SHE-Elvis Costello 歌詞(和訳)英文法からも読み解く 映画「ノッティングヒルの恋人」

雑記
SHE (Lyrics) – ELVIS COSTELLO

歌詞【英語のみ】

She

May be the face I can’t forget

The trace of pleasure or regret

May be my treasure or the price I have to pay

She

May be the song that summer sings

May be the chill that autumn brings

May be a hundred different things

Within the measure of a day

She

May be the beauty or the beast

May be the phantom or the feast

May turn each day into a heaven or a hell

She may be the mirror of my dreams

The smile reflected in a stream

She may not be what she may seem

Inside her shell

She

Who always seems so happy in a crowd

Whose eyes can be so private and so proud

No one’s allowed to see them when they cry 

She

May be the love that cannot hope to last

May come to me from shadows of the past

That I’ll remember till the day I die

She

May be the reason I survive

The why and wherefore I’m alive

The one I’ll care for through the rough and ready years

Me

I’ll take her laughter and her tears

And make them all my souvenirs

For where she goes I’ve got to be

The meaning of my life is

She

She, oh she

歌詞【和訳付き】

She
彼女は

May be the face I can’t forget
忘れられないであろう顔立ちをしている

The trace of pleasure or regret
喜びや悲しみを経験したあの表情は

May be my treasure or the price I have to pay
私の宝物、もしくは代償であろう

She
彼女は

May be the song that summer sings
夏が唄っているような歌だし

May be the chill that autumn brings
秋とともにやってくる、冷たさを感じさせるようなものでもある

May be a hundred different things
いくつもの異なる面を見せてくれるんだ

Within the measure of a day
一日の中で

She
彼女は

May be the beauty or the beast
美女であるかもしれないし、野獣であるかもしれない

May be the phantom or the feast
あるいは幻想かもしれないしごちそうかもしれない

May turn each day into a heaven or a hell
日によって天国にも地獄にもなるかもしれない

She may be the mirror of my dreams
彼女は私の夢を表現しているのかもしれない

The smile reflected in a stream
水の流れに映る彼女の笑顔

She may not be what she may seem
彼女は、彼女の見た目とは違うのかもしれない

Inside her shell
殻に入っていて

She
彼女は

Who always seems so happy in a crowd
人々に囲まれていつも幸せそうな人だ

Whose eyes can be so private and so proud
彼女の目はとても内気で誇りが高い

No one’s allowed to see them when they cry 
誰も彼女が泣いているところを見ることはできない

She
彼女は

May be the love that cannot hope to last
私がずっと続けたくはない愛なのであろう

May come to me from shadows of the past
過去の影から私の下へ戻ってくるだろう

That I’ll remember till the day I die
そしてそのことを私は死ぬまで忘れることはないだろう

She
彼女は

May be the reason I survive
私が生き延びている理由だし

The why and wherefore I’m alive
私が生きる理由、そして生きる場所なんだ

The one I’ll care for through the rough and ready years
人生山あり谷ありのなかで、これからもたった一人の大切な人なんだ

Me
私に

I’ll take her laughter and her tears
彼女の笑顔やくちびるを私のもとに

And make them all my souvenirs
そしてそれらすべてが私の大事な思い出になる

For where she goes I’ve got to be
彼女が行くところが私がいた場所

The meaning of my life is
私の生きる意味は

She
彼女だけなのだ

She, oh she
彼女が…


文法的には、どういった意味があるのか…

She
彼女は

May be the face I can’t forget
忘れられないであろう顔立ちをしている

The trace of pleasure or regret
喜びや悲しみを経験したあの表情は

May be my treasure or the price I have to pay
私の宝物、もしくは代償であろう

それぞれ、1行目に主語、2行目に動詞以下の後続要素という形になっていて、主語の部分” She”と” The trace of pleasure or regret”を強調しようとしていることが分かります。

両方とも動詞には助動詞mayがついています。mayの原義は「あってもよい」くらいでcanほど断定的ではありません。彼女に対する想いは強いが、“自分と彼女が釣り合うのか”と少し自信を持ち切れていない様子がうかがえます。

She
彼女は

May be the song that summer sings
夏が唄っているような歌だし

May be the chill that autumn brings
秋とともにやってくる、冷たさを感じさせるようなものでもある

May be a hundred different things
いくつもの異なる面を見せてくれるんだ

Within the measure of a day
一日の中で

ここは主語がすべてSheとなっていて、may以下の後続要素が2つあります。 May be the song that summer singsの部分で彼女の温かさを表現する一方で、May be the chill that autumn bringsの部分は、夏から少しづつ秋に変わっていくときの寒さを表現しています。秋の部分の表現は“the chill that autumn brings”と、直訳すれば「秋が持ってくる冷たさ」となっていて、夏の温かさの中に割り込んでくる冷たさ、のような表現とも受け取れます。

