ちょっと1日だけ予定がない日ができた。ちょっとだけ遠出してみたい。
そんな時はちょっとだけ、ひとり旅に出かけてみてはどうでしょう?首都圏からふらりと日帰りで、ひとりで旅行できる場所を紹介します。
首都圏にも観光地はある!
首都圏にも多くの観光地があります。まずは、半日でも手軽に行くことができてしまう近場の観光地をご紹介します。
羽田空港 飛行機を眺めて美味しいものを食べよう
羽田空港は、首都圏各地から手軽に足を運ぶことができる空港。飛行機を使う場合はもちろん、飛行機を使わない場合でも楽しめる観光スポットです。
羽田空港は以前は国内線専用空港でしたが、現在では再国際化。国際線も多数飛ぶようになり、多種多様な航空会社の飛行機を楽しめるようになりました。
国内線で「主要幹線」扱いされる路線の多くは羽田発着の国内線。羽田発着の路線には大型機が投入されることも多く、国内線だけでも多種多様な飛行機が楽しめます。
東京スカイツリー 東京を一望できる東京のシンボル!
隅田川沿いにある東京スカイツリー。言わずと知れた東京のシンボルです。自立式の電波塔としては世界最高の高さを誇ります。
スカイツリーは本来、テレビの電波を送信するために建設されました。東京という密集地帯で、支えになるロープを張れないため、自立式の電波塔となったのです。
東京スカイツリーには展望台があり、この展望台から都内を一望することができます。東京スカイツリーができる以前、テレビの電波送信の主たる役割を担っていた東京タワーも遠くに見られます。
最上階の天望回廊は独特の形をしており、ここから都内の展望を360度楽しむことができます。
浜離宮庭園 都内のビルの合間に広大な庭園
浜離宮庭園は、新橋駅・浜松町駅から徒歩で行くことができます。
元々は、徳川家の別邸として建設されました。徳川家の将軍が休養をとる地です。現在は周りにビルがそびえ立っていますが、都内のビルの合間とは思えない静かな空間、そして広大な土地があります。
都内の、それも山手線の駅から徒歩で行けるにも関わらず自然を堪能することができます。
JR横須賀線で鎌倉へ
少し足を伸ばしたい場合、鎌倉がおすすめです。2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台として人気を博しているのがこの鎌倉。鎌倉は首都圏各地からJR在来線で手軽に行くことができます。
鎌倉の観光スポットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
鎌倉を代表する観光スポット「鶴岡八幡宮」。鎌倉を拠点とした源氏とゆかりのあるお宮です。
それから報国寺。こちらは、鶴岡八幡宮から歩いていくこともできます。鎌倉駅からはバスも出ています。
このように、鎌倉は首都圏から足を運びやすい観光地として発達しています。
少し離れて神奈川・山梨・静岡などの山間へ
ここまでは東京から簡単に日帰り観光ができる首都圏の観光地などを中心に紹介してきました。ここからは、少し離れて主に新幹線を使わないでも特急列車で日帰りできる、神奈川や山梨などの観光地を紹介します。
世界遺産にも登録された日光東照宮など観光地盛りだくさんの日光へ
浅草から東武鉄道の特急列車に、新宿や大宮から東武鉄道直通の特急列車に乗れば2時間半程度で日光へと行くことができます。日帰り旅行にぴったりの行き先です。
日光東照宮は、世界遺産としてまさに「絢爛豪華」な寺社を楽しむことができます。徳川家康が祀られた、一度は見てみたい荘厳な寺社です。
東武鉄道は都心部から日光への観光列車として「スペーシアX」も運転しています。このスペーシアXがなかなか素晴らしい。
東武鉄道の豪華で快適な特急列車で、手軽に首都圏から日帰り旅行できてしまうのが、日光の魅力です。
JRや新幹線に加えて小田急ロマンスカーも!箱根で絶景を楽しむ
首都圏からやや離れた場所でまずオススメするのが箱根。箱根は温泉地でもあり、宿泊するのがオススメですが日帰りで楽しめるような公共交通機関も充実している。山頂付近にある芦ノ湖をはじめ、さまざまな観光エリアに恵まれています。
