JR各社が協力して、3ヶ月間、特定の地域に対してキャンペーンを打つ「デスティネーションキャンペーン」。2021年の最後の3ヶ月、10月から12月は「四国デスティネーションキャンペーン」が開催されます。
この「四国デスティネーションキャンペーン」に伴って、期間限定でフリーきっぷが多く発売されます。これが…これがかなりお得なきっぷばかり!ということで、速報でご紹介します。
この秋、絶句するほどの超お得切符が大量に発売!
JR西日本、JR四国、JR九州がそれぞれ「特急まで乗り降り自由」な切符を年末まで発売します。こちらにすべてまとめましたのでこちらもご覧ださい。
早速、四国デスティネーションキャンペーンを利用して旅をしてきました。興味があればこちらの日記もご覧ください!
今までにないおトクなきっぷ!四国を周遊するなら今!!
今回の四国デスティネーションキャンペーンでは、かなりお得なきっぷが多く発売されています。9月まで開催されていた「東北デスティネーションキャンペーン」が「えきねっとトクだ値」をグランクラスにも拡大した程度だったのに対し、今回の「四国デスティネーションキャンペーン」では期間限定のフリーきっぷが多く発売されます。
先に言ってしまうと、
- 関東・中部・関西圏から四国を周遊しに行こうと考えている方は「四国くるりきっぷ」がオススメ
- その他の地域から四国へ行き周遊しようと考えている方は「四国DC満喫きっぷ」がオススメ
です。特に「四国くるりきっぷ」は関西圏から四国までの新幹線往復普通車指定席と特急乗り降り自由がセットになって、普段の「四国フリーきっぷ」(特急普通車自由席乗り降り自由)とほぼ同額、実質的に「関西圏(新大阪・新神戸)から岡山の新幹線+岡山から四国までの特急普通車自由席が無料」というかなりの太っ腹です。
関西方面からの新幹線往復普通車指定席と特急普通車自由席乗り降り自由がセットになった「四国くるりきっぷ」
今までになかった、「出発エリアから岡山までの往復新幹線普通車指定席と四国内フリー区間がセット。四国内フリー区間では、JR四国線の特急列車自由席と土佐くろしお鉄道線(窪川~若井間)の普通列車や、JR四国バスの路線バスに乗り降り自由。」(四国デスティネーションキャンペーン公式サイトより)となるきっぷです。
今までの切符では往復の列車が付きませんでした。JR西日本とJR四国の境界が、瀬戸大橋直前の児島駅であるため、四国フリーきっぷを購入する場合は一旦、児島駅で下車するなどかなりの手間が必要でした。東海道・山陽・九州新幹線沿線から四国へ行く場合、岡山で乗り換えて在来線で児島へ、児島で一旦下車して四国島内へという2度手間を踏まねばなりませんでした。
しかし、この切符を使えば、往復に限り岡山から児島まで、特急の普通車自由席に乗車できます。そのため、岡山から特急列車に乗ってそのまま四国島内の松山や高知などへ抜けることができるのです。お得以前に、まず「便利」が先に来ますよね。
で、値段ですがこれも恐ろしい。「四国フリーきっぷ」は16,440円でした。これで3日間、JR四国の普通列車・特急列車普通車自由席に乗り降り自由。大阪発着がほぼ同じ金額です。「四国フリーきっぷ」に大阪から岡山までの往復新幹線普通車指定席と、岡山から児島までの往復特急普通車自由席がついてほぼ同じ値段。今回のきっぷがどれほど恐ろしい値段か分かるでしょう。
ということで、この切符を使わない手はありません。このブログでも、実際にこの切符を使った旅を予定していますのでお楽しみに。
発地 | 区分 | お値段 | 期間 | 新幹線利用区間 |
---|---|---|---|---|
京都市内 | おとな | 18,000 | 3日間 | 新大阪~岡山 |
京都市内 | こども | 9,000 | 3日間 | 新大阪~岡山 |
大阪市内 | おとな | 17,000 | 3日間 | 新大阪~岡山 |
大阪市内 | こども | 8,500 | 3日間 | 新大阪~岡山 |
神戸市内 | おとな | 16,000 | 3日間 | 新神戸~岡山 |
神戸市内 | こども | 8,000 | 3日間 | 新神戸~岡山 |
岡山 | おとな | 9,500 | 3日間 | |
岡山 | こども | 4,750 | 3日間 |
四国フリーきっぷ割引きバージョン「四国DC満喫きっぷ」も発売!
