「ひのとり」プレミアムシート 徹底した豪華さ、恐ろしい揺れ防止

西日本
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2020年春にデビューした近鉄の名阪特急「ひのとり」。既にレギュラーシートについては記事を書きましたが、ついにプレミアムシートも利用しました。全然揺れない車内、そして快適なリクライニング。徹底的にレビューしていきます!

シートも素晴らしいし、揺れがかなり少ない車内!

既にレギュラーシートは乗っています。車内設備についてはこちらもご覧ください。

ひのとり プレミアムシート
プレミアムシートの旅!

プレミアムシート乗車記

あり得ないくらい、揺れない

まず乗ってみて一番感じたのが「全然揺れない」ということ。近鉄特急は全体的に揺れがなく快適です。しかし「ひのとり」は、単に揺れないのに加えてプレミアムシートとなっている先頭車1号車と6号車(一部編成では8号車)は電動の揺れ防止装置がついているそうです。

その辺のことは僕も詳しいことが分からないのでここまでにしておきますが、とにかく素人でもレギュラーシートとの違いが分かるほど揺れが軽減されています。レギュラーシートは「ひのとり」に乗って大阪へ、名古屋へといった感じですがプレミアムシートは「ソファーに座ってたら大阪に・名古屋に着いていた」という感じ。これははっきり言って以前に乗った「しまかぜ」より快適です。

ほんとにソファーっていった感じなので、全く気にすることなくご飯を食べられます。行きは11時名古屋発、13時過ぎに大阪難波着だったので普通にお昼ご飯を食べていました。揺れないから電車内であることを気にする必要がありません。

揺れ防止がかなり効いていて、「座ってたら、気づけば大阪だ、名古屋だ」っていう感じ!

ハイデッカーならではの景色

そしてそんな「気づいたら大阪に・名古屋に着いていた」という車内で素晴らしい景色が楽しめます。「ひのとり」はプレミアムシートがある先頭車がハイデッカーになっています。

ひのとり ハイデッカー ビスタカー
手前のレギュラーシートと奥のプレミアムシートを比べると高さがまあまあ違う

残念ながら最前列は予約できませんでした。そしてさらに残念なことに、最前列でないとそこまで前面展望は楽しめませんでした。

最前列以外では思っていたほど前面展望が楽しめないのは乗ってちょっとがっかりしたことですが、それ以上に横の窓からの景色も素晴らしい。ハイデッカーになっているため、特に鶴橋到着前、布施あたりでの高架での景色はとても素晴らしかった。もちろん、それ以外も景色は素晴らしかった。

ひのとり 前面展望
3列目や4列目に行ってしまうと前面展望はちょっと厳しい…

ということで、前面展望の期待は裏切られましたが、ハイデッカーなので前面展望を楽しめなくても十分という感じ。

最前列でないと前面展望は期待できない、けど横からの景色は最高!

人は多い

何といっても揺れが全然違う。そしてテーブルもしっかりしている。ということで、次も機会があればおそらくプレミアムシートに乗ります(追記:実際に、たまった近鉄ネット予約のポイントを使ってまた乗りました…)。

が、そう感じている人はもちろん多く、レギュラーシートに比べてかなり埋まっています。このコロナの渦の中でも。ということは、今後もほぼ満席で運行されるんでしょうね。レギュラーシートのほうが空いているという、逆転現象が普通に起こるのがこのプレミアムシート。まあ、快適性を考えたら全然安いし。コスパは最強ですからね。

ひのとり ロゴマーク
特急「ひのとり」に乗ってきた!

プレミアムシートは快適なぶん、ほとんど満席。特に進行方向先頭車。レギュラーシートのほうが空いているっちゃあ空いている…

最高のリクライニングシート

今回の「ひのとり」は全席バックシェルを採用しているのがウリのひとつ。ということで気兼ねなくリクライニングができる最高の座席。

仮眠したくなくてもしてしまう

プレミアムシートは電動リクライニング。ここはレギュラーシートとは違います。こういったところで差をつけているんですよね。

そしてこのシート、感覚的にはほぼフルフライトっていうくらいに倒れる。そして何より、このまくら、形が変えれるんです。逆三角形の形にすると本当に頭の乗りがいいんですよね。

そしてフットレスト(足を載せる部分)はレッグレストから出てくるタイプ。前の座席との間隔が広いため、その方が正解。

ひのとり プレミアムシート
とにかくスペースにゆとりがある

まくらが逆三角形になるのがめちゃくちゃ快適

広いテーブル

そしてプレミアムシートには広いテーブルもついています。アーバンライナーのデラックスシートとは違って奥行きもちゃんとあります。

ひのとり プレミアムシート テーブル
松坂牛をがっつり広げます

お弁当も気兼ねなく広げられます。パソコン作業とかも余裕。

レギュラーシートは前の座席の背面に大きなテーブルがついています。が、プレミアムシートは前の座席の背面にテーブルをつけてしまうと遠すぎるんですよね。から、ひじ掛けから出すタイプになっています。真ん中で折りたたむタイプになっており、折りたたんだままでも使えます。

かなり広くて快適なテーブル!