芦ノ湖では遊覧船が運航されています。遊覧船に乗った先の「元箱根」のほとりには食べ歩きなどができる街があります。
箱根は首都圏から
小田急ロマンスカー〜箱根登山鉄道〜箱根ロープウェイ〜箱根遊覧船
という、観光向けの公共交通機関ルートが形成されているため、自家用車なしでも回ることができるのが大きなメリットです。
観光客向けにデザインにもこだわった小田急の特急「ロマンスカー」に乗って手軽に出かけることができるスポットです。
富士山を一望できる河口湖へ
富士山の麓にある河口湖。河口湖の向かいから見る富士山はまさに絶景そのものです。
富士山の周辺は「観光」というよりは宿泊のエリア。せっかくなら宿泊したいものの、天気によっては富士山が見えないことも。美しい富士山を見たいのであれば天気のいい日に弾丸で日帰りで行くのもアリ。
全席にコンセントが設置され快適なE353系で運転される特急「富士回遊」号が新宿から直通運転されているため、快適に行くことができます(※特急「富士回遊」についてはまだ記事を作成していないため、上記記事のリンク先は特急「あずさ」の記事です)。
世界遺産・日光東照宮がある日光へ
浅草駅から出る東武鉄道やJR線を利用することで、日光へも手軽に日帰り旅行することができます。世界遺産・日光東照宮などもあり、魅力が溢れているのが日光。
東武鉄道も観光需要喚起に力を入れているため、最近では新型の特急「スペーシX」なども導入されています。
富士山の麓・富士サファリパークで動物と触れ合う
静岡県の富士山の麓にある「富士サファリパーク」。動物が放し飼いされているエリアを自家用車で回ることができます。
実際にライオンなどを間近で見ることができる。迫力は通常の動物園とは全く違います。
自分たちが運転する道路を、普通に動物が横切っていきます。アフリカの広大な砂漠に来たような感覚。ここはぜひ、車を借りて行くのがオススメです。
新幹線のターミナル・東京からは全国各地へ日帰り可能!
ここからは「こんなところも日帰りで?!」という目的地をご紹介していきます。
首都圏の強みはなんと言っても交通ネットワーク。新幹線にせよ特急にせよ飛行機にせよ、首都圏を起点にするものが圧倒的に多い。新幹線を駆使して「ここにも日帰りで?!」という場所にも足を運んでみましょう。
名古屋・中部地方
新幹線の代名詞とも言っていい東海道新幹線。その東海道新幹線で圧倒的多数を占める「のぞみ」号。のぞみ号は、首都圏の東京・品川・新横浜の3駅に停車したのち1時間以上走り続け、次の停車駅は名古屋。まずは名古屋の観光です。
名古屋駅は新幹線も全列車が停車します。寝台特急を除くすべての列車が停車する名古屋駅は首都圏からのアクセスもかなり良い。
名古屋は僕が拠点としている場所。名古屋は観光には何もない、なんて言われがちです。実際に何もないと感じることもありますが観光として見るところはあります。
名古屋の観光スポット紹介記事は現在執筆中なので今しばらくお待ちくださいね。
やや強行突破だが伊勢志摩へも行けちゃったり?!
名古屋から行くことができる観光地として挙げられるのが伊勢志摩エリア。伊勢志摩エリアへは、名古屋駅から近鉄特急で1時間〜2時間程度で行くことができます。
伊勢志摩エリアは、日帰りではもったいないくらいに観光地が充実。東海道新幹線のネット予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」などと共同で近鉄の伊勢志摩方面のきっぷの発売があるほど、新幹線からのお客さんも多い。
僕は名古屋を拠点に活動しており、名古屋から近鉄特急で行くことができる伊勢志摩エリアへは何度も足を運んでいます。今までに10回以上も伊勢志摩エリアに足を運んだ僕が、伊勢志摩エリアでオススメできる観光地を徹底的に解説しました上の記事もご覧ください。
飛騨地方には高山や白川郷などの超人気観光地が!