続いては普段の「四国フリーきっぷ」に対応するきっぷ。関西圏から四国へ行くのであれば先程の「四国くるりきっぷ」が圧倒的にお得ですが、九州方面や四国在住の方もお得に四国を周遊できます。
普段は16,000円以上するきっぷとほぼ同じ効力のきっぷが、実質半額!ものすごい割引率です。いくらデスティネーションキャンペーンが自分たちの下に回ってきたからとはいえ、ここまでの割引率の切符を出してしまう。JR四国の観光需要への想いと経営の厳しさが垣間見得てしまいますね。
なお、四国の一部地域、具体的には「香川と愛媛だけ」「香川と徳島だけ」を回る場合は、後ほどご紹介する「setowa 香川愛媛ワイドパス」「香川・徳島フリーきっぷ」がオススメです。
四国DCを使って旅をしてきました!
早速、四国デスティネーションキャンペーンを利用して旅をしてきました。興味があればこちらの日記もご覧ください!
1日目は観音寺方面へ行った後、一旦高松へと戻ってうどんを食べます。そしてまたまた特急に乗って瀬戸大橋を楽しみ、さらに吉野川沿いを通るトロッコに乗車します。
2日目は松山へ。松山城を観光した後、下灘駅に行きます。
思いっきり「くるり」と四国を回るために、最終日は高知へ。あいにくな天気であはあったものの、最低限の観光は楽しんで早めの帰宅です。
その他にもおトクなきっぷが一挙発売!
ここまでご紹介してきたのは原則、「四国島内」(=JR四国)全線が乗り降り自由のフリーきっぷです。四国の一部しか回るつもりがない、って場合でも十分お得なんですが、これ以外にも船などを使う場合でもお得になるきっぷがあります。
松山・広島割引きっぷ
まずは「松山・広島割引きっぷ」です。このきっぷは、先程までのきっぷとは異なり有効期間4日間です。
先程の「四国くるりきっぷ」にはなかった、博多・小倉・広島方面発着のきっぷが用意されています。広島まで新幹線で、そこから呉線を乗り継いで呉へ、高速船で四国へ上陸するというパターンです。九州方面から四国へ行く場合、岡山を回って行くとかなり遠回りとなるために短絡ルートを通れるフリー切符を販売したものです。といいながら、帰りは岡山周りで帰るルートとなっています。
ただし、松山のフリー区間は松山から伊予大洲までとなっており、そこまで広いとは言い難いのが実情です。ちょっとそこが難点かな。せっかくならこのルートを通って四国へ上陸し、「JR四国特急普通車自由席乗り降り自由」なんてのがついた切符も欲しかったですね。
setowa 香川愛媛ワイドパス
デジタルチケット「setowa 香川愛媛ワイドパス」は、香川と愛媛のJR四国の特急列車普通車自由席に乗り降り自由となる切符です。また、紙の切符ではなくスマホ画面等を提示して乗車できる「デジタルチケット」というのもひとつの特徴です。そして、6,000円と、いくら範囲が限定されているからとはいえかなりの割引率。高松から松山までの特急列車普通車自由席の片道料金が5,760円ですから、なんとほぼ片道で元が取れてしまう。これまたあり得ないほどお得な切符です。
JR四国はコストカットなどの事情や、他のJR各社と比べて大都市圏が少ないなどの事情から自動改札をほぼ導入していません。高松駅と高知駅にしか自動改札は導入しておらず、ほとんどの駅で「きっぷを駅窓口または車掌さん・運転士さんに提示」する形になっています。そのため、スマホ画面提示によるデジタルチケットが導入しやすいという背景があったのでしょう。
香川・徳島フリーきっぷ
「香川・徳島フリーきっぷ」とは違い、紙のタイプの切符です。JR四国在来線のうち、香川県と徳島県が乗り降り自由となります。さらに、「四国まんなか千年ものがたり」に追加料金なしで乗ることができてしまう。この「四国まんなか千年ものがたり」は以前に乗車しましたがかなり豪華な列車です。列車というより1つの観光地、途中で観光をしながら少しづつ進みます。この「香川・徳島フリーきっぷ」を購入したら、「四国まんなか千年ものがたり」が必須です。
四国西南周遊レール & レンタカーきっぷ
「四国西南周遊レール & レンタカーきっぷ」は、レンタカーとフリー切符がセットになったおとくな切符です。フリーエリアは、簡単にいうと「松山から高知」です。この区間の、特急普通車自由席までが乗り降り自由となります。レンタカーを使って四国を回りたい、という方はオススメです。特に、この切符でJR特急に乗車できう松山から高知の区間は下道だと結構遠く、そこを運転せずワープできるのでかなり便利です。
この秋、絶句するほどの超お得切符が大量に発売!
JR西日本、JR四国、JR九州がそれぞれ「特急まで乗り降り自由」な切符を年末まで発売します。こちらにすべてまとめましたのでこちらもご覧ださい。
早速、四国デスティネーションキャンペーンを利用して旅をしてきました。興味があればこちらの日記もご覧ください!
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