普通車を含めて全席にコンセントが設置されています。東海道新幹線でも最新のN700Sには全席にコンセントが設置されました。最近のスマートフォンを充電、という需要を考えると前の座席の背面ではなく、肘掛けにコンセントを設置してほしかったところではあります。

座席の様子を徹底紹介 全席コンセントのE7系を増備中!
全席にコンセントを配置

もちろん、新幹線らしく大きなテーブルも備え付けられているなど、パソコン作業をしたいビジネスマンにとってもありがたい車内ですね。

車内にはWi-Fiも整備されているが速くはない

車内にはWi-Fiも整備されています。今では国内の新幹線車両全てにWi-Fiが設置されています。上越新幹線についても設置されています。全国どの新幹線についても言えることですが、車内という環境もあり速いとはお世辞にも言えません。

車内にはWi-Fiも整備されているが速くはない
上越新幹線のE7系

上越新幹線で使用されるE7系新幹線では、JR東日本のWi-Fiサービスが設置されています。上越新幹線では2020年ごろまでに全てのトンネルで携帯電話が使用できるようになっています。車内でのWi-Fiサービスも現在では、全線で利用できます。

上越新幹線はもちろんのこと、全国の新幹線におけるWi-Fiサービスについては別途まとめた記事を作成しました。

車内設備の徹底紹介

最後にお手洗いなどの設備もご紹介します。

車内設備の徹底紹介
お手洗いは最新式

お手洗いはかなり新しい。ウォシュレットの機能も備わっています。

車内設備の徹底紹介
洗面台

洗面台も綺麗です。横側にも鏡がついているのが何気にGOODなポイント。また、石鹸から水、そしてドライヤーまでが横並びであるタイプはかなり便利で好きでしたが、今はハンドドライヤーが新型コロナウイルスの影響で使えなくなっているのが残念です。

上越新幹線のVlog

実際に上越新幹線に新潟から東京まで、途中は大宮のみに停車する速達型とき号「スーパーとき」に乗車した様子をVlogにまとめました。合わせてご覧ください。

指定席はガラガラではないが窓側座席は確保できる!
かつて上越新幹線で活躍していたE2系-新潟駅にて
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