名古屋からさらに足を伸ばせば、高山や白川郷など、超人気の観光エリアがあります。名古屋駅から特急「ひだ」号が走っています。東海道新幹線で名古屋駅へ、そこから特急「ひだ」に乗ることもできますし、北陸新幹線で富山駅へ、そこから特急「ひだ」に乗ることもできます(北陸新幹線経由の方が少し速いが、本数が1日4本と限られる)。
世界遺産にも登録された白川郷は、古き良き日本の原風景を残します。
東京駅を7時前に出発する東海道新幹線に乗って、帰りは23時前に到着する新幹線であれば十分な滞在時間を取ることができます。ちょっと遠いですが、外国人にも人気な飛騨高山と白川郷を回る旅も可能です。
なお、日帰りではなく数日間時間が取れるのであれば、首都圏から北陸新幹線で金沢へ、金沢を観光してバスで白川郷へ、白川郷からさらにバスで高山へ、高山から特急ひだ号で名古屋へ、名古屋から歯東海道新幹線で東京へ、という旅も可能。金沢・白川郷・高山・名古屋とさまざまな観光地を巡ることができます。
近郊に観光地のある名古屋 公共交通機関も比較的充実
伊勢志摩エリア以外にも、名古屋周辺には多数の観光地があります。名古屋自体には確かに観光地が少なくても、JR東海の在来線、および名鉄・近鉄の大手私鉄2社、さらには地下鉄やあおなみ線が乗り入れる名古屋は交通網が発達していて便利。
近鉄で手軽に行くことができる御在所です。秋には紅葉が綺麗なことで有名。冬には、山場ともあって雪景色が楽しめます。
名古屋市営地下鉄東山線で行くことができる東山動物園は、コアラの飼育などで有名です。まるっと1日楽しめてしまったりするので、首都圏から日帰りではちょっとオススメできないかも笑
東京から名古屋へは新幹線での移動がメインです。こちらの記事では、東京から名古屋へ新幹線でお得に移動する方法を含めてご紹介していますのでご覧ください。
京都
東京駅から約2時間10分で辿り着くことができるのが京都。言わずもがな、日本を代表する観光地であり、コロナ禍以前は外国人観光客に非常に人気がありました。逆に、コロナ禍でインバウンド(外国人観光客)が減っている今がちょうど良いタイミングかも。
京都はあまりに観光スポットが多すぎて、ここに全てまとめることはできません。京都の定番観光地から穴場観光地まで、さまざまな観光地は↑の記事にまとめてありますのでご覧ください。
まずは二念坂(二年坂)。清水寺のすぐ下にあります。この写真は夕方の写真で、夕暮れの太陽にあたった雲の色と、その先に見える紫色っぽい空が見事にマッチ。そして京都ならではの古風な雰囲気の街並みが最高。
こちらは嵐山の竹林。鎌倉など、別の場所の竹林にも行ったことがありますが、なんといってもここ嵐山の竹林は規模が大きい。そして迫力がある。
最後に稲荷伏見大社。鳥居がたくさん並んだ「千本鳥居」は約800基の鳥居が並んでいると言われています。
これ以外にも京都は何度行っても新たな魅力が発見できる街。東京から2時間と、少し時間はかかりますが、新幹線のおかげでかなりいきやすい観光地です。是非とも足を運んでみてほしいところ。
関西圏(大阪・神戸)
続いて紹介するのが関西エリア。関西エリアは、大都市・大阪をはじめ神戸などの観光地もあります。
大阪はどちらかというとビジネス街。しかし、大阪城や大阪難波などといった観光地もあります。コロナ禍でお酒を避ける風潮がなかなか収まりませんが、昔ながらの飲み屋もあります。
また、大阪から電車で30分ほど、すぐ近くには神戸もあります。神戸は山と海に囲まれた地形。コンパクトな街並みに、観光地やショッピング街が集結しているので観光しやすいのが魅力です。
個人的におすすめの観光スポットは、新神戸駅の真裏にある「布引の滝」、そして「布引ハーブ園」。新神戸駅のすぐ裏にロープウェイ乗り場があり、かなりアクセスがいいのが特徴です。
これ以外にも六甲山など、神戸ならではの魅力的な場所が多くあります。神戸観光の記事も合わせて参考にしてくださいね。
東海道新幹線を利用した旅は、2022年現在「ずらし旅」がオススメです。
甲信越 日本海側は飯がうまい!
