今回は賢島へ行った際、帰りに近鉄特急「伊勢志摩ライナー」のデラックスシートを使いました。近鉄の観光地、伊勢志摩方面の鳥羽・伊勢・賢島と大阪・京都・名古屋をつなぐ伊勢志摩ライナー。案外手軽に使うことができるのが今回紹介するデラックスシートです。
デラックスシートはコスパ最強でデラックスな座席を利用できる!
伊勢志摩ライナーのデラックスシートは比較的安価にデラックスな座席を楽しむことができます。
伊勢志摩ライナーのデラックスシートは安い!
伊勢志摩ライナーには、デラックス席の他にサロン席・ツイン席とレギュラー席があります。伊勢志摩ライナーの各座席の徹底比較はこちら↓
同じ伊勢志摩方面を結ぶ特急「しまかぜ」との比較はこちらの記事にまとめてあります。
いちばん大阪・京都・名古屋寄りにデラックスシートがあります。その次の車両がツイン席・サロン席になっていて、それ以外がレギュラーシートです。6両のうち1両がデラックスシートになっているので、座席数はそれなりに余裕があります。
デラックスシートの車内の様子です。2+1の座席配列になっており、座席間隔も広めに設定されています。
レギュラーシートの車内の様子です。2+2の座席配列になっています。デラックスシートと座席の構造は似ていて、まさに下位互換と言ってもいいでしょうか。近鉄特急の中では快適な部類に入ると思います。
サロン席・ツイン席です。この座席はグループのお客さん専用の座席です。かなりの高さの背もたれがあり、快適です。
伊勢志摩ライナー デラックスシートの料金
デラックスシートは、一番長い区間の賢島-京都であっても520円、賢島-名古屋や賢島-大阪難波であれば420円。JRのグリーン車とは全然違いますよね。かなりお安い。
運賃・特急料金に関しては、近鉄の公式サイトで検索することができます。
主な区間のデラックス料金を掲載しておきます。
【主要区間のデラックス料金】
- 伊勢市・宇治山田発着
- 大阪難波 320円
- 名古屋 320円
- 京都 420円
- 鳥羽発着
- 大阪難波 420円
- 名古屋 320円
- 京都 420円
- 賢島発着
- 大阪難波 420円
- 名古屋 420円
- 京都 520円
- 伊勢中川発着
- 大阪難波 320円
- 名古屋 210円
- 京都 320円
- 大和八木発着
- 京都 210円
- 大阪難波 210円
- 名古屋発着
- 津 210円
- 四日市 210円
大量にあるわけではないのですが、本数も少なくはありません。大阪難波行と名古屋行は2時間に1本は出ているといった感じ。
予約はチケットレスサービスを利用するのがオススメ!
近鉄特急ではインターネットを利用したチケットレスサービスを推進しています。会員登録をした上で利用すれば、利用金額の10%がポイントとして還元されるというお得なサービスです。
予約自体は近鉄のネット予約サービスでできます。伊勢市〜賢島の間の区間では「伊勢志摩チケレス割」という割引が適用されます(ネット予約限定)。直前の予約でも320円で特急券を購入することができるため、かなりお得でオススメです。
伊勢志摩ライナーのデラックスシート 車内の様子を徹底的に紹介!
デラックスシートの車内の様子を徹底的に紹介していきます。
座席は広々としており落ち着いた雰囲気が特徴的!
デラックスシートは見ての通り、かなり落ち着いた雰囲気になっています。床も伊勢志摩の真珠をイメージしたデザインのカーペットになっています。
車内はかなり落ち着いた雰囲気になっています。レギュラーシートの、鮮やかな青色のシートとは対照的です。
座席配列は2+1の配列になっています。1人がけの座席が、賢島行きの便では進行方向左側に、賢島発の便では進行方向右側に配置されています。
2人がけの座席には中央にもしっかりした肘掛けが設置されています。
デラックスシートの座席設備を徹底的に紹介!コンセントなども全席に配置!