後半では、いくつもの面を見せてくれると表現した後で、それがたった一日の中だとうたっています。within the measure of a dayという表現は、“measure”という“測ってみると一日”というニュアンスを出していて、実際の体感ではもっと長く感じているんだということも表現していると考えられます。

She
彼女は

May be the beauty or the beast
美女であるかもしれないし、野獣であるかもしれない

May be the phantom or the feast
あるいは幻想かもしれないしごちそうかもしれない

May turn each day into a heaven or a hell
日によって天国にも地獄にもなるかもしれない

the beauty or the beastの部分は、当然beautyもbeastも前には出てきていないのにtheがついています。これはもちろん彼女のことを指してという意味もなくはないと思いますが、それ以上に“beauty”や“beast”を体現するものだ、という意味も持っていると考えられます。 the phantom or the feastについても同様の表現になっています。

She may be the mirror of my dreams
彼女は私の夢を表現しているのかもしれない

The smile reflected in a stream
水の流れに映る彼女の笑顔

She may not be what she may seem
彼女は、彼女の見た目とは違うのかもしれない

Inside her shell
殻に入っていて

2行目の“in a stream”という表現は、水の流れに映るというのが訳になります。でも、ここでは時間の流れも表現していると思います。ただ、OEDで調べてもstream自体に「時間の流れ」の意味はなさそうなので、訳の上では水の流れとなります。

She may not be what she may seemは現実と見た目の違いの表現としてよくある表現ですね。she(彼女)はwhat she may seem(彼女がそう見えるもの)とは違う、という表現です。

She
彼女は

Who always seems so happy in a crowd
人々に囲まれていつも幸せそうな人だ

Whose eyes can be so private and so proud
彼女の目はとても内気で誇りが高い

No one’s allowed to see them when they cry 
誰も彼女が泣いているところを見ることはできない

ここではwho,whoseと敢えて人を表すような関係詞を使っています。これは先ほどまで「夢の体現だ」などと、人ではないような表現を使っていたことの反動で、彼女はそれでもやっぱり人なのだということを表現したいとも考えられます。

最後のNo one’s allowed to see them when they cryでは、no oneを主語にすることで“誰も”を強調する意味もあり、また音楽に合わせるという意味もあると思います。

She
彼女は

May be the love that cannot hope to last
私がずっと続けたくはない愛なのであろう

May come to me from shadows of the past
過去の影から私の下へ戻ってくるだろう

That I’ll remember till the day I die
そしてそのことを私は死ぬまで忘れることはないだろう

May be the love that cannot hope to lastは、片想いを続けることは望まないという表現です。そして、 May come to me from shadows of the pastという表現で、過去(=片想いだった時代)から私の下にやってくる、と表現していると考えられます。そして、その過程は一生忘れないと最後に唄っています。

She
彼女は

May be the reason I survive
私が生き延びている理由だし

The why and wherefore I’m alive
私が生きる理由、そして生きる場所なんだ

The one I’ll care for through the rough and ready years
人生山あり谷ありのなかで、これからもたった一人の大切な人なんだ

the reason I surviveで“survive”という表現を使ったのは、大げさには「彼女のおかげで生きながらえている」ということをも表現しようとしているのでしょう。そして、そのあとでもbe aliveという表現を使っていますが、こちらも言い方を変えて大げさな表現をしていることが分かります。

最後のthe oneのtheは「これぞ」というニュアンスを出しています。

Me
私に

I’ll take her laughter and her tears
彼女の笑顔やくちびるを私のもとに

And make them all my souvenirs
そしてそれらすべてが私の大事な思い出になる

For where she goes I’ve got to be
彼女が行くところが私がいた場所

for where she goes I’ve got to beでforを使っているのは、ここまでたどり着いたということを示しています。toはこれから向かう方向性を示しているのに対し、forは目の前にやってきて向いている方向を示しているからです。私が彼女を想っていたように、彼女も自分のことを想ってくれるということを表現しています。

The meaning of my life is
私の生きる意味は

She
彼女だけなのだ

She, oh she
彼女が…

ここでは、the meaning of my life isと、主語が単数扱いになっています。すなわち、「私の生きる意味、それこそは彼女だけなのだ」と、大げさにはそれがたった一つの意味だと表現しています。そのため訳にも「だけ」と入れました。

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