続いては甲信越。こちらは上越新幹線が走っています。上越新幹線は距離も比較的短く、すぐに新潟まで行くことができます。簡単に日帰りができてしまうのが大きなメリットです。
新潟の観光スポットについてはこちらの記事で解説しています。ひとり旅でも、グループでの旅行でもいきやすい観光地を、絶景から色まで幅広く解説しました。
日本海らしく美味しい食材が豊富な新潟
新潟には、佐渡島などの観光地があります。ただ、佐渡島は新潟港からさらに船で移動する必要があるのでちょっと大変。
日本海側の都市に共通して言えるのが、ご飯が美味しい。特に海鮮が美味しい。
新潟は和風な食べ物が充実。お蕎麦や海鮮など、何を食べても美味しい。
日本海側の街らしい、海鮮です。新潟駅からJR在来線で1時間ほど、柏崎には有名な海鮮のお茶漬けもあります。この写真は日本一周旅行の際に撮影したもの。天気が悪かったため、のんびりのんびり電車に乗って食べに行ったわけですが、わざわざ行く価値あり。これはよかった。
比較的庶民的な食べ物として、タレカツ丼やへぎそばも有名。新潟駅でも食べることができます。
インスタ映えスポット・清津峡は新潟より手前の越後湯沢駅からバス
グルメ以外で注目を集めているのがインスタ映えスポット・清津峡。東京と新潟の間くらい、ちょっと新潟寄りの越後湯沢からバスで行くことができます。
アートとしてのトンネルがあり、清津峡の壮大な渓谷を楽しむことができます。その手前には反射する水も。絵になります。
深い深いモグラ駅・土合駅にチャレンジしてみよう 土合駅からは一ノ倉へ
JR上越線の途中駅にあるのが土合駅。谷川岳を越える山間区間です。この土合駅、トンネルの中にホームがあるのです。
土合駅下り(越後湯沢・長岡・新潟方面)のホームへは、地上改札から階段で462段。かなり遠い。階段を上るより下る方が楽なので、東京方面から行く場合は、
東京・上野・大宮ー(上越新幹線)→越後湯沢ー(JR上越線)→土合
と、新潟方面から攻めるのがオススメ。高崎から越後湯沢まで、上越新幹線は在来線との共用駅が存在しないこともあり、これが最も合理的な訪問方法です。
この山間の区間は列車の本数も少ない。最新の時刻表はJR東日本公式サイトをご覧ください。
1日あたりおおよそ6本程度の運転となっています。幹線としての役割が完全に上越新幹線に移っているため。
土合駅については別途記事にまとめてありますのでご覧ください。
そしてそんな土合駅から歩いても行くことができるのがこちら、谷川岳・一ノ倉沢。特にオススメは、一ノ倉沢です。
写真でもなかなか景色の素晴らしさがわかっていただけるでしょう。しかし写真ではこれでも不十分。実際に現地に行ってみると、もっと壮大な景色です。
詳細についてはこちらも、別途記事にまとめてあるのでご覧ください。
ちょっと足を伸ばして日本海の旅 酒田・鶴岡へ
さらに足を伸ばして日本海側の旅をしてみる、なんてのもいいでしょう。まずは酒田です。酒田は最上川の下流にある街で、古くから新庄などの最上川沿いのまちから運ばれてきた農作物などを、日本海側の水運への引き継ぐ拠点として活躍してきました。
本間家はこの酒田で、貿易業で生計を立てた一家です。この本間家のコレクションが展示されているのが「本間美術館」。
館内の展示物は原則、撮影が禁止ですが庭園の撮影は可能。この庭園、冬の晴れた日に行くとこんな感じで、かなり雰囲気がいい。
海運の町として発達してきた酒田には、特に川沿いに倉庫などもあります。山居倉庫はかなり雰囲気がいいところで、夏と冬でまた違った景色を演出します。
酒田・鶴岡へは観光列車「海里」がオススメ