伊勢志摩ライナーは観光用の特急である、という位置づけもありますのでちょっとテーブルは小さめ。パソコン作業には向かないな、と感じてしまうのは旅をしながら常にブログを書いているからか…でも正直、お弁当を広げるのも躊躇してしまします。最近の近鉄特急は、座席背面のテーブルになりつつありますが、伊勢志摩ライナーでは座席背面にテーブルはついていません。
フットレストも当然あります。ここはJRのグリーン車を意識しているのでしょうか。靴のまま足を載せられる面があって、それを裏返すと靴を脱いで足を乗せるための面になります。
それから近鉄が大好きなコンセント。ちょっと写真では見にくいですが、肘掛けの部分にコンセントが付いています。観光用特急ということもあり、スマートフォンを使うのにはとても便利な位置ですね。
近鉄特急「伊勢志摩ライナー」にはWi-Fiも整備されたため、電源とWi-Fiが完備された非常に快適な列車になっています。
車内の雰囲気もデラックスシートらしい落ち着いた雰囲気
伊勢志摩ライナーのデラックスシートは、壁も木目調になっていて落ち着いています。個人的にはかなり好きですね。特急「しまかぜ」のピカピカした感じとは違います。
車内には真珠の飾り物があります。本物の真珠を使っているそう。伊勢志摩ライナーの発着駅となる賢島だけでなく、沿線の鳥羽などでも真珠は特産物です。
賢島から大阪・京都・名古屋方面へ向かう場合、デラックスシートは先頭車になります。先頭車はこんな感じで、前面展望が楽しめるようになっています。
実際に乗ってみましたが、デラックスシートはなんと言っても安い。観光地への特急というぶん、ビジネスでの需要があまり見込めないからでしょう。最大のメリットはコンセントが使えること、そして乗客が少ないことだと思います。家族旅行などには絶対に隣のサロン席やツイン席がいいですが、デートなどにはデラックスシートがちょうどいいのでは???
座席の列が1列少ない分、横幅はそれなりにあって快適。安いのに意外と人は少なく、快適に移動することができる!
伊勢志摩ライナーの車内設備 Wi-Fiは?コンセントは?車内販売は?
最後に特急「伊勢志摩ライナー」の車内設備について紹介していきます。
車内には観光列車らしい設備も充実
特急伊勢志摩ライナーは、デラックス車両などの都合で運用が決まっています。近鉄特急のチケットレスサービスなどを確認すれば、伊勢志摩ライナーがどの列車かがわかります。
大阪難波・京都・名古屋寄りの1両目にデラックスカー、2両目にサロン席とツイン席、それ以降3両目から6両目がレギュラーカーとなっています。
観光地へ向かう特急でありながらも実はサロン席とツイン席ばっかりではなくレギュラーカーが多くなっています。これは、朝夕の時間帯に大都市圏を走っていると通勤特急的な役割で使われることがあるからだと思われます。
伊勢志摩ライナーには食堂車や売店などもありません。
車内には飲み物の自動販売機が設置されています。自動販売機は5号車(大阪難波・京都発着では2号車)に設置されています。飲み物については車内で購入することができますが、この自動販売機もいつ廃止になってもおかしくない、と考えています。
昔はここに売店があったそう。今では営業しておらず、ただただその跡だけがあります。特急「ひのとり」で導入した挽きたてのホットコーヒーなどが楽しめる自動販売機をここに設置すればいいのに。
「伊勢志摩ライナー」では、全席にWi-Fiが設置
伊勢志摩ライナーは座席にコンセントがあります(レギュラー席では、2席につき1つの割合で設置されています)。2021年から伊勢志摩ライナーとアーバンライナーの改装工事が行われ、伊勢志摩ライナーにも順次Wi-Fiが装備されるようになりました。
2022年8月現在、ほぼ全ての車両にWi-Fiが装備されています。
車内のWi-Fiは走行位置によって速度が大きく変わるのであくまで参考値です。
近鉄特急の大半には喫煙室が設置されています。タバコを吸う人にはありがたいですよね。
なんとウォシュレット対応のお手洗いも!新しくて綺麗!
最後にお手洗い。お手洗いはかなり綺麗な設備になっています。
小さな子供をつれている家族のためにお子さんを座らせておくことができる椅子も設置。また、トイレットペーパーも、トイレットペーパーの土台の部分に予備を常に入れておけるタイプのもので、紙がなくなる心配はありません。
さらに近鉄特急ではウォシュレットも設置されています。ウォシュレットは設置されていない鉄道車両も多く、この点はかなり加点ポイントです。
また、伊勢志摩ライナーで行くことができる伊勢エリアの観光地もご紹介しています。
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