贅を尽くした車内は色の演出も!

大阪難波・名古屋に到着する時には照明が青くなります。荷棚の忘れ物を防ぐためなのか、演出なのか、ちょっとよくわかりませんが「こんな色に変わるんだ〜」って感じです。

贅を尽くした車内は色の演出も!
大阪難波駅に着く前の演出

なんというか、アーバンライナーのデラックスシートとは異なり贅沢感を演出しています。2時間走っている真っ最中は意外と落ち着いた空間ではあるものの、ところどころに落ち着きとは逆の豪華さがあるのです。

徹底した車内の設備

特急「ひのとり」は、名阪間の移動2時間をくつろげる時間とするためにさまざまな車内設備が設けられています。

カフェスポットは…設備改善を期待

まずカフェスポット。ここは少し改善を期待したいところではあります。

近鉄 ひのとり 車内設備
車内の1号車・6号車(8両編成の8号車)にあるカフェスポット

コーヒーは淹れたてを飲むことができるのですが、それ以外のココアや紅茶などは粉のものを購入して、それを無料のお湯にとかして飲むというスタイル。最近駅にある自動販売機も、結局は同じことをやっているのだとはいえ、インスタント丸出しがちょっと微妙な感じも。

また、キャッシュレス決済が使えないのも微妙ですね。コインロッカーはICカードを鍵の代わりにできる、よくできてるなあという感じ。なのに、カフェスポットは交通系ICカード含めてキャッシュレス決済が一切できません。これもちょっと残念なポイント。

休憩スペースも、そして大きな荷物を持っているとありがたいコインロッカーも無料

ひのとりでなかなか画期的だなと思うのがこの「休憩スペース」。とにかく人数を乗せたい東海道新幹線とは違い、居住性を重視したからこそできたことでしょう。繁忙期を含めて「自由席」という切符の発売がないこともこういったことを実現できるポイントだったのかもしれません。

近鉄 ひのとり 車内設備
特急「ひのとり」にあるベンチスペース

このようなベンチスペースがあります。ベンチスペース自体は長居することはあまり想定していませんので、そこまでベンチがふかふかってわけでもありません。

ただ、携帯電話で通話したいなどといった場合はかなり重宝します。流石に車内で通話するわけには行かないからデッキへ出るんですが、デッキでは座る場所がありませんからね。それ以外にも、ちょっとデッキに出てきて飲み物を飲みながら、なんてのは落ち着きますよ。

ひのとり デッキ
大きな荷物を持つ人に嬉しい、コインロッカーも完備

ベンチスペースの目の前はコインロッカーになっています。コインロッカーはかなりの数があるのでよっぽど埋まることはないでしょう。交通系ICカードを鍵がわりにすることができます。インバウンド客向けに(結局新型コロナウイルスと重なって、ほぼインバウンドのお客さんなしで走っていますが…)、交通系ICカードなしで使うことができる鍵式のものもちゃんとあります。

近鉄 ひのとり 車内設備
コインロッカーは数多くある、自販機もある

自動販売機もあり、冷たい飲み物等を購入することができます。これもまた、基本的には交通系ICカードなどには対応していないのが△。この辺りの改善は期待です。

広々としたデッキに、お手洗いも充実

特急「ひのとり」は、ただただ定員を増やそうという考えからは脱却しています。今回の特急「ひのとり」のキャッチコピーにもあるように「くつろぎのアップグレード」をコンセプトとしています。

そのため、デッキも広く設けられています。もちろん、トレイなどの設備も充実しています。

近鉄 ひのとり 車内設備
広々としたデッキ

トイレは驚きの、

2両に1つ

の配置で、それぞれの場所に

男子トイレ1つ+女子トイレ1つ+男女共用トイレ1つ=合計3つ

あります。8両編成だと12個。8両編成の全車特別車ミュースカイでも合計4つしかトイレがない名鉄とは大違いですね。今までレギュラーシート含めて10回以上特急「ひのとり」に乗ってきて、トイレで待たされたことはありません。これだけあれば当然か。

近鉄 ひのとり 車内設備
多目的トイレも大きなスペースで充実

編成の中央付近に多目的トイレも設けられています。もちろん、一般の人でも利用できます。近鉄特急の多目的トイレは、車両の幅を使い切るほどに大きなスペースを設ける車両が多い。吉野線を走る観光列車「青の交響曲」をはじめとした観光列車や、アーバンライナーなどもそうでした。多目的トイレを使わざるを得ない人にとっては非常にありがたいことでしょう。

ひのとりのレギュラーシートはの乗車記はこちら!

最近、ちょっと本腰を入れて近鉄特急の記事を拡充しています。

コメント

  1. […] 「ひのとり」プレミアムシート 車内の雰囲気や揺れ、リクライニングなど2020年春にデビューした近鉄の名阪特急「ひのとり」。既にレギュラーシートについては記事を書きましたが、 […]

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