酒田・鶴岡へはJR東日本が運転する快速列車「海里」がおすすめです。日本海の絶景と、日本海の食を味わう、をテーマに運転されている観光列車です。土休日を中心に、新潟〜酒田を結んでいます。
実際に2022年冬の旅で乗ってきました。詳しい予約方法などは別途記事で解説しています。
快速海里号は日本海の景色が楽しめるよう、かなり大きな窓になっているのが特徴。そして、車内では1両丸々使った売店があり、あらかじめお弁当の予約をしておけば特製のお弁当をいただくこともできます。
「笹川流れ」に代表される、日本海沿いの絶景を見ながら列車は走っていきます。
そして、日本海の絶景を楽しみながら日本海の美食を楽しむこともできます。
JR東日本の「びゅうトラベル」から予約できます(詳細は「快速海里」の記事をご覧ください)。加島屋のお弁当、とてもおいしかったです。
東北新幹線・山形/秋田新幹線で手軽に日帰り 東北方面
続いては東北新幹線、およびそこに接続する山形・秋田新幹線の沿線です。東京から北へと向かう東北新幹線は、はやぶさ号が最高速度320km/hで運転。東海道新幹線と比べて線形も良く、短時間で遠くまで行けてしまうのが魅力です。
東北新幹線などの新幹線車内についても記事を作成してあります。こちらもご覧ください。
福島 福島駅から路線バスで「花見山公園」など
東北新幹線の福島駅から行くことができる花見山公園。特に春、4月初めはかなり綺麗に花が咲いています。
僕が行った時は、桜の時期をややすぎていました。また桜の時期にも行ってみたい。吉野の桜などとは異なり、色とりどりの桜が咲いているのが大きな魅力です。
これ以外にも、福島駅からバス・レンタカーなどで手軽に行くことができる範囲内にさまざまな観光地があります。
杜の都・仙台 日本三景に数えられる松島も
「はやぶさ」号で東京から1時間半、自由席のある「やまびこ」号でも2時間で行くことができる仙台。仙台市内はもちろんのこと、少し足を伸ばせば観光できます。
仙台の観光スポットについてはこちらの記事で紹介しています。仙台市内だけではなく仙台周辺の観光スポットについても紹介しています。
観光に行く前に、仙台に来たら是非とも食べたい牛タン。牛タンは仙台駅構内でも楽しむことができます。
仙台で最も有名で、そして見応えがある観光地が松島です。
日本三景の1つとして、かなり景色がいい松島。仙台からは仙石線で手軽に行くことができます。
仙台市街地では、青葉城(仙台城)などが有名です。戦国時代にここ青葉城を拠点とした有名な武将・伊達政宗の像がここにあります。
青葉城からは仙台の市街地を一望することができます。
青葉城については別途記事にまとめましたので、こちらもご覧ください。
仙台・一ノ関から車でちょっと三陸沖観光
仙台・一ノ関でレンタカーなどを借りると、三陸沖を観光することもできます。三陸沖には素晴らしい景色が数多くある。と同時に、東日本大震災で被害を受けた場所も多くあります。
碁石海岸は三陸沖の、海らしい絶景。断崖絶壁から見る荒波は大迫力です。
こちらは仙台駅から車で2時間ほどと、ちょっと遠いですが観に行く価値が十分にある絶景です。
三陸沖一帯は、東日本大震災の津波で大きな被害を受けました。その中で、復興の象徴として保存されているのが「奇跡の一本松」。津波の被害を、たった1本だけ免れたのです。
奇跡の一本松のすぐそばには「TSUNAMIメモリアル」もあります。東日本大震災の被害をまざまざと感じることができます。
三陸沖は海の絶景が素晴らしい。迫力のある荒波が魅力です。ただこれが、東日本大震災での被害拡大の要因の1つになったのも事実です。
首都圏から日帰り盛岡も 岩手県・龍泉洞の鍾乳洞は見に行く価値あり!
続いては、さらに東京から足を伸ばして盛岡へ。盛岡で最もオススメできる観光スポットは龍泉洞です。
龍泉洞は地底湖がとてもきれい。写真では伝わらない、美しい地底湖が魅力です。
龍泉洞は盛岡駅からバスで2時間ほどかかります。鉄道がすでに廃止されていますが、代わりにJR東日本バスが走っています。バスも高速バスタイプの車両で、2時間も我慢できそう。
盛岡にきたら冷麺も一緒に楽しみたいところです。盛岡駅の周辺にも、美味しい冷麺のお店が数多くあるので、是非とも入ってみるといいでしょう。
東北新幹線「はやぶさ」を使えばすぐに行けてしまう 本州最北端・青森
さらにさらに足を伸ばせば、東京から青森へも行けてしまいます。日帰りで飛行機を使うのもよし、日帰りで新幹線で行くのもよし。
新幹線の停車駅である新青森から1駅で青森の中心街である青森駅へ。青森駅の裏側(海側)には観光向けのスポットが充実しているのが大きな特徴。
「ねぶたの家 ワ・ラッセ」では、ねぶた祭りの期間外でも、ねぶたの迫力を感じることができます。いつか、ねぶたも見にきたい。
青森駅の前にある、ホタテなどの海鮮料理を出してくれる「おさない食堂」。
こちらはまた別のお店。のっけ丼です。のっけ丼は、きっぷを購入して欲しいものを順番に載せていく海鮮丼です。自分ならではの海鮮丼を食べてみてはいかがでしょう?
秋田新幹線で秋田へ 男鹿半島の絶景ドライブ
続いては秋田。秋田は、秋田新幹線こまち号を利用して首都圏から乗り換えなしでアクセスできます。こまち号は東北新幹線内で320km/h運転を行いますが、東京から秋田まで約3時間50分と結構時間がかかります。
秋田でおススメしたいのが男鹿半島のドライブ。僕はカーシェアを契約しているので、カーシェアを利用して回ってきました。秋田駅から車で行くことができます。
男鹿半島をぐるりと一周、おおよそ5時間もあれば十分楽しめます。
男鹿半島は日本海に突き出た半島エリアで、大自然にの見どころが多くあります。それだけではなく、男鹿のナマハゲでも有名。
東京から日帰りで行くにはなかなかハードスケジュールになる面もありますが、時間的には無理ではないのも事実。8時半の新幹線に乗車して秋田へ。12時過ぎに秋田に到着するので昼食。そして、14時ごろから夕方にかけて男鹿半島をぐるっと観光。最終の新幹線は19時過ぎに秋田を出発するこまち号です。
田沢湖は夏に行けば遊覧船も
秋田駅より少し手前、秋田新幹線も停車する田沢湖駅で降りれば田沢湖の絶景を楽しむことができます。田沢湖は、車で回るのが便利でオススメです。
冬から春の時期には遊覧船が運航されていないので、田沢湖を訪れるならば夏の遊覧船がある時期がオススメです。
と言いつつ、冬の景色はこれはこれで素晴らしい。冬には、透き通った湖の先に白く雪化粧した山々が。
山形新幹線が直通!山寺など絶景集まる山形へ
続いては山形。山形は秋田より近く、こちらも山形新幹線で比較的手軽に行くことができるのがメリットです。
秋田より距離的に近いこともあり、最高速度320km/hを出さないにも関わらず東京から2時間40分ほどで山形まで行くことができます。さすが新幹線、早い。
山形駅から仙山線に乗り換えて約15分。山寺駅から歩いて行くことができる「山寺」です。断崖絶壁の中にお寺の舞台などがあり、魅力的な場所。断崖絶壁まで、歩いて15分〜のんびりでも30分もあれば登れてしまう、手軽さも魅力です。
また、山形新幹線で山形まで行かずに下車して観光するのも良い。途中の米沢は、かつて江戸時代には米沢藩が置かれた場所です。
上杉家は、倹約で藩の財政を立て直しました。天明の飢饉においては、全国で飢饉の被害が出たにもかかわらず米沢藩内では1人の死者も出さなかったんだとか。
上杉謙信の言葉、
なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり
は、かなり有名ですね。
東北地方はこれ以外にも魅力的な観光地に溢れています。首都圏からは新幹線で行くことができるにもかかわらず、大自然あふれる東北地方の魅力を見にでかけてみてはいかがでしょう。
北陸新幹線で、中央線特急で 長野・北陸方面にも手軽に日帰り旅行!
さらに東京駅を発着する新幹線路線がもう1つあります。それが北陸新幹線。東京駅から長野駅を経由して北陸の富山・金沢へと向かいます。
北陸新幹線が金沢まで開業したことにより、富山・金沢などの北陸地方への日帰り旅行がかなり容易になりました。さらに2023年度末を目標として敦賀までの延伸工事が進んでおり、福井などへの旅行も容易になると考えられます。
また、長野県内の主要観光地である松本へは新幹線が乗り入れていませんが首都圏から特急「あずさ」が直通。こちらも日帰りで行くことができます。
中央線特急で手軽に旅をしよう 松本
まずは長野県の中でも比較的手軽に行くことができる観光都市・松本。
国宝・松本城をはじめとした観光地が市街地にあります。長野は自然豊かな観光地が多いのですが、そういった観光地は首都圏から日帰りで行くのが難しい。一方、松本は特急列車で手軽に行くことができます。
歴史の教科書で学ぶ開智学校も松本城のすぐ裏にあります。
なんといっても市街地に観光地が集結しており、手軽に回ることができるのが松本。首都圏からは特急「あずさ」で最速2時間半程度で行くことができます。
特急「あずさ」号についても詳細な記事を作成しました。JR東日本の中でも比較的設備の新しい特急列車で、コンセントやWi-Fiなども装備されています。
北陸新幹線開業で圧倒的利便性!金沢は市内観光も、レンタカー観光も
北陸新幹線の金沢開業によって大幅に近くなったのが金沢。金沢は北陸の中心的な都市。富山、福井といった北陸の主要都市の間にあり、経済的にも重要な都市です。
そんな金沢には兼六園をはじめとした観光地が数多く存在。見どころのある都市です。
やっぱり最初に挙がるのが兼六園。兼六園は日本三名園の1つに数えられる庭園で、その風情はさすがといった感じ。
また、金沢の街は江戸時代を通して金沢城を中心に発達してきました。江戸時代ならではの遺跡である「忍者寺」も有名。面白い仕掛けがあってなかなか見どころがあります。
それ以外にも、金沢市内に観光地が充実しているのが金沢の魅力です。東京から新幹線で日帰りでも存分に楽しめる、そんな都市です。
金沢を日帰りで観光するならば金沢市内がメインとなるでしょう。金沢市内は、レンタカーなどがなくても手軽に回ることができます。
また、時間があるのであればレンタカーを借りて回るのもオススメ。砂浜を走ることができることで有名な千里浜ドライブウェイは金沢から車で1時間ちょっと。それ以外にも能登半島の観光地を楽しむことができます。
JRで最も標高が高い路線を走破!JR小梅線で野辺山観光
甲信越エリアで次に紹介するのは野辺山周辺。日帰りでいくようなとこではないかもしれませんが、観光列車の旅を楽しむことができます。
この辺りは、全国のJR路線の中で最も標高が高いエリア。このエリアを観光列車で走ることができるのです。
HIGH RAIL1375はJR東日本が運転する観光列車です。
小諸から北陸新幹線の停車駅・佐久平を経て小淵沢まで走ります。
新幹線のおかげで日帰りも無理ではない?!黒部アルペンルート
次に紹介するのは黒部アルペンルート。宿泊で行ければなお良いですが、北陸新幹線開業によって日帰りで行くことも可能になりました。
黒部アルペンルートは、ケーブルカーやロープウェイなどを乗り継いで富山から長野へと県境を渡るルートです。移動するだけといえばそれだけなのですが、その間の景色が絶景。まさにこれぞ絶景。
途中には黒部ダムがあります。この黒部ダムもなかなかの迫力。でもやっぱり、黒部アルペンルートは大自然が素晴らしい。大自然が一番の見どころです。
2024年を目標に、黒部峡谷鉄道(現在は欅平までの折り返し、抽選方式の特別公開等で黒部ダムまでいける)の欅平から黒部ダムまでが一般旅客化されるとの報道がありました。黒部ダムへ3方向からいけるようになる、楽しみです。
久々にここまでの長文記事を作成しました。他にも「ここオススメ」とコメントいただければ(できれば写真付きで)記事に加えさせていただきますので、是